すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

議会懇談会の開催拒否

2018年12月13日 | 日記
 12月11日の議会終了後に議会運営委員会がありました。追加議案2件と議員の期末手当を議員発議することが主なテーマでした。人事院勧告により議員のボーナスを値上げするためです。(議会運営委員会の様子は録画中継されません)

 議員のボーナスを議会に提案しなければ値上げはありません。議員自らが議会で値上げの議論をするわけですが、わが会派はこれまで値上げに反対してきました。市内の中小企業から見ればボーナス値上げは、市民感覚から乖離していると感じています。

 ただ議会は多数決で決まりますから、いくら反対しても人事院勧告通り、値上げは避けられなかったのです。そこで賛成に廻り、議会基本条例にある市民との『議会懇談会』を開催し、説明してはどうかと森議長に提案しました。結果は拒否されました。

 森議長が拒否した理由に、議員個人で説明してくださいとのことでした。ボーナスの増額分は2万円/1人程度です。増額分が「2万円か」と言う方もいるかもしれませんが、議員の身分に関しお金のことで議論していることはこれだけではないからです。

 『政務活動費』に関して年18万円/1人を、議会運営委員会で金額使用内容に加え後払いにするとだけ決めてしまったのです。中身は全く決めないまま、議会で過半数を占める最大会派の結論ありきな内容でした。まるで国会の入管法改正案みたいです。

 使用内容については私たちの会派が発行している会派紙『いわぬまアシスト』は政務活動費から対象外とされています。ほとんどの議会で認められている広報・広聴費は全く認められませんでした。どうやって市民に知らせるのでしょうか、そこで懇談会を提案したのです。

 ちなみに昨年もこのような人事院勧告でボーナスの増額がありました。しかし、近隣の町議会などは値上げしていない議会もあるのです。大企業の立地が少ないところなどは住民感覚からの乖離を懸念していると思われます。

 市民の血税を懇談会で説明することが、値上げの条件と訴えていました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする