今年初めての「聖書探訪」に参加しました。
感染力の強いオミクロン株の広がりの中で、今年も Zoom ネットミーティングです。
↓は左近深恵子先生が用意してくださったレジュメです。 ()内は新しい聖書の訳だそうです。
2022年1月20日 聖書探訪 預言書を食べ、味わう
第10回 イザヤ43:1~7 讃美歌♫ 191番
43:1~7章 ヤハウェのイスラエルに対する決定的な愛
42:18~25に反して「しかし今や・・」と始め、新しい時の到来を告げる。
1~4節
1節 (しかし)ヤコブよ、あなたを創造された主は
イスラエルよ、あなたを造られた主は(あなたを形づくられた方 主は)
今、こう言われる。
恐れるな、わたしはあなたを贖う(私があなたを贖った)。
あなたはわたしのもの。
わたしはあなたの名を呼ぶ(呼んだ)。
2節 (あなたが)水の中を通る(渡る)ときも、わたしはあなたと共にいる。
大河の中を通っても(川の中でも)、
あなたは押し流されない(川はあなたを押し流さない)。
火の中を歩いても、(あなたは)焼かれず
炎はあなたに燃えつかない(炎もあなたに燃え移らない)。
3節 わたしは主、あなたの神
イスラエルの聖なる神(者)、あなたの救い主。
わたしはエジプトをあなたの身代金とし
クシュとセバをあなたの代償(代わり)とする。
4節 わたしの目にあなたは値高く、貴く(あなたは私の目に貴く、重んじられる。)
わたしはあなたを愛し(愛するゆえに)
あなたの身代わりとして人を与え(人をあなたの代わりに)
国々をあなたの魂の代わりとする(諸国の民をあなたの命の代わりに与える。
1節
恐れるな
語り手はイスラエルの創造主(造り手)であり、世界の創造主(造り手)である。
「恐れるな」の根拠は、主がイスラエルを「贖う」から。
贖う
元は家族の強いメンバーが弱いメンバーを保証するための介入。
大きな危険や危機の時代において重要な力。
わたしはあなたの名を呼ぶ(呼んだ)第二の保証。
おそらく、養子縁組の定式。イスラエルは今や神に属し、大切にされている。
2節
創造主との関係は、どんな危険な状況下でも助けとなる。火と水が総じて自然の危険を代表することは、
詩編66:12と同じ。
洪水の水の脅威は出エジプトの水を連想させる。
全体から見れば捕囚地から故国への道を意味していることは明らか。
→洗礼
3節
1節bの「あなたはわたしのもの」に加え、「わたしは主、あなたの神」(3節a)は「わたしはあなたと共にいる」(5節a)
という言葉と共に根拠づける。恒常的な関係を表している。「わたしは主、あなたの神」は、
十戒の第一戒の導入部と同じ(出エジプト20:2)。
3節b~4節
「イスラエルの聖なる神(者)」が、共同体のメンバーの解放と帰還を確保するために、代償を用いる。
このイメージは囚人の交換、あるいは奴隷の交換を示唆。なぜなら散らされたユダヤ人は「私の目に値高く、
貴く」、「私はあなたを愛し」ているから。
※「クシュ」はエチオピア、「セバ」はその南の地域
〇マルコ10:45「人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人の身代金として自分の命を
捧げるために来たのである。」
ご自分の民をここまで大切にされ、愛される。
「わたしの目に値高く、貴く」、「わたしはあなたを愛し」ているという根拠が、神の世に対する介入の只中に
置かれている。これを創造主が語る。
「神の民がこのような慈しみから来る救いの約束を聞き、それを受け入れるならば、その救いが遂行されることは、
もはや決して不思議な出来事ではありえない。そのときイスラエルは、本当に大河の流れを通り抜け、火の中を
歩くことができるのだし、彼らを帰還に導く政治の激動の中で、そのような神が働いていることを、本当に
見ることができるのである。」(ヴェスターマン)
5~7節
5節 恐れるな、わたしはあなたと共にいる。
わたしは東からあなたの子孫を連れ帰り(連れて来させ)
西からあなたを集める。
6節 北に向かっては、行かせよ、と(「差し出せ」と言う)南に向かっては、引き止めるな、と言う。
私の息子たちを遠くから
娘たちを地の果てから連れ帰れ、と言う(連れて来させよ)。
7節 彼らは(それは)皆、わたしの名によって呼ばれる者。
わたしの栄光のために創造し
形づくり、完成した者(私が造り上げた者)。
「恐れるな」の繰り返し(5節)。
散った人たちを集めるイメージ→聖餐(ルカ13:29参照)。
ここでは、創造主の働きと歴史の主の働きが一つのものとして見られている。
神は四つの方角にイスラエルを引き渡し、連れ戻すよう命令する。これらの方角は、散らされたイスラエルの
帰還を妨げる政治的権力を意味している(ヴェスターマン)。
締めくくりの7節は、「わたしの栄光のために」と、救いのわざの目標を指し示している。
最終目標は、イスラエルを高くすることではなく、神の栄光にある。
〇自分の人生の土台、教会の土台
本当に残る、確かな素材で人生を、自分が連なる教会を、建て上げる。
Ⅰコリ3:10~17
十字架につけられたキリストをパウロは土台として据えた。本当に残る家を建てることができるのは、
キリストの贖いの恵みというしっかりとした土台があるから。
深恵子先生の解説のあと、参加者からの感想などが話されました。
「あなたはわたしのもの」「わたしはあなたの名を呼ぶ」「あなたと共にいる」という神様の御言葉に
神様からの強い愛が読み取れてイザヤ書のこの箇所が大好き。
「東から・・西から・・南に向かって・・の箇所など独りで読んでもわからないが、小国イスラエルの
周囲のエジプトやクシュ、セバ(も?)の大国を思う、とお聞きして具体的イメージが湧いた
「7節では、イスラエルのためだけでなく世界全体への救いの業を広めよ、という神様のみ言葉が分かった。
「当時のイスラエルのように日本のキリスト教は小さい群れではあるけれど、神様の贖い、救いの御業を
述べてゆきたいが、難しい・・・等など。 小さい集まり、でも満たされた一時でした。
会のプログラムは
初めの祈り(深恵子先生)・賛美歌・聖書朗読・黙想(15分位)・説き明かし・
感想など話し合い・お祈り(一人1,2分)・主の祈り でした。
美竹教会のホームページです、クリックしてお訪ねください。
齢の所為か、やることがおそくなってなかなか公園に行けません。
モズオくん(百舌・雄)にもしばらく会ってないな~
冬鳥たちも来ていることでしょうね。
感染力の強いオミクロン株の広がりの中で、今年も Zoom ネットミーティングです。
↓は左近深恵子先生が用意してくださったレジュメです。 ()内は新しい聖書の訳だそうです。
2022年1月20日 聖書探訪 預言書を食べ、味わう
第10回 イザヤ43:1~7 讃美歌♫ 191番
43:1~7章 ヤハウェのイスラエルに対する決定的な愛
42:18~25に反して「しかし今や・・」と始め、新しい時の到来を告げる。
1~4節
1節 (しかし)ヤコブよ、あなたを創造された主は
イスラエルよ、あなたを造られた主は(あなたを形づくられた方 主は)
今、こう言われる。
恐れるな、わたしはあなたを贖う(私があなたを贖った)。
あなたはわたしのもの。
わたしはあなたの名を呼ぶ(呼んだ)。
2節 (あなたが)水の中を通る(渡る)ときも、わたしはあなたと共にいる。
大河の中を通っても(川の中でも)、
あなたは押し流されない(川はあなたを押し流さない)。
火の中を歩いても、(あなたは)焼かれず
炎はあなたに燃えつかない(炎もあなたに燃え移らない)。
3節 わたしは主、あなたの神
イスラエルの聖なる神(者)、あなたの救い主。
わたしはエジプトをあなたの身代金とし
クシュとセバをあなたの代償(代わり)とする。
4節 わたしの目にあなたは値高く、貴く(あなたは私の目に貴く、重んじられる。)
わたしはあなたを愛し(愛するゆえに)
あなたの身代わりとして人を与え(人をあなたの代わりに)
国々をあなたの魂の代わりとする(諸国の民をあなたの命の代わりに与える。
1節
恐れるな
語り手はイスラエルの創造主(造り手)であり、世界の創造主(造り手)である。
「恐れるな」の根拠は、主がイスラエルを「贖う」から。
贖う
元は家族の強いメンバーが弱いメンバーを保証するための介入。
大きな危険や危機の時代において重要な力。
わたしはあなたの名を呼ぶ(呼んだ)第二の保証。
おそらく、養子縁組の定式。イスラエルは今や神に属し、大切にされている。
2節
創造主との関係は、どんな危険な状況下でも助けとなる。火と水が総じて自然の危険を代表することは、
詩編66:12と同じ。
洪水の水の脅威は出エジプトの水を連想させる。
全体から見れば捕囚地から故国への道を意味していることは明らか。
→洗礼
3節
1節bの「あなたはわたしのもの」に加え、「わたしは主、あなたの神」(3節a)は「わたしはあなたと共にいる」(5節a)
という言葉と共に根拠づける。恒常的な関係を表している。「わたしは主、あなたの神」は、
十戒の第一戒の導入部と同じ(出エジプト20:2)。
3節b~4節
「イスラエルの聖なる神(者)」が、共同体のメンバーの解放と帰還を確保するために、代償を用いる。
このイメージは囚人の交換、あるいは奴隷の交換を示唆。なぜなら散らされたユダヤ人は「私の目に値高く、
貴く」、「私はあなたを愛し」ているから。
※「クシュ」はエチオピア、「セバ」はその南の地域
〇マルコ10:45「人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また多くの人の身代金として自分の命を
捧げるために来たのである。」
ご自分の民をここまで大切にされ、愛される。
「わたしの目に値高く、貴く」、「わたしはあなたを愛し」ているという根拠が、神の世に対する介入の只中に
置かれている。これを創造主が語る。
「神の民がこのような慈しみから来る救いの約束を聞き、それを受け入れるならば、その救いが遂行されることは、
もはや決して不思議な出来事ではありえない。そのときイスラエルは、本当に大河の流れを通り抜け、火の中を
歩くことができるのだし、彼らを帰還に導く政治の激動の中で、そのような神が働いていることを、本当に
見ることができるのである。」(ヴェスターマン)
5~7節
5節 恐れるな、わたしはあなたと共にいる。
わたしは東からあなたの子孫を連れ帰り(連れて来させ)
西からあなたを集める。
6節 北に向かっては、行かせよ、と(「差し出せ」と言う)南に向かっては、引き止めるな、と言う。
私の息子たちを遠くから
娘たちを地の果てから連れ帰れ、と言う(連れて来させよ)。
7節 彼らは(それは)皆、わたしの名によって呼ばれる者。
わたしの栄光のために創造し
形づくり、完成した者(私が造り上げた者)。
「恐れるな」の繰り返し(5節)。
散った人たちを集めるイメージ→聖餐(ルカ13:29参照)。
ここでは、創造主の働きと歴史の主の働きが一つのものとして見られている。
神は四つの方角にイスラエルを引き渡し、連れ戻すよう命令する。これらの方角は、散らされたイスラエルの
帰還を妨げる政治的権力を意味している(ヴェスターマン)。
締めくくりの7節は、「わたしの栄光のために」と、救いのわざの目標を指し示している。
最終目標は、イスラエルを高くすることではなく、神の栄光にある。
〇自分の人生の土台、教会の土台
本当に残る、確かな素材で人生を、自分が連なる教会を、建て上げる。
Ⅰコリ3:10~17
十字架につけられたキリストをパウロは土台として据えた。本当に残る家を建てることができるのは、
キリストの贖いの恵みというしっかりとした土台があるから。
深恵子先生の解説のあと、参加者からの感想などが話されました。
「あなたはわたしのもの」「わたしはあなたの名を呼ぶ」「あなたと共にいる」という神様の御言葉に
神様からの強い愛が読み取れてイザヤ書のこの箇所が大好き。
「東から・・西から・・南に向かって・・の箇所など独りで読んでもわからないが、小国イスラエルの
周囲のエジプトやクシュ、セバ(も?)の大国を思う、とお聞きして具体的イメージが湧いた
「7節では、イスラエルのためだけでなく世界全体への救いの業を広めよ、という神様のみ言葉が分かった。
「当時のイスラエルのように日本のキリスト教は小さい群れではあるけれど、神様の贖い、救いの御業を
述べてゆきたいが、難しい・・・等など。 小さい集まり、でも満たされた一時でした。
会のプログラムは
初めの祈り(深恵子先生)・賛美歌・聖書朗読・黙想(15分位)・説き明かし・
感想など話し合い・お祈り(一人1,2分)・主の祈り でした。
美竹教会のホームページです、クリックしてお訪ねください。
齢の所為か、やることがおそくなってなかなか公園に行けません。
モズオくん(百舌・雄)にもしばらく会ってないな~
冬鳥たちも来ていることでしょうね。
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