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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(ぶろっこりぃ)

2012-11-09 12:18:21 | 夢屋工房

夏の猛暑、そして、雨・雨、雨…。
今年はどうして外仕事に辛い天気が続くのでしょうか…気持ちが萎えるとお天気も不順になるのか、お天気が悪いから気分も晴れないのか…ブツブツ文句を言いながら、少しずつではありますが「雪囲い」作業を続けております。人生、晴れの日ばかり続くことはなく、止まない雨降りも無いはずであります。苦しい日々も過ぎ去ってしまえば、懐かしい思い出として甦ってくる…そう信じて深呼吸してみましょうよ^^;
ご近所の『かずちゃん』から、ちょっとした仕事のお礼にブロッコリーを1個いただきました。『夢屋国王』は、春先に種をまき、小ぶりなブロッコリーを一度収穫しました。お盆前に、秋収穫用のブロッコリーをポット植えし畑に移植しましたが、まだ、小さな花蕾を着けているだけで、『かずちゃん』が作った大きさにまで成長しておりません。「いつ頃、種を播いたの?どうやって育てたの?」…『夢屋国王』の質問攻めが続きます^^;
播種時期は、ほぼ同じ。直に種を播き、間引きながら育てたらしい。肥料を必要とするブロッコリーをポット栽培すると初期の立ち上がりが悪く、生育の遅れが収穫期の遅れにつながっているようであります。こうしてまた来年の課題が出来上がるのであります。昨日より今日、今日より明日…何かしら試してみたくなることが出て来ればシメタものであります。
今年、出来なかったことには、それなりに出来なかった理由があるものであります。強い人たちは、これを弱者の言い訳と言い切るかもしれませんが、「言い訳」結構じゃありませんか。次の機会に「言い訳」の一つひとつを潰して行けば良いだけですから…一生、言い訳だらけの人生もあるかも知れない。良いよい、あとは個人の問題でありますよ。『夢屋国王』は、また貪欲に翌年の技を磨くことを思い描くのでありますが、何で栽培が出来なくなる秋にムクムクと野望が湧き上がるのでありましょうか?これもまたいつものことであります。
夢があるから明日があるのでありますよ^^;

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夢屋工房(てっかり)

2012-11-08 12:13:49 | 夢屋工房

朝てっかりの婿泣かせ…「てっかり」、てかりとは光り輝く様子ですから、「朝てっかり」とは、朝お日様がてかてかと輝くさまを指しております。朝の太陽が、なぜ婿殿を泣かせることになるのか?朝、晴れ上がった日に、今日は天気が良いからと外仕事を命じられ、程なく天気が変わって雨模様になり、冷たい雨の外仕事がつらく泣き言を言いたくなる…そんな様子を表した言葉であります^^;
昨日は、まさに「婿泣かせ」の状態でありました。この一週間の天気予報は曇、そして雨…週末の雪囲い作業が進まないと予想を立て、朝の好天に騙されてお休みをいただきました。天気が変わることは容易に予想できたのでありますが、秋作業の遅れに気揉めて(きもむ…気を揉む…落ち着かないさま)平日に休み作業を始めました。案の定、朝の内のお日様はどこへやら、曇り、そして仕舞には雨が降って参りました。
誰かが替わってくれるものならお願いしたいところですが、雪囲いだけは有償で人にお願いするか、自分でやるしかないのでありまして、やらなければ庭木の枝が雪で確実に折れてしまう。枝も心も折れないように、コツコツと進めなければいけないのでありますよ。
我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』が、「イカピィ」の袋を銜えております。彼女も生後1年を過ぎ、立派なレディに成ったのでありますが、大人に成るにしたがって、吠えることを覚えてしまいました。長男『ポン太郎君』のペットである『亀吉君』と『アメリカガメラ』の冬の寝床を確保するために、オッカーが茶の間の一角を掃除していると、掃除機の音に文句を言って吠える…余りにも煩いので、オッカーが「イカピィ」の袋を銜えさせた様子であります。実に情け無い顔をして写っておりますが、袋を開けて欲しいとせがむ訳でもなく、吠えれば袋を落としてしまう…どうすれば良いのか彼女は彼女なりに悩んでいるに違いないのであります。『夢屋国王』も夕方の缶ビールひと缶に騙されて、小雨の振る中「雪囲い」の作業をする…泣き言を言ったら、誰か替わってくれるだろうか?今は亡き古老から引き継いだ「負の遺産(庭木)」の管理に泣き言を言う、『夢屋国王』でありましたとさ^^;

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夢屋工房(けんがい)

2012-11-07 12:18:25 | 夢屋工房

「県外」ならば、言わずと知れた行政区域としての「県」の外であり、「遣外」とは外国に派遣することであります。これが「圏外」になると、ある条件の外という意味で、大気圏外だとか当選圏外といった表現が昔は主流だったようでありますが、最近では携帯電話での電波の届く範囲外ということの方が的を得ているかも知れません。いや、待てよ…今では、各社の中継基地が整備されているので、「圏外」を探すことのほうが難しいかも知れません。わざわざ無線機なんぞ持参しなくても、日本国内の一般的な山での遭難騒ぎなら、尾根伝いに見通しの良い場所に立てば携帯電話で救助要請も出来るのですから^^;
しかし、本日の話題は「懸崖」…切り立った崖のことであります。特に、菊や盆栽では主幹を下向きに仕立てる方法を「懸崖仕立て」などと呼びます。我が家の古老が晩年に菊の花を愛で、小菊を懸崖仕立てにして楽しんでおりました。『夢屋国王』は、花を愛でる余裕も興味も無いから、小菊は畑の隅に放って置いたのでありますが、雑草に覆われ、いよいよ絶えてしまったかと思っていたところ、この春、小さな最後の株が残っていることに気付き、花菊の畝の隅に植え付けてみましたらこの秋に咲き出しました。黄色と白の小さな菊で、これと言って珍しいという訳でも無いのでありますが、一部黄色だけの花があり、これは咲き分けの菊か枝変わりかも知れないなどと、お金に成りそうな気配を感じると途端に興味が湧くという嫌らしい性格であります^^;
古老が作っていた花菊は、毎年株分けして咲かせております。今年も仏様にでも供えてくださいなどと、ご近所の7軒、友人宅に2軒配りましたが、花が途切れてしまうこの節には喜んでいただけたようです。器用貧乏が災いして、そこそこ何でもやるのだけれども、何か飛びぬけて上手なものが無い…したがって売れない。野菜を作るのか花卉類に挑戦するのか、目標というものを定めないと、結局のところ自家用や配り物としては喜ばれても、お金に替えることが出来ないというジレンマに陥ってしまうのであります。「懸崖」…性格的にその場、その場を上手く乗り切って来れたし、崖っぷちに立つという思いをしたことがないから、身が入らないのだろうかなどとも考える。考えるだけで結論は出ないのであります。
そんな堂々巡りの使えない思考巡らせながら、久し振りに朝仕事…小雨の中、黒マルチを外しておりましたら、中からシマヘビが出てきました。(こういう場合、画像には残してあるのですが、全国の女子高生の皆さんに嫌われることが分っているのでUpしません^^;)来年は、巳年だから、このアップ画像を年賀状に使おうか…やはり、年始の挨拶にダイレクトで使う勇気が無いのであります。そうそう、年賀状にヘビの画像を使うには、ひと捻りが必要でありますよ。朝から、ひと捻り、ひと捻りなどと呟いていると、さっきまで作物について考えていたことなどすぐに忘れてしまう…注意力散漫…『ヘビもオパンツをはくだしょう(白蛇抄)』…オヤジギャグに終始するようになると、コピーライターの道も圏外ということでありますか…とほほ。

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夢屋工房(マルチ)

2012-11-06 12:13:30 | 夢屋工房

天気予報では、今週末まで天気が悪いようであります。週末だけでは「雪囲い作業」が終わらないような気がするので、週の途中で休みを取って作業に充てようと思っておりましたが予定が少々狂いそうであります。月曜日ではあるのだけれども、午後半日だけ休みを頂いて、庭木回りの雑草を刈り、雪囲い用の材料を運び出して、作業の準備だけは終えることが出来ました。伸びきった枝を刈り込んだり、剪定しながら行う「雪囲い」なので、この調子ですと11月一杯かかってしまいそうな雲行きであります。
さて、今朝見た夢のお話…友人とお蕎麦屋さんに入り、在り来たりの注文をしたのでありますが、友人はちょっと変わったメニューを注文する。私の分は早々に出て来たのでありますが、友人の分が中々出て来ない。遂に友人は怒り出してしまうという夢…お先にとばかり、さっさと食べてしまい、まぁまぁまぁと友人をなだめる『夢屋国王』でありますが、友人の怒りは収まらないのでありまして、この場合、滅多に出ないような注文をした友人が悪いのか、お客の注文に応えられないメニューを出しているお店が悪いのか、友人のことなど意に介せず先に食べてしまう国王が悪いのか…最後に怒りの矛先は『夢屋国王』に向けられたような気がする夢でありました^^;
着処寝を決め込んで、テレビの深夜番組など見るものだから、最近は流れ続けるテレビショッピングのCMが否が応でも目に飛び込んで来るのでありまして、ダイエットに健康補助食品の〇×パワー、飛距離が格段に伸びる『夢のドライバー』に、水だけで落とせるスチーム洗浄機etc.素晴らしい…お年寄りや主婦層は、こうしたテレビCMを毎日見ているのだろうかと思うのでありまして、人々の心の欲求に応えるようなCMが次々に流れるのであります。さらに「効果は個人的な感想です。効果には個人差があります。」というご丁寧な注意書きのテロップが必ず出ており、過信や妄信はいけませんと予め表示している姿勢に感激してしまうのでありますよ^^;
体重を落としたいとか、痛い膝を治したいというのは、その人にとっては切なる思いであり、美味しく食べて痩せられるなら、錠剤を飲んで膝関節の痛みから解放されるなら夢の補助食品であります。衰えた筋力をトレーニングで鍛えることもなく、シャフトのしなりで飛距離が伸びるなら、これまた夢の道具であります。人の欲求は際限の無いものだから、こうした欲求に応える商品開発を進めれば売れる…痩せた人も居ます。膝関節の痛みから解放された方もいます。まぐれ当たりで飛んだ人もいます。などと正直なCMを流していては売れないのであります。あくまでも「効果は個人的な感想である。」ということを強調しつつも、出演者には「す、ご~い!!!」と驚嘆させなければいけないCM作り。「季節限定品ですから、お出し出来るまで少々お時間を頂戴いたします。」と夢の中のお蕎麦屋さんはお品書きに書いておけば良かったのである。さらに付け加えるならば、「少々というお時間は、待つ人の空腹具合や精神状態によって個人差があります。」とでも書き込めば完璧だったのであります^^;
「マルチ」…決してマルチ商法を書くつもりはなかったのでありまして、畑のマルチング(ポリマルチ)を外さなければと思いながら書いた結果なのでありますが…。

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夢屋工房(収穫祭)

2012-11-05 12:03:04 | 夢屋工房

11月4日…年末まであと57日ほどになりました。
『夢屋王国』では、友人たちの手助けで収穫できた「ヒメノモチ」を使って、今年最後の収穫祭を開催いたしました。友人である『貧乏父さん(H.N.)』のブログを見ていたら、どうやら朝から暇そうである。収穫祭のメインディッシュとなる「雑煮モチ」の具材の準備やもち米の精米は、彼に頼もう…突然の携帯にも係わらず、彼はいつものようににこやかにやって来たのであります。
『夢屋国王』が作る雑煮は、シンプルにゴボウと自家製のダイコンに鶏肉のみ、『第2サティアン』の前に自生している「ナズナ」を散らせば立派な雑煮の出来上がりであります。ただし、ゴボウの刻み方にはこだわりがあって、薄く斜め切りにして千切りにします。ゴボウは笹がきでもよろしいのですが、歯の弱い高齢者には、こうした切り方のほうがゴボウの繊維が歯に優しく、さらにゴボウの風味も出るんです^^;
友人『ノロ君』の場合は、豪快な男の料理には打って付けでありますが、繊細な料理には向かない。(断言してしまうところが恐ろしい^^;)そこで、『貧乏父さん』にご登場願ったところでありますが、彼の場合もまた、笹がきゴボウをイメージしており、『夢屋国王』のイメージするゴボウの切り方には程遠い…千切りと言うよりも「きんぴらごぼう」の出来上がり…開始直後から国王のダメだしが出てしまいました。
実は、この切り方、同級生のお袋であり、もう亡くなってしまった『タケコばあさん』の仕立て方なんでありますよ。こうしてみると、『夢屋国王』の行動パターンは、地元婦人会の教えが刷り込まれているようであります。『貧乏父さん』には申訳無いのでありますが、今年、彼が一番恩恵を受けた『山菜エリア』の草刈りもお願いし、国王は、積み残しのレッドオニオンの植え付けを終えることが出来ました。
今週の水曜日は「立冬」であります。いよいよ、今週末からは「雪囲い」を始めなければなりません。苦労して刻んだゴボウ入りの雑煮と納豆モチを食べながら、ビールとウイスキーで乾杯…彼らは、来年も農場実習という名の強制労働に付き合ってくれるでありましょうか?大汗をかいた割には、実に安い報酬でありますけれど…。

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夢屋工房(いっぽん)

2012-11-04 08:43:42 | 夢屋工房

「文化の日」…お約束どおり、『夢屋国王』は畑の残渣を片付けながら一日を過ごすのであります。自宅裏の畑は枯れ草でボサボサ状態なものだから、今年も良く頑張ったという思いと、もう少し頑張れたのではないかと言う思いが半々であります。結局のところ、出来ないのには出来ない理由があるのであって、自分自身が体を動かさなければ何も解決しないのであります。したがって、『夢屋国王』は「頑張れ」という掛け声が嫌いになっていくのであります。他者がもう一方に対して「頑張れ」と声を掛けるほど無責任なことはありません。「頑張れるか」「頑張れないか」、これは、もう当人の問題であって、他者がもう少し「頑張れば…」などと思っても、当の本人が無理と断念していることに対して、または、身体が動かなくなっていることに対して励ましの言葉を掛けたとしても、ストレスにしかならないのでありますよ。遅々として進まない状態であったとしても「今年もよく頑張ったねぇ。」と進んだ成果を評価する。「出来る人間」からすれば「出来ない人間」の遅いペースを評価することは、これまた非常に難しく大変なストレスなのでありますが、「出来なかった」ことを反省するよりも「出来たこと」を評価し、「出来るようになる」ためにはどうするかをまた一年掛けて考えれば良いことと思うことにしましょう。(こんな境地になれたのも、歳を重ねたせいでありましょうか…畑作業を通じて、自分でも如何ともし難い現実に自分を納得させるには、こう思うしかないと悟り始めたせいでもあります。)ちょっとした陽だまりで、花粉を食べている小さなアブも、誰かに頑張れと言われてそうしている訳でもないだろう。外気温が下がって、身体が動かなくなるまで、生きている内に繰り返さなければならない生活環を身に付けているだけなのでありますから…。

さて、昨日書いた「第60回全日本剣道選手権大会」でありますが、大阪府警の木和田錬士6段が初優勝を飾りました。史上初の選手権3連覇が懸かった神奈川県警の高鍋錬士6段は準決勝で敗れてしまいましたよ。高鍋6段は36歳。一般的なスポーツからすれば、かなり高齢の年代でありますが、2012年の世界剣道選手権大会(初優勝)や全国警察剣道選手権大会(三連覇)しておりますから、心技体といった充実期という年齢は、剣道の世界においては他のスポーツに比べ遅いのかも知れません。「剣道においても、私生活においても精進していきたい。」…木和田6段の優勝インタビューでありますが、これには伏線がありまして、2008年の選手権優勝者である元千葉県警の某6段が、今年「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」に抵触して逮捕、起訴猶予処分、依願退職しました。知っている人は知っているが、思わず苦笑が出てしまうコメントでありましたよ。武道などと言うと、どうしてもマイナーな競技になってしまい、ましてや「剣道」で、こうした話題の方が先行してしまうようでは困ったものであります。
「心技体」…出来不出来に一喜一憂することなく、栽培技術を磨き、夏の暑さにも冬の寒さにも折れない心と身体を持つ。まだまだ、『百姓道』を究めるまでには遠い道のりであります。しかし、外が寒くて動きたくないんだなぁ…これが^^;


 

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夢屋工房(プラタナス)

2012-11-03 10:11:54 | 夢屋工房

本日は、自由と平和を愛し、文化をすすめる日…「文化の日」の土曜日であります。今年もまた皇居で行われる「文化勲章」親授式に呼ばれることはありませんでしたが、夕方からビールを片手に「全日本剣道選手権大会」を友人『ノロ君』とテレビ観戦することになるでしょう。折角の国民の祝日なのに、土曜日と重なり休日が一日減ってしまったことだけが惜しいと思われる『夢屋国王』であります。
「文化の日」なのだから、何か文化的なことをしなければならない…しかし、我が家には、秋の収穫祭にさっさと出掛けて行った「オッカー」に居残りを命じられて拗ねている我が家の『柴犬コウ(本名:さくら)』と「文化、文化」とぶつぶつ呟くオヤジが居るだけであります。いわゆる「文化」って、一体何物なのでしょうか?Wikipediaによれば、「人間が社会の成員として獲得する振る舞いの複合化された総体のことである。」と定義づけられておりますけれども、要するに人間生活そのものが「文化」なのでありましょう。したがって、貧乏人には貧乏人の文化があり、お金持ちにはお金持ちの文化がある。貧乏人とお金持ちの関係の中にも文化が存在するのであります。そうか…文化祭で焼きソバ焼いても、そこには庶民の食文化があり、家でぐうたらと寝ていても、ダメオヤジとしての文化がある訳だから、あえて「文化」などという言葉に縛られる必要はないのであります。

そう言えば、お散歩中にハコベの葉の上に、小さなカメムシが止まっておりました。これも文化でしょうか?
人間が、ハコベを食べ、その害虫であるカメムシを駆除しなければならないという関係があれば文化であり、ただただ、雑草としてハコベが生えていて、そこにカメムシが止まっていただけならば文化にはならない。あるいは、このカメムシが空気の清浄なところにしか棲まない種類のカメムシだと仮定して、このカメムシが存在するという環境を護らなければなどという発想が生まれるとすれば、立派な文化なのであります。
人間と人間、人間と生物、人間と物…人間が介在することによって「文化」が生まれるのであります。
土曜日の「文化の日」の『夢屋国王』は、どこかおかしい…そういえば、お散歩の時に「鈴掛の木(プラタナス)」の木の下を歩いたのでありました。プラタナスの花言葉は、「天才」「非凡」であります。古代ギリシャで哲学者は、このプラタナスの木の下で哲学を説いたのだとか…プラタナスの実が1個、頭に当たったような気もする…秋の収穫祭から帰ってきた「オッカー」は、サツマイモを抱えて部屋にやって来ました。
「お父さん!第2サティアンのストーブで、サツマイモ焼ける?」
何と言う、挑発的な態度でありましょうか…哲学者『夢屋国王』は、急遽、サツマイモと薪ストーブで「文化の日」を考えることにしたのであります^^;

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夢屋工房(あした…)

2012-11-02 12:16:03 | 夢屋工房

深夜、CATVのアニメチャンネルで「あしたのジョー」が流れております。TV版では1971年(昭和46年)3月に放映された第50話…2階級下のバンタム級まで過酷な減量を敢行した力石徹が、第6ラウンド矢吹ジョーのテンプルへのパンチを受けダウンした際に、ロープに頭を打ち脳内出血をしていたというシーン。第8ラウンド、ノーガードでにらみ合いを続けていた両者、ジョーが痺れを切らしてトリプルカウンターを恐れずに最初に手を出し、遂に力石のアッパーカットに沈むところで第50話は終了するのであります。
1971年…山形県で県内2局目の民放テレビYTSが開局したのが1970年4月であります。今では信じられない世界でありますが、当時、山形県では天下の国営放送NHK第1と教育テレビ、民放YBSの3局しかテレビチャンネルは無かったのであります。今では『地出痔?』…いえいえ、当時はUHFチューナー内臓テレビも少なく、UHFコンバーターなる「箱?」を既存のテレビに付けて見ていた家庭も多かったはずであります。番組だって、首都圏からすれば1週間から2週間遅れで放映されるなんてことがザラでありました。都会と田舎を分ける要素は、テレビ情報も遅いという情報過疎という側面で語ることが出来たかもしれません。(ニュース番組が1週間遅れで放送されるという意味ではありませんので、誤解の無いように^^;)
戦後復興期のような背景の山谷のドヤ街と汗とワセリン(血止め)の臭いしかしないような泪橋の丹下段平ジム…「あしたは、どっちだぁ~♪」なんて、必死にもがきながら、何かありそうな明日を目指す青春群像…貧しくても、まだ、現状の自分から這い出せそうな気配が満ちておりました。

秋の陽に照らされたコンクリートの上で小首を傾ける「ヒメアカネ」でありますが、「ちょっと、オジサンこっちに来いやぁ。」と言わんばかりの首の振り方であります。少々疲れてはおりますが、まさかトンボ如きにあごで使われるほど弱っちいオジサンではありませんから…。
「そちらに行けば何かあるのでしょうか?」
「何か結論が無いと、君は前に進むことが出来ないのかね?」
若者もお年寄りも皆もがいている。抜け道が無いような閉塞感…第51話、勝者であるはずの力石徹は、試合後、矢吹ジョーと握手を交わすことなく倒れ、意識が戻らぬまま死んでしまうのであります。古い時代のアニメを夜中に見ながら、ふと考える。悩み苦しみながらも、世界を目指し、果敢に世界に挑戦してもはね返される。ハッピーエンドのアニメだけではなかった頃が、むしろ貧乏人には夢がありました。いつの間にか勧善懲悪とハッピーエンドがアニメの主流となってから、ヒーローはマスメディアに足元を救われる運命を背負うようになり、貧乏人は貧乏人であり続けることを余儀なくされるようになってしまったのではないかと。貴重な昼休みだというのに『夢屋国王』は哲学する…「あしたは、どっちだぁ~♪」^^;

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夢屋工房(わ・なわ・な)

2012-11-01 12:19:46 | 夢屋工房

「赤い鳥小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた~♪(作詞:北原白秋)」
実に単純明快な歌詞であります。赤い鳥は赤い実を食べたから赤くなった…白い鳥は白い実を、青い鳥は青い実を食べたから青くなったのであります。ならば、人間も白い実を食べたら白く成れるのではないでしょうか?ならば、ナンキンハゼという中国原産の樹木は白い実を着けるらしいから、これを毎日食せばお肌も真っ白に…な訳ないか^^;
画像は、ノバラのお尻…ローズヒップということになりますが、ビタミンCの宝庫であるらしい。ローズヒップティの原料は、専用のドックローズという品種であるそうですから、ノバラの実を摘んでも飲料となるかは不明でありますが、実験する価値はあるかもしれません。あとは好奇心と勇気というスパイスさえあれば実験は完成であります。人類の歴史の中で「ナマコ」という物体(生物)を初めて食した人間の勇気を称え、『キング オブ 食通』の称号を与えたい…ノバラによるローズヒップティによって、風邪という人類の病気を予防する手段を手に入れられたら、『夢屋国王』もイグノーベル賞受賞の栄を勝ち得るかもしれないのであります。下痢程度の多少の犠牲は覚悟して、オッカーに飲ませてみましょうか…。(効果には個人差があります…よくあるサプリCMの但し書き。後から張り倒されるのがオチだから、決してオッカーを実験動物として使用することはありません^^;)

お昼休みの公園で下らない妄想を繰り返すうちに、今年も縄が品薄であるという情報を得ました。ゲゲ…先週の金曜日には、量販店の店先に山積みされていたのに、昨日には品切れだとか。再入荷の予定も不明らしい…情報は頭の中を駆け巡り、昼休み気分はどこえやら、そそくさと農家のお店Tに出かけました。二分縄2玉と二分五厘5玉、ひと玉880円也。昨年より200円ほど値上がりしているような気がします。JAさんのは1,100円ほどらしいから、こちらよりはお徳…但し、重さ(巻長)の比較はしておりませんから、何とも言えませんが。
昨年は、地震と原発事故の影響で稲わらが不足し(と、まことしやかにささやかれておりますが確証はありません。)品薄状態でありました。冬を迎える準備を早めにしておいたので慌てることも無かったのでありますが、今年はそんなこともないだろうと高をくくっておりました。昨年の苦い経験から早めに買い求める方が多かったのかも知れません。今週末から少しずつ始めようと思っている雪囲い作業の準備もこれで整いました。
震災から早や一年半以上も経過しようとしているのに、このように日常生活の中では何かと震災の影響がささやかれる事態が続いているのであります。被災された方々には申し訳ありませんが、被害がほとんど無かった山形県においても、このような状態であります。被災地の復興という問題は、中々前に進まないのではないだろうかと、わら縄ひとつをとっても思いを馳せる『夢屋国王』であります。ノバラの実でローズヒップティをなどと、平和ボケした話題を語れる自分は何と平穏な事かとしみじみ思うのでありますよ。

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