その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(おだ・てる)

2012-05-07 21:01:21 | 夢屋工房

連休後半戦4日め…お天気は、イマイチはっきりしないが無風状態…朝仕事に、ぶどうの雨除けビニールを張り終え、遂に念願の施設が完成いたしました^^; しかし、畑仕事はまったく進んでおりません。
連休最終日の午後は、畑仕事はしないと決めました…そうでもないと、疲れが溜まって明日からの出稼ぎに響くから…午後3時から『第2サティアン』に同級生を呼んで、春の『天ぷらパーティ』を催すと友人『ノロ君』と約束しているのであります。
ならば、本日は一年ぶりに国王の40年物トラクター『シゲオちゃん』の出番であります。少々早いとは思いつつ、パイプハウスの中を『シゲオちゃん』で耕運してみました。今年パイプハウスを建てた場所は、去年までお花畑…アブラナ科植物と芍薬が植えてあったのですが、前オーナーの娘さん(バアちゃんですが^^;)は芍薬を別の場所に植え替え、今年はかぼちゃでも植えてくれなどと勝手なことを言っている^^; 突然、国王がパイプハウスなんぞを建てたものだから、隣組のジイさんバアさんたちは、何を始めるのかと興味深々なのであります。
「今年は、金の成る木(メロン)を植えます!」(夢屋国王)
「一生懸命だねぇ…!良くひとりでやるねぇ…!」(ジイさんバアさん)
「目の前を札束がチラつけば、何だってするだよ^^;」(夢屋国王)
などと、ご近所のジイさんバアさんたちには、愛想だけは良い『夢屋国王』であります。

ビニールを張ったパイプハウスの中でのトラクター耕運…これは、ある意味自殺行為だわなぁ…排ガスを気にしながらハウスの中を耕運してみますが、土質はメロン栽培には向かないと思われる粘土質。堆肥を投入し、明渠を掘って土壌改良しないと『金の成る木』は栽培出来ないような気がします。
西の空が突然曇りだし、突風が吹き始める。こりゃ~いかんと『シゲオちゃん』を作業小屋に格納すると、雷とともに激しい雨が…お昼だと言うのに30分ほど『第2サティアン』に足止めであります。突風に煽られ、パイプハウスのビニールがパンパンに膨らんでおりますが見ない見ない…風が収まるまで、人智など無用の状態が続くのでありました。

お約束の3時。『ノロ君』がビール片手にやって来た。続いて『イチオ』が、革靴を履いて『第2サティアン』に到着したのでありますが、「コゴミとタラノメを採れ!」との『ノロ君』の命令に素直に従う『イチオ』であります。どうやら彼は、山の物(山菜採り)が好きらしい…革靴で平気で山菜エリアを楽しんでいるのであります。『ノロ君』自慢のモツ鍋をつつきながら、『夢屋シェフ』が天ぷらの準備を始めた頃、『フクちゃん』が頃合を見計ったかのように登場…タラノメ・アスパラ・コゴミの順に、揚げたての天ぷらをご馳走したのであります。
天ぷらに飽きたら、冬越しレタスを豪快に手で割ってサラダに…男の料理は、豪快でなければいけない^^;
締めは、アスパラとウインナーを会えた『夢屋特製ペペロンチーノ』…辛い辛いと言いながら、ペロリと平らげてくれる食べっぷりが『夢屋シェフ』にとっては最高の褒め言葉であります。
酔いが回ったところで、友人『ノロ君』から、今年の『夢屋王国』の目標が発表される。(何で『ノロ君』が目標を発表するのだろう…。)
「今年は、ドラム缶の露天風呂とトイレを設置し、ピザ窯を造ること!」(ノロ君)
「あのねぇ~『ノロ君』…君は、人の身体と財布の中身をどう考えているのかね?」(夢屋国王)
「パイプハウスをひとりで建てた君の今のパワーがあれば、何でも出来るよ!!」(ノロ君)
煽てられるとその気になってしまう『夢屋国王』でありましたとさ…とほほ。

コメント
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