その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(こだわ・る)

2012-05-27 20:06:18 | 夢屋工房

goo友である『でぶざる(H.D.)』こと『くうちゃん』からは、「めんめ(昆虫)の画像は止めて…。」とお願いされておりますが、「Insect-World(野生の王国)」ネタを失ってしまうと『夢屋国王』のブログは成立しなくなるので、敢えてワカバグモが、ハチの類を捕えた画像を持って来ました。決して嫌がらせではありません。ごめんね!『くうちゃん』…デヘヘ^^;
カニグモ科のワカバグモは、網を張ったり、餌を求めてジタバタ徘徊したりはしません。葉にジッと止まって、近付く獲物にガバッと飛びつく…彼女の狩猟法には拘りがあるのであります。
さて、本日のお題は「拘り」であります。先週の土日に田植えを終えて1週間が経ちました。大規模な農家では、補植などという作業は行わないことでしょうが、『夢屋国王』は田んぼに這いつくばるように補植を行うのであります。畦畔から見る田んぼの中は、実に具合良く植えられたように見えるのでありますが、田んぼの中に入って見ると、欠株や1本苗の嵐…機械で植えたのか手で植えているのか分らなくなってしまいそうな補植であります。一日田んぼの中を徘徊し、疲れた身体を引き摺って帰ってくると、近所の『ユリコばあさん』が教えてくれます。
「小苗(こなえ;本数を少なく植えること)にすると、手直しが大変だよ…。」ですと!
「死んだオヤジは、大苗(おおなえ)にしないでくれ、小苗で植えてくれと、よく人に頼んでいたもんで…。」
そう応えて、ふと考える…1㎡当たり3~4本程度の植え込みにすると、どうしても1本苗や欠株が出てしまう。来年は、もう少し植え付け本数が多めの設定にしてみようか…。苗作りにも、人それぞれの拘りがあって、私は『セイジさん』に苗をお願いしているのでありますが、今年は薄撒きで苗が足りなくなかったかと心配してくれる。補植用にもらった『クワジマン家』の2枚ほどの苗は、明らかに厚撒きで、苗が重なり合うかのように苗箱でひしめいていて、1本々々が細いのであります。それぞれの考え方や拘りが出るものです^^;

我が在所では「けっつ(お尻)逆さにして働いている…。」などと、無心に働く様子を揶揄する表現がありますが、タンポポの花の花粉や蜜を集めているツヤハナバチの類は、正にこの表現どおりの働きぶりであります^^;
そろそろ、1回めの追肥と一発除草剤を散布する時期でありますが、除草剤はもう少し間を置いて、イネが充分活着してから散布しようと思います。そう、拘りと言えば『夢屋国王』が撒く肥料は、未だに硫安・尿素・塩化カリであります。今では、成分調整のされた水稲用の化成肥料を使うところなのでしょうが、私は春先の元肥に化成肥料を使うだけ…古老に教えられた追肥(古い栽培法)しか知りません^^;
植え付けから2週間以内に硫安を散布して、後は葉色を見ながら尿素を散布する…旧式ではありますが、肥料の値段が安いし、それなりに収量が確保できますから、これはこれで良いでしょう。その内、散布成分量くらいは計算しておこうと思うのですが、農作業が始まるとそんな余裕も無くなってしまうのであります。
さて、今朝は背負い型の旧式動噴で、硫安を散布してきますか…あとは、久し振りに春ハクサイでものんびりと植え込みますよ^^;


コメント
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