その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

風の便りで…

2023-02-26 10:57:52 | 転職

山のサルは海を見るとうれしくなる^^;

秋田県能代市まで『物件』を引き取りに出掛ける…お仕事のようですが、助手席に乗って話し相手をするだけの物見遊山の行程であります。(したがって、お給金は出ない^^;) 秋田市、男鹿市までなら、出張や旅行で出掛けたことはありますが、それでも30年も前の話。お隣の能代市までは足を延ばしたことがことが無かったので、運転助手とナビゲーターを兼ねて付いて行っただけのこと。片道390㎞ほどの行程なのだけれど、途中、高規格道路や一般道を乗り継いでの行程だから時間だけは掛かるのでありまして…つまり、山形県と秋田県は『永遠のライバル』と言いつつ、経済的な交流は薄いのだと改めて感じるのでありますよ。「貧乏人が貧乏人とお付き合いしても、お互いお金持ちになることはないからねぇ…。」などと、互いに五十歩百歩と自認する県民が『悪口』を言っております。秋田新幹線で東京まで最短3時間37分。山形新幹線で最短2時間42分だから、両県知事が「用意ドン!」の合図で『いざ東京』へと出陣すると、約1時間ほど秋田県知事が出遅れることになる。秋田市は日本海に面し、山形市は内陸部だから致し方ないのだけれど…。高速道路を使っても、秋田は岩手県を経由して仙台市に行かねばならず、新潟市に向かうにも山形県を経由しなければならないetc.と日本海に面した両県は高速交通網からは、やや取り残された感のある地方でありますよ。

何故か寄り道して「稲庭うどん」を食べている…

このところ、オジサンたちの「聞いてないよぉ~!」が続いております。能代市での『物件』引き取りのなずなのに、受け取りが夕方の5時との後追い連絡…お陰様で、本場(湯沢市)の稲庭うどんをいただきました。(とは言え、国道から脇道に反れて、延々山へと向かって行くから内心不安になりましたけれど、時間調整に2時間はあるから大丈夫。観光バスも停車していたりしてびっくりしましたが^^;)
さて、山で育ったお猿さん(『おやじぃ』たち)はね、海を見ると喜んでしまうんだなぁ…ところが高速道路からは風車は見えても、海が見えないから残念…それでも、一瞬だけ見えた海岸線に大喜びしているのでありますよ。途中、大潟村を眺めては、かつて『ヤミ米』で大揉めにモメた騒動を思い出し、能代市の風力発電は、能代の約半分の電力を賄えると知り、これまたびっくり…そして『恋文のまち』(旧 二ツ井町)とロマンチックだわねぇ。(凡そ『おやじぃ』には似つかわしくないけれど…。)
そして、最後の時間調整は「能代温泉ゆらくの宿」で『ひとっ風呂』…やっぱり、お仕事ではない『観光』でありますなぁ…。無事、お荷物は頂いて参りましたけれどね。
はてさて、海岸線の風車を見て考えた…西からの風は、街の明かりを灯す平和の『便り』なのだけれど、あらあら、北緯38度線より北の秋田県は北側である。(我が在所、高畠町は38度線上にある。)世が世なれば、日本も分断されていたかも知れないなどと亡き祖母が言っていた…遅れの目立つ両県ではあるけれど、西から届く『風の便り』は平和のメッセージであって欲しいなんてね。


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