「ニワハンミョウ」の地味な生き方…
毎年8月は『道のふれあい月間』、8月10日を「道の日」と定めた(当時:建設省)のでありますが、やはりお役所仕事でHPは堅苦しい^^;
『夢屋農場長』は、決して道路局の回し者ではありませんが、キャラクターとして「ナミハンミョウ」が使われ、確か『しるべ君』とかネーミングされていた記憶があるのですが、今は跡形も無い…ナミハンミョウは、金属色の光沢が美しく、夏休みの昆虫採集には打ってつけでありますが、人が歩くと前に前にと飛び、そして止まる。そんな仕草から『道しるべ』とも『道教え』とも呼ばれております。残念、子どもの手では捕まえることは容易ではないかも知れません。一方、「ニワハンミョウ」も脚は金属色に輝きますが、体色は少々地味であります。まぁ、派手な行き方(生き方)、地味な行き方(生き方)ひと様々でありますから…。
食べ頃まで、もう少しです。
道に迷った時、頭を垂れて人に聞く…多くの場合、この姿勢で多くのことを教えて頂きました。我が人生では、二度ほど、この手が使えなかった経験がある。一度は、施設基準がどうにも読み解けなくて官庁にお伺いを立てに行ったとき。余程忙しかったのか、機嫌が悪かったのか、アポ無し訪問に「ここは、お前のような立場の人間が来る場所ではない。」と一喝され、追い返された。(許認可とは、こんなものである。アポ無しも失礼だが、そこは官庁である。)もう一つの体験は、大変お世話になった中学校時代の校長先生である。学生運動に目覚めた頃、右の主張も左の主張も、それぞれに理があり、自分の立ち位置が分からなくなってしまったときに、校長先生に宛てた長い手紙…その返信は、「それは、自らが決める生き方(行き方)であり、人に尋ねる物事ではない。」と、これまた一喝された。
悩み続けた4年間…地元の老僧が、ひとつの答えを与えてくれました。「前のめりは我欲の象徴、反り返るは傲慢の象徴。右でもなく左でもない。仏教に言う中道とは、背筋を真っ直ぐにした生き方である。」と。
こんなことに気付くまで、4年の歳月を要したのでありますよ。
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