その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

誰の差し金か?

2022-02-14 09:06:36 | 転職

急に「屋根勾配」が気になりだしまして^^;

『上杉藩最終船着き場』…最上川を利用して、昔は米などを港町「酒田」まで運んでいたようである。昔は『奉行職』であったのだろうか?『舟役(せんやく)さん』などという屋号も残っているから、旧街道上の街並みには、今数えてみても約30店舗ほどの商店が軒を連ねていたのでありますよ。(今でもお店を開けているのは2店舗?)古民家建ての間口を利用したお店が大半でしたけれど、昨日、公民館の屋根に上りましてね、昔の屋根勾配(かつては茅葺だった記憶ではあるのだけれど…。)はどの程度だったのだろうなんて気になりだしまして、車を止めて画像に残してみましたよ。
画像から、ざっくりとした立ち上がりを計測してみると『6寸』… 「θ=Atan(6/10)×180/π」で屋根勾配が分るそうですから、約30°(あたしゃ、早見表で角度を確認しましたけれどね^^;)今では我が在所は、ガリバリウム鋼板葺きが一般的だから、『1寸』でも雪は十分落ちるのだろうけれど…。
茅葺屋根でも、葺きたての頃は滑る。凍みついた雪を足場にしながら、『砂掃き』と呼ばれる長い木の柄を付けた「木のへら」で、積もった雪を掻き落としていた記憶が微かに残っておりますよ。斜度30°なんて言っても、下から見るとさほどでもないような気にもなるのですが、屋根に上るのは困難…最大斜度45°『10寸』の斜面なら、上から見ると絶壁ですから。
そうそう、大工さんは『指矩(さしがね)』一本で、この角度を導きだしていたんですなぁ^^;


上から覗いたら慎重にもなるわ^^;

「誰かの差し金で、あんな言動を取っているに違いない。」…こちらの『差金』の語源は、歌舞伎の小道具(竹竿)のことらしい。舞台で「蝶々」なんぞをヒラヒラと操る…裏から操ることなんですと^^;
さて、人に動いていただくには、「褒めて、煽てて、なだめすかす」なんてね。『おやじぃ』の場合は、お調子者だから「煽て」られるとホイホイと屋根にも上ってしまう。まぁ、裏に回って、人を操るなどという高等技術は使えないし、単純明快な性格でヨシと思っているのでありますけれどね。
はてさて、土曜日に「緊急招集」を受けて、運び込んだ荷物は、文字通り『お荷物』となってしまったようであります。(元請けさんから返品、製作し直しを命じられたとか。)高さの微調整は、「ふかしたり」「切り詰め」たりすることも出来ますが、長さが足りないんじゃ~ねぇ…同質材の化粧板で「寸足らず」を隠すという訳にも行かなかったようで^^;(これりゃ~設計者…現場の採寸した輩の責任のはずだけれど。)昔の大工さんは、『指矩』ひとつで、角度を測り、木材から最大の柱材を確保したりと、現場調整もお手の物だったのだろうけれど、ミリ単位のスケール測定が間違っていたら(ご注文通りじゃないから)修正が効かずにやり直しなんてね。(発注者の不始末を下請けに回されたのでは堪らない^^;)
コロナ禍(オミクロン株)も、少しずつ終息の方向が見えて来ましたかねぇ…「ワクチン100万回接種」の大号令も遅きに失したようでありますが、こちらは誰の『差金』だったのか?困っているのは国民なんですけれど…結局のところ、責任は下請け(地方)に丸投げかい(笑)

コメント
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