その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(北海の幸)

2012-01-23 12:07:37 | 夢屋王国

財布の中身は増えていないのでありますが、駅弁ツアーの誘いにはオッカーも『有季菜先生』も乗って来ました。「花咲ガニ弁当」「北海三昧」…私は「かきホット弁当」1,050円をリクエストしたのであります。集会所の屋根の雪下ろしも事故無く済ませ、小腹が空いた国王は、弁当が届く一時間前にうどんを煮込んで食べてしまったのであります。所詮駅弁ひとつで満腹になれる訳でもなく、予算の都合で駅弁をふたつ買えるほどラッキーな出来事があった訳でもないので、予めお腹を満たして置いたのであります。
手持ち無沙汰を解消すべく、剪定後の枝を回収しながら今夜の宴会のメニューを考える。雪下ろし会場で久し振りに友人『ノロ君』に会うと『第2サティアン』での宴会の予約を入れられてしまったのであります。缶ビールもあるし『ノロ君』用のウイスキーが少々心もとない。この際メニューはスーパーに行ってから考えることにして、雪で濡れた薪を室内に取り込み、宴会の準備を始めたのでありますが…


(画像:厚岸漁協直売店広告;LL級牡蠣)

昼食に呼ばれ、さて駅弁に食いつこうと思ったら、細い黄色い紐が一本…「米沢牛すき焼き弁当」にも採用されている加温材入りの弁当なのであります。紐を引いて、待て!5分…私は『柴犬コウ』ではないのである。食べたい時が美味い時、食いてぇ~と叫んでも温まるまで5分待たなければいけないのであります。しかし、この加温材…一時ではありますが手で触るには危険な位まで温度が上がるのであります。「ふむふむ」と手を伸ばす娘とオッカー…先に「花咲ガニ弁当」を食べてしまった彼女たちに牡蠣を奪われる危険を感じながら国王は、弁当の蓋を開けたのであります。加熱調理してあるので、きっと大振りであったであろう牡蠣の身が6個惜しげもなく乗っております。厚岸漁協直売所ではM級(60g~80g)10個で1,050円のお値段の牡蠣であります。ひじきご飯と合わせて美味しくいただきました^^;
北海道厚岸(アッケシ)町は、人口10,000人ほどの町で、北海道の南東部、釧路市と根室市の中間に位置する町であります。厚岸湾と厚岸湖(汽水域)があることから水鳥と魚介類の宝庫であることが容易に想像出来るのであります。10月は秋の「厚岸牡蠣祭り」が開催されるとか…食ってみてぇ~(いや、行ってみたい…)駅弁ひとつでバーチャルな北海道旅行を楽しむのでありました。
結局、夜の宴会メニューは「豚しゃぶ」であっさりと…思いとは裏腹に友人『ノロ君』は得意のモツ鍋を準備してくれました。豆板醤入りの汗が噴き出す力作でありますが、小鉢2杯も頂けば充分^^; 『貧乏父さん』も参戦し、今春の戦略会議と相成ったのでありますが、角瓶が一本空いたところで本日の会議は終了…『貧乏父さん』の奥方が迎えに来てくれたので、オヤジたちの隠れ家『第2サティアン』内部を初めて公開したのであります。
「ここに籠もって、奥さんは何も言わないのかい?」(心配顔の貧乏父さん)
「家族の中で一番早起きし、畑仕事に田んぼ仕事、そして弁当作って出稼ぎに、帰ってはまた畑仕事…家族の中で一番働き者のオヤジの道楽に文句は言わせないのだよ!」(自信満々の夢屋国王)
オッカーザウルスに変身させない程度のところで、ほどほどに遊ぶところが隠れ家維持の秘訣でしょうか^^;

コメント (2)
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