その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋王国(イグルー)

2012-01-09 16:41:13 | 夢屋王国

1月の連休2日目、国王と雪道初デビューを果たした『柴犬コウ(本名:さくら)』は、こたつで半日昼寝を楽しんでおります。何事も経験が必要であり、自宅のフローリングの床さえ冷たくて歩くのを嫌がっていた『柴犬コウ』でありますが、彼女の肉球も雪道で鍛えられ、家の中なら縦横無尽に走り回るようになりました。これで彼女の活動範囲(世界)は格段に拡がりを見せたのでありますが、ハーネスや首輪を付けて散歩をさせようとしても歩いてくれません。10分程度の外遊びの後は、ご覧の通りこたつで大の字であります。「君は、犬族としての誇りを失ってしまったのか!」と問いかけても無視されるばかり、公園デビューまでの道程は、まだまだ遠いのであります。
さて、『第2サティアン第1次越冬隊』は、こうして猫化してしまった犬族を自宅に置き去りにし、雪に埋もれてしまった『第2サティアン』の雪かきに追われるのであります。雪の予報は大きくハズレ、外は晴天。通路を確保し、軽トラックを救出すると身体も温まり、室内温度10℃でも暖かく感じるから不思議であります。昨夜の新年会で、目刺しとブリ大根とツミレ鍋の匂いが、ごちゃ混ぜになった『第2サティアン』の窓を開け、空気を入れ替えながらいただく『イレギュラーコーヒー』…ポツリポツリと遊びのネタが浮かび始めます。

「かんじき」を履いて雪中行軍を行うのも良いのでありますが、この冬の遊びとしてふたつほど計画があります。
ひとつめは、古い作業小屋から出てきた「木ぞり」の足を組み立てて「犬ぞり」を完成させること。残念ながら『第1次越冬隊』の隊員となるはずの『柴犬コウ(本名:さくら)』は、未だ雪道に慣れていない有り様なので、しばらく様子を見るしかありません。ましてやオッカーに見つかったら、動物虐待とばかりに隊長の私が虐待を受けることに成りかねません^^;
ふたつめは、長年の懸案事項なのではありますが、イヌイットを真似て「イグルー」造りをすること。東北地方に住んでいるのだから「かまくら」で充分ではないかとの思いもあるのですが、子どもの頃から雪のブロックを組み立てる「イグルー」に憧れていまして、ちょいとばかりでかいヤツを造ってみたい。今までの失敗の原因は、雪ブロックの厚みが足りないこと…今回は、コンテナを持ち出して本格的に挑戦しようと考えているのであります。ベースキャンプ『第2サティアン』から、アタック隊は前線基地である『C1』建設に向かうのでありますが…(続く)

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