一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

今一番飲みたい酒は? そんな嬉しい質問してくれるなよ   9/6

2011年09月06日 23時30分00秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「ゆきの美人」 ) 

■2011/9/6(火)

秋だな~ 駅からの帰り、澄んだ夜空に葛城山の横で、月がキレイに輝き 左右の草むらからは、こおろぎ・鈴虫・くつわむし・きりぎりすの音が、涼やかに聞こえてくる。

「今年は、9月6日だな。」

燗酒を飲みたくなった最初の日を手帳に書き込んだ。 去年は、10月の頭だったから去年がいかに異常な暑さだったかわかる。

台風が過ぎたせいもあるが、今朝は24℃の涼しい朝、そして今は23℃台の肌寒さだ。 燗にして飲もうか・・・と思うのは、理屈でなく勝手に反応するものだ。

ところで、こんなに涼しくなると 「今どき一番飲んでみたいお酒は?」なんて嬉しい事聞いてくれる人間もいたりする。

燗じゃないけど・・・ 涼しい夜に「ゆきの美人」のひやおろしなんていい・・・かな

先日、嵐の中広島に出張した電車の中で、昨年の広島・西条の酒祭りのことを思い返していた。 印象に残った酒のひとつだったのが、酒広場で飲んだ秋田の酒「ゆきの美人」だった。 これは150石と超少量生産の酒蔵だけに幻だ。

「優しくてきりり」 そんな味わいが今も心に残っている。

たぶん関西の酒店で見かけることは空前絶後、難しいだろうな・・・  私の主義としてネットで購入なんてしないし・・・ たぶん出会うことがないよな・・・ だからこそ美人なんだ。 

(寅)

 

 


差し詰め「天王寺のバベルの塔」かな・・・   9/6

2011年09月06日 22時45分10秒 | Weblog

( 天王寺HARUKAS) 2011/9/6

■2011/9/6(火)

完成すれば日本一高い商業ビルになる天王寺の建物の名前が「ハルカス」に決まってしばらく経つ。 認知されるのはまだまだずーっと先になるだろう。 2014年春の完成時、果たして天王寺はどんな様相に変わっているのだろうか?

近鉄百貨店がメインテナントで、外資のホテルも入居が決まった。 完成すれば天王寺地区だけでなく大阪のランドマークになる可能性も大だ。

実はこの建物も リーマンショック前のバブル再来と言われた頃に計画された。 阪急もそうだし、大丸もそう。  限られたパイを旧態然とした商業スタイル同士が見栄の張り合いをしても仕方ないのにな・・・ と私などは冷ややかに見ていたが。 案の定、間もなくリーマンショックという津波が襲った。

ただ職場の地元エリア・天王寺に建設中の建物を見上げるにつけ、日本経済が何度も痛い目にあったバブルの塔とは言いたくない、差し詰め「天王寺のバベルの塔」と言っておこう。

そんな「バベルの塔」、台風一過の涼しい風の下、トイカメラモードで写してみた。

(寅)

 

 


Cocotteの「今日の晩ごはん」メニューご紹介   9/6 

2011年09月06日 21時30分30秒 | 『食』べる門には福来たる

( 「今日の晩ごはん」  大阪市・西田辺カレーハウス「Cocotte」) 2011/9/6

■2011/9/6(火) 晴時々曇

このブログにも何度か登場している、先月のお盆にはラジオ番組でも紹介された 大阪・西田辺のカレーハウス「Cocotte」さん

私が日本酒「梅乃宿」をメニューに加えてもらうようにすすめたカレー屋さんだ。 実は、この店の最近の躍進メニューが、日替わりの「晩ごはん」なのだ。

メニューは、奥さんが夕方買い物をするまで何になるかわからない。 駒川中野商店街あたりで、美味しそうでお買い得な食材を仕入れてはそれを買ってきて晩ごはんを作る、といった主婦スタイルをそのままお店に持ち込んで展開している。

最初は、限定5食からスタートしたメニューも今では、毎晩20食が完売しているという。 最近初めて訪れるお客さんの中には、「えっ ここカレー屋さんなんですか?」と言われることもままあるそうだ。

もちろんカレーメニューもコンスタントに出ていて、さすがに毎日カレーは食べれないけど この晩ごはんだったら毎日でもOK といった常連客も増えてきたと聞いた。

昨日、実はここで晩ごはんと(日本酒)冷酒を頂いたのだが、カメラを持参してなくて紹介できなかった。 今晩再訪した次第だ。

本日の晩ごはんメニューは、『 チキンカツ・茄子・ポテトサラダ・煮豆・味噌汁・ごはん』  ごはんは、おかわりできる。 コーヒーもサービスしてもらって(650円也) 

そろそろ秋のメニューも検討していて・・・ と話しになり、 話題になったのが「静岡風湯豆腐」その不思議なメニューを 頂いてみたくなった。  私の場合は、お酒のアテとして是非。

(寅)

 

 

 

 


美味いじゃないか~颯爽の感、梅乃宿・季づくり純米吟醸「ひやおろし」  9/5

2011年09月06日 00時05分05秒 | みんな~愛『酒』てるかい

(  梅乃宿 季づくり純米吟醸「ひやおろし」 ) 2011/9/5

■2011/9/5(月) 小雨~曇 時々雨

紀伊半島に年間降雨量の半分~2/3とも言われる台風12号の置き土産の雨は、迷惑すぎるほどの量だった。 私も知る奈良県南部の憩いの地に生々しい傷跡を残し、台風は厚かましくもゆっくりと日本海に抜けた。

五條は、私の住む葛城からは隣の隣町。 気分的には、あさってのような場所で、車で15分も走れば・・・五條と遠くない。 江戸~明治の風情を残すこの町の南部が今回大きな被害にあった。 奈良県南部の痛々しい映像が全国ネットのニュースで流れた関係で、知人から心配する電話が入っていた。

「葛城はたいしたことない。」と妻は答えていたが、この春、谷瀬の吊り橋を渡って足湯した十津川だけに しばらく道が崩落して行き来できないと思うとそれなりにショックは大きい。

それにしても最近は気候まで極端になった。 ほとほどというたとえに「人肌燗」というのがあるが、熱々の「とびきり燗」では折角のアルコールの風情もとんでしまう。 そこにほどよさというバランスの美しさが必要だ。

「美しさより効率を求める時代、しかしプロであればやはり美しさは大事! それがプロ。」  先般の豊田泰光さんの「チェンジアップ」には考えさせられるところがあり、私も同感だ。

効率と引き換えに人々は何か大切な物を欠落させてきていないか!?  大自然に直面するたびに考えさせられることだ。 

話しが、台風の迷走のようになってしまったが、台風のさなかでも私は部屋で日本酒をしっかり飲んでいた。 篠峯の雄町「秋あがり」は、3日ともたなかった。 「雨後の月」 そしてこの梅乃宿の「ひやおろし」はいい感じであがっている。 50%だから雑味なく旨味すっきりだ。

「美味いな~ このひやおろし」と唸った。 宮城「ひと夏の恋」の後は奈良・葛城山麓のこの酒に「秋風」を感じた。 梅乃宿の今年のひやおろしは、かなりいい感じで上がっている。 「恋する秋風」ってサブネームはどうかな・・・

「六甲颪」より颯爽と~♪  この秋おすすめの「ひやおろし」だ。

(寅)