( 「李白」赤磐雄町・花酵母使用 写真は豊中G mercatoにて )
■2016/6/4(土)
昨晩のフジTV系列(関西は、関西TV) 金曜スペシャル 池上彰の「世界と闘う日本2016」日本酒vs SAKE 観ましたか?
アメリカでアメリカ産の酒米を使いSAKEを造っている蔵元が、局で調べただけで11蔵もあるということには驚いた。
慌てた日本政府は日本酒とSAKEは違うものとして差別化・ブランド化を図ろうとしているということ。
このことは以前 「義侠」の蔵見学に行った際にも、山田社長が触れていた。 山田錦はアメリカではヘリで種まいて
農薬撒いて造っている。そして安価で大量にできた米で清酒を造ってSAKEとしてアメリカ国内で流通している。
これは日本酒にとっての危機でもあり酒米・山田錦にとっての危機だとおっしゃっていた。
だからこそ名だたる酒蔵(十四代・磯自慢・醴泉・美丈夫他)に声をかけ山田錦の中でも最高峰といわれる東条特A地区
の山田錦を使った日本酒を造ろうとフロンティア21を立ち上げたと確か聞いた憶えがある。
番組冒頭ではアメリカの日本酒愛飲シーンを紹介する映像、 アメリカのレストランでワイングラスに注がれている
最初に映った日本酒が、なんと上の写真と同じ「李白」赤磐雄町・花酵母の酒だったのは嬉しかった。
「李白」は島根県松江市の酒、日本の清酒では、早く海外展開をした日本酒のひとつとして知られる。
海外ではアメリカ・香港で高い売り上げを誇る銘柄だと聞いたことがあるが、まさにそれを裏付けるような映像だった。
和食がユネスコの世界文化遺産になったのと合わせ、昨今の日本酒への関心の高まりは、海外では国内以上のようだ。
「日本の国内で生産された米で、日本国内で造った清酒を日本酒」と定義づけすることが、昨年12月に決まったのだそうだ。
日本酒の長い歴史とはうらはらにようやく「日本酒とは?」の定義ができて1年も経たず、何だか大丈夫なのかと
不安を感じてしまうが、日本酒そのものがようやくここに来て世界に向け動き出したばかりだと認識する方が、
正しいのかもしれない。
「SAKE vs 日本酒」か・・・ どちらにしろ 一度 米国産の清酒 SAKEを味わってみないと 想像だけで
書くことはできない。 どれほどの距離があるものなのか 或はないのか もし呑み比べる機会があれば
実感したいものだ。
アメリカ産山田錦のSAKEと呑み比べる日本酒は、「義侠」50% 特A地区山田錦・無農薬栽培米でやってみたい。
「SAKE対日本酒」というドリームマッチ スポーツで例えるなら「JUDO 対 柔道」といったところだろうか
こういうのになぜかロマンを感じてしまうのは、私だけだろうか。
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(寅)