( どきどきうどん 小倉・旦過市場「幸」) 2010.7.11(日)撮影
小倉駅で下車してモノレールに乗り換えた。天候は、曇り。
商店街のあちこちから小倉の祇園太鼓の練習する音が、
鳴り響いていた。
この太鼓の音が鳴り出すと九州の梅雨明けも近しである。
モノレールが、小倉駅ビルのどてっ腹から発車している。
飛び出す姿は、まるでサンダーバードを思い出す感覚だ。
ワンコイン100円で乗車3分、降りて1分もすればそこは
北九州の台所、知る人ぞ知る『旦過市場』に着く。
春先に、神田正輝が司会しているTV「旅サラダ」で、
池内淳子さんが巡って紹介された市場でもある。
大阪なら黒門市場、京都なら錦市場、北九州なら
ここ旦過市場となろうか。
私が向かったお店は、『幸』。(夏場は自慢のおでんは休止中とのこと)
昨日は、大阪からの着が18時。タッチの差で食べることができず
本日再度トライの16時30分。 でも今日は、17時までと言われた。
奈良から来ているということで、私が行くとここのママはいつも
歓待してくれる。結局、私のために18時まで店を開けてくれたし
この日もうどんの前に 市場の魚屋さんに頼んで私に
「しまあじの刺身」を取り寄せてふるまってくれた。
長居していた男同士のお客さんの会話に加わり、お酒を
飲みながら楽しい時が流れた。
「ママの雰囲気 戸田恵子に似ている」と私が言った。
あんぱんまんの声、鬼太郎の声を出している声優。
昔は、ショムニというドラマに出ていたと付け加えたが。
戸田恵子ってどんな人かわからない、調べてみると言っていた。
お酒を三杯頂いて、いよいよ締めは『どきどきうどん』
牛のほほ肉のうどんで、生姜と鷹の爪で、甘みと辛味の
バランスのとれた味が、引き立ってくる。
あるお客さんは、すき焼きうどんのようだと説明してくれたが、
私の感じは、それとはちょっと違って、すきやきよりうどんが
食べやすい味になっていると思った。
「どきどきするうどん」からのネーミングかと思いきや
牛のほほ肉が、どき肉と呼ばれることからそういう名前に
なったとのこと。
小倉発祥の「焼うどん」と最近盛り上がってきた
「どきどきうどん」
うどんで、街おこしというのも悪くないかもしれない。
食べ終わった後、なんだか「どきどき」してきたことは
言うまでも無い。
(寅)