ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「龍馬かぶれ」で悪いのか

2010-01-19 10:53:02 | TV DVD
 TVのCMで一番目立っているのがケイタイのCMだという。そのなかで断然トップを走っているのがソフトバンクのCMだろう。先日からSMAPの5人がニューヨークを闊歩していたと思ったら、こんどは白犬のお父さんが高知の桂浜で、武田鉄也扮する坂本龍馬風の志士を見て「この龍馬かぶれが」とつぶやくCMが面白い。このCMにはもちろんNHKの大河ドラマ「龍馬伝」を意識して揶揄しているものだろうと思う。

 その大河ドラマ「龍馬伝」だが、実に面白いのである。これまでの偉人達を画くドラマは、延々と子ども時代から始まるのが常道だが、このドラマにそれがない。いきなり大人になっている坂本龍馬とそれをとりまく家族や仲間達、さらに武士としては最下級の極貧の生活をしていた三菱財閥創始者の岩崎弥太郎の思い出話の形式をとりながら、福田靖氏のスピード豊かなオリジナル脚本で物語が進行している。

 封建社会の武士の中でも、もっとも身分の差別の激しかった土佐藩から、江戸に出て行く龍馬達の下級武士たちが如何にその不条理に目覚めていくのか。明治維新という大事業の礎を創ったと言はれる龍馬と、近代国家形成に経済面から力があった岩崎弥太郎の、今後の成長振りと活躍する姿を楽しみに拝見しているのである。

 3回目のドラマを見終わって小生も完全に「龍馬かぶれ」の一人になっているのかもしれない。白犬のお父さんに言いたい「龍馬かぶれ」で悪いのかいと。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする