ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

元日のふたつのドラマ

2010-01-03 13:46:16 | TV DVD
 年始のTV番組は決まってスペシャル版であり、なかなか忙しい。 今日は元日に見たふたつのTVドラマのことである。

 1・ 「陽炎が辻」スペシャル。
 このドラマは既に3シリーズが放映されている。主演の山本耕史と中越典子のコンビが実に良い雰囲気であると思う。今回は、大身旗本がアルコール依存症で、妻に嫉妬して暴力を振るう。それを静止しようとした息子の剣術指南役が誤って旗本を刺殺してしまう。

 かくて妻と幼馴染だった剣術指南役は、2人で郷里である上総の国に逐電する。徳川家の譜代旗本家を継承させるために、残された遺児に2人のあだ討ちが命じられる。その遺児を守り旅に出る主人公佐々木磐根は、ついにはその遺児に母と師匠を討ち果たさせる苦悩を描いている。

 小生は原作をもちろん読んでいるが、武士の過酷な運命を自身に置き換えて奔走する、主人公に共感を覚えるのでした。

 2・ 「相棒」スペシャル。
 このドラマは2時間30分に及ぶ実に長いものである。そして420年前の信長の死から始まり、千利休の死の真相に迫るという、実に欲張りな設定になっている。東京と京都で起きる殺人事件が奇妙にからまったストリー展開は、このドラマ特有のモノであるが、いささか冗長でさえあると思う。

 相棒役の神戸の学生時代の恋人の、謎の行動もありで、話はもつれるが、東京での殺人現場で残されたメモから、戦国時代の歴史に迫ろうとする杉下警部の鋭い推理は相変わらずに素晴らしい。

 結局はふたつの殺人事件を鋭い推理で解決する「相棒」コンビは、今後も健在なりを思わせる。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする