ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

オールドファン

2007-07-16 15:31:01 | スポーツ一般
昨日のアメリカンフットボールのワールドカップで日本代表は惜しい優勝を逃した。
今大会から急遽参加した、国技でもあるアメリカ代表が延長の末に日本に競り勝った。
昨日は楽しみにしていた男子プロゴルフの中継がなかった。そのためにアメフット中継を終始見てしまった。

日本ではあまり話題にならないこの競技だが、小生は20歳の頃からの付合いがある。
当時は大阪の本社勤務で、一年先輩の方に西宮球場に連れて行って頂いて大会を見たのが初めてだった。
もともとアメフットは戦前から、関西の大学が先鞭をつけて盛んだった。
関西学院大、甲南大、神戸大などが強く、どちらかと言へばハイカラな感じのスポーツに見えた。
特に関西学院大は、その当時から本場のアメリカにコーチを派遣して勉強させるなど積極的な戦力向上を果たしていた。
「甲子園ボウル」は東西大学のチャンピオン同士の戦いだったが、関西学院大の優勢は断然だった。その後に関西の他の大学や、関東勢の大学も徐々に力を入れだした。
特に篠原監督の率いた日本大学が、独特のショットガンホーメーションを編み出して関西勢を圧倒した。
そのころから社会人チームが結成されて、大学OB選手の受け皿となり、どのチームも強力な戦力を持った。
正月の「ライスボウル」も東西対抗から、社会人チームのチャンピオンと甲子園ボウルの覇者(大学チャンピオン)の戦いで、日本一を決める大会になった。
やがて京都大学が、「東海」と言ふ伝説のQBを得て、関西学院大や日本大学をも圧倒し日本一にもなった。
そして現在は立命館大や法政大などを頂点に、多数の大学が割拠して力を競い合っている。
一方、社会人チームも「Xリーグ」を結成して、3地区18チームが鎬を削っている。さらにX2が18チーム、X3が22チーム、X4が4チームと社会人チームも負けてはいない。
今のところ、大学OBの有数の選手を選別して加入させている、社会人チームが優勢なのは当然だろう。

アメリカではやはり大学チームが主流であったが、NFLがアメフツトをプロとして結成後、急速にMLBやバスケに匹敵する勢力を固めてきた。NFLのチャンピオンを決めるスーパーボウルは全米を沸かせる。
今回のW杯には、NFLのプロ選手や大学体協の現役選手は選出されていないが、その他の全米大学選抜選手が主になったチームだった。
そして今回のW杯は、アメリカ、日本が圧倒的な戦いぶりで決勝戦に進んだのだった。

アメリカでラグビーと野球から編み出されたアメフットだが、実にアメリカ的な競技であり面白い。
それだけにアメリカがこの大会から出場してきたことは興味深い。
何時の日か、日本チームが最強のアメリカチームを圧倒できる日がくるのだろうか?

コメント
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