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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

2028年 街から書店が消える日

2024-09-09 13:50:29 | 本-その他
図書館から借りた『2028年 街から書店が消える日』を読了。
「本当に?」と思えるほどびっくりするようなタイトル。さすがに2028年はないと思いますけれども、もしかしたら現実になるかもしれません。本書では生き残りに苦戦したり廃業に追い込まれたりした本屋さん、どうすれば本屋さんが生き残るのかなどが書かれています。ちょっと難しい箇所もありますが、いずれにしてもリアル書店の本音が伝わってくると思います。
私に強烈なインパクトを与えたのがこんな文章。

「紙の本は、どこで買えるのですか?」

えっっ、嘘でしょう…? あまりにも仰天して、思わず本書をひっくり返しそうになりました。ブックカフェのアルバイトの面接で若い人がこう質問したそうですので、冗談ではなさそうです。小さい頃にリアルの本屋さんで絵本やコミックを買ってもらったことはないのでしょうか? たしかに電車やカフェでも紙の本を読む若い人はほとんど見かけませんし、若い人に限らず大半の人がスマホをずっと弄っていますよね。でもいくらスマホで漫画や雑誌記事を読んだりできても、限度というものがあります。
Yuki地域でも例外ではなく、本屋さんが数店潰れています。中には賑わっている本屋さんもありますが、雑誌の数がかなり減って時代を感じます。私も電子書籍Kindleを使っていますしそれ自体は悪いとは思いませんが、リアルの本屋さんで実際に内容を手に取ったり、たまたま良書を発見することは大きいです。じつは私もリアルの本屋さんで偶然いい本を見つけて、考え方や生き方が良い方向へ変わったことがあります。翌日に本が届くネット書店もいいけれども、リアルの本屋さんも捨てがたいです。
やはり本を買い切りにするとか、本屋さん側が仕入れる本の冊数を決められるなど、そろそろ制度も変える時期に入ってきていると思います。また、本屋さん自体も本の並べ方を工夫するとか有料イベントを行うなど、ネット書店では真似できないことを行うといいのではと思います。