Kindle版『日本が世界一「貧しい」国である件について』(谷本真由美著)を読了。
現在ローマ在住の著者はきっと帰国子女か留学経験者だと思っていましたが、実際はどちらでもないそうです。それにしてもかなり日本人離れしているような…。
本書は好き嫌いがはっきり分かれると思います。特にベビーブーマー世代の50代~60代にとってはかなり「刺激的」な一冊になるかも。
確かに頷ける箇所もあります。例えばちょっとした違い(出身地、見た目、言葉遣いなど)でもその人を排他的に扱うところ。それとか会社には「滅私奉公」でサービス残業をしても文句を言わない、家族は会社の次。
でも、日本だっていいところはたくさんあります。その場にふさわしい言葉遣いや行動をする。きちんと時間を守る。目上を敬う。自然を大切にする。
谷本氏の意見も全部が全部間違いではありません。ただもうちょっと自国のことを愛せたらいいなと思います。自国を愛せないなんて不幸ですね。
日本が世界一「貧しい」国である件について 発売日:2013-04-01 リンク先はKindle版ですが、書籍版もあります。 |