巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

薬師の大イチョウ

2009-05-14 | 福井県


ちょうど1年前の今頃、ゴールデンウイークが始まったばかりの4月28日。


越前勝山市の平泉寺町にある白山神社に立ち寄っての帰り道、薬師神谷の白山神社の大イチョウを訪ねた。



R157号線で白山方面に向かいトンネルを抜けた高台からすぐに谷側へ下るわき道を下っていくとそこが薬師神谷。



下り坂を下りきり、小さな小川を渡ると右側に見える神社が薬師神谷の白山神社。


付近はのどかな田園風景そのものの里山、、この時期白山からの雪解け水か?清冽な流れがどこの集落の小川にも豊かに注いでいた。



その流れを利用してか、この集落では現役の共同水車小屋が稼動しているのにはおどろかされた。


神仏融合をそのままとどめた神社境内は明るく開けた台地になっていて、奥越の5月の風がすがすがしい。



薬師堂も薬師神社となっているがこれはどうも匂い過ぎ、白山神社別当の円長坊が、神社境内に薬師堂を建立した際、このイチョウを植えたと伝わっている


と言うように、これはしっかり仏堂に違いない。


明治政府を欺くための手段で改名したのかな??明治政府も罪なことをしたもんです。



 お目当てのイチョウは神社拝殿脇の斜面から、つい先ほど萌え出したかのような若葉を枝いっぱいにつけて短い初夏の光をいっぱいに浴びているようでした。



根元は元気なヒコバエが主幹を囲んでいてまるで桂の木かと見まごうばかり、まだまだ元気な様子です。。


樹齢約500年、幹周り約8メートル、高さ:約20メートルと掲示板には書かれています。



別途、境内の入り口石鳥居脇には、これも天を突く大杉ともう1本のイチョウの木がそびえてる。



特に大杉の方はなかなかの巨杉で目通り約5.8m、樹高約35m、推定樹齢約300年、主幹は地上約10mあたりで双幹?、いや三幹となって空を目指す。



撮影2008.4.28


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