yoosanよしなしごとを綴る

つれづれなるままにパソコンに向かいて旅日記・斜読・よしなしごとを綴る

2018.10 冷え込んできた。洗濯物は外干しと部屋干し、どちらが乾くかは飽和水蒸気量を参考に

2018年10月08日 | よしなしごと

外干し、部屋干し、どちらが乾きやすい?

 猛暑が続き、台風が連続して来襲、と思ったら急に冷え込んだ。
もともと自分のことはできる限り自分でするのが私の生き方だったから、洗濯も自分でするようにしている。
 猛暑のときはバルコニーに干しておけば、数時間で乾く。
台風のときは雨風が激しいので室内干しになるが、気温が高いので、夕方までにはだいたい乾くし、厚手で乾かない場合は翌日バルコニーに出して乾かす。
 しかし、冷え込んで来て、日射しが弱いと、乾きにくい。ときには室内の方が乾きやすいこともある。
 バルコニーか室内か、経験則で判断してもいいが、科学的根拠を参照すればより正確な判断になる。
科学的根拠の有力な決め手は飽和水蒸気量である(図参照、web転載)。ただし、空気中の水蒸気量は温度湿度を測らなければ算出できない。
 最近の目覚まし時計、壁時計には温度、湿度表示が付いている機種が増え、もともと温湿度計も持っていたので、私は北の部屋、南の部屋、キッチン、洗面所、バルコニーで温湿度を測っている。

 たとえば、バルコニーが気温15℃のとき、飽和水蒸気量は12.8g/㎣㍍、もし湿度が40%なら、12.8×0.4=5.12で、空気1立方㍍中の水蒸気量は5.12gになり、空気1立方㍍の空気が飽和するまで12.8-5.12=7.68gの水を吸収することができることになる。

 一方、室内が気温25℃のとき、飽和水蒸気量は22.8g/㎣㍍、もし湿度が60%なら、22.8×0.6=13.68で、空気1立方㍍中の水蒸気量は13.68gになり、空気1立方㍍の空気が飽和するまで22.8-13.68=9.12gの水を吸収することができることになる。
 
 バルコニーが気温15℃、湿度40%、室内が気温25℃、湿度60%であれば、それぞれ飽和水蒸気量に達するまでに吸収できる水蒸気量はバルコニー5.12g、室内9.12gだから、室内の方が乾きやすいということになる。

 私のマンションは11階、南やや東向きで、風通しはいい。晴の午前中は、南の部屋を閉め切っておくとたっぷりの日射しで冬でも気温は30℃近くになり、湿度は40%を切る。飽和水蒸気量は30.4g、30.4×0.4=12.16、吸収水蒸気量18.24gで、室内の方がバルコニーに比べはるかに乾きやすい。

 室内に湿気がこもるとか、洗濯物の臭いを取りたいとか、紫外線による日光消毒をしたいとか、室内干しは部屋がうっとうしくなるとか、いろいろな判断を勘案して決めればいいが、飽和水蒸気量も参考になるのでは。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2018.4 宮本武蔵ゆかりの八... | トップ | 2018.10 大腸内視鏡検査+ポ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

よしなしごと」カテゴリの最新記事