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2023.10プラザノースwith youを聴く

2023年11月19日 | よしなしごと
2023.10 プラザノース with you コンサートを聴く


 さいたま市プラザノースホールで、さいたま市にゆかりのある音楽家4組のコンサートが開かれた(ポスターweb転載)。1組が30分ほど演奏し、次の組と交代する。交代の間合いはあるが休憩はなく、2時間ほどの演奏会になった。
 全体に共通したテーマは無く、それぞれが持ち味を出し、得意な演奏を披露してくれた。個々の演奏は楽しめたが、共通のテーマを4組がそれぞれに解釈し、それぞれの得意な演奏スタイルで演奏してくれた方がもっと感動できたように感じた。


 最初は、夏目恭宏&友田有香夫婦のYN Piano Duoのピアノ演奏である。なかよく1台のピアノを若い夫婦2人で連弾し、
1.「くるみ割り人形」より花のワルツ チャイコフスキー作曲、夏目恭宏編曲
2.「剣の舞」 ハチャトゥリアン作曲、G.アンダーソン編曲
3.「パヴァーヌOp.50」 フォーレ作曲、夏目恭宏編曲
4.「ハンガリー舞曲第5番」 ブラームス作曲
5.「喜歌劇「天国と地獄」よりカンカン」 オッフェンバック作曲、夏目恭宏編曲 を弾いてくれた。
 曲ごとに夫婦が解説や小話をしてくれ、聞き慣れた曲だったこともあり、くつろいで演奏を楽しんだ。


 2番手は吉尾悠希がサクソフォンを奏で、馬場春秀がピアノを伴奏して
1.「アヴェ・マリア」 J.S.バッハ・Ch.グノー作曲
2.「無伴奏ヴァイオリンのためパルティータ第2番BWW1004よりシャコンヌ」 J.S.バッハ作曲、R.シューマン加筆 を演奏してくれた。 
 長いことサクソンフォンは金管楽器と思っていたが、金管楽器が唇の振動で音を出すのに対し、サクソフォンはイネ科の多年草であるダンチクで作られたリードを振動させて音を出す木管楽器だそうだ。楽器に疎いと楽器の形にとらわれ勘違いしてしまう。
 サクソフォンは音域が広く重厚感を感じた。吉尾氏は体を躍動させながら熱演してくれた。


 3番手は女性3人のTrio Brilleである。brilleはドイツ語でメガネの意味だそうだ。3人ともメガネをかけていなかった。なぜbrilleと名づけたかは聞き漏らした。
 テーマは「ユーフォニアムとヴァイオリンのアンサンブルへの挑戦」だそうだ。ユーフォニアムは、チューバに似たチューバより小さい金管楽器である。ピアノとユーフォニアムとヴァイオリンのアンサンブルで
1.「ホロ・スタッカート」 ディニク作曲
2.「カノン」 パッヘルベル作曲
3.「情熱大陸」 葉加瀬太郎作曲 を演奏してくれた。ピアノとユーフォニアムとヴァイオリンを得意とする仲良し3人の息の合った熱演を楽しんだ。


 4番手は「和楽器で埼玉愛」を合言葉にした和楽器カルテット サイタマテックである。和楽器は三味線、尺八、琴、25弦箏で、埼玉の伝統・文化・名産等をモチーフとしたオリジナル楽曲を中心に地域に根ざした活動を展開していて、
1.「Wishing the ocean」 宮城道雄原曲、サイタマテック編曲
2.「鉄道の街」 田辺明作曲
3.「盆栽の街」 田辺明作曲 を演奏してくれた。
 大宮には鉄道博物館、盆栽美術館があるから鉄道の街、盆栽の街は間違いないが、曲の雰囲気から鉄道、盆栽は感じにくかった。和楽器の演奏を聴く機会はほとんど無くなったので、久しぶりに宮城道雄を聴いた。和楽器の演奏会を期待したい。


 4組が順番に演奏していくので、和楽器カルテット演奏が終わると演奏会は終了である。4組が勢揃いすることもないし、アンコールも無い。締めが欲しいね。
 総合司会がwith youコンサートの趣旨を説明し、1組ごとに演奏者を紹介、演奏終了後に演奏者は拍手に応えて退場、司会が次の組を紹介・・,最後に演奏会終了を告げるなど、コンサートの起承転結が欲しい。できれば最後に出場4組が勢揃いし、会場の拍手を受けて散会を期待したい。
  (2023.11)

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