なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

1年振りの秩父路① ~天然◯◯物編~… 

2021年10月06日 | 

おはようございますZUYAさんです

映画のように“予告編”として先に目玉の場面を書いちゃいましたが、楽しんでいただけるように話をたくさん盛って書きますから(←おいおい盛るなよ!)、まぁお暇な時に読んでくださいね~

 

 

 

早朝の西武秩父駅に降り立ました。天気は快晴。体調が良ければ絶好の登山日和だったのですがね

平日とは言え、訪れる観光客の少なさに少し戸惑いを感じました。東京に住んでから早20年。その間数え切れないほど秩父には来ていますから、もうほとんどの観光スポットは行き尽くしてしまいました。んなわけで、今回の旅のテーマは行ったことのないところ(行きたいと思わなかったところ)をあえて選んで回ろうと

 

 

 

先ずは定例行事の秩父鉄道御花畑駅にある立ち食い蕎麦で朝食。カレーうどんと迷いましたがここは「きのこそば」です。蕎麦が有名な秩父ですが、下手にマズい蕎麦屋に入るよりよっぽど安くて美味いですよ

そこから秩父神社で旅の安全等を祈願してから(←“等”って何?)、バスに乗り込みました。1時間ほど揺られて着いた先は秩父市吉田エリア。いわゆる「西秩父」ですね。バスの終点はアウトドアを楽しめる「吉田元気村」なる施設の前 

 

 

 

 

そこから15分ほど歩きますと「合角(かっかく)ダム」に到着(わりと坂道ですよ)。近年、全国各地の「ダムカレー」なるものが流行っているそうですが、ZUYAさんは全く興味が無く、天空にある緑と湖面の色を楽しみました

 

 

 

ダム湖の中ほど遠くに見える合角漣大橋(白い橋です)。“あそこまで歩いて向こう側からも撮ってみよう”と思ったわけです。ダムからは1キロちょっと歩かないといけません。歩いている人など全くいない道を進み、トンネルを抜けたら林道へ入りました。今回の旅、気温が高いことは事前にわかっていましたので、半袖シャツにハーフパンツという姿で来ていました。が、山道を歩くことは想定していなかったので、サンダル履きは完璧に失敗でしたね

 

 

全く人と出逢わない道は、もう慣れっこですからね。とは言えここは秩父、熊を始め野生の動物がいますからね。いつものように「森のくまさん」を口ずさみながら、警戒して進んでいると前方の岩の上に動物の頭部らしいシルエットを見つけました…

あ…

あれ…って

熊やんけ…(>_<)

 

足が固まりました。この時点(7~8m)では、光の加減で動物の頭部であることしかわからなかったのですが、こちらを見てる“熱視線”は凄く感じました。実際、普通に歩いていれば目線をやるような位置ではないので、その熱視線にZUYAさんも気が付かされたのだと思います

なぁんて今なら解説できますが、その場では必死のパッチですよ

家を出る前に十徳ナイフをリュックに入れておこうかどうか迷ったのですが、山に入る予定は無く昨年の職務質問も頭に浮かんだので入れて来なかったことを後悔しました。と言うことで武器は無し

とりあえず

「これはくまったぞ(←困ったぞ)」

と、ダジャレを口に出してみましたが誰も笑わないし、前方に鎮座する彼(彼女)もクスりともしません

 

観る角度(太陽の光線)を変えるために、林道の幅限界にまで移動してみると、“あれ?耳が長いなぁ”。ZUYAさんの脳ミソをフル回転させて熊のイメージを思い浮かべてみましたが、耳ってあんな形だったっけ?

もそっと、ちこう寄ってみまして(4、5mくらい)、カメラの望遠レンズで観てみますと二ホンカモシカであることが判明。またもや脳ミソをフル回転させてカモシカに関するデータを呼び起こすも、“天然記念物”であるとかぐらいしか知らない…全く何と役に立たない情報なのだ

 

 

しかし山深くてスマホの電波も届かない上に、獣を前にして目線を外すなんて自殺行為ですからね。ましてや検索中に広告に綺麗なお姉さんの写真なんか出て来て目を奪われたりしていたら…

 

話を続けます

確か、“カモシカは攻撃性がなく向こうが逃げる”と言うあまり確信のない情報が、数分後にZUYAさんの脳ミソからはじき出されました。遠い昔に保科館の女将さんが言っていたような…

とりあえず、彼(彼女)の目前を通り先に進むことにしました。例え背にして逃げたとしても追いつかれるに決まってますからね。もちろん恐怖を絶ち切るには、ZUYAさんのスぺシャルトークしかないので、名前、住所、生年月日等を聞きながら前を通りました(3mぐらい)。もちろん“ダジャレはお嫌い?”と、もう一度聞いてみましたよ

とにかく向こうは一瞬たりとも視線を外さず、ずぅ~っとZUYAさんを見続けている。まぁこっちもそうですが、でも決して怒っている目ではなかったです

 

 

通り過ぎてからもう一枚だけ撮らせてもらいました。まだこちらを見てますね。ひょっとしたらZUYAさんのポニーテールが羨ましかったのかもしれませんねぇ

 

 

 

橋まで辿り着くと橋の上から釣りをしている人達が多くいて、先ほどの極度の緊張感から文字通り解放されました。湖面にもいくつもボートが浮かんでいますね。どうやらワカサギ釣りのメッカのようです。写真を撮ってダム湖の反対側を回ってスタート地点に戻りましたが、また何が出てくるのではとドキドキでしたね

 

 

 

 

このダム湖は秩父市と小鹿野町の両方にまたがっています。「合角(かっかく)」は沈んだ集落の名から付けられたようです。「ごうかく」とも読めるので“験担ぎ”にやって来る人達も多いようです

いただけないのはダム湖の名「西秩父桃湖」。変な名前だなぁと思ったら当時の県知事の娘の名前を使ったとかで、随分と物議をかましたようです(建前は公募の中から選ばれたらしい)

ダムの事務所の側にある「合角蕎麦」と言うお店に入りました。メニューは2種のみしかなく、噂のダムカレーもありませんでした(おそらく緊急事態宣言の影響で)。もちろん楽しみしていたアルコールもありません

 

 

 

950円の「もり蕎麦セット」を注文。製麺所で作られる既製品ではなくちゃんとした手打ち蕎麦(二八)で、美味しく頂ました  

 

さて話が長くなってしまったので、今回はここらで。

To be continued...

Have A Good Day,Folks!