11月に入ると、土浦では亀城公園で菊まつりが始まります。我が家でも続々と菊が咲き始めました。宿根性で毎年同じ花が咲きますが、種でも繁殖するようで、時々新しい種類の花が咲くのです。菊科の種は風で運ばれますので、恐らく、近所の庭から飛んで来るのでしょう。菊の花言葉は「あなたはとても素晴らしい友達」です。
褒め言葉ではありますが、おだて言葉の場合も多く、意識的にあおり立てその気にさせようとする作戦です。褒められれば誰しも悪い気はせず、その気になってしまうのです。子供の教育にも、「褒めて育てる」ことが非常に効果的で、その実践が勧められています。逆に、欠点を挙げ連ねてけなし、相手を落ち込ませててはやし立てるにはいじめっ子の常套手段です。それをむき怒ったり、がっくり落ち込んだりして反応すると、いじめっ子を勢いづかせる結果となり、いじめをますますエスカレートさせてしまうのです。「蛙の面に水」を貫いていればよいのです。
土浦に定住しするようになったのは15年前です。土浦に知り合いが全くない私は、地元のコミュニティーに少しは関わらなければと、公民館の同好会や町内の高齢者クラブに顔を出しました。たちまち罠にかかってしまい、気がついたときには三つのクラブの会長を押しつけられていました。「罠」とは褒め殺しです。経歴や趣味などを披露すると、「素晴らしい」の賛辞が雨嵐のごとく降り注ぎ、いい気分にしておき、その気にさせてしまうのです。私もその手を使うのですが、一人でやってもだめなのです。地元の複数の古株が仕掛け人となって、巧妙に連携して褒め殺した、初めて威力を発揮するのです。その意味では、私は褒め殺しの被害者で、まだヨソ者なのだと実感させられるのです。
私も褒め殺しにあっている口かもしれません。
句会の管理事務が一年ごとに増えていますから^^;