アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ネキリムシの大群

2006年10月22日 | うちの庭では
6号駄鉢で大株に育った弁慶草の根が、コガネムシ類の幼虫、ネキリムシに食い尽くされてしまいました。小さな鉢の中になんと52匹ものネキリムシがうようよひしめいていました。30本ほどに増えた茎は、ばらばらに完全に分離していました。弁慶草は丈夫な野草ですので、分離された茎はそれぞれ根を再生させ、独立した株となって再出発できます。
鉢土はネキリムシが土をほぐし糞を混ぜたので、ふかふかの団粒構造になっていました。見た目には理想的な土壌構造に改善されているように思えます。自然界では大きくなり過ぎた株をネキリムシが株分けし、ついでに土壌構造を再生させる仕組みが働いているのでしょう。農耕上はネキリムシは駆除が困難な害虫として目の敵にされますが、自然界ではそれなりの役割を演じているのです。
9月30日のNHK朝ドラ「青春きらり」最終回で、主人公桜子は「意味の無い人生は無い。輝きの無い人生は無い」との辞世の名句を残して、辛苦に耐え懸命に生き抜いた短い人生に満足して逝きました。農民や園芸家に害虫扱いされるネキリムシも意味があり輝きのあるその営で、自然界に貢献して存在しているのだと思わずにおれません。
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