孫の誕生を記念して植えた菊桃で、もう樹齢10年となりました。ピンクの花を沢山咲かせてくれるので、春の庭を華やかにしてくれます。樹下にはムスカリが群生しており、ピンクとアオの共演が目を楽しめてくれます。花言葉は「天下無敵」です。
「天下無敵」とは、通常は、他の追従を許さない強さを意味します。いわゆるナンバーワンのことです。文字通り唯一の人物ですから、極めて稀有な存在です。しかし私も「天下無敵」に成れるような気がします。敵を作らなければ「天下無敵」に違いありませんから、それなら私にもできそうに思うのです。今の私も周囲に敵と思しき者は特に見当たりませんから、「天下無敵」状態です。
父親の転勤に伴い、転校を繰り返した幼い頃の私には友達は少なく、よくいじめられました。いじめっ子は徒党を組んで挑発してくるのです。挑発に反抗したり、落ち込んだりすると、面白がってエスカレートしてゆくのです。小学校に入学した時、家が貧乏で、終戦直後の物資不足の時代でもありましたので、しばらく姉のお下がりのセーラー服や赤いランドセルを着用して通いました。格好のいじめの対象になりましたが、「カエルの面に水」で通しましたので、やがていじめは納まりました。これも見方によっては「天下無敵」なのかもしれません。我ながら、幼い私の取った態度に感心させられます。
今の私にも敵はなく「天下無敵」ではあります。高齢者クラブの会長も8年目になりますが、総勢70人の会員からの苦情・批判もなく、楽しく勤めさせて頂いています。年間活動実績は450件、延参加者数は5000人を数える活発なクラブです。定期的予算は会費・社協助成金・町内会助成金の30万円足らずで潤沢ではありませんが、経費の嵩むイベントには臨時参加費を徴収して充てますので、予算不足は生じません。活動の公告・募集・収支はきちんとクラブの通信誌を通じて会員全員に通知しますので、何の問題も生じず、敵の発生する余地はありません。
「去る者は追わず、来る者は拒まず」で臨み、ボランティア精神で行動するのが、「天下無敵」極意です。どこかの首相のように、嘘をつき、依怙贔屓し、私腹を肥やそうとすれば、政府も、与党も、国会も、行政も麻のように乱れて、国民の信頼を失い、周辺が敵だらけとなり、没落の道をたどるのが運命ではないでしょうか。
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