鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

カイオのゴール、ノミネート

2015年04月30日 | Weblog
高山、カイオ、武富の得点が選出/J1・1st第8節ノミネートゴール
 Jリーグは12日、2015明治安田生命J1ファーストステージ第8節のノミネートゴールを発表した。

 J1ファーストステージ第8節のノミネートゴールは以下の通り。

 高山薫(湘南ベルマーレ)4月29日 サガン鳥栖戦(64分)
 カイオ(鹿島アントラーズ)4月29日 ベガルタ仙台戦(68分)
 武富孝介(柏レイソル)4月29日 川崎フロンターレ戦(46分) 

 各節のノミネートゴールは、インターネットでのファン・サポーターによる一般投票で決定。各節ごとに上位3ゴールが選出される。また、スポーツ・サッカーメディア関係者からの推薦によるノミネートゴールも選ばれ、全ノミネートゴールからJリーグ選考委員が月間ベストゴールを決める。

 なお、月間ベストゴールを対象に、表彰選考委員会により最優秀ゴール賞が決定され、2015Jリーグアウォーズで発表・表彰される。


第8節のノミネートゴールに選出されたカイオのゴールである。
相手からボールを奪いスピードに乗ったドリブルで一気にPA内にまで侵入し決めた。
素晴らしい得点であったと言えよう。
切り返して右足で狙うことは読まれていると判断し、縦に抜けて左足で蹴った判断も良かった。
カイオの成長を感じさせる。
これからも多くのゴールを積み重ねてくれるであろう。
活躍を楽しみにしておる。

マインツ、パク・チュホとの契約を延長

2015年04月30日 | Weblog
マインツがDFパク・チュホと2017年6月まで契約延長
15/4/30 12:08



 日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツは29日、韓国代表DFパク・チュホと2017年6月まで契約を延長したと発表した。パクは水戸や鹿島、磐田などにも所属。2013年にバーゼルからマインツへ加入した。

 クラブによると、クリスティアン・ハイデルGMは「我々にとって重要であり、信頼のある選手に成長した。契約を延長できたことを喜んでいる」とコメントした。昨季のブンデスリーガでパクは27試合に出場して1得点。今季はここまで15試合へ出場している。


パク・チュホと契約延長を発表したマインツである。
マインツのクリスティアン・ハイデルGMは「我々にとって重要であり、信頼のある選手に成長した」と述べ、主軸として考えておることが伝わってくる。
粘り強いプレイが持ち味のパク・チュホがドイツ・ブンデスリーガにて活躍するのは嬉しい。
これからも良い報を待っておる。

渡邊凌磨くん・渡辺柊斗くん、練習参加

2015年04月30日 | Weblog
「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナル突破へ、MF渡邊凌磨、MF渡辺柊斗が鹿島練習参加
15/4/29 15:35



 世界で戦える若き才能を発掘する世界的なスカウトプロジェクト、「NIKE MOST WANTED」のジャパンファイナル(2月)を通過したMF渡邊凌磨(前橋育英高→早稲田大)とMF渡辺柊斗(東海学園高→東海学園大)の2人が、4月23日に鹿島アントラーズのトレーニングに参加した。

 2人はイングランド代表の本拠地、セント・ジョージズ・パークで開催される「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナル(5月1日~3日)に“日本代表”として出場。約6か月間のエリートトレーニングや欧州プロのスカウトの機会を得られる「ナイキアカデミー」入りをかけて、世界各国からスカウトされた才能たちと実力を競い合う。

 今回実現した名門・鹿島への練習参加は日本人初となるナイキアカデミー入りへ向けた最終トレーニングの一環。渡邊凌が「日本代表に行っている選手もいて、そういった選手のプレーを見て、一緒にプレーすることは良い刺激になりました。また、自分がそういった選手と戦っていくためにはどうすればいいのかを考えながらプレーしていました」と語り、渡辺柊が「技術的には大学のサッカーと変わらないなとも感じたんですけど、フィジカル面、スピードとか、相手への寄せとか、身体的なものは全然違いました。思った以上に全然違いました」と振り返ったトレーニングでは、まず1時間程度ランニングやボール回しのウォーミングアップを行った後、6人ずつ3チームに分かれ、ハーフコートをさらに半分に区切ったピッチでミニゲームを実施した。

 攻撃側、守備側が目まぐるしく入れ替わる変則メニューのこのミニゲームは1時間にわたって行われたが、その中で2人は懸命にプレーし、随所で高いテクニックを披露した。2人とともにミニゲームを行った日本代表DF昌子源は「2人ともドリブラーの印象ですね。タイミングを僕もずらされたり、シュートも1本も打たせないつもりでしたけど、見事に抜かれて、点を入れられる場面もありました。日本にはドリブルで勝負できるタイプはそれほど多くないので、ぜひ世界に行ってもドリブルでチャレンジしてほしいですね」と語り、「僕はポジションが2人とは違ってCBですけど、CBはとくに失点をして学ぶと言われます。僕は失点から多くのことを学んでいるので、アタッカーだったら相手にボールを取られても、次に抜くためにはどうすればいいか。失敗して学んでほしいと思います。僕自身もそうやって、まだまだ今も成長中だと自分でも思っているので。しっかり、これからもいろんなことを吸収してほしい」とアドバイスを送った。

 鹿島のトニーニョ・セレーゾ監督は「サッカーが好きで、自分の夢を追いかけているという、そのことがまず重要です。目指しているものを得られるように、幸運を祈っています。NIKEという素晴らしいバックアップがあって、夢への道を開いてもらったわけだから、このチャンスを生かして、ぜひ夢を実現させてください」とエール。2人は昌子やMF本山雅志のプレーに驚き、球際の強さをなどを体感したこの日の貴重な経験を世界での戦いや将来に繋げるつもりだ。

 渡辺柊は「今日の経験はすごく自分の中では大きくて、相手も強いし、つぶされたりしたんですけど、だからといって簡単にプレーするとかじゃなくて、やっぱり自分の良さを生かしながらプレーしたいと思います。もっと状況判断を早くして、自分の持ち味を出せるようにやっていきたいと思います」と宣言。そして渡邊凌は「(この日のトレーニングから)もっとタッチ数を少なくプレーしなきゃいけないんだな、と。ボールをもらう前にプランを考えて、相手の動きをしっかり見てないと、いいプレーは出せないと改めて思いました。グローバルファイナルではそこを生かせればと思います」と誓った。

 渡邊凌と渡辺柊はジャパンファイナルで世界切符を獲得してから体幹強化、筋力アップに努めるなど世界を意識したトレーニングを積んできた。そして名門クラブで学び、決意を新たにした2人は、4月30日にいよいよイングランドへ向けて出発する。

[写真]鹿島の練習に参加した渡邊凌(右)と渡辺柊(左)が日本代表DF昌子からエールを受けた

(協力=NIKE)


鹿島の練習に参加した早稲田大学の渡邊凌磨くんと東海学園大学の渡辺柊斗くんである。
二人は、世界で戦える若き才能を発掘する世界的なスカウトプロジェクト、「NIKE MOST WANTED」のジャパンファイナルを通過した逸材である。
鹿島での練習から刺激を受け、未来を大きく広げておる様子。
二人の将来を楽しみにしたい。

J1第8節 仙台×鹿島マッチレビュー

2015年04月30日 | Weblog
J1第8節 仙台×鹿島マッチレビュー
April 29, 2015 9:16 PM

J1第8節 
ベガルタ仙台×鹿島アントラーズ@ユアテックスタジアム仙台
解説:三浦淳寛 実況:西岡明彦 インタビュアー:中田浩光

【ベガルタ仙台 渡邉晋監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日のゲームの90分から振り返っていただけますでしょうか?

A、まず前半は非常に良いゲームへの入り、
ゲームも大方支配できていましたし
本当に危ないシーンというのも少ない中で
リスタートの失点は本当に去年からの反省もあって
色々と我々も形を変えながら、手を加えながら
これまで本当に粘り強く守れていたんですけど
時間帯も含めてリスタートでの失点というのが
ちょっともったいなかったかなという感じはしています。
後半も「ゲームそのものは支配しているので
同じようにゲームを進めていきましょう」と話は選手ともして
その中で隙を突きながらという所を窺っていたんですけど
逆に我々のミスからカウンターを許してしまってといった所からは
少し後手になりつつあったかなという感じはしています。
ただ、最後もう一度選手が本当にパワーを出して
1つ取り返せたという所は前向きに捉えたいと思いますし、
何よりも連戦なのでもうすぐ次に切り替えて
負けてうなだれることなく次に進んでいきたいと思います。

Q、先制されるまでは攻撃で自分たちのやりたい形は
ある程度できていたということでしょうか?

A、攻撃のみならず守備も本当に我々の狙いを持って
やらせたくない所とやらせても良い場所と
それをしっかり整理しながら
良い形でオーガナイズされた守備だったと思います。
その先のアタックというものも
最後の精度とかアイデアがもう少し工夫できれば良かったんですけど
そのあたりももうちょっとトレーニングを積みながら
進んでいきたいと思います。

Q、連戦を迎えての最後の1点は次に繋がる1点でしたね。

A、間違いなくそういう風に捉えています。
1万7千を超えるサポーターの後押しがあってこその
あのゴールだったと思いますし、
もちろん結果は満足できないものですけど
次に向くためには非常に大きな1点だという風に思います。

Q、今日はケガから復帰してきた選手もいました。
菅井選手の動きはいかがだったでしょうか?

A、本来の彼からすればまだまだだなという感じはしました。
しかしながら、今はケガ人が多い所から徐々に戻っている状況で
間違いなく彼は大きな戦力になると思いますし
1つ今日やれたことでまた良い状態に
近付けるのではないかなと思っています。

Q、すぐ次のゲームが待っています。
次節に向けてサポーターへメッセージをお願いします。

A、もうとにかく頭をしっかりと切り替えて、準備期間も短いですし、
「次こそは勝ち点をしっかり取るんだ」
「勝ち点3を取るんだ」という気迫を持って進んでいきますので
引き続き後押ししていただければと思います。

【鹿島アントラーズ トニーニョ・セレーゾ監督インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずは今日の90分を振り返っていただけますか?

A、ちょっと前半の立ち上がりは
どうしても相手のホームですので積極性は相手の方があったし、
セカンドボールに対する反応も相手の方が
我々よりも一歩速かった所がありました。
それは非常に自分たちが後手を踏んでいた状況でもありましたが、
20分過ぎから相手もどうしても気持ちの部分と
運動量が一時的に上げた後に落ちる訳なので、
凌いだ所で我々がしっかりできたんじゃないかなと思います。
ちょっと中央にボールを入れ過ぎてしまって
自分たちから苦しい展開にしてしまった部分があったんじゃないかと。
特にサイドから崩していけばもうちょっとチャンスが創れると言った所で
そういう風にチャンスが生まれていった訳であって
後半はそういった部分で揺さぶり、
サイドチェンジをすることによって攻撃をやれたのではないかと。
相手の方が明確な戦法を立てていた訳であって
ロングボールを蹴ってセカンドボールを拾うと。
そこから危うく失点しそうな場面もありましたし、
あるいは失点をした場面でもそうでしたけど
必ずロングボールやクロスボールからのセカンドを拾うという状況でしたので
その戦法はわかっていたのだから
そこをもう少し自分たちで対応とリアクションを早くできればと思っていました。

Q、できればゼロで終わりたかったでしょうか?

A、当然ロスタイムに近い時間帯でしたので
ゼロで終われれば一番良いんですけど
疲労と未熟さという部分はあのプレーだけでなくて、
他のプレーでも普段だったら「こういうことをやって欲しい」と伝えて
それができている選手がいた訳であって、
そこはまだ経験値の浅さだったという所はありました。
あとは疲労という部分で明確なプレーができない所は
まだチームとして、選手個人として未熟な部分であって
引き続きこの有望な若手を指導していきたいと思っています。

青木選手は非常に良い入り方をしたと思います。
梅鉢選手に関してはちょっと押されている状況の雰囲気で
プレーに入り切れなかったかなと思います。
途中出場の選手にとっては非常に厳しい展開かなと。
あとは赤選手は出場時間が短いので
どうしてもこういう相手に押された状況で
あまり自分のプレーを見せる時間がなかったのかなと思います。

Q、今日は久々に先発で小笠原選手が出ましたが、
彼の動きは監督の目にどう映ったでしょう?

A、怪我をしてから回復の期間がありましたし、
メディカルスタッフと相談しながら
彼の回復や復帰時期というのを調整していた訳であって
最初はボール回しから始まり、ゲーム形式の部分で対人をやって、
メディカルからゴーサインが出たのでそこで判断をした訳であって
非常に良いパフォーマンスをしてくれたのではないかなと思いますし
チームとしてもう1人、選手や戦力があるというのは
非常に喜ばしいことだと思っています。

Q、次は甲府戦がすぐ待っていて、ACLの戦いもあります。
サポーターへ向けてメッセージをお願いします。

A、本当に難しい日程の中で戦わなくてはいけない訳ですが
僕らはその日程の通りに乗り越えていかなくてはいけないので
それを支えてもらえればと僕は心の底からお願いしたいと思いますし、
特にホームでの勝率というのが今は低いので
みなさんに今週末と来週の火曜日は満員のスタジアムにしてもらって
我々は精神的にも肉体的にもキツい時期ですので
皆さんの声援があって、夢のまず1つ、
チームが連勝する、リーグ戦においてホームで勝つということ、
その次にはACLの予選突破が掛かった試合で
力になってくれることを願っていますし
この10日間は我々にとってもサポーターにとっても
非常に緊張感や精神的な疲労が溜まる週かもしれませんけど、
全員で力を合わせてそれぞれの目的を達成できればなと思っています。

【鹿島アントラーズ 昌子源インタビュー(試合後・中継内)】
Q、まずはご自身の今シーズン初ゴールから振り返っていただけますか?

A、柴崎から良いボールが来て合わせるだけだったので
ほとんど岳のゴールかなと思います。岳に感謝したいです。

Q、低いボールというのはご自身の中でイメージはありましたか?

A、いや、正直なかったですし
途中で相手が前で飛んだのでボールが見えなくなったんですけど
思い切って頭を出したのが良かったと思います。

Q、その先制点がアウェイで貴重な勝ち点3をもたらしました。

A、アウェイで勝ち点3を取れたのは凄い嬉しいですけど
僕はセンターバックなので最後の1失点というのが凄く悔しくて
喜びも半減する失点だったんじゃないかなと思います

Q、試合終了のホイッスルが鳴った後、
あまり笑顔が見られなかったのはそのあたりだったのでしょうか?

A、そうですね、色々な記者の方とかが
連続失点記録というのも言いますし、
あとはディフェンスとしては凄く気になる数字ですし
失点が多いのは数字を見ればわかることですから
その点はセンターバックをやっている以上
ゼロというのを求めていきたいと。
チーム全体で最後にこうやって緩んでしまったというのが
こういう結果に繋がったと思います。

Q、次はすぐにホームに帰ってゲームがあります。
そしてその次には大事な大事なACLの試合が待っています。
次へ向けての意気込みを聞かせて下さい。

A、アウェイで勝てたことを凄くプラスに考えて
この良い風というのをホームに持って帰って
ACLにもしっかり繋げたいと思います。

【三浦淳寛氏のレビュー】
(仙台)
前半は仙台のペースだったと思うんですね。
中盤の人数を増やして
ある程度コントロールした前半だったと思うんですけど
特にあのコーナーキックですね。あの失点1つが残念でした。
監督もおっしゃっていましたが、
セットプレーの守備は私も少し気になりましたね。
やっぱりピンチになるシーンがいくつか続きましたから
そこの修正というのはしてくるでしょう。

攻撃面では前節と少し戦い方が変わりましたよね。
奥埜が少し下がって
両ワイドの野沢と茂木が中に入ることによって
中盤の厚さというのは出たんじゃないでしょうか。
そこでボールコントロールやボール支配率というのは
中盤の選手の数的有利で生まれたんじゃないかなと思います。

渡邉監督のお話を聞いていると
しっかりとした分析がもう既にできているなという印象があります。
あとはそれを修正しながら次の試合に向けて
気持ちを切り替えるということもおっしゃっていましたね。

今日の試合に関して言えば
良い部分もたくさんありましたし
修正する部分ももちろんありますけど
前半に関しては可能性を感じたゲーム内容だったと思います。

(鹿島)
後半はアントラーズがボールを持つ時間が長くなって
相手のミスを突いた得点で完全に
自分たちのペースに持っていったなと思います。
試合の終わらせ方はアントラーズの伝統からいくと
完封はできたんじゃないかなと。
昌子選手は記者の言葉が凄く気になっているんですね。
意外とそういうのが選手は気になるんですよ。
知らなくていいことも耳に入ってきますからね。
でも、これはアントラーズのことを考えると
知っていてもいいことだと思いますよ。

カイオ選手の2点目は
ドリブルが素晴らしいですよね。
良いカットから、シュートの1つ前のシーンなんですけど
誘ってからの切り返しがDFより一瞬速かったです。

もちろん疲労もあると思いますが
内容が伴わなくても勝つチームというのが
アントラーズだと思うんですよね。
今日は前半の流れが悪い中で我慢して
セットプレーで1本取ったと。
後半も相手の隙を突いて点を取ったと。
そうなると、課題は昌子選手も言っていたように最後の失点ですよね。

時間を考えたらハッキリとしたプレーが必要でしたよね。
まずスローインから入ったと思うんですけど
そこへの反応の良さとか、みんなもっとで声を出して締める部分とか
やることはいくつかあると思うんですよね。
それが少しフワッとした感じになったというのかなと思います。

ファン・ソッコ選手に替えて青木選手を使った所は
非常に意図も見えますし、
次の試合のことも考えてということもわかりますし、
凄く良かったと思いますね。
前線の2枚も替えましたがフレッシュな状態なので、
そのへんもそういう選手をもっと使っていくことが大事かなと思います。
小笠原選手もフル出場しましたが、もう全然問題ないと思いますね。
今日の試合でも一番戦っていたんじゃないでしょうか。

【Jリーグブログ的データ】
J1第8節
ベガルタ仙台 1-2 鹿島アントラーズ
入場者数:17,001人 天候:晴、弱風
気温:20.1度 湿度:52%
主審:榎本一慶 
副審:蒲澤淳一、清水崇之
第4の審判員:大友一平

《得点者》
<仙台>
90+2'金園英学①
<鹿島>
43'昌子源①(アシスト:柴崎岳)
68'カイオ②

《選手寸評》
(仙台)
GK六反勇治...失点はノーチャンス。それ以外は概ね安定していた
DF多々良敦斗...守備面では一定の成果も攻撃面では物足りない出来で最初の交替選手に
(→DF菅井直樹...復帰戦で積極性は見せたものの間接的に失点へ絡む)
DF鎌田次郎□...高崎とのエアバトルは五分以上もカイオには振り切られた
DF渡部博文□...クサビへの激しいチェックで相手に基点を創らせなかった
DF石川直樹...前半は再三オーバーラップも後半は押し込まれて自重する場面が続いた
MF茂木駿佑...こなせてはいるが彼でなくてはいけない理由は薄れつつあるか
(→FW金園英学①...30分間の出場でチーム最多シュートの積極性が執念の1点へ)
MFリャン・ヨンギ...FKではポスト直撃の好キックも流れの中での存在感は希薄
MF富田晋伍...いつも通りの激しいプレーを維持したが2失点目のパスミスは痛恨
MF野沢拓也...古巣対決に気合が入り過ぎたのからしくないミスも目立った
FW奥埜博亮...全体的にギャップで受ける動きがいつもより少なかったか
(→MF藤村慶太...J1デビューは果たした。次は何をチームにもたらすことができるか)
FWウイルソン...コンディションは戻りつつある。サイドに流れて基点創出も

《選手寸評》
(鹿島)
GK曽ヶ端準...ハイボールへの安定感は抜群。それだけに無失点で終わりたかった
DF西大伍...守備面での粘り強さが目立つ。絞って野沢にしつこく食い下がるシーンも
DFファン・ソッコ□...ウイルソンとやり合い続けた対価として次節は出場停止に
(→DF青木剛...ボランチでもCBでも計算できる。本物のユーティリティ)
DF昌子源①...難しいヘディングで今季リーグ初ゴールも試合後は失点に反省の弁
DF山本脩斗...高さも含めた競り合いの強さは仙台のような相手に真価を発揮する
MF柴崎岳...プレースキッカーとしても一流。この日もカウンター時はピッチを駆け抜ける
MF小笠原満男...ボールに関与しない時間帯での存在感がこの男の真骨頂
MF遠藤康...前半からボールを引き出す回数が限られやや消化不良に
(→FW赤秀平...5分あまりの出場だがフィニッシュに1回は絡みたい)
MF土居聖真...狡猾なポジショニングが影を潜める。3本というシュート数ほど印象はない
MFカイオ②...前半は沈黙する時間が続いたが得点シーンのドリブルは切れ味抜群
FW高崎寛之...鎌田や渡部の監視下に置かれ金崎以上の存在感は打ち出せず
(→MF梅鉢貴秀...クローザーとして入ったなら失点シーンの反応は改善の余地あり)

再放送スケジュールは
5月1日(金)深夜3:30~午前5:45 J SPORTS 3
となっています。
是非このマッチレビューと共に再放送もお楽しみ下さい!

土屋


仙台戦に於けるインタビュー及び三浦氏のマッチレビュー、そして選手寸評を綴るJSPORTSの土屋氏である。
三浦氏の「小笠原選手もフル出場しましたが、もう全然問題ないと思いますね。
今日の試合でも一番戦っていたんじゃないでしょうか」
というコメントは非常に嬉しい。
選手寸評でも「ボールに関与しない時間帯での存在感がこの男の真骨頂」とあり、テレビの画面からだけでは伝わらぬプレイについて代弁しておる。
小笠原満男をスタジアムで観ると別格であることがよくわかる。
是非とも全体を見渡せる「良い」席にて堪能して欲しい。
戦う満男と共に勝利を積み重ねて行きたい。

仙台戦報道

2015年04月30日 | Weblog
鹿島今季3勝目、仙台追い上げ届かず/仙-鹿8節
[2015年4月29日17時52分]


前半、先制ゴールを決めガッツポーズする鹿島DF昌子(撮影・下田雄一)

<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ

 東日本大震災の被災地として試合前、25日に発生したネパール地震の犠牲者へ黙とうをささげた一戦。10位タイの鹿島が2ゴールで8位仙台に快勝した。

 序盤はホーム仙台が主導権を取った。前半9分にMF梁の左CKからDF渡部のヘッド、11分に右クロスから前鹿島MF野沢の右足シュートが相手ゴールを脅かす。17分には、ゴール前やや左で得たMF梁の右足FKが左ポストをたたく。39分には右クロスにMF奥埜がうまく頭で合わせたが、ライン上ギリギリでGK曽ケ端に阻まれた。

 押されていた鹿島だったが、ワンチャンスをものにする。43分、MF柴崎の右CK。中央に入ったDF昌子が頭で合わせてゴール左隅に流し込んだ。22歳の日本代表コンビのゴールで鹿島が先制に成功した。

 1-0で迎えた後半も鹿が得点を奪った。23分、敵陣でボールをカットしたMFカイオがDFをかわしてゴール前に持ち込み、左足でゴール右に技ありの一撃。昨季のベストヤングプレーヤー賞に今季2ゴール目が生まれた。得点後は観客に駆け寄り、手を耳に当てさらなる応援を求めた。

 仙台は左ふくらはぎ痛から約1カ月ぶりに復帰した右サイドバック菅井、さらにFW金園を投入して攻勢を強める。33分には、その菅井の攻撃参加からチャンスをつくり、FWウィルソンからボールを受けた梁が右足でシュートを放ったが、わずかに左にそれた。後半ロスタイムには、金園がゴール前の混戦から執念で押し込み1点差に。しかし時既に遅く、アウェー鹿島が今季3勝目を上げた。

鹿島DF昌子「次は無失点」終了間際の1発に怒り
[2015年4月29日20時33分]


前半、先制ゴールを決めガッツポーズする鹿島DF昌子(撮影・下田雄一)

<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ

 鹿島の日本代表コンビが勝利に貢献した。

 前半43分、MF柴崎岳(22)の右CKにDF昌子源(22)が頭で合わせ、ゴール左に流し込んだ。同期入団の2人の息の合ったプレーで昌子の今季初ゴールが生まれると、後半23分にMFカイオ(21)が追加点。敵陣でボールを奪うと、DFをかわしてゴール前に持ち込む。巧みに相手守備の間をすり抜け、最後は左足でゴール右に蹴り込んだ。

 しかし、今季初完封目前の後半ロスタイムに失点。何とか逃げ切って3勝目を挙げ、昌子の得点がV弾にはなったものの、怒りが収まらない。普段は冗舌だが「結果がすべて。次は無失点でいけるよう頑張ります」と短く話し、スタジアムを後にした。柴崎も取材を断ってバスに乗り込んだ。

柴崎、遠藤&俊輔&小笠原に並ぶセットから月間3点
[2015年4月30日7時51分 紙面から]


前半、鹿島MF柴崎(中央)は昌子(左)のゴールをアシストし祝福される。右は小笠原

<J1:仙台1-2鹿島>◇第8節◇29日◇ユアスタ

 鹿島の日本代表MF柴崎岳(22)が日本人最多タイとなる月間3度目の、セットプレーからのアシスト(FK2点、CK1点)を記録した。アウェー仙台戦の前半43分、右足で蹴ったCKでDF昌子源(22)の先制点をアシスト。今季から鹿島の正キッカーを任される男が、過去に遠藤保仁(G大阪)中村俊輔(横浜)小笠原満男(鹿島)らが打ち立てた数字に並んだ。試合は勝利した。

 鹿島MF柴崎が、日本を代表するプレースキッカーと肩を並べた。0-0で迎えた仙台戦の前半43分、右CKを獲得すると迷わずコーナーへ。助走を取り、右足で蹴り上げる。GKから遠ざかる回転でペナルティーエリア中央に上げると、DF昌子の頭にピタリ。序盤から仙台に押された嫌な流れを断ち切った。

 同期で日本代表の昌子と抱き合うと、満面の笑みで互いの体をたたき合った。今月は、3日の鳥栖戦と16日の柏戦でFKからアシストしており、セットプレーからのアシストは、日本人の月間最多タイ記録となる3度目。過去に遠藤や中村、小笠原ら日本の名手がマークした数字に次代を担う男が追いついた。

 鹿島のキッカーは90年代から小笠原が不動だった。柴崎も天才肌と見られがちだが、入団後は精度が低く、強化担当20年目の鈴木常務は「正直、キックで勝負する選手じゃないのかな」と思ったという。それが変わったのは地道な努力。チームがシュート練習する中、1人だけ別行動でFK練習する日が増えた。試行錯誤を重ね「2回に1回は思い通りの球を蹴れるようになった」と実感している。

 日本代表で受けた刺激も大きい。昨年9月のデビュー戦(対ベネズエラ)で当時のアギーレ監督から右のキッカーに指名され、ハリルホジッチ監督に代わってもキッカー候補として期待されている。環境や立場は人を変えていく。7日のACL広州恒大戦も含めれば、今月はセットプレーだけで4アシストだ。

 この日は自身の活躍で勝利に導いたが、後半ロスタイムに失点。今季初完封を逃した悔しさか、取材には無言だった。それでも応援してくれた被災地のファンを進化した右足で喜ばせ、充実した表情で帰りのバスに乗り込んだ。【木下淳】

 ◆セットプレーによるアシストのJ1月間記録 磐田MFドゥンガが98年4月にマークした5回(FK3、CK2)が最多。2位の月間4回は96年4月の名古屋MFストイコビッチら過去4人で、いずれも外国人選手。月間3回は昨年まで延べ26人が達成しているが、日本人選手ではG大阪MF遠藤(3度)鹿島MF小笠原(3度)横浜MF中村(2度)の3人が複数回マーク。今季の4月は、鹿島MF柴崎と鳥栖MF藤田がセットプレーから3回のアシストを記録。

昌子 代表DFの決定力見せた 失点には反省「シビアな部分」
J1第1S第8節 鹿島2―1仙台 (4月29日 ユアスタ)


<仙台・鹿島>前半、先制ゴールを決め、サポーターの声援に応える鹿島・昌子
Photo By 共同


 鹿島の日本代表DF昌子が今季初ゴールを決めた。0―0の前半43分、同MF柴崎の右CKを頭で押し込んで先制した。

 もっとも2―0の後半ロスタイムに失点して開幕からの連続失点試合は8となり、延長Vゴール方式が廃止された03年以降のクラブワースト記録を更新。昌子は勝利に貢献しながらも「完封できていないんで。結果が全て。センターバックとしては失点に一番厳しく、シビアな部分」と反省ばかりが口をついた。

 それでもチームは勝敗を五分に戻した。柴崎も4月の公式戦7試合を2得点5アシスト(セットプレーからは4)と好調を維持。11年にともに高卒で入団した同期2人の“代表ホットライン”も今季初めて開通し、巻き返しへの機運は高まる。
[ 2015年4月30日 05:30 ]

【鹿島】昌子、今季初ゴールも悔し失点「CBとしてシビアになる部分」
2015年4月30日6時0分 スポーツ報知


前半、先制ゴールを決め、声援に応える鹿島・昌子

 ◆J1第1ステージ第8節 仙台1―2鹿島(29日・ユアテックスタジアム)

 日本代表で鹿島DF昌子が悔しさを口にした。自身の今季初ゴールでアウェー勝利をものにしたが、ロスタイムに1失点。

 今季13試合で完封がなく、「センターバックとしては失点に一番厳しく、シビアになる部分。悔しさが残る試合となってしまった」と振り返った。ただ、ACLを含め過密日程を戦うチームにとっては大きな1勝。「次は完封になるように」と前を見た。

J1第1ステージ第8節 鹿島 逃げ切る  仙台に2-1

2点目のゴール決めた鹿島・カイオ=ユアスタ、嘉成隆行撮影

明治安田J1第1ステージ第8節(29日・ユアテックスタジアム仙台ほか=9試合)鹿島は仙台を2-1で下し、星を五分に戻した。通算成績は3勝2分け3敗、勝ち点を11に伸ばし8位に浮上した。

鹿島は前半43分、柴崎の右CKを昌子が合わせて先制。後半23分にはカイオが追加点を挙げ、相手の反撃を1点にとどめた。

首位の浦和は最下位の甲府を2-0で退けた。3連勝で開幕から8戦負けなしとし、勝ち点を20に伸ばした。甲府は6連敗。2位のG大阪は宇佐美の6試合連続ゴールで松本を1-0で下し、6連勝で同19とした。FC東京は新潟に1-0で競り勝ち、勝ち点17で3位に浮上した。


源一色の各紙である。
今季初ゴールは停滞した試合を一変させた一発であった。
しかしながら、源本人はアディショナルタイムの失点にを悔やんでおる。
この向上心は源の良さの一つである。
更に成長していくことであろう。
また、その源へボールを送った岳にスポットを当てたのはニッカンである。
「セットプレーからのアシストは、日本人の月間最多タイ記録となる3度目。過去に遠藤や中村、小笠原ら日本の名手がマークした数字に次代を担う男が追いついた」とのこと。
岳のセットプレイの精度は磨きがかかり、大きな武器となっておる。
それは素晴らしい事。
とはいえ、ニッカンの「鹿島のキッカーは90年代から小笠原が不動だった」という報には異論を唱えたい。
当時の鹿島にはビスマルクがおり、満男が蹴ることはまれであった。
鹿島のレジェンドに対して、敬意を欠く報道は止めて欲しいと願う。

サッカーダイジェスト 仙台戦寸評

2015年04月30日 | Weblog
【J1採点&寸評】仙台×鹿島|鹿島は連敗阻止。仙台は好機を活かせず1点を返すのが精一杯
小林健志
2015年04月29日


仙台は前半の決定機逸が悔やまれる。主力に疲労の色が見えるのも心配だ。


【警告】仙台=鎌田(19分)、渡部(69分) 鹿島=ファン・ソッコ(67分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】昌子 源(鹿島)


【試合内容】
 仙台は前節から布陣を変えて4-1-4-1を採用。序盤から鹿島の攻撃を封じ込め、流れを引き寄せて多くの決定機を作った。しかし前半終了間際、柴崎のCKから昌子にヘッドで押し込まれて先制を許してしまう。

 後半は修正を施してきた鹿島の前に劣勢を強いられると、68分には富田のバックパスをカイオにカットされて痛恨の2点目を献上。アディショナルタイムに金園のリーグ戦初ゴールが生まれたが反撃もここまで。リーグ戦3連敗となり、黒星先行となった。

【チーム採点・寸評】
仙台 5
好パフォーマンスを持続させられず。流れを掴んだ時間帯にチャンスを逃すと、連戦による疲労のためか後半はミスが目立った。

鹿島 6
全体として傑出したパフォーマンスを見せたわけではなかった。しかし、手堅い試合運びで勝点3を持ち帰るところはさすが。

【仙台|採点・寸評】
GK
1 六反勇治 5.5
公式戦2試合連続で2点以上を奪われたが大きなミスはなく、失点の責任を彼に負わせるのは酷だ。

DF
33 多々良敦斗 6
積極的に攻撃参加してクロスから決定機を作るなど、動きは良かった。茂木とのコンビも上々。

2 鎌田次郎 5.5
球際で激しい守備を見せたが、前半に警告を受けたことで後半は思い切って前に出られなくなった。

3 渡部博文 5.5
相手のロングボールやクロスをよく撥ね返した。ただ、後半は後手に回る場面が増えた。

5 石川直樹 5
連戦による疲労の色が濃い。特に後半は、パスミスや連係ミスが目立っていた。

MF
31 茂木駿佑 5
攻守に顔を出してはいるが、ただそれだけ。決定機に絡めないうえにシュートは0本だった。

17 富田晋伍 5
アンカーに入ってボールをハント。前半は守備からリズムを作ったものの、後半にパスミスから痛恨の追加点を許す。

10 梁 勇基 5.5
16分に直接FKをポストに当て、79分には決定機逸。徐々に活動量が落ちて存在感が希薄に。

8 野沢拓也 5.5
古巣が相手で、いつも以上に攻守に走り回って奮闘。チャンスを決められていれば……。

7 奥埜博亮 5.5
チャンスに絡めているだけに、足りないのはゴールを決めきる部分だけ。もう一歩、階段を上ってほしい。

FW
9 ウイルソン 5
1トップではどうしても孤立気味になってしまう。金園を投入後に、ようやく持ち味を発揮した。

交代出場
DF
25 菅井直樹 5
負傷から復帰。途中出場で自身の存在感は見せられたが、富田との連係ミスで失点に絡んだのはいただけない。

FW
11 金園英学 6
ホームで待ちに待ったリーグ戦初ゴールを記録。仙台のスタイルにフィットしてきた。

MF
26 藤村慶太 -
短い出場時間ながら、得点シーンに顔を出してアピール成功。今後に期待が持てる活躍だった。

監督
渡邉 晋 5
連戦のマネジメントに苦慮。主力選手に疲労が見られるなか、フレッシュな選手を先発で起用すべきでは。

鹿島は苦しい展開にも我慢を続けて反転攻勢。見事に勝ちを引き寄せる。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6.5
相手のロングボール、クロスへの対応に安定感があった。失点の場面は責められない。

DF
22 西 大伍 6
前半はミスが目についた。後半は積極的な攻撃参加が多く見られ、持ち味を活かした印象。

14 ファン・ソッコ 5.5
ラフプレーが多く、主審の再三の注意を聞かずに警告を受ける。退場する可能性もあったため、途中交代は妥当。

3 昌子 源 6.5
身体を張った守備のみならず、前半終了間際にセットプレーから得点してチームに勢いを与えた。

16 山本脩斗 6
背後のスペースを突かれた半面、果敢に攻め上がりチャンスを創出。らしさは見せた。

MF
20 柴崎 岳 6.5
落ち着いたボール捌きで攻撃のリズムを作り出す。正確なセットプレーから1点目をアシストした。

40 小笠原満男 5.5
スルーパスなど持ち味を見せた。しかし、消えている時間も多く、減点材料に。

25 遠藤 康 5.5
前半に訪れたセットプレーからのシュートは決めたかった。得点に直結するプレーがもっと欲しい。

7 カイオ 6
スピードを活かした突破がなかった前半から一転、後半は活き活きと動いて貴重な追加点もゲット。

8 土居聖真 6
攻守でチームのために献身的に走った。ボールを収めて前を向く技術は一級品で、仙台を苦しめる。

FW
15 高崎寛之 5.5
ポストプレーや守備で奮闘したが、シュート1本。なかなか波に乗れないのが気掛かり。

交代出場
DF
5 青木 剛 5.5
ファン・ソッコと途中交代でCBに入る。マークしていた金園に反転されてゴールを許す。

MF
27 梅鉢貴秀 -
試合終盤にクリアミスで失点に絡む。チャンスを作っていただけに、もったいないプレーだった。

FW
18 赤秀平 -
仙台の反撃を受ける時間帯に出場したこともあって、これといったインパクトを残せなかった。

監督
トニーニョ・セレーゾ 6
苦しい展開にも動じず。名将らしい微調整と選手交代で手堅く勝利を引き寄せた。

取材・文:小林健志(フリーライター)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。


悪いながらも締めるところは締めて相手の時間帯を乗り切った鹿島は昌子がセットプレーから先制点。この勝利が浮上のきっかけとなるか。(C) J.LEAGUE PHOTOS


サッカーダイジェストの小林氏による仙台戦の寸評である。
曽ケ端、源、岳に高評価が与えられておる。
特に失点を喫したものの曽ケ端の安定感が勝利をもたらしたとも言えよう。
また、岳から源のホットラインにて先制点を呼び込んだことは素晴らしい。
セットプレイにてCBが得点を決めるのは鹿島のお家芸である。
それが背番号3とあれば尚更。
MOMにも選出された源には多くの期待が寄せられる。
これから数多くのゴールを決めていくのだ。
楽しみにしておる。

仙台戦トラッキングデータ

2015年04月30日 | Weblog
1stステージ 第8節
2015年4月29日(水)14:03KO ユアスタ



Jリーグ公式に掲載された仙台戦のトラッキングデータである。
連戦のためか少々少なめの値となっておる。
その中でもゲームキャプテンとなった岳が抜きん出ておる。
チームの中心には岳がおることを物語っておる。
またスプリントではカイオの20がトップである。
追加点はその結果であったようにも思う。
若きチームの象徴が活躍し勝利を掴んだ。
そう感じさせる数値である。

仙台戦コメント

2015年04月30日 | Weblog
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第8節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・当然ながら、立ち上がりの20分から25分くらいは相手から圧力をかけられて、相手のペースに合わせたサッカーをしてしまった。苦しい時間帯だった。正直、その時間帯で失点をしなかっただけで喜んだし、その時間帯を耐え抜いたことは非常に良かった。仙台は、試合全体を考えても、ダイナミックなサッカーをしようとしている。相手の監督を称えたい。その苦しい時間帯をしのげたことが、大きなポイントになったと思う。90分間、あのペースでプレーを続けるのは非常に難しいので、どこかで動きが落ちるとは思っていた。そのペースが続くのは、15分から25分くらいだろうと考えていたので、そこから落ち着いてやれればと思っていた。前半では、我々がボールを奪い返した後、中央から攻めようとしていたのが反省点。一番、人数が多いところに自分たちから突っ込んでいってしまった。そのようにプレーして、自分たちから首を絞めるような形になった。相手がロングボールを蹴ってセカンドボールを狙うという部分は明確になっていたのだが、守備の積極性が我々には欠けていた。常に、相手がセカンドボールに対して一歩早く反応していたので、そのことも、自分たちが苦しくなった部分だった。
・その後、少しずつリズムを取り戻して、セットプレーからゴールを決めることができた。ハーフタイムには、選手たちを落ち着かせることを考えていた。自分たちの流れで試合を運べていない時にはイライラしてしまうものだが、そこを落ち着かせること。もう1つは、後半は相手が押し込んでくる状況になるので、それをしっかりしのぐことと、相手が前に出てくるということで、当然ながらその背後が空くことになるということ。前半でもそこを狙って欲しかったが、後半は徹底的にサイドチェンジから背後を狙っていった。遠藤選手の技術やボールキープ、カイオ選手の技術とスピードを生かせると伝えた。その狙い通りのプレーが少しずつできるようになっていった。そこからゴールやチャンスを生み出すことができた。
・チームとして、相手に押し込まれた時間帯や状況の中で積極的な守備をできなかったことが、改善点。それができない要素は様々なことがあって、そのような身体的な反応になってしまった。
・ロングボールへの対策、セカンドボールについて、両サイドバックが内側に絞って、センターバック1人に競らせないように、その後のカバーリングをするように指示を出していた。ロングボールやクロスボールに対して、曽ヶ端選手がタイミング良く、自信を持って飛び出していたことが、チームを助けていたと思う。
・レフェリングも、両チームにとって非常に良かった。我々監督陣は審判に文句しか言わないので、こういう時には褒めないといけないと思う。





【遠藤 康】
とりあえず、勝てて良かった。前半にセットプレーから先制できたのが一番大きかったと思う。最後の失点はもったいない。集中力と意識の問題だと思う。失点ゼロと1失点は大きく違う。甲府戦ではこのようなことにならないよう、気をつけたい。

【土居 聖真】
前半は押し込まれる時間帯が長かったけど、よく耐えていたと思う。良い時間帯で追加点を取れたことが大きかった。チームとして、コンスタントに得点を決めることができているので、失点が続いている部分をもっと改善できればいい。改善点はたくさんある。首位に近づいていけるように、ここから全試合で勝てるようにしたい。

【昌子 源】
完封できていないし、その結果が全て。センターバックとしては、自分のゴールよりも失点に対してシビアになる。集中力が切れて失点してしまい、悔しさが残る試合になった。

J1 1st 第8節 仙台戦


本日行われたJ1 1st 第8節 仙台戦は2-1で勝利しました。

「ほとんど岳のゴール」柴崎のCKから昌子が今季初ゴール
15/4/29 16:17

[4.29 J1第1ステージ第8節 仙台1-2鹿島 ユアスタ]

 鹿島アントラーズはアウェーでベガルタ仙台に2-1で勝ち、2試合ぶりの白星を挙げた。仙台は3連敗で4試合勝ちなし(1分3敗)となった。

 序盤はホームの仙台がペースを握った。前半9分、MF梁勇基の左CKにDF渡部博文が頭で合わせるが、GKがセーブ。同11分にはDF多々良敦斗の右クロスに古巣戦となるMF野沢拓也が右足で合わせたが、ゴール左に外れた。前半17分、梁の直接FKは惜しくも左ポストを直撃。チャンスをつくりながら最後の決め手を欠いた。

 鹿島は前半32分、MF柴崎岳がミドルシュートを狙うなど徐々に流れを引き寄せる。すると前半43分、柴崎の右CKにDF昌子源が頭で合わせ、先制点を奪った。今季初ゴールとなった昌子は試合後のインタビューで「途中でボールが見えなくなったけど、思い切って頭を出したのがよかった」と得点シーンを振り返り、「いいボールが来たので、合わせるだけだった。ほとんど(柴崎)岳のゴール。岳に感謝したい」と語った。

 またもプレースキックからアシストを記録した柴崎は後半16分にも左CKから正確なボールを供給したが、DFファン・ソッコのヘディングシュートは左ポストを弾いた。惜しくも追加点の好機を逃した鹿島だが、後半23分、MFカイオが左サイドの高い位置でボールを奪うと、そのままドリブルで持ち込み、PA内に進入。DFを縦にかわして左足でゴールに流し込み、2-0とリードを広げた。

 2点を追う仙台も必死の反撃に出る。後半アディショナルタイム、左サイドからロングスローを放り込むと、ゴール前でMF藤村慶太が競ったこぼれ球をFW金園英学が振り向きざまに左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。今季、磐田から加入した金園は移籍後初ゴール。1点を返したが、反撃及ばず、1-2で敗れた。

 勝ち点3を奪ったものの、終盤の失点でまたも今季初の無失点を逃した鹿島。昌子は「アウェーで勝ち点3を取れたのはよかったけど、僕はセンターバックなので、最後の1失点が悔しくて、喜びが半減した。失点が多いのは数字を見れば分かるし、センターバックとしてはゼロにこだわりたい」と悔しさものぞかせていた。


ジャッジを讃えるトニーニョ・セレーゾ監督である。
今季、ここまでジャッジにより壊された試合をいくつも経験し、無念に思っておった。
それがこの試合では、審判が主役になることなく進んだため、非常に良いゲームになったと言えよう。
これは普通の事となる日が来て欲しい。
それがJリーグ発展の日となろう。
切実な願いである。