鹿島4発快勝、チーム3連勝/第28節
前半、鹿島MF遠藤(中央)はゴールを決め、MFジュニーニョ(左)MF柴崎と喜び合う
<J1:東京1-4鹿島>◇第28節◇5日◇国立
先手を取ったのはアウェーの鹿島だった。前半6分にMF遠藤が技ありゴール。さらに同9分には、FWダビがパワーを見せつけて追加点を奪った。主導権を握った鹿島は後半に入っても冷静に試合を進めるだけ。後半22分にはMF小笠原が強烈な右足ミドルでダメを押して、同36分にFW大迫が4試合ぶりとなるゴールで決定づけた。これでチームは3連勝を飾った。
一方4連勝中だった東京は、FW平山が後半38分にゴールを決めたものの、時すでに遅し。完敗を喫した。
[2013年10月5日21時3分]
【鹿島】DF伊東リーグ戦デビュー/J1
<J1:東京1-4鹿島>◇第28節◇5日◇国立
プロ3年目の鹿島DF伊東幸敏(20)がリーグ戦デビューを飾った。
DF西の出場停止を受け、出番が回ってきた。右サイドバックとして先発し、守備を意識しながら要所では前線へ駆け上がりクロスもあげるなど積極的姿勢を見せた。後半22分には、素早いスローインからMF小笠原のミドル弾を“お膳立て”。フル出場でチームも3連勝を果たし「勝てたことが一番。ずっと緊張してたんで、やっとリラックスした感じ」。先輩であるDF岩政からはデビュー記念に高級腕時計の購入を勧められ「(岩政)大樹さんに時間があるときに一緒に買いに行きたい」と話していた。
[2013年10月5日23時24分]
鹿島小笠原がJ1タイ15年連続弾/J1
<J1:東京1-4鹿島>◇第28節◇5日◇国立
鹿島MF小笠原満男(34)が、J1タイ記録の15年連続ゴールで今季初の3連勝をチームにもたらした。後半22分、右サイドからのスローインに反応。ボールを受けるとゴールへ向かい、右足ミドルでゴール左上に突き刺した。主審と副審の判定が食い違い、東京の足が止まったスキを突いた。「(得点は)おまけみたいなもの」。ダメ押し点で勝利をたぐり寄せた。
元日本代表FW中山雅史氏、G大阪MF遠藤保仁に並ぶ記録は、1つ1つ積み重ねた結果だ。「FWじゃないんでゴールにこだわっているわけじゃない。自分がやるのはチームを勝たせること」。負ければ東京と入れ替わって5位へ転落。上位争いが遠のいていた。中盤の底で踏ん張り、スキあらば前線へ駆け上がる。そうやって15年続けてきた。
これで首位とは勝ち点3差。1試合で順位がひっくり返る。それでも「算数みたいなことを考えても今は意味がない。全部勝つことだけを考えている」。来年16年連続の記録更新は視界に入っていない。終盤戦での逆転優勝しか見えていない。【栗田成芳】
▼J1連続シーズン得点記録 鹿島MF小笠原が今季J1初ゴールで、プロ2年目の99年から15年連続ゴールを達成。史上3人目。FW中山雅史(94~08年)MF遠藤保仁(98~12年)のJ1記録に並んだ。
[2013年10月6日7時48分 紙面から]
鹿島・曽ケ端、勝利で通算400の節目飾る
J1第28節第1日(5日、FC東京1-4鹿島、国立)鹿島はJ1通算400試合の節目を迎えたGK曽ケ端と、プロ2年目で初出場した右サイドバックの伊東がフル出場で勝利に貢献した。
34歳の曽ケ端は「数字どうこうより、負ければ順位がひっくり返る大事な試合だったからよかった」と控えめに喜んだ。出場停止の西の穴を埋めた20歳の伊東は「ずっと緊張していた。やっとホッとしている」と初々しく話した。(共同)
鹿島・小笠原、豪快ミドル弾!J1タイ15年連続ゴール
後半、鹿島・小笠原(中央)が3点目のゴールを決める=国立競技場
J1第28節第1日(5日、FC東京1-4鹿島、国立)常勝軍団らしい盤石のゲーム運び。鹿島は開始9分までに2点を奪うと、後半は守りを固めてカウンター狙いから2点を追加。2009年4月から負けていないFC東京を4-1で葬った。
「自分のゴールはおまけみたいなもの」と主将のMF小笠原満男(34)。2-0の後半22分、ドリブルから豪快にミドル弾を突き刺した。元日本代表FW中山雅史氏、日本代表MF遠藤保仁(G大阪)に並ぶJ1記録の15年連続ゴール。「FWじゃないので、こだわってはいない」と冷静に振り返った。
これで首位広島と勝ち点3差の4位。07年には9連勝で逆転優勝し、そこから3連覇を果たしたが、昨季は11位まで順位を落とした。チーム再建を期すベテランは残り6試合へ、「算数みたいなことをしても意味がない。一つ一つ勝つ」と口元を引き締めた。(浅井武)
競り合う鹿島・小笠原(右)とFC東京・渡辺=国立競技場
(紙面から)
小笠原 史上最長タイJ1で15年連続ゴール
J1第28節 鹿島4―1FC東京 (10月5日 国立)
<FC東京・鹿島>後半16分、小笠原が今季初ゴールを決める
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鹿島のMF小笠原がJ1史上最長タイとなる15年連続得点を記録した。2―0の後半22分、右サイドのスローインからボールを受けると、ドリブルでゴール前に侵入。DFが寄せてこないと見るや右足を振り抜き、今季初得点となるミドルシュートを突き刺した。
「(得点は)おまけみたいなもの」と振り返ったがこれで、入団2年目の99年から15年連続得点。元日本代表FW中山、J2のG大阪MF遠藤に並んだ。それでも「FWじゃないので、そこ(得点)にこだわっているわけじゃない。大事なのはチームを勝たせること。みんなが勝ちたいという気持ちを出していい試合ができた」と自身の記録よりも今季初の3連勝を喜んだ。
この勝利で最大10まで開いていた首位との勝ち点差は3まで縮まった。しかし、「上を気にして算数をしていても意味がない。残り試合を全部勝てるように頑張ります」。あと6試合。1試合ずつ足元を見つめながら4年ぶり頂点を目指す。
≪中山、遠藤に続き3人目≫鹿島MF小笠原が今季初ゴール。プロ入り2年目の99年からJ1リーグで15年連続ゴールを記録。J1の連続シーズン得点記録は中山雅史(磐田=94~08年)遠藤保仁(G大阪=98~12年)の15年連続で小笠原はこれに並ぶ史上3人目。
[ 2013年10月6日 06:00 ]
【鹿島】4発快勝!J史上初21年連続3連勝
◆J1第28節 F東京1―4鹿島(5日・国立競技場) 浦和が「さいたまダービー」史上最多得点差となる4―0で大宮に圧勝した。ダービーのホーム戦では7年ぶりの勝利となり、清水を3―1で下して首位に立った広島とは勝ち点2差。前節まで首位の横浜Mは甲府と0―0のドローで、2位に転落した。最下位の大分はC大阪にホームで0―2と敗れ1シーズンでのJ2降格が決定した。
鹿島が国立で今季最多の4得点で飾った。前半2点のリードを奪うと、後半22分に主将MF小笠原がドリブルから今季初ゴール。J1タイ記録の15シーズン連続弾に、ゴール裏のサポーターも沸いたが、「おまけみたいなもの。チームが勝つことが一番」と浮かれることはなかった。ベテランの勝負強さは健在だった。
上位対決を制し、これでJ史上初となる21年連続3連勝(90分間)を達成。首位の広島とは勝ち点差3、次節は3位・浦和と直接対決だ。キャプテンは「上を気にして(勝ち点を)算数みたいなことしていても意味がない。全部勝つ」と宣言。4試合ぶりゴールのFW大迫も「チームの柱」と信頼する小笠原を中心に、逆転Vへ勝利を重ねていく。
(2013年10月6日06時02分 スポーツ報知)
J1鹿島、鮮やか4発
J1第28節(5日・国立競技場ほか=8試合)鹿島は4-1でFC東京に快勝し、今季初の3連勝を飾った。通算成績は15勝5分け8敗、勝ち点50で4位。勝ち点50は2年ぶり。
鹿島は前半6分、遠藤の2試合連続ゴールで先制。9分にダビが3試合連続の得点。後半22分は小笠原の今季初ゴール、36分には大迫がダメを押した。
最下位の大分はC大阪に0-2で敗れ、6試合を残して16位以下が決定、J1在籍1シーズンでJ2降格が決まった。広島は野津田の2点で清水に3-1で逆転勝ちし3連勝。甲府と0-0で引き分けた横浜Mと勝ち点53で並び、得失点差で上回って第22節以来の首位に浮上した。
■記録メモ
▽J1通算400試合出場
FC東京戦で鹿島のGK曽ケ端準が達成。通算11人目。
小笠原満男一色の各紙である。
それほどインパクトのあるゴールである。
中盤サイドでボールを受けると、スルスルを持ち上がり、シュートコースが見えるやいなやまっすぐにゴールを狙いネットを揺らした。
満男らしい素晴らしい得点であったと言えよう。
そして、その
満男の15シーズン連続得点記録を予言した報知は、21年連続3連勝(90分間)の記録を報じておる。
Jリーグ開幕より毎季三連勝を記録しておるとのこと。
素晴らしい記録と言えよう。
曽ケ端の400試合出場、伊東のデビューと記録尽くめの試合となった。
残り6節、一つ一つ勝利を積み重ね、最後には笑ってシーズンを終えたい。
楽しみにしておる。