鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

笑顔こぼれるリカバリー

2013年08月25日 | Weblog
2013年08月25日(日)

16時からのミーティング後、リカバリートレーニングを実施しました。また一部の選手は室内トレーニングやグラウンドでのフィジカルトレーニングを行いました。

リカバリー走を行うメンバーである。
笑顔がこぼれチームの雰囲気が良いことが伝わってくる。
昨日の勝利で首位との勝ち点が6に縮まり、タイトルの後ろ髪が見えてきた。
ここはそこを掴むため連勝を狙いたいところ。
過密日程の次節・清水戦にてチーム力が試される。
期待しておる。

大迫、ノミネートゴールに決定

2013年08月25日 | Weblog
J1リーグ戦第22節 ノミネートゴール決定のお知らせ
2013年8月24日(土)

 J1リーグ戦第22節のノミネートゴールが決定しましたのでお知らせいたします。

J1リーグ戦
大迫 勇也(鹿島) 8月24日 対 横浜FM戦 得点時間:78
水沼 宏太(鳥栖) 8月24日 対 仙台戦 得点時間:26
田中 順也(柏) 8月24日 対 大宮戦 得点時間:4


第22節のノミネートゴールに選出された大迫の2点目である。
DFを抜き切らず鋭く決めたこの得点は、技術的にも戦術的にも素晴らしいものであった。
この得点がノミネートされたことを誇りに思う。
是非とも多くの民が投票して欲しいと願う。

札幌・杉山、水戸の隆行を警戒

2013年08月25日 | Weblog
【道スポ】守護神・杉山 0封宣言(08/25 09:49、08/25 09:57 更新)札幌の守護神・杉山は鹿島時代の先輩で元日本代表FW鈴木を封じ、敵地8試合ぶり完封勝利を狙う

札幌の守護神・杉山は鹿島時代の先輩で元日本代表FW鈴木を封じ、敵地8試合ぶり完封勝利を狙う

 守護神GK杉山哲(32)が25日アウェー水戸戦(Ksスタ)で偉大な先輩封じを目指す。水戸の元日本代表FW鈴木隆行(37)と鹿島時代に2年間一緒にプレー。前回対戦時にPKを決められ苦杯を喫した鈴木を封じ、アウェー8戦ぶり完封勝利で勝ち点差わずか3となったプレーオフ圏内の6位以内に迫る。

 厚別の借りを倍返しする時が来た。前回対戦の5月26日。鈴木のPKコースを杉山は読み切ったが、ボールはわずかに手の先を通って決勝点。「あれは止めたかったけど、いいコースに蹴られた」。鈴木のすごさを痛感しつつ、リベンジの時を待っていた。

 「鈴木さんは左足がすごいし、フィジカルもすごい。警戒すべき選手です」。

 プレーオフ圏内突入へ“内弁慶”返上の時だ。ホームは6戦連続完封勝利も、アウェーでは6月8日愛媛戦から失点続き。「連戦の最後でアウェーと難しい試合だけど、GKの自分は連戦の消耗が少ない。勝ち点を取れるように少しでも貢献したい」。ホームの“ゼロ行進”をアウェーにつなげる。<道新スポーツ8月25日掲載>


ホームに水戸を迎える札幌の杉山である。
水戸の隆行は好調であり、ゴールを積み重ねておる。
隆行のシュートを抑えきり勝利を掴み取りたいところ。
杉山の活躍でクリーンシートを達成するのだ。
期待しておる。

山形・中島、凱旋ゴールを狙う

2013年08月25日 | Weblog
山形中島 故郷の富山でゴール決めるぞ

トラップからシュートを狙う山形FW中島(右端)

 J2山形FW中島裕希(29)が、今日25日のアウェー富山戦で凱旋(がいせん)ゴールを誓う。左手首を骨折しながら18日の神戸戦では決勝点を挙げ、前節栃木戦はフル出場。前半24分には激しいチャージを受けて倒されたが、フランクの先制点につなげた。患部をテーピングで固定したまま奮闘する背番号9は「勝てるように体を張ったプレーをしたい」と気合十分だ。

 中島自身、富山では負けたことがない。昨季はゴールを奪えず1-1で引き分けたが、仙台に所属した09年は2試合で2得点。相性は抜群だ。今回も両親や富山第一時代の恩師や友人ら“中島応援団”が駆けつける予定で「チケットを3000枚くらいお願いされたんだけど、そんなに買えるかな」と冗談を飛ばして笑わせた。5年ぶりに地元でゴールを奪い、故郷と山形のサポーターに勝利を届ける。【鹿野雄太】
 [2013年8月25日11時33分 紙面から]


故郷・富山での試合に気合いが入る山形の中島である。
富山では負けたことがないとのこと。
ここは、ゴールで勝利に貢献したいところ。
活躍を楽しみにしておる。

Fマリノス戦レビュー

2013年08月25日 | Weblog
【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】レポート:両者が持ち味を発揮する息詰まる攻防は、大迫の2発で鹿島の逆転勝利!首位叩きに成功し勝点6差に迫る。(13.08.25
8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)

久しぶりの雰囲気だった。大迫勇也の同点弾が決まった直後から、スタジアムの空気が一変した。ひとつずつは小さな声と手拍子が、まるで巨大な生き物のようにひとつとなり横浜FMをのみ込む。いつの間にか、11対11であるはずのサッカーは、1万数千対11に変わっていた。約束されていたかのような逆転弾に、相手のパワープレーをまったく寄せ付けない集中した守備。勝利を求めて一体となった"鹿島アントラーズ"が、共に戦い、喜びを分かち合う。

「応援や声援をいただいたなかで、選手はあれだけ頑張ることができました」試合前、サポーターにスタジアムに集結することをお願いしたセレーゾ監督は感謝を口にした。もたらされ歓喜は極上。
「久々にサポーターが喜びを爆発させていた。それを見てたら嬉しくなった」クラブ幹部も目を細めていた。

スタンドの雰囲気が勝敗を分けるわけではないが、選手は、試合前からその日の雰囲気を如実に感じている。今季、鹿島はリーグ戦でホーム負けなしを続けているが、それにはサポーターの貢献が大きいと青木剛は見ていた。
「サポーターが良い雰囲気をつくってくれている。この間の新潟戦もそうだったし、少し前ですけど大宮戦もそうだった。アップの段階から『雰囲気はいいな』と感じている。そういうのは大きいと思います」

だが、相手は首位を走る横浜FM。そう簡単にはいかなかった。

前半から決定機を迎えたものの、柴崎岳のハーフボレーはゴールに戻った小林祐三のクリアにあい、裏に抜け出した大迫のシュートは、必死に手を伸ばした榎本哲也に防がれる。すると、19分、中盤でボールを奪われると、中村俊輔からマルキーニョスと渡り、一度のチャンスでゴールを決められてしまう。その後は、中村の絶妙なパスさばきにプレスの狙いが絞れず、序盤にあったような切り替えの速さで相手を上回ることもできない。大迫が決定的なヘディングシュートを放つも、今度は中町公祐のクリアにあい、守備の堅い相手から攻め手を見いだせないまま前半を終えた。

しかし、一人の選手の登場が状況を変えた。本山雅志が入り、中盤を広く動き回りながらパスをさばくと、それまで機能していた横浜FMの守備が後手を踏むようになる。プレスに行けばかわされ、セカンドボールも拾えない。中盤が間延びするようになると、ピッチのあちこちにスペースができるように変わっていった。

そのチャンスを見逃さなかったのが本山と小笠原満男。「少々無理でもパスを通して欲しいと言いました」本山の要望を受けた小笠原は、それに応えるようにパスを供給。そのボールは「モトさんがボールを持ったときは良いボールを出してくれる」と信じて走る、大迫のもとへ。69分に、うまい持ち出し方で中澤佑二のマークを外して左足で流し込むと、78分には、対面する中澤にタイミングを計らせないシュートで脇を抜き逆転弾を決める。いずれも小笠原、本山と繋いだボールだった。

「ファンタスティックな勝利」
饒舌なセレーゾ監督はいつにも増して舌も滑らかだった。ここ数シーズン、ターニングポイントとなる試合をことごとく落としてきたなかで、絶対に勝たなければいけない試合で結果を得たことは、今後の自信に繋がるはずだ。しかし、ホームで勝ってもアウェイで負けてしまっては、この勝利が無駄になる。苦手のアウェイだが次節の清水にも勝利して、さらに上位陣を追いかけたい。
逆に横浜FMは痛恨の敗戦。前半までは盤石の試合運びをしながら、後半にまさかの失速。守備の要である富澤清太郎の不在でバランスが変わってしまった影響はあるが、途中までの勝ちパターンが崩れての敗戦は今後に響く可能性を残す。次節も、浦和と生き残りをかけた大事な一戦が控えており、連敗だけは絶対に避けたい。リーグタイトルのためには、お互いに中3日の次節も重要な一戦となる。

以上
2013.08.25 Reported by 田中滋


見所たっぷりの試合に筆の走る田中氏である。
鹿島の攻勢、Fマリノスの先制、同点、逆転の攻防、ロングボールの終盤と、内容の詰まった90分は観客を満足させるに足る試合だったと思う。
結果的にはFマリノスを首位から引きずり下ろした鹿島が優勝戦線に名を連ねる立場に躍り出ることとなった。
とはいえ、まだまだ優勝を口に出来るほどではない。
苦手・清水とのアウェイの戦いがすぐにやってくる。
この勝負に、どのような備えをするのか楽しみと言えよう。
緊張感のある試合を続けていって欲しい。
期待しておる。

熱戦、Fマリノス戦

2013年08月25日 | Weblog
大迫2発で鹿島が逆転勝利!!4位に浮上
13/8/25 06:5

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]

 J1第22節は24日、各地で9試合を行い、6位鹿島アントラーズはホームで首位・横浜F・と対戦し、2-1で勝利した。連勝した鹿島は順位を4位に上げた。


FW大迫勇也の2発で逆転勝利した鹿島


鹿島のスターティングメンバー。MF遠藤康、MF中村充孝が2試合ぶりに先発


後半8分から出場したMF本山雅志


途中出場で2アシストを記録した


中盤で冷静にボールを散らすMF柴崎岳


前半13分にフリーでボレーシュートを放つが横浜FM守備陣に阻まれた


9試合連続の先発出場を果たしたDF山村和也


FWマルキーニョスに激しく当たるDF青木剛


今季13試合目の出場となったDF前野貴徳


齋藤と何度もマッチアップしたDF西大伍


後半開始からの出場となったFWジュニーニョ


FW大迫勇也の2発で4位に浮上した


先制点は許したが、その後安定したセービングを見せたGK曽ヶ端準


2試合ぶりの先発を果たしたMF中村充孝。だが、前半思うようなプレーができず、後半開始から交代した


鹿島の攻撃をけん引したMF遠藤康


遠藤に代わって後半31分から途中出場のMF梅鉢貴秀


正確なクロスでチャンスを演出したMF土居聖真


キャプテンとしてピッチ上でチームメイトを鼓舞し続けたMF小笠原満男


常にテクニカルエリアのギリギリのところから指示を与えたトニーニョ・セレーゾ監督


次節は28日に敵地で清水と対戦する


鹿島vs横浜FM戦のゴールシーンを振り返る
13/8/25 07:01

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]

 J1第22節は24日、各地で9試合を行い、6位鹿島アントラーズはホームで首位・横浜F・と対戦し、2-1で勝利した。連勝した鹿島は順位を4位に上げた。


FW大迫勇也の2発で横浜FMを撃破した


後半24分、FW大迫勇也が本山のスルーパスから中澤をかわす


そして、GKの位置を確認して左足を振り抜く


これがゴール右下に決まった


試合を振り出しに戻した大迫


笑顔でガッツポーズ


FWジュニーニョと抱き合う大迫


途中出場のMF本山雅志が同点弾をアシスト


さらに後半33分、またも本山のパスを受けたFW大迫勇也


DFを抜き切らず、独特のリズムから右足を振り抜く


これがゴール右隅に決まる


2-1の逆転に成功


FW大迫勇也は自身初のシーズン2ケタ得点に到達した


大迫がプロ5年目で初の2ケタ得点に到達
13/8/25 07:12

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]

 J1第22節は24日、各地で9試合を行い、6位鹿島アントラーズはホームで首位・横浜F・と対戦し、2-1で勝利した。連勝した鹿島は順位を4位に上げた。



2得点を挙げ、チームの逆転勝利に貢献したFW大迫勇也


前半16分に決定機。GKと1対1でかわしにかかるが榎本の好セーブに阻まれた


ダヴィ不在の中、1トップで出場する大迫


前線から走り回ってプレッシャーをかけた


元日本代表DF中澤佑二と何度もマッチアップ


得意のドリブルとスピードで抜きにかかる


中澤が体を入れて対応


ここはボールを奪われるが、後半24分には中澤をかわして同点ゴールを決めて見せた


強引にドリブル突破するFW大迫勇也


サイドからクロスを上げ、チャンスを演出


大迫の2発で逆転勝利した鹿島


さらに得点を重ね、チームを優勝に導く


Fマリノスとの激闘を掲載するゲキサカである。
熱い戦いの様子が良く伝わってくる。
首位を討ち、順位を4位に上げた鹿島は優勝への挑戦権を得た。
ここからの戦いが重要と言えよう。
エース大迫と共に勝利を積み重ねて行きたい。
期待しておる。

Fマリノス戦報道

2013年08月25日 | Weblog
大迫2得点で鹿島が逆転勝利/第22節

後半鹿島大迫2点目。(撮影・松本俊

<J1:鹿島2-1横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 今季ホーム無敗の鹿島が、首位の横浜を下した。前半19分、MF中村俊輔(35)のパスをPエリア内で受けたFWマルキーニョス(37)が豪快に決めて先制。

 だが鹿島は後半24分にFW大迫勇也(23)が同点ゴールを決めると、33分にもゴールネットを揺らし、逆転勝利を収めた。
 [2013年8月24日21時10分]

【鹿島】大迫2発で逆転勝利/J1

サポーターの声援に手を振って応えながら引き揚げる鹿島FW大迫(撮影・松本俊)

<J1:鹿島2-1横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 鹿島はFW大迫勇也(23)の2ゴールで、見事な逆転勝利を収めた。0-1の後半24分、ボールはMF小笠原からMF本山に渡り、大迫にパス。大迫は絶妙なフェイントで横浜DF中沢をかわすと、左足でゴールネットに突き刺した。33分には、再び本山のパスを受け、またも中沢をかわしながら右足で決勝ゴールを決めた。

 お立ち台では「モトさんから絶対にいいパスが来ると思っていた。気持ち良く決められた」と笑顔で振り返った。
 [2013年8月24日22時20分]

大迫2発で逆転!鹿島4位浮上/J1

後半、2点目のゴールを決め喜ぶ鹿島FW大迫(撮影・松本俊)

<J1:鹿島2-1横浜>◇第22節◇24日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が、2ゴールを挙げた。どちらも元日本代表の横浜DF中沢佑二(35)をかわして決め、相手を首位から引きずり下ろした。これで自身初の2ケタとなる今季11点目。チームを4位に浮上させた。

 跳び上がり、大迫は拳を突き上げた。MF本山からパスを受け、元日本代表のDF中沢が寄せてくる前に右足で放った逆転ゴールは、自身最多の11点目。カシマスタジアムに詰めかけた1万7608人のサポーターの「大迫コール」に、手をたたき応えた姿には、エースの風格が漂っていた。

 前半19分に先制を許したが、今季無敗を誇るホームで、後半に猛攻に出た。0-1の後半24分、「モトさんはいつもいいパスをくれるので、信じて走りました」。MF本山から中央でパスを受けると、ワンタッチでDF中沢の逆をついてかわし、左足を振り抜きゴール右隅に同点ゴールをたたき込んだ。

 過去の反省があった。今季3度対戦した横浜戦で、勝利はなし。6月のナビスコ杯準々決勝は0-2、1-3と完敗し、大迫も中沢とのマッチアップに苦しみ、得点を奪えなかった。「点を取るのが自分の仕事。点を取らないと優勝できない。どうすれば点が取れるか常に考えている」。責任感の強いエースは、この日の4戦目で、中沢に対して真っ向から勝負を挑んだ。

 前半15分にはGKに阻まれたが、中沢に競り勝って好機を演出。「ホームで対戦したときは、チャンスもあった。あのイメージでできれば、自然とゴールはついてくる」。その言葉どおり、後半にスピードと技で35歳のベテランを制した。試合後、無言でバスに乗り込む中沢の姿が、大迫の完勝を物語っていた。

 9月の親善試合に向けたザックジャパン入りも狙えるところに来た大迫。それでも「まずはJリーグで。結果はついてくるものですから」と淡々と話した。これで、首位との勝ち点差は「6」。逆転優勝を狙う鹿島のエースは、目の前の敵を倒すことに集中している。【桑原亮】
 [2013年8月25日7時28分 紙面から]


鹿島・大迫、初の2桁ゴール!代表復帰へ弾み

大迫が自身初の2桁ゴール

 J1第22節(鹿島2-1横浜M、24日、カシマ)FW大迫が試合をひっくりかえした。0-1の後半24分に左足、同33分に右足で押し込み、2-1の逆転勝ち。今季11得点で5年目で自身初の2桁ゴールに乗せた。東アジア杯で優勝に貢献しながら、14日のウルグアイ戦(宮城ス)では代表落選。「まずはJで勝つことが大事。そのあとのことはついてくるものだから」。首位・横浜Mを止める価値ある勝利を代表復帰への弾みとする。


後半、同点ゴールを決める鹿島・大迫(右)=カシマ(撮影・吉澤良太)


後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・大迫(中央9番)。右は横浜M・中沢=カシマ(撮影・吉澤良太)


後半、勝ち越しゴールを決め喜ぶ鹿島・大迫(右)と柴崎=カシマ(撮影・吉澤良太)


横浜Mに逆転勝利し、本山(左)とタッチをかわす鹿島・大迫・中央背中は横浜M・中沢=カシマ(撮影・吉澤良太)


前半、競り合う鹿島・小笠原(左)と横浜M・中村=カシマサッカースタジアム (撮影・吉澤良太)


(紙面から)

大迫2発で鹿島4位浮上 自身最多11得点
J1第22節 横浜1―2鹿島 (8月24日 カシマ)


<鹿島・横浜>後半’鹿島・大迫が逆転ゴールを決める
Photo By スポニチ


 鹿島の大迫が2得点の活躍を見せ、横浜を首位から引きずり降ろした。0―1の後半24分に本山のスルーパスで抜けだして左足で決めると、後半33分には本山からのパスを受けてドリブルで切り込み右足で決勝弾。17日の新潟戦に続く2試合連続ゴールで今季通算得点を自身最多となる11に伸ばした。

 前半15分にGKと1対1になる決定機を外すなど、前半は不発。「前半に外しまくったので何が何でもという気持ちだった」と振り返った。横浜のマルキーニョスは大迫が入団した09年には鹿島のエースだった。「点を取れるし、FWらしいFW。いろいろと勉強になった」とルーキー時代にお手本にした存在。試合前には「ボアソルチ(ポルトガル語で“幸運を祈る”)」と声を掛け合いピッチに立っていた。

 そのマルキーニョスに、前半19分に先制弾を決められて発奮。背番号9の価値ある2発で連勝を飾ったチームは今季ホームで9勝2分けと不敗を継続して4位に浮上した。
[ 2013年8月25日 06:00 ]

【鹿島】大迫2発で逆転!シーズン初の2ケタ得点

後半24分、同点ゴールを決める大迫


後半33分には決勝ゴールを決める


 ◆J1第22節 鹿島2─1横浜M(24日・カシマスタジアム) 大分と1―1で引き分けた広島は、鹿島に逆転負けした横浜Mと勝ち点44で並び、得失点差で首位に返り咲いた。

 まさにエースだ。鹿島のFW大迫が首位の横浜Mから2ゴールをマークし、シーズン初の2ケタ得点を達成。2戦連発の11得点目で逆転勝ちに貢献し、チームを優勝争いに踏みとどまらせた。

 今季、横浜Mから公式戦初勝利を呼び込む2発。日本屈指のセンターバックコンビの中沢、栗原相手にも屈しなかった。昨年との違いを「僕が点を取らないとダメだと思うようになった」という。

 前半はチャンスをことごとく外した。前半15分には中沢を振り切り、GKと1対1になったものの決めきれず。逆にFWマルキーニョスに先取点を許す苦しい展開になった。そのマルキーニョスは10年まで鹿島に在籍。「ゴールに対する姿勢や意欲もある。駆け引きもうまい」と参考にしてきた。今回は、その偉大な先輩の前で成長した姿を見せた。

 チームも今季リーグ戦ホーム負けなしを11試合に伸ばした。日本代表が発表される29日まで、リーグ戦はあと1試合。「(2ケタ得点は)通過点。まずはJリーグ。次に負けたら意味がない」と大迫。柿谷、豊田の代表組に負けない輝きを放った。
(2013年8月25日06時03分 スポーツ報知)

鹿島・大迫2発 代表復帰へ猛アピール
2013年8月25日


 後半、同点ゴールを決める鹿島・大迫

 「J1、鹿島2-1横浜M」(24日、カシマ)

 鹿島は日本代表復帰を狙うFW大迫勇也(23)が2戦連発となる2得点の活躍で、横浜Mを2‐1で破り、首位から引きずり降ろした。鹿島は今季ホームで11戦負けなし。昨季から通算するとホームで13試合連続負けなしとなり、4位に浮上した。横浜Mは連勝が3で、負けなし試合が6でストップした。広島は大分と1‐1で引き分け、横浜Mと勝ち点44で並び、得失点差で首位に返り咲いた。小倉勉監督(47)初戦の大宮は柏に2‐3で敗れ、7連敗となった。

 東アジア杯で2得点を決めながら8月のウルグアイ戦の代表から漏れた大迫が猛烈アピールだ。

 1トップで先発したが、前半は2本の決定機をGKとMF中町に防がれてしまった。汚名返上を誓った後半24分、MF本山からのパスを持ち込んで同点弾。さらに、同33分には再び本山からパスを受け、左45度から逆サイドへミドルを決めた。

 「本さん(本山)に感謝しています」と控えめなエースは今季11得点目。プロ5年目で初の2桁得点を達成したことにも「全然、通過点。これからです」と表情を変えなかった。

 29日に控えた、9月の日本代表戦のメンバー発表へは「まずはJリーグでっていうか。それ(代表)はついてくるものだと思う」と語った。この日はシュート8本と積極性も抜群。ザック監督、いかがですか?

J1鹿島、首位撃破
J1第22節(24日・カシマスタジアムほか=9試合)鹿島は2-1で横浜Mに逆転勝ちを収め、2連勝を飾った。ホーム戦の無敗も11に伸ばした。通算成績は11勝5分け6敗、勝ち点38で4位に浮上した。

鹿島は前半に1点を失ったが、後半24分に大迫の得点で同点。33分、再び大迫がゴールを決めて勝ち越しに成功。その後は落ち着いた試合運びで逃げ切った。

広島と横浜Mが勝ち点44で並び、得失点差で広島が首位に返り咲いた。広島は大分と1-1で引き分け。3位浦和は清水に2-0で快勝し、広島と横浜Mに勝ち点差1に肉薄した。

逆転勝利呼ぶ2ゴール 鹿島・大迫、初の2桁得点>
2013.8.24 23:57


横浜Mに逆転勝利し、本山雅志(左)と抱き合って喜ぶ鹿島・大迫勇也=カシマサッカースタジアム(撮影・吉澤良太)

 大迫が左右の足で1点ずつ決め、鹿島の逆転勝利の立役者となった。プロ5年目で初めてシーズン2桁得点に乗せ「僕が点を取らないと駄目だと思っているし、そういう考え一つで変わると思う」とエースストライカーの自負を口にした。

 圧巻は後半だった。24分に本山のパスを受け、トラップでベテランDFを置き去りにして左足で決めた。同33分にも再び本山のパスから仕掛けると、スピードを警戒した中沢が間合いを詰められず余裕を持ってゴール右隅へ仕留めた。

 7月の東アジア・カップで日本代表入りし2点を決めたが、今月のウルグアイ戦には招集されなかった。昨夏のロンドン五輪代表落ちをばねに一皮むけた23歳の万能型FWは「まずはJで勝つこと。それ(代表入り)はついてくるもの」と静かな口調に自信をのぞかせた。


後半、勝ち越しゴールを決める鹿島・大迫勇也(中央9番)。右は横浜M・中沢佑二=カシマサッカースタジアム(撮影・吉澤良太)


前半、競り合う横浜M・中沢佑二(左)と鹿島・大迫勇也=カシマサッカースタジアム (撮影・吉澤良太)


大迫一色の各紙である。
同点弾にて自身初の二桁得点を記録し、逆転弾でチームに勝利を呼び込んだ。
素晴らしいセンターFWである。
前半は決定機をものに出来ず、悔しい思いをしておったが、結果的にはヒーローとなった。
デイリーが申すように代表に「いかがですか?」と改めて言いたいところ。
大迫の躍動を共感できる我らは幸せである。

Fマリノス戦コメント

2013年08月25日 | Weblog
2013Jリーグ ディビジョン1 第22節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・素晴らしい勝利で内容的に両チームとも素晴らしく、サッカーの醍醐味を見せられた試合だったのではないか。多くのチャンスを作り出した前半の内容から、負けに値する試合ではないと確信していた。

・大迫をエースと言いたいが、チームというのは11人。彼プラス10人ということが、1つのチームである。それは冗談だが、本当にチームの顔になりつつある選手。チームというのは、一人ひとりがやるべき役割というものをしっかりやっていく。そして、機能的なことを発揮する。「チャンスは作っているから大丈夫だぞ」という言葉を選手にかけた。チャンスを作れていることはチームが上手くいっている。作れないときは問題が発生しているということ。確かに前半に決められなかった部分はあったが、後半にしっかり決められた。

・まだ若い選手は間合いの詰め方とか、自分の間合いから寄せられる距離とか、試合の経験を積んでいかないとわからないことがある。逆にベテランの選手となれば、過去の接触で痛い目に遭っているからその間合いで行かないとかいう部分はある。そこの微調整を上手く全員でやっていければと思う。チーム全員で団結して戦うということが、アントラーズの伝統であって、それを全員がやり続けることをそれぞれがやってくれればと思う。

・残念ながらみんなが年齢を重ねて上手く動けなくなる時も出てくる。それが人間にとっては残酷な使命。ただ、本山選手が入って最初3回ぐらいのボールタッチは、彼の孫の代まで暴言を吐いてしまったが、その後にあれだけ攻撃陣を駆使して得点場面を作り出したということを見ると、彼がもっと若くていい状態にいればと思うほど素晴らしくファンタスティックな選手だ。今日はサポーターの皆さんにも感謝したいと思う。





【大迫 勇也】
何が何でも勝ちたいという気持ちで挑んだので、それが叶って良かった。トップ下の選手が俺を見てくれれば、トップスピードで行ける。最近は聖真も見てくれるようになった。モトさんも常に俺を見てくれている。DF陣が0-1の時間を長くしてくれたので今日は勝てた。2点目を取られたら前と同じ結果だったと思う。

【青木 剛】
横浜FMは先制するとブロックを作って戦い方も上手いチームだが、後半は諦めずにやった。その結果、攻撃陣が打開して逆転できた。アウェイでも終了間際にパワープレーで来られて失点を許していたので、今日はその反省が活かされたと思う。大きい勝利だが試合が続くので切り替えて良い準備をしたい。

【前野 貴徳】
勝てた事は良かったが修正しなくてはいけない事もある。前半は良くなかった。後半は厳しく行こうと自分だけでなくチームとしても心がけた。ただ前半からチャンスは作っていたので、点は入ると思っていた。サコが2点取ってくれて良かった。

【山村 和也】
勝ててホッとした。失点した場面は股を通されてしましったが、青木さんに行ってもらうなど違った対応が出来たのではないかと思う。大事なところで決めてくれるサコに感謝したい。

2013年08月24日(土)

本日行われたJ1第22節横浜FM戦は、2-1で勝利しました

【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.08.24)
8月24日(土) 2013 J1リーグ戦 第22節
鹿島 2 - 1 横浜FM (19:04/カシマ/17,608人)
得点者:19' マルキーニョス(横浜FM)、69' 大迫勇也(鹿島)、78' 大迫勇也(鹿島)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

「非常にスペクタクルなサッカーのショーが見られたと思います。よく相手監督のコメントで、前半はアグレッシブだけど後半に落ちる、ということを言われてきましたが、当然ながら世代交代をしている最中です。ベテランもいるし、若い選手もいる。選手層が厚いわけではなく、薄い状態です。人数はいますけど本当に戦力となる選手を増やす指導をしているところです。駆け引きの部分や動き出しの部分、チームから与えられた情報を活用する仕方とか、いろんなことを向上させるためには時間がかかります。こういうタイトな日程、気候条件という部分では、我々にとっては難しい状況というか条件のなかで戦わざるを得ないシーズンです。後半、運動量が落ちたということは、今日に関しては言えないと思います。今日はF・マリノスさんの方が落ちたと思いますし、我々の方がアグレッシブさを保ってやりましたし、サッカーというプレーだけに専念してやりました。相手もそうでしたが、常にゴールを目指すことを最後まで示すことが出来たのではないかと思います。当然ながら、水曜、土曜と試合をやり続けるなかで、後半に落ちるということは我々だけでなく相手にも起こりうることです。それをしっかりと指導し続けて、チームの育成をしていければと思います。お客さんという部分でも、期待したとおりに来て頂きましたし、応援や声援をいただいた中で、選手はあれだけ頑張ることができました。これを毎試合、こうやって支えて頂ければと思います。非常にすばらしい勝利でしたし、特に前半の内容からしてみれば負けに値する内容だったかと問われれば、僕はそうではないと思います。前半、非常にチームとしての機能性、狙いの部分、すべてにおいて良かったと思います。得点できなかったところはあったかもしれませんが、最後まで諦めずに戦った姿勢、その意識が現れた試合ではないかと思います」

Q:今日、2ゴールを挙げた大迫選手についての評価をお願いしたいのと、首位のF・マリノスと対戦することで、後半勝負という狙いがあったのでしょうか?狙いはどういうところに置いていたのでしょうか?

「まず大迫選手ですが、まだ成長過程にあると思います。迫力だったり、スピード、視野の広さ、ボールを持ったときのテクニック、ドリブルテクニックについて非常に優れたものを持っていると思います。あとは両足で蹴れる、決定力がある、というのはFWにとっては必要な能力ですが、もっともっと経験を積んでいけば、グラウンドの中での仕事がもっとわかってきますし、間合いなども向上し、今以上の選手に成れるのではないかと思います。すべては本人がどういう意識をもって取り組んでいくかです。ただ、僕は今後も日本のサッカーを引っ張っていく存在になると考えていますし、そういった道に進んでもらえれば、と思います。
試合をやっていく中で、前半は我々のプレー自体は、そんなに自分たちのサッカーを発揮することができませんでしたけど、同時に相手のサッカーもさせないことを徹底しました。それがうまく前半のなかではできました。チャンスの数ではF・マリノスさんを前半も上回りましたし、もっと高度なところを要求すると、ビルドアップをもっと良くすることができるのではと思います。それは経験と練習を積んでいくしかないので、それは少しずつDFの選手がわかるようになってくると思います。あとは小笠原選手が後ろの向きをパスをしていたので、そこが修正するべきポイントでした。

後半のところで、どこかのタイミングで流れを引き寄せなければいけないし、仕掛けなければいけないと考えていました。前半でビハインドになったところで、一つ前にチーム全体を押し出して、ボールを奪取しなければ得点することはできないので、そういった指示を出しました。選手たちには積極性を持って挑んでもらいました。土居選手がいま先発でやっていますが、いつかは彼はこのチームの中心の一人として戦わないといけない時期が来るので、いまはそういった時期だと思います。彼の経験を積ませることもできると同時に、チームでのいろいろな役割を理解できるタイミングですので、そういった使い方をしています。彼ができるところまでやってもらって、流れを引き寄せたい時に状況を変えています。そこで入るのが本山選手です。本山選手は非常にクレバーで、サッカーセンスも高いものを持っています。最初の3タッチくらいまでは、孫の代まで彼に対する暴言を言いました。この場を借りて謝罪すると同時に、僕は彼を讃えなければいけません。3本の連続したミスをしたあとに、あれだけのパスと視野の広さを駆使して、我々のFW陣に良いボールを供給して、同点、逆転まで至る状況を作り出したということは、彼の能力でもあるし、持ち味です。あとは流れの中で中盤の攻防が重要になってくる部分もありましたし、小笠原選手を観察していたら、キツそうな表情をしていたので、そこでうまくバランスを取らせるために梅鉢選手を入れて、柴崎選手を右に動かしました。梅鉢選手が、小笠原選手が動けない部分を対応してもらいました。あとは柴崎選手ですけど、後ろ向きのプレー以外の相手のゴールに対して正面を向くプレーでは、どのポジションでもできる素質をもっている選手ではないかと思います。落ち着きもありますし、視野の広さ、パスの長短の技術も優れています。そこで少しは中盤の安定性を保つことができたのではないかと思います。チームとしては、ホームの試合をしっかり勝っていかなくてはいけないと選手たちに言い続けた中で、今回はホームで2連勝することができました。チームにとっても、僕自身にとっても、非常に自信が深まる勝利だったお思いますし、今日はこうしたすばらしい相手に対して勝てたということは、非常に良かったお思います。

僕は昔在籍した時に、F・マリノスさんに敬意を持って素晴らしいクラブでもあるし、F・マリノスさんと戦う時は常にダービーである、とイタリア式の言い方をしているわけであって、今回も素晴らしい選手がいて、常にF・マリノスさんに対してはダービーだといって、敬意を持って対さないといけないですし、彼らはいつも良い選手を揃えていると思います。ファンタスティックな勝利になりましたし、自信を深めたと同時に、他チームに敬意を持ちながら戦い続けたいと思います。
あとは、対戦相手のF・マリノスさんが前に身長の高い選手がいないということで、パスワークとスピードを駆使して戦ってきます。それをどうやって阻止するかというと、一つ前にチーム全体を押し出して、本来、中盤から経由されるボールを後ろのDFから入れさせると高いボールになります。高いボールとなればうちのDFのほうが身長差があります。ロングボールを入れるときは、縦に入れることは少なく、基本的にはサイドに出して、サイドから逆サイドに展開して、そこでなんとか競り勝って拾ったり、競ったボールを誰かが侵入して奪うというのが鉄則なんですけど、パスワークを阻止できたということはチーム全員が狙い通りにできたのだと思います。良いボールが中盤、あるいは前の選手に供給できなければ、マイボールになって、ボールを保持して相手ゴールに向かうことができます。また、キーとなる中村選手に対しても、つねに誰かがしっかりと見る、寄せる、自由にさせないということをしていたので、今日に関してはうまくできたのではないかと思います」

Q:今日は最初から最後まで素晴らしい試合だったと思いますが、アントラーズとしてはサイド攻撃が機能しなかったと思います。そこが苦戦した要因かと思いますがいかがでしょうか?

「ひとつはF・マリノスさんがそういった条件や、我々の攻撃を阻止したのだと思います。讃えなければいけないのは相手の両サイドハーフの運動量とスピードの部分です。帰陣する時もそうですけど、攻撃も速いですし、我々のサイドハーフやサイドバックの攻撃参加を阻止したところがありました。我々がそこのなかで中に行きすぎたところは反省点と考えております。遠藤選手の交代に関してですが、正直、僕は交代したくありませんでした。良いプレーをしていましたし、良いパフォーマンスをしていたのですが、センターバックの前のスペースであるバイタルを安定させたいという狙いがあったので、そういった交代をやらざるを得ない状況でした。ジュニーニョ選手も後半の頭から出てフレッシュな状態で臨めましたし、アグレッシブさもありました。チームとしてサイドを使いたいのですが、相手の守備能力も讃えなければいけないと思っています。

本山選手というのは、バイタルの使い方がうまい選手ですので、彼が2回ほど、そこで受けて供給したところで、同点、逆転に至りました。非常に素晴らしい、大きな勝利だったお思います。素晴らしいお客さんでしたし、記者の皆さんも良い試合を見たという感想を持って、今日は帰れるのではないかと思います」

以上

【J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(13.08.24)
●大迫勇也選手(鹿島):
「トップ下の選手が俺を見てくれたら、前にも推進力ができるし、タメもできる。(土居)聖真には最近、見てくれと言ってますけど、モトさん(本山)はあそこで決定的なパスが出せる選手なので本当に心強いです。
勝つことが大事。まず、勝つことが大事。ディフェンス陣が、今日は0-1になったけれど、ずっと0-1の時間にしてくれてたので、そこで2点取られていたら前と同じになっていた。その点は、後ろも辛抱強く頑張ってくれたと思います。
(代表は?)
ぜんぜん。次、負けたらホームで勝った意味がないので、次も勝ちたいです。シンプルに考えています」

●本山雅志選手(鹿島):
「今日はサコでしょう。大迫、半端ねえ(笑)。
(今日は引いて受ける動きが多かったと思いますが、あれは相手を引き出そうとしていたのですか?)
バイタルのところで、そのまま受けられるなら受けたかったですけど、ビルドアップのところでちょっとうまくできてなくて。岳が、入れ替わって前に出てくれたりとか、そこのボランチをうまく使うことで、相手も出てくるのがわかっていたので、一度、バイタルを空ける動き、釣る動きという意味でやってました。そこで一回クッションを入れて、縦パスとかを織り交ぜながら、スピードアップできればと思ってました。けど、ミツがよく走り回ってボールを供給してくれた。そこはつねに見て欲しいとは言ったし、少々無理でもパスを通して欲しいと言いましたし、そうしていかないと、今日は前半からちょっとズレないような感じだったので、安パイじゃないけど、安全なパスばかりだとちょっと崩れなかったので言いました。あとはまわりが良く。いつも通りプレーしたら逆転に繋がったと思います。
ヤスとかもすごく良い位置を取っていたけれど、ある程度消されながらだったので、そこで無理にでもこじ開けていくしかなかった。それができるのはミツくらいだったので。あとは何も変わったことはしてないです(笑)。でも得点が入ったので、やっぱり大迫がすごかったんじゃないですか」

●土居聖真選手(鹿島):
「相手も気合いが入っていた。球際を強く来ると言われていたので、みんなも気持ちが入っていた。流れ的にはマリノスかなというのがあったけれど、後半に運動量が落ちたところで、流れがこちらに来た」

●小笠原満男選手(鹿島):
「(後半について)
相手のボランチが前に来ていたので。モトのセンス。
(前半から激しくボールに行っていたが?)
前半、みんな、なんとなくやっているように感じたので、その空気を変えたかった」

[ J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM ]

1点を追う鹿島は69分、大迫勇也がドリブルから左足でシュートを決めて同点に追い付く。

[ J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM ]

同点に追い付いた鹿島はまたしてもこの男がゴールを決める。
78分先制点をあげた大迫勇也(写真)が右足で冷静にコースを狙ったシュートは見事ゴールに吸い込まれる。
試合は大迫勇也の2ゴールで鹿島が横浜FMを逆転で下して、連勝をあげた。

[ J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM ]WOWプレーヤーズアワード:大迫勇也選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげた大迫勇也選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


大迫2発で鹿島が逆転勝ち、横浜FMは7戦ぶり黒星で首位陥落…
13/8/24 20:57

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]



 J1第22節は24日、各地で9試合を行い、首位・横浜F・マリノスはアウェーで6位鹿島アントラーズと対戦し、1-2で敗れた。連勝は3で止まり、7試合ぶりの黒星。広島に勝ち点で並ばれると、得失点差で抜かれ、首位からも1節で陥落した。横浜FMは前半19分にFWマルキーニョスのゴールで先制したが、鹿島は後半24分、33分とFW大迫勇也が連続ゴール。2-1の逆転勝利で2連勝を飾り、4位に順位を上げるとともに、今季ホーム不敗(9勝2分)を守った。

 鹿島は前節・新潟戦(1-0)から先発2人を変更。MF野沢拓也、FWジュニーニョがベンチスタートとなり、MF遠藤康、MF中村充孝が2試合ぶりに先発した。
 前節・F東京戦(2-0)で3連勝を飾り、14節ぶりに首位に立った横浜FMはMF齋藤学が3試合ぶりに先発。MF富澤清太郎が右臀部痛で欠場し、代わってMF小椋祥平が11試合ぶりに先発した。
[スタメン&布陣はコチラ]

 先にチャンスをつくったのはホームの鹿島だった。前半13分、遠藤が右サイドからドリブルで切れ込み、切り返して左足でクロス。ファーサイドにフリーで走り込んでいたMF柴崎岳が右足ボレーで合わせたが、DF小林祐三が起死回生のクリアで弾き返す。同16分には自陣でボールを奪ったMF土居聖真が一気に前線へロングフィード。大迫がDF中澤佑二との競り合いを制してPA内へ抜け出したが、シュートはGK榎本哲也の好守に阻まれた。

 立て続けに迎えたピンチを守備陣の体を張ったディフェンスでしのいだ横浜FM。すると前半19分、ワンチャンスを生かして先制した。相手陣内でボールをキープしていたMF小笠原満男に対し、小椋がスライディングタックルでボールをカット。こぼれ球を拾ったMF中村俊輔は素早く前線へパスを送る。DF山村和也の股間を抜く絶妙なスルーパス。PA内に抜け出したマルキーニョスが落ち着いて右足で流し込んだ。

 マルキーニョスの2試合ぶり今季15得点目でリードを奪った横浜FMは試合の流れを引き寄せ、その後も主導権を握る。前半31分には小林がワンツーで右サイドを駆け上がり、マイナスの折り返しをマルキーニョスが右足でシュート。決定的な形だったが、惜しくもゴール右に外れた。鹿島も前半43分、DF西大伍の縦パスを遠藤がワンタッチで右サイドのスペースに展開。土居のクロスに大迫がヘディングで合わせたが、またしてもゴール目前でカバーに入っていたMF中町公祐にクリアされ、ゴールネットを揺らすことができなかった。

 鹿島は1点ビハインドで折り返した後半開始から中村に代えてジュニーニョを投入。後半8分には土居に代わってMF本山雅志がピッチに入った。積極的に交代カードを切り、攻勢を強めると、後半24分、小笠原からの縦パスを受けた本山が倒れ込みながら前線にスルーパス。大迫が中澤の逆を突いてドリブルで持ち出し、冷静に左足でゴール右隅に流し込んだ。

 大迫の2戦連発となる今季通算10得点目で1-1の同点。試合は振り出しに戻り、後半31分には両チームが動く。鹿島は最後のカードを使って遠藤に代えてMF梅鉢貴秀を投入。一方の横浜FMはMF兵藤慎剛に代えてDF奈良輪雄太を投入し、最初のカードを切った。勝負を分ける2点目が生まれたのは後半33分。決めたのはまたも鹿島のエースだった。

 相手のロングフィードを山村がヘディングで跳ね返すと、小笠原が頭でつなぎ、本山が鋭いスルーパスを通した。ボールを受けた大迫はドリブルで左から中へ切れ込み、PA手前から右足を一閃。ゴール右隅にねじ込む鮮やかなミドルシュートで2-1と試合をひっくり返した。

 横浜FMは後半35分、小椋に代えてFW藤田祥史を投入すると、同41分には齋藤に代わってDFファビオを入れ、186cmの長身DFを前線に置いた。攻撃の枚数を増やし、相手ゴール前に圧力をかけるが、鹿島守備陣は最後まで集中力を切らさず、横浜FMの反撃に耐え抜いた。2-1で逃げ切った鹿島がホーム3連勝。横浜FMを首位から引きずり下ろした。
(取材・文 西山紘平)

圧巻2発の大迫、自己記録更新のシーズン11ゴールも「通過点」
13/8/24 22:53

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]



 エースの2発で横浜FMを首位から引きずり下ろした。鹿島アントラーズはFW大迫勇也の2ゴールで2-1の逆転勝ち。「相手が首位ということで、ここで負けたら(勝ち点差が)12に開く。ミーティングでも大事な試合だと強く言われていた」。2連勝で4位に浮上し、首位に立った広島との勝ち点差も「6」。優勝争いに食い込む価値ある勝ち点3となった。

 2戦連発を含む2得点の大迫はこれで今季通算11ゴールとなった。鹿児島城西高から鹿島に入団した09年以降、シーズン最多得点は昨季の9ゴール。自己記録を更新し、プロ5年目で初めて2ケタ得点に到達した。「僕が点を取らないとダメだと思っているし、考え方一つで変わる。点を取りたいし、点を取るにはどうしたらいいかを常に考えている」。エースとしての自覚。その中での11ゴールは「通過点。まだまだこれから」と、満足することはない。

 7月に行われた東アジア杯ではオーストラリア戦で2得点を挙げるなどA代表初ゴールを記録。不慣れなトップ下のポジションでも、その得点能力の高さを証明した。しかし、今月14日に行われたウルグアイ戦では選外。FW柿谷曜一朗、FW豊田陽平という東アジア杯で1トップのポジションを争ったライバルが代表生き残りを果たす中、大迫だけが煮え湯を飲まされた。

 9月6日のグアテマラ戦(長居)、同10日のガーナ戦(日産ス)に向けた日本代表メンバーは29日に発表される。その前日となる28日には清水戦(アイスタ)が控える。そこで3戦連発となるゴールを決めれば、ザッケローニ監督も袖にすることはできないはずだ。

 大迫自身は「まずJリーグ。次、負けたら今日の勝利も意味がなくなる。あと2連戦。このまま連勝できれば、また上の方に行ける」と、目の前の試合に集中する。「代表? シンプルに考えているし、それは付いてくるものだと思っている」。チームで結果を出し続ければ、必ずもう一度、声がかかると信じている。

 前半16分、縦パスからのポジション争いでDF中澤佑二に当たり負けすることなく、体を入れ替えて振り切ったシーン。後半24分の同点ゴールの場面でも、絶妙な動き出しで中澤の逆を突き、冷静に左足で流し込んだ。そして右足をコンパクトに振り、PA手前からゴール右隅にねじ込んだ技ありの決勝点。圧巻のパフォーマンスを見せた大迫を今、日本代表に呼ばない手はない。
(取材・文 西山紘平)

小笠原→本山→大迫で2ゴール、本山から小笠原への「無理な要求」
13/8/24 22:54

[8.24 J1第22節 鹿島2-1横浜FM カシマ]



 途中出場のベテランが2アシストでチームを逆転勝利に導いた。鹿島アントラーズは1点ビハインドの後半開始からFWジュニーニョを投入すると、後半8分にはMF本山雅志をピッチに送り込んだ。トップ下に入った34歳のMFは後半24分、MF小笠原満男の縦パスを受け、倒れ込みながら絶妙なスルーパス。ゴール前に抜け出したFW大迫勇也が左足で同点ゴールを流し込んだ。

 後半33分にも相手の縦パスをDF山村和也がヘディングで跳ね返し、小笠原が頭でつなぐ。ボールを持った本山は大迫の動き出しを見逃さなかった。素早く縦パスを通し、大迫のミドルシュートで逆転。「一回、クッションを入れてから縦パスとかアクションを起こそうと思った。ミツ(小笠原)が走り回ってくれて、ボールを供給してくれた」。小笠原→本山→大迫のコンビネーションで生まれた2ゴール。これには大迫も「モトさん(本山)がボールを持ったときにうまくボールを引き出せて、シュートまで行けた。モトさんに感謝したい。モトさんは決定的なパスを出せる選手。心強い」と感謝し切りだった。

 2アシストの本山は「(小笠原には)少々無理でもパスを通してほしいと無理な要求をしていた。そうしないと今日の(横浜FMの)ディフェンスはズレてこないと思った」と明かした。34歳同士の信頼関係がもたらした逆転勝利。次節・清水戦(アイスタ)は小笠原が累積警告で出場停止となるが、中3日の連戦で今季初の3連勝を飾り、優勝争いに食い込んでいきたい。
(取材・文 西山紘平)


大迫の活躍をお膳立てした本山と満男である。
結果として記録された2ゴールはこの二人によって演出された。
「少々無理でもパスを通してほしいと無理な要求をしていた。そうしないと今日のディフェンスはズレてこないと思った」と語る本山の戦術眼が呼び込んだ逆転勝利と言えよう。
そしてその天才にボールを供給し続けた満男の献身も素晴らしい。
90分落ちぬ運動量と、経験不足が否めぬ前野の裏をカバーし守り続けた動きは特筆すべきである。
二人のベテランがエースの輝きを磨き上げたのである。
攻守が噛み合った勝利に乾杯したい。

Fマリノス・マルキーニョス、先制ゴールも敗戦

2013年08月25日 | Weblog
[ J1:第22節 鹿島 vs 横浜FM ]


0-0で迎えた19分、アウェイの横浜FMは中村俊輔のスルーパスをマルキーニョスが冷静にゴールに流し込み、先制に成功する。マルキーニョスは今季15点目のゴールとなった。


先制点を決めたFマリノスのマルキーニョスである。
抜け目ないポジショニングで決める決定力には舌を巻いた。
しかしながら、ことあるごとに倒れ、FKを得ようとする姿は少々寂しさを感じた。
それがマリーシアだとしても、正しいものであったであろうか。
笛の不公平も加味して、悲しい気持ちになったことは事実である。
強いフィジカルでキープし得たマルキーニョスはもういないのであろうか。
残念である。