鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

久しぶりの練習グラウンド

2013年06月17日 | Weblog
2013年06月17日(月)

※スペシャルマッチ出場メンバーはオフ
15時より戦術練習やシュート練習、ミニゲームを行いました。昨日のJリーグスペシャルマッチに出場した選手はオフとなっております。


無事、キャンプを終え練習グラウンドに帰ってきたメンバーである。
戦術を身に付け、ミニゲームで試合勘を取り戻した様子。
今週末に迫ったナビスコ杯に向けて、チームの目標はひとつ、「勝利」である。
ホームで戦う第1戦を確実にモノにしたいところ。
トニーニョ・セレーゾ・サッカーを身体に染み付けるのだ。
期待しておる。

オリヴェイラ監督、『今こそヤマトダマシイを発揮しろ』

2013年06月17日 | Weblog
元鹿島監督オリベイラ「ブラジルに勝利する可能性もあった。両国に大差はない。今こそヤマトダマシイを発揮しろ」
コンフェデ開幕戦、日本対ブラジルを識者はどう見たのか? 元鹿島監督にして現在はボタフォゴで指揮を執るオリベイラ監督。両国を熟知する智将が敗戦の要因を分析した。

2013年06月17日
text by 沢田啓明 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography


ブラジルのプレーを的確に予測する必要があった

――試合の率直な感想を聞かせてください。

「日本代表にとって、極めて残念な結果と内容だった。ブラジルが強いのは確かだが、スコアほどの差があるわけではない。やり方次第で、日本はもっといい試合ができたはずだ」

――具体的に、どうしたらよかったのでしょう? もしあなたが日本代表の監督だったら、どうしていましたか?

「私は、セレソンの選手一人ひとりの長所と短所を熟知している。ミーティングで、ブラジル人選手が得意とするプレーを封じる方法と弱点を突くやり方を教える。それができていたら、ブラジルの1点目と2点目はいずれも防げていた可能性がある。

また、敗戦の理由の一つに、(W杯アジア最終予選)イラク戦の影響があると思う。酷暑のカタールで、あれほど大勢のレギュラーを長時間プレーさせる必要はなかったはずだ」

――具体的に、守備面ではどこがまずかったのでしょう。

「ブラジルの選手は個人能力が非常に高く、彼らがボールを持ってから対応したのでは守備側が極めて不利になる。そのような状況を作らないためには、彼らが狙っているプレーを的確に予測し、最大限の集中力を発揮して対処する必要があった」

引き分け以上の結果を残せていた可能性があった

――攻撃面では?

「本田のキープ力を軸に、香川の突破、岡崎の飛び出し、サイド攻撃、セットプレー、ミドルシュート、ボランチの攻撃参加などからできるだけ多くの決定機を作りたかった。実際に、前半の本田のFK、内田のアーリークロスを岡崎が合わせた場面は決定機と呼べるものだったし、途中出場の前田も2本の良いシュートを放った。


本田のキープ力を軸に、できるだけ多くの決定機を作りたかったが【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 日本が1点か2点を奪うことは、十分に可能だった。最も残念だったのは、前半の中頃にブラジル選手の集中力が低下してミスを連発した時間帯に、日本も多くのパスを失敗してしまって決定機を作り出せなかったこと。ここで点を取れていたら、最終的に日本が引き分け以上の結果を残せていた可能性があった」

――ザッケローニ監督の采配については?

「(CF)前田を先発から外し、2列目右サイドに清武を入れ、(FW)岡崎と(MF)本田の2トップ気味にした。このシステムはこれまで試合ではやっていなかったかもしれないが、非公開練習では試していたはず。

 ブラジルの屈強な両CB相手に空中戦で勝てる可能性は低い。ディフェンス・ラインの裏への飛び出しが得意な岡崎をFWとして起用した意図は理解できる。また、後半途中に遠藤を下げて細貝を入れたのも間違っていない。

 遠藤は明らかに疲れていたし、その直前にブラジルがシステムを4‐1‐4‐1に変更したことに対応したのだと思う。2点差で負けていた時点でのこの交代が消極的だったとも思わない。それから、長友はコンディションが良くなかった。(酒井)豪徳を起用してもよかったと思う」

ブラジルとの差は未来永劫埋まらないわけではない


長友佑都【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

――試合後、長友が「日本とブラジルとは、中学生とプロくらいの差がある」「これまで『W杯優勝を目指す』と言ってきたが、腹を抱えて笑われても仕方がない」という意味の発言をしました。

「ええっ…。それは本当か?」

――本当です。

「だとしたら、白旗を上げたに等しいじゃないか。それは、プロ選手なら決して言ってはならない。仮にそう思ったとしても言うべきではないし、第一、それは正しくない。日本代表の選手は、中学生でも高校生でもない。全員が立派なプロ選手だ。

 また、過去8ヶ月間でセレソンに2度大敗したといっても、両国の実力に大差があるわけではない。もちろん、すぐに埋まるような差ではないが、かといって未来永劫、埋まらない差ではない」

――次のイタリア戦に向けて改善すべき点は?

「自力で決勝トーナメントに進出するためには、勝つしかない。まず、敗戦のショックから立ち直ること。憲剛(中村)、細貝、乾らフレッシュな選手を起用するのもいいだろう。ただ、いくら勝利が必要だからといって、無謀な攻めはしない。

 前半は少し引き気味になってもいいからしっかり守り、後半に勝負をかける。先制して精神的に優位に立つのが最良のシナリオだが、仮に先制されても粘り強くプレーして、僅差の試合に持ち込み、チャンスを確実に決める。

 決定機が一度しかなくても、それを決めて1-0で勝つこともあるのがフットボールだ。ブラジル戦にして、押し込まれる時間帯が長かったとはいえ、日本にも決定機が少なくとも2回あった。ということは、2点取る可能性があったということ。

 イタリア戦でも、必ず決定機はある。それを決めればいい。単純な話だ。日本の状況は厳しいが、だからこそ、選手たちは自分が大きく成長できるための絶好の機会と捉えたらいい。彼らには、『今こそヤマトダマシイを発揮しろ』と言いたい」

【了】


先日のコンフェデレーションズ杯・ブラジルと日本代表の試合について語るオリヴェイラ監督である。
惨敗という結果ほどに力の差はないとい言い切る。
これは嬉しい。
リップサービス半分としても、やりようがあったという意見は、悲観に暮れる国民にとって喜ばしいものと言えよう。
起用法や采配に対して理解を示す反面、ブラジルとの戦いの直前に行われたイラク戦のありよう、コンディションの整え方、そして、相手の特徴の捉え方に若干問題があったと述べておる。
次のイタリア戦に向けても助言を発しており、真摯に受け止めたい。
もし、オリヴェイラ監督が率いておるならば、選手が敗戦に悲観する暇を与えず、即、次なる目標として勝利を目指すこととなったであろう。
それは叶わぬ。
とはいえ、オリヴェイラ監督の指導を受けた篤人や伊野波、遠藤や中村憲剛がチームを引っぱり、チームを鼓舞して欲しい。
期待しておる。

日本代表・内田篤人、ネイマールから賛辞

2013年06月17日 | Weblog
【コンフェデ杯】内田、ネイマール封じ「1対1で負けてはいけない」


後半、ネイマール(右)と競り合う内田(共同)


 ◆コンフェデレーションズ杯第1日 ▽1次リーグA組 ブラジル3─0日本(15日、ブラジリア・ナシオナル競技場) 練習でもほとんどやっていない「岡崎1トップ」の“奇襲”で挑んだ日本だったが、ブラジルに0―3という点差以上の力の差を見せつけられて完敗した。アルベルト・ザッケローニ監督(60)も「日本らしくない戦い方」と憤りを隠せなかった。

 DF内田が唯一の光明となった。ネイマールに粘り強い守備で食らいつき、日本の右サイドでは仕事をさせなかった。「彼がエースであるのは分かっていたし、1対1で負けてはいけないと思っていた」

 高校2年秋に前線からサイドバックに転向した影響で、守備に難があるとの批判を受け続けた。「自分でも分かっている。昔は周りから言われるのが嫌だった」。鹿島時代、DF岩政に守備を学ぶなど、プロ7年のほとんどを守備の勉強に費やした。1年目62キロだった体重を5キロ増やしたのは、当たり負けしない守備を考えてのことだった。

 内田は「ネイマールに『あいつ大したことねえ』と言われれば、別に大したことないですけど」と言ったが、心配は無用。ブラジルのエースは「彼はいつも周りを見ている(位置取りが良い)し、スピードもある。最後までついてくるし、足を出してくる。抜き去るのに苦労した。僕は他の選手を使いながらやるしかなかった」と絶賛。日本の右サイドバックが存在を世界に知らしめた。

(2013年6月17日06時01分 スポーツ報知)

セレソンに惨敗も光明が差す守備を見せた日本代表の篤人である。
世界のスーパースターであるネイマールを抑え、彼に「彼はいつも周りを見ている(位置取りが良い)し、スピードもある。最後までついてくるし、足を出してくる。抜き去るのに苦労した。僕は他の選手を使いながらやるしかなかった」とまで言わせしめた。
その篤人の守備は鹿島仕込と報じられておる。
岩政から伝授され、身体を作って行き、そしてシャルケ移籍を勝ち取ったのである。
この試合こそ残念な結果となったが、篤人の守備は評価された。
次は攻撃にて魅せて欲しい。
篤人の躍動を期待しておる。

東日本大震災復興支援 2013 Jリーグスペシャルマッチ Jリーグ TEAM AS ONE vs Jリーグ選抜

2013年06月17日 | Weblog
小笠原「復興の想い、届けられるのがサッカーの力」/復興支援試合

TEAM AS ONEの主将としてプレーした小笠原(左) [写真]=野口岳彦

 16日、「東日本大震災復興支援 2013 Jリーグスペシャルマッチ Jリーグ TEAM AS ONE vs Jリーグ選抜」が国立競技場で行われた。

 試合は、ともにゲスト参加選手の松井大輔、金崎夢生のゴールで逆転に成功したJリーグ TEAM AS ONEが2-1でJリーグ選抜から勝利を収めている。

 TEAM AS ONEのメンバーとしてこの試合に参加した鹿島アントラーズの小笠原満男は、試合後、次のように語っている。

「これだけ多くのファンが来てくれて素晴らしい選手と試合ができたことはうれしいです。こういう試合などで復興に向けて想いが届くようにやっていたし、届けられるのがサッカーの力。みんなの想いが届くことを祈っています」

「僕たち以上に頑張っている人たちがいる。そういう人たちにとって、何かの力に変わってくれたらうれしい。みんな一生懸命プレーして、勝たなきゃいけないという気持ちが強かった。たくさんの人に気持ちが伝わったと思う。こういう支援を継続してやって支えている人、すべての人のために活動を続けて行きたい。復興が少しでも早く進んでほしい」

[ Jリーグスペシャルマッチ:TAO vs J選抜 ]

JリーグTEAM AS ONEのスターティングメンバーと監督・コーチが試合前に記念撮影。

[ Jリーグスペシャルマッチ:TAO vs J選抜 ]

Jリーグ TEAM AS ONEのキャプテンを務めた小笠原満男(写真)。どの選手よりも気合いのこもったプレーを見せた。

【Jリーグスペシャルマッチ TAO vs J選抜】トニーニョセレーゾ監督(TAO)記者会見コメント(13.06.16)
6月16日(日) 2013 Jリーグスペシャルマッチ
TAO 2 - 1 J選抜 (15:00/国立/41,246人)
得点者:11' 佐藤寿人(J選抜)、41' 松井大輔(TAO)、70' 金崎夢生(TAO)
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●トニーニョセレーゾ監督(TAO):
「日本の歴史のなかで過去にも困難な経験をし、これだけ素晴らしい国を築き上げたということは、日本人が常に誇りに思うべきことであり、僕自身がこうやってこの地で仕事ができるということ、皆さんとふれあうことができるというのは、僕は非常に恵まれた人間だと思います。
僕は日本から24時間離れた国で生まれて、どの国にも困難はありますが、日本のようにものごとが進まない国であって、学ぶべきことが多いです。いつか自分の国もこういう国になっていければと、逆に僕は希望をいただいた形になります。

この試合で、物理的、精神的に被災された方、命を失われた方、彼らにとって我々が少しでも明るい日曜日を与えることができたのではないかと考えています。また、僕自身はこの試合はもう少し軽いという西洋の考えで挑もうとしたのですが、徐々に皆さんに引きつけられて、もっと真剣にやらなければいけない、気持ちに応えなければいけないと感じました。

試合が始まる前に黙とうがあったりで非常に心を動かされましたし、ここから僕は90分間のなかで、どれだけスタジアムの観客の皆さん、日本国民に対して、恩返しできるかという気持ちを深く感じました。サッカー関係者、隣にいる森保監督、手倉森監督と一緒に仕事ができたということは、僕の人生のなかで非常に思い出深い、特別な思い出として誇れますし、僕の特別な思い出だけでなく、被災された方にとって特別な日にできたのではないかと願っています」

以上

【Jリーグスペシャルマッチ TAO vs J選抜】試合終了後の各選手コメント(柴崎、中田、大津、森本、西)(13.06.16)
6月16日(日) 2013 Jリーグスペシャルマッチ
TAO 2 - 1 J選抜 (15:00/国立/41,246人)
得点者:11' 佐藤寿人(J選抜)、41' 松井大輔(TAO)、70' 金崎夢生(TAO)
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●柴崎岳選手(TAO):
「募金活動もやりましたし、サッカーの試合をして皆さんに見て頂くこともできましたし、いろんな思いが詰まった試合を、今年も去年に引き続き開くことができて良かったと思います。勝つことができたのが個人的にもチームとしてもよかったんじゃないかな、と思います。特にセレーゾ監督は負けることが大嫌いなので、手倉森さんもそういうタイプの監督ですし、勝ててよかったです

Q:募金活動のときには、サポーターの方々と触れあう機会があったと思いますが、その時に感じることはありましたか?
「お金の問題ではなく、気持ちをそういったものに還元して頂いたと思っています。それも復興には必要なものですし、みなさんの気持ちを、Jリーグだったり、東北人魂として復興にむかって使わせて頂くという点で、非常に多くの方が募金をしてくれたので、本当に感謝したいと思います」

●中田浩二選手(TAO):
「こういう場でできて良かったと思うし、良い内容でできたと思うし、また今年も勝つことができたので、そういう意味では良かったと思います。
(久々のCBでしたけど?)まあまあ。無難にできたと思います。楽しくやることができました。(最後、闘莉王選手が出てきて攻め込まれましたが?)最初のフィードは、負けた方が良いのかなと思って、そんなに強くいかなかったんですけど、なんかスタジアムも沸いたし。あとは、普通にやって抑えられたのでよかったです。
(4万人を越える観衆が集まりましたね)天気ももってくれたし、お客さんもいっぱい入ってくれたし、良い雰囲気のなかでやることができました。これが被災地の方に届いてくれれば、より良いんじゃないかと思います」

●大津祐樹選手(TAO):
「(出場時間が短かったが?)僕自身、今がオフなので、コンディションの関係で出場時間が短くなってしまい残念です。本当は長い時間出たかったのですが、そこは自分に言い聞かせて監督にお願いしました。(大津選手らしい突破もみられたが?)あの短い出場時間にしてはよかったのかなと思いますけど、やっぱり点を決めたかったですね。機会があれば次こそは得点を決めて活躍する姿を見せたいと思います」

●森本貴幸選手(TAO):
「お客さんもいっぱい入ってくれたし、きれいなスタジアムだったのですごくやりたかったのですが、プレーできなくて残念でした。すごいいいスタジアムですごいいい雰囲気を作ってもらったので出たかったのですが、次の機会では試合に出て、自分のプレーする姿をみんなに見せられるように頑張ってやっていきたいと思います」

●西大伍選手(TAO):
「セレーゾ監督が、本気で勝ちにいっていたので、高い位置にいたら『下がれ、下がれ!』と言われてしまいました。いろんな人とやれるのはなかなかない機会だから、それは良いことだと思いました。幸せな気持ちになりました。テセさんへのクロスが惜しかった。あれを触ってくれたら良かったんですけどね。また、チームに帰ってがんばります」

以上

【Jリーグスペシャルマッチ TAO vs J選抜】試合終了後の各選手コメント(高萩、梁、赤嶺、加賀、岩政、大迫、林)(13.06.16)
6月16日(日) 2013 Jリーグスペシャルマッチ
TAO 2 - 1 J選抜 (15:00/国立/41,246人)
得点者:11' 佐藤寿人(J選抜)、41' 松井大輔(TAO)、70' 金崎夢生(TAO)
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●高萩洋次郎選手(TAO):
「まず楽しく明るく、みんなにそういうことが伝わるようにと思ってやりました。自分たちのできる事をしっかりやるということで、楽しくできたのはよかったです。僕も実家の1階が流されて、今は直ったんですけど周りには何もないですし、街頭や防波堤も直っていない状況で、復興にはまだまだ時間がかかると思いますけど、どんな形であれ続けることが必要だと思うので、できる限りことはしたいと思います。
今日はこんなにたくさんのお客さんが来て下さってありがたいですし、これが日本の皆さんの気持ちだと思うので、もっとそういうのが広がっていけばいいと思います」

●梁勇基選手(TAO):
「楽しい中でも勝負という部分で勝てたのでよかったと思います。セレーゾ監督も勝負にこだわって勝ちに行こうと話していたんですけど、一つになって戦えてよかったです。個人的には仙台に所属しているという部分では、震災の事は忘れられないですし、こういった試合を通じてまだまだ忘れられないように、そういったきっかけになればいいと思います」

●赤嶺真吾選手(TAO):
「今日の試合もそうですが、Jリーグでも選手は全力でプレーしますし、そういう姿を見せることで少しでも勇気を被災地の方々に届けられるようにこれからも全力で頑張っていきたいと思います」

●加賀健一選手(TAO):
「4万人を超える来場者の中でプレーできることも中々ない機会なので、選んでいただけてよかったです。
僕らはサッカー選手という立場なので、みなさんの前でプレーできる喜びを感じて、見ている人たちは選手たちのプレーする姿から何かを感じ取ってもらって、頑張っていこうという気持ち・・・になれたかどうかはわかりませんが、そうなっていただけるとプレーしている選手としてもうれしいです。
(今日のメンバーは)みんないろんなクラブから集まってきていましたが、一致団結して頑張ろうという気持ちでやっていたので、今回のような場で一緒にプレーできて、またサポーターの人たちも喜んでもらえたプレーもあったと思うので、その中でみなさんの心に何かしらは残せたのかなと思います」

●岩政大樹選手(TAO):
「支援という言葉にするといろんな人のためにとか言うことはできますけど、それぞれの人がそれぞれの立場でしっかりできることをするということが支援につながると思っているので、僕たちは僕たちでしっかり試合をして、見に来ていただいた方には僕たちのプレーを見てもらって、その気持ちを復興支援につなげていただけたらなと。これからもそれぞれができることをやっていかなければいけないなと思います。」

●大迫勇也選手(TAO):
「少しでも復興の力になれるようにプレーしました。メンバーはいつもと違うので難しかったですけど、新鮮で楽しかったでし。(4万人を超える観客について)あれだけ多くのお客さんに入ってもらえて、選手として感謝しています」

●林卓人選手(TAO):
「サッカーを通して色々なものが被災地の方に伝わるきっかけになればと思います。個人としては、今日は素晴らしい選手が多く楽しかったです。1、2回しか会ったことがない選手も多かったですけど、そういう選手とプレーすることで多くのことを吸収出来ました。この経験が自分の成長につながると思います。
(4万人を超える観客について)スタジアムで観戦してくれた方々、TVで応援してくれた方々も含め、僕らも継続して被災地を支援していきたいです」

以上

【Jリーグスペシャルマッチ TAO vs J選抜】試合終了後の各選手コメント(小笠原、松井、柳沢、金崎、角田)(13.06.16)
6月16日(日) 2013 Jリーグスペシャルマッチ
TAO 2 - 1 J選抜 (15:00/国立/41,246人)
得点者:11' 佐藤寿人(J選抜)、41' 松井大輔(TAO)、70' 金崎夢生(TAO)
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●小笠原満男選手(TAO):
「多くのお客さんが入ってくれて、素晴らしい選手とともにこういった試合を行えたことが非常に意味深いと思います。復興の願いを込めてプレーしました。これがサッカーの力だと思うし、Jリーグ、サポーター、選手たちの想いが届いたと思います。
自分たち以上に頑張っている人たちはたくさんいると思いますし、色々な意味で大変な人々がまだまだたくさんいるので、何かの役に立てればと思います。今日も一生懸命やったことが伝わったのではないかと思う。Jリーグがこうした形で支援してくれることは非常に嬉しいですし、何かチカラに変わって欲しいです。少しでも復興が早く進むように、自分たちもできることを頑張りたいと思います」

●松井大輔選手(TAO):
「最初はこっちが主導権を握れたんですけど、立ち上がりの入り方が難しかったです。自分のゴールについては、ゴールを取ったことよりも、このチーム皆で戦えたことが大事かなと。みんなが気持ちを出してプレーできていたことが良かったと思います。
まだまだ復興に時間がかかると思いますけど、一緒に歩んで行ければと思います。自分自身については、早くチームを決めることが大事なので。いつでもいけるように良い準備をしたいと思います」

●柳沢敦選手(TAO):
「(自分へのコールが大きかったのは)嬉しかったですね。サポーターの皆さんには感謝しています。やるからには点を取りたかったですが。闘莉王はうまく盛り上げていましたね」

●金崎夢生選手(TAO):
「このような試合になかなか参加できてなかったのですし、少しでも復興の力に役に立てればと思っていたので参加できて良かったです。自分が点を決めたことよりも、選手皆が集まり、こういう場が設けられたことは良かったです。また、久しぶりに色々な人と話せて、プレーできて良かったです」

●角田誠選手(TAO):
「あのような選手たちと一緒にプレーできることは、いい刺激になりました。TEAM AS ONEが勝ったのも良かったです。セレーゾ監督も手倉森コーチも言ってたが、時間と共に忘れてしまいがちだがこういうゲームをすることで皆が思い出してくれると思う。リーグ戦では仙台が良い成績を収めることが東北の人たちを勇気付けることに繋がると思うので頑張っていきたい」


金崎が決勝ゴール!小笠原、闘莉王ら全力プレー


田中マルクス闘莉王(左)と競り合う大迫勇也=国立(撮影・小倉元司)


 Jリーグの東日本大震災復興支援スペシャルマッチは16日、東京・国立競技場に4万1246人の観衆を集めて行われ、東北出身選手らで構成された「Jリーグ TEAM AS ONE」が松井(スラビア・ソフィア)と金崎(ニュルンベルク)の得点で「Jリーグ選抜」に2-1で逆転勝ちした。

 試合前は中村(横浜M)が「震災から2年たつが、復興への道のりはまだまだ続く。これからも、ともに活動していきましょう」とマイクを通じてあいさつした。選手たちはセンターサークルに並び、犠牲者に黙とうをささげた。

 真剣勝負を思わせる全力プレーの連続に、場内からは「ニッポン」コールが沸いた。岩手県出身で、支援活動に取り組んできた小笠原(鹿島)は「勝利を目指して戦った。復興はなかなか見えてこないが、何かの力になることを願っている」と思いを語った。

 スペシャルマッチは昨年に続く開催で「TEAM AS ONE」は2連勝。会場では募金活動も行われ、試合収益の一部とともに復興支援活動に充てられる。(共同)

セレーゾ・Jリーグ TEAM AS ONE監督の話
「被災された方々に、少しでも明るい日曜日を届けることができたのではないか。自分にとっても特別な思い出になる」

森保一・Jリーグ選抜監督の話
「選手は勝利に向かってひたむきにプレーしてくれたし、急造チームながら協力して戦ってくれた。被災地への後押しになるメッセージを送れたと確信している」



前半、ドリブルする柳沢敦(左)を追う中澤佑二=国立(撮影・小倉元司)


前半、シュートを外し苦笑いの柳沢敦=国立(撮影・小倉元司)


前半、ゴール前のこぼれ球で同点シュートを決めた松井大輔。左は大迫勇也=国立(撮影・小倉元司)


前半、ヘディングシュートを狙う大迫勇也(右)と槙野智章=国立(撮影・小倉元司)


岩手出身・小笠原、復興支援「継続させたい」
 東日本大震災復興支援スペシャルマッチ(16日、Jリーグ TEAM AS ONE2-1Jリーグ選抜、国立)試合前には両軍の選手が4万1246人のサポーターとともに、犠牲者へ黙とうをささげた。MF高萩(広島)は福島・いわき市出身。実家が津波の被害に遭い、祖母は今も行方不明とあって「自分たちができることを続けていきたい」と神妙に話した。岩手・盛岡市出身のMF小笠原(鹿島)は「復興が目に見えて進んでいるわけじゃない。今後もこういう形で継続させたい」と決意を新たにしていた。
(紙面から)

小笠原 「東北魂」で“ガチンコ”プレー披露
東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ Jリーグ TEAM AS ONE2―1Jリーグ選抜 (6月16日 国立)



試合後、場内を一周する(前列右から)川口、柳沢、中村、小笠原、岩政、柴崎、森本
Photo By スポニチ


 Jリーグの東日本大震災復興支援スペシャルマッチが16日、国立競技場で行われた。「TEAM AS ONE」と「Jリーグ選抜」が対戦し、岩手県出身の鹿島MF小笠原満男(34)や、サポーター投票で最多得票の横浜MF中村俊輔(34)らが、“ガチンコ”プレーを披露。招待された被災者を含む4万1246人を沸かせた。

 「東北人魂を持つJ選手の会」で支援活動を行う小笠原はTEAM AS ONEのボランチとして前半の45分間出場。「今も仮設住宅に住んでいる人や、風評被害に苦しんでいる人もいる。見た人に僕らの思いが伝わればいい」と、相手の浦和FW原口と球際で激しく競り合うなど真剣勝負を披露した。正確なCKでチャンスを演出したJリーグ選抜の中村は「(活動を)続けていくことが大事」と継続支援を訴えた。

 前日の公式練習に続き、試合前には小笠原や岩手県出身でなでしこジャパンの岩清水が募金活動を行った。大会収益の一部とともに復興支援活動に充てられる。
[ 2013年6月17日 06:00 ]


復興支援試合のコメントである。
このようなチャリティマッチが行われることに意義がある。
そして、その試合に全力を尽くしてくれた選手たちには感謝せねばなるまい。
そして、多くの民に感動を与えるサッカーという競技に感謝したい。
これからも、サッカーを愛し、サッカーのある生活を生きていきたい。