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鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

秋田、ユキのクロスを賞賛

2016年05月13日 | Weblog
SB伊東のクロスの精度、FW富樫の冷静さに◎
<国際親善試合:U-23日本3-0ガーナ>◇11日◇ベアスタ

 新しく選ばれ、試された選手たちが躍動していた。中でも目立ったのはDF伊東とFW富樫。室屋らけが人が多いサイドバックで、伊東はクロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた。富樫もJで見せているシュート場面での冷静さがあり、ポストプレーもできるから周りを使える。スケールはまだ大きくないかもしれないけど、24歳以上のOA枠の選手が本当に必要なのかなって感じさせるくらい、いいコンビネーションを見せていた。

 手倉森監督が、海外組、国内組を問わず幅広く選び、チャンスを与えているから、選手たちはいい準備ができている。「自分も次がある」と思って臨めているからこそ、精神的にも同じ方向を向いてプレーができる。監督の意図が伝わり、どんどんいいチームになっている。

 仮想ナイジェリアの一戦で、アフリカ人特有の身体能力の高さを肌で感じることができたのも大きい。ただ、あえて1つ指摘するなら、好調のピークが少し早過ぎる気もする。このピークをより高いところへ持っていくことができれば、メダルも夢じゃない。(日刊スポーツ評論家)



チンチロリン


ユキのクロスを褒める秋田である。
「クロスの精度が非常に高かった。攻撃だけじゃなく、守備も問題なくできていた」と評する。
鹿島では西の陰に隠れ出場機会が少ないため、才能を現すチャンスが少なかった。
このU-23日本代表の試合では思う存分、力を発揮したのではなかろうか。
正統派右SBとして躍動していくのだ。
ユキの活躍が楽しみである。



チンチロリン

京都橘高校・岩崎悠人くん、試合に絡んでいきたい

2016年05月13日 | Weblog
U19代表・岩崎、進路に言及「レベルの高いところで」
 サッカーのU-19日本代表候補FW岩崎悠人(京都橘高3年)が12日、J3G大阪U-23の練習に参加した。

 前日と2日間の体験に「楽しかったです。どんな雰囲気が、コミュニケーションを取ってやりたかった」と笑顔を見せた。複数のクラブから注目を受けている高校NO・1ストライカーは進路について「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と話していた。



チンチロリン


J3のガンバ大阪U-23の練習に参加した京都橘高校の岩崎くんである。
鹿島を含めた複数のクラブから注目されており、進路が注目される。
岩崎くん本人は「レベルの高いところで、試合に絡んでいきたい」と述べておる。
「レベル」というキーワードを出したところを見ると、入団後はJ3に回される可能性の高いガンバ、セレッソ、FC東京はないのではなかろうか。
レベルの高さでは、鹿島が随一。
是非とも言葉通りのクラブを選んで欲しいところ。
正しい決断を待っておる。


チンチロリン

鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ

2016年05月12日 | Weblog
鹿島は上位に食らい付き、優勝争いをにらむ
2009年の3連覇から長らくリーグタイトルに手が届いていない鹿島だが、他チームからするとそうした目では見られないのだろう。前節の相手である磐田も、旺盛な意欲で鹿島に向かい、素晴らしい内容のサッカーを見せてきた。今季は、ほかにも相手の土俵で戦ってしまう試合が多く、苦戦を強いられている。鹿島に勝てば勢いづくことを知っている相手チームにうまく利用され、モチベーションを高く上げて臨まれているのだろう。

今節の対戦相手である横浜FMも、それを狙ってくるのではないか。ここ5試合で1勝1分3敗と苦しんでいるからだ。苦しんでいる原因は、自慢の守備力が低下していることにあるだろう。堅守を誇ってきたはずが、今季ここまでの総失点は14。18チーム中12番目の数字に落ち込み、ここ2試合は複数失点を喫している状態だ。さらに、前節の甲府戦でDFのファビオが肉離れで戦線を離脱した。守備に安定感を欠いている状態で、今季、累積警告による出場停止以外全てで先発してきたDFの要を失うのは痛恨の極みだろう。

しかし、だからこそこの試合に懸ける意気込みも変わってくる。代わりに出場する選手のモチベーションは高く、さらに勝点3を手にすることができれば、沈んでいた雰囲気もガラッと入れ替わるだろう。鹿島としては、今度こそ自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない。

鹿島のここ5試合の成績は2勝2分1敗と決して悪くない。しかし、Jリーグが2ステージ制へと移行し、1stステージも残り試合が刻々と少なくなっている今、ハイペースで飛ばす上位2チームに食らい付くためにもこれ以上足踏みはできない。残り全ての試合を勝つくらいでなければ、逆転優勝には届かないはずだ。

ただ、鹿島にもケガ人が増えている。前節、MFの遠藤 康が足を痛めて途中交代を余儀なくされた。今節の出場は難しいだろう。さらに、中村 充孝もケガで離脱している。実績がある技巧派の2人を欠くことになり、代わりを務めるのは若手選手からの抜てきとなるはずだ。

昨季、横浜FMには2戦2勝と相性が良かった。明治安田J1 1st第16節ではジネイが大活躍。前線でほとんどのボールを収めて攻撃の起点となり、3得点の大勝につなげた。しかし、この試合で大ケガを負ってしまったこともあり、ジネイにとってはリベンジマッチとなるだろう。2nd第16節で活躍したのはカイオ。コントロールされたシュートで2得点を奪い、出色のパフォーマンスを見せた。現在も好調を維持しており、攻撃の核を担うことになるだろう。

また、見逃せないのは中盤の争い。特にこの対戦では毎回のように小笠原 満男と中村 俊輔の両ベテランが激しく火花を散らす。互いにチームの大黒柱であるだけに、どちらが機先を制するかで結果を左右する要素もある。2人のつばぜり合いにも、ぜひ注目してほしい。

[ 文:田中 滋 ]



チンチロリン


「自分たちに流れを引き込むためにも横浜FM以上の意気込みで臨まなければならない」と記す、Jリーグ公式の田中滋氏である。
高いモチベーションで立ち向かってくる相手に対して、それ以上の意気込みで挑む必要がある。
負傷者相次ぐ中、ここは若手のフレッシュで高いモチベーションで戦うこととなる。
チャンスが与えられるであろう杉本太郎は、アジリティの高さでFマリノス守備陣を翻弄するのではなかろうか。
またはギラギラした威圧感にて圧倒する優磨が機会を得るやもしれぬ。
経験の浅い若手を引き締めるのは小笠原満男主将となる。
ベテランの味で試合をコントロールしてくれるはず。
望む結果は一つ、勝利だけである。


チンチロリン

U-23日本代表 国際親善マッチ ガーナ代表戦

2016年05月12日 | Weblog
“キャプテン”植田が伝えた「熊本のためにありがとう」
16/5/12 02:25



[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]

 誰よりも戦う姿勢を示そうとしていた。熊本県宇土市出身のU-23日本代表DF植田直通(鹿島)は、被災した地元への思いを胸にガーナ戦のピッチに立った。

 試合前日の取材対応で、「僕自身は戦う姿勢を絶対に見せないといけない。戦う姿勢を見せて初めて結果がついてくるものだし、結果にプラスして元気を与えられればと思う。応援してくれる方たちのためにも頑張りたい」と意気込みを示していたように、ピッチ上で奮闘する。ガーナが放り込んでくるロングボールをはね返し続け、地上戦を挑んでくる相手には粘り強く対応してゴール前への侵入を許さない。

 後半35分には相手選手と接触して右まぶたを切って流血するが、一度ピッチの外に出てテーピングを巻くと、再びピッチに戻って最後までゴールを守り抜く。気持ちの入る試合となったが、「ハートは熱く、頭はクールに。あまり熱くなり過ぎても良いプレーはできないので、そこは冷静に」と熱い気持ちを持ちつつ、落ち着いたプレーを披露して3-0の完封勝利へと導いた。

「チャリティーマッチで皆が熊本のために戦ってくれる中で、熊本県民の僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていた。家族や知り合いもスタジアムに来ていたので、勝利という結果を届けられたのは良かった」

 この試合、キャプテンマークは植田の腕に巻かれていた。手倉森誠監督は「今日に関しては本当にリーダーになってもらわないと困るということで託した」と理由を明かすと、「試合後に彼が『熊本にためにありがとう』と締めてくれた。本当に良いリーダーシップを発揮してくれた」とチームのため、そして熊本のために戦う姿勢を示した“キャプテン”を称賛した。

(取材・文 折戸岳彦)

緊急事態の右SBで猛アピール…U-23代表DF伊東「慎也に感謝したい」
16/5/12 01:00



[5.11 MS&AD杯2016 U-23日本代表 3-0 ガーナ代表 ベアスタ]

 負傷者続出の右SBで存在感を示した。ガーナ戦で右SBのポジションを託されたのは、U-23日本代表DF伊東幸敏(鹿島)。まずは集中力を途切れさせない守備で自サイドからの相手の侵入を防ぐと、機を心得たオーバーラップで攻撃に厚みを加え、正確なクロスから決定機を創出した。

 決してコンスタントに手倉森ジャパンに招集されてきたわけではない。14年8月の福岡合宿に呼ばれた後に招集されたのは、約1年後の15年7月のコスタリカ戦。同年8月の京都合宿には引き続き招集されたものの、次に呼ばれたのは約8か月後の16年4月の静岡合宿となった。しかし、伊東は違和感なくプレーできたと振り返る。

「それなりに合宿には呼ばれているので、全員の特長は分かっているし、自分の特長もそれなりに分かってもらえていると思う。サポートの距離やタイミングがすごく良いので、プレーしやすかった」

 その言葉どおり、伊東がタイミング良くフリーで右サイドを駆け上がると、スペースにボールが送られる。スピードに乗った伊東は右サイドをえぐり、幾度となく好クロスを供給。1点をリードして迎えた前半15分には、MF野津田岳人(新潟)から送られたパスをダイレクトでゴール前に送って、MF矢島慎也(岡山)の2点目をアシストした。

 守備を含めてアピールに成功したが、何よりも自分の送ったクロスから矢島が得点を決めてくれたのが大きかったと語る。「良いクロスを上げてもゴールにつながらなければ、何も残らない。だからこそ、難しいシュートを決めてくれた慎也には感謝したい」。

 最終予選を戦ったDF松原健(新潟)、DF室屋成(FC東京)が負傷離脱中と手薄になっている右SB。伊東は「チャンスだと思っているし、自分が行くべきところだと思う」とサバイバルレースを勝ち抜く覚悟を示した。

(取材・文 折戸岳彦)

故郷・熊本を想い涙…初の主将DF植田「みんなに声をかけてできた」

キャプテンマークを巻いてプレーした植田直通 [写真]=浦正弘

「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで開催され、U-23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU-23日本代表が3-0の快勝を収めた。

 被災地・熊本県出身のDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、この試合でゲームキャプテンを務めた。故郷を想い試合を戦った植田は、目に涙を浮かべながら「前半にみんながいいプレーをできて、3点目を決めることができてよかったです」と、まずはしっかりと3点差をつけて勝つことができたことにホッとした様子で語った。

 主将を任されたことについては「こうやってキャプテンマークを巻くのは初めてでしたけど、みんなに声をかけてできたのはよかった」と、本人としてはまずまずのできだったという。

 日本はリオデジャネイロ・オリンピック本大会で、アフリカ王者のナイジェリア代表と同グループに入った。“仮想ナイジェリア”としてガーナ戦に臨んだが、アフリカ勢のパワーを肌で感じる場面もあった。「まだまだできることがあったし、課題も残ったので次に生かしたい」と、快勝にも慢心することなく、早くも次を見据えている。

流血しながらも主将を全う…熊本出身DF植田「僕が戦う姿勢を見せないと」

被災地・熊本出身の植田は、故郷への想いを胸にプレーした [写真]=浦正弘

「MS&ADカップ 2016 〜九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本〜」が11日に佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで行われ、U-23日本代表とガーナ代表が対戦した。試合はMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)の2得点とFW富樫敬真(横浜F・マリノス)の得点でU-23日本代表が3-0の快勝を収めた。

 初めてキャプテンマークを巻き、完封勝利に大きく貢献したDF植田直通(鹿島アントラーズ)は、「ゼロに抑えられたのはDFとしてよかった」と自己評価しながらも「前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった」と後半の動きに課題が出たことを挙げた。

 この試合は4月に被災した地元・熊本のチャリティーマッチということで、気持ちがはいる試合だったが、「ハートは熱く、頭はクールに」をモットーに、冷静なプレーを披露。後半には相手選手と接触して左前頭部から出血したが、応急処置を受けて再びピッチに戻り、最後までピッチの上で戦い続けた。

 それでも試合後には思わず涙がこぼれ落ちる場面もあり、「みんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかった。まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と故郷のために強い気持ちを見せたという。

 チームはリオデジャネイロ・オリンピックで同組のナイジェリアを想定して試合に臨んだが、この日のガーナはコンディション不良のために十分な成果を得られたとは言い難い。植田自身も「ナイジェリアはもっともっとレベルが高い」とアフリカ王者を警戒。「今日の試合だったらもっとできないといけない」と反省し、「次に活かせれば」と早くも次の試合を見据えた。

【リオ五輪代表】故郷・熊本へ勝利を届けた植田直通。闘魂CBは「今日の試合だったらもっとできないといけない」と課題も見据える
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月12日


ロングボールをことごとく撥ね返し、無失点勝利に貢献。植田の闘志溢れるプレーは、故郷・熊本のファン・サポーターを勇気付けたはずだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

「九州 熊本震災復興支援チャリティマッチ がんばるばい熊本」と銘打たれたガーナ戦を、誰よりも強い気持ちで戦っていたのが、この男だったのではないだろうか。

 最終ラインで身体を張り、3-0の快勝劇に貢献した植田直通。熊本出身の屈強なCBは、ミックスゾーンに現れるや、こう語った。

「(今日の試合を)熊本のみなさんも見てくれていると思いますし、僕が熊本県民を代表してお礼を言いたいと思います」

 手倉森監督からキャプテンマークを託され、「こういう機会はあまりないですけど、チャリティマッチでみんなが熊本のために戦ってくれているなかで、熊本県民は僕だけしかいなかったですし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思っていました」と闘志を前面に押し出したプレーで守備陣を統率。“仮想ナイジェリア”のガーナを完全に抑え切った。

 震災に見舞われた故郷に勝利を届けたい――。その願いを叶えた植田は、「僕の家族や知り合いも(会場に)来ていましたし、そういう久しぶりに会った人もいて、顔を見て凄い安心したというか、今日勝利という結果を届けられたのは凄い良かったと思います」と喜びを口にした。

 ただし、試合内容について問われると、表情はキリッと引き締まる。

「ゼロ(無失点)に抑えられたのはDFとして良かったですが、前半のあの勢いを後半にも続けていかないといけなかった。課題も少し残ったので、そこは次に活かせればなと思います」

 植田がそう振り返るように、3点を挙げて圧倒した前半とは対照的に、後半は無得点とチームのパフォーマンスは停滞した。ガーナ代表が思っていたよりも力が落ちる相手だったこともあり、植田に達成感は微塵もなかったようだ。

「いろんなことやってくるのかなと楽しみな部分はありましたけど、(リオ五輪で対戦する)ナイジェリアとかはもっともっとレベルが高いと思うし、今日の試合だったらもっとできないといけない」

 この日のガーナは、リオ五輪で対戦するナイジェリアやコロンビア、スウェーデンより、一枚も二枚も落ちる相手だろう。そんな相手との対戦で課題が見えた自分たちに対して、合格点を与えられなかったのだ。

『まだまだ、このレベルでは満足できない』

 ミックスゾーンを去っていく植田の背中は、そう語っているようだった。

熊本出身の植田「次に生かしたい」初主将で完封演出
[2016年5月11日22時47分]


試合後、場内1周でサポーターにあいさつする植田(撮影・清水貴仁)

<国際親善試合:U-23日本3-0ガーナ>◇11日◇ベアスタ

 熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が主将としてチームをけん引し、完封勝利に貢献した。

 手倉森ジャパンでは初めてキャプテンマークを巻いて試合に臨んだ。「九州 熊本震災復興支援チャリティーマッチ がんばるばい熊本」として行われた一戦で無失点に抑え、「前半はみんな、いいプレーができた。みんなで声かけあってできたのでよかった」と話した。

 ガーナはリオデジャネイロ五輪1次リーグB組初戦のナイジェリアを仮想した相手だった。快勝にも「まだまだできることがあった。課題もあった。次に生かしたい」と表情は引き締まったままだった。

植田完封、キャプテンマーク巻き熊本へ白星届けた
[2016年5月12日7時57分 紙面から]


後半、ハイボールをクリアする植田(撮影・清水貴仁)

<国際親善試合:U-23日本3-0ガーナ>◇11日◇ベアスタ

 リオデジャネイロ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表が、ガーナA代表(FIFAランク38位)に3-0で快勝した。4月に発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチとして実施。同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、同代表で初めてキャプテンマークを巻き完封に貢献した。明日13日にトゥーロン国際大会(フランス)のメンバーが発表され、21日の初戦でパラグアイと対戦する。

 鳴りやまない「植田コール」が佐賀の空に響いた。植田は試合後、笑顔で場内を1周した。左腕には手倉森監督から「(熊本)県民出身だから」と、託された黄緑色のキャプテンマークが光っていた。

 2-0の前半21分。ペナルティーエリア左外からの直接FKをしっかり頭ではじき、ピンチを脱した。この試合には「熊本と共に がまだそう熊本」の思いを込めた。入場の際に着用したTシャツに熊本弁で記した。がまだそう(頑張ろう)の言葉をピッチで体現。「県民は僕だけだし、キャプテンマークを巻いて勝つことができて良かった」。

 愛する故郷熊本へ、戦う姿勢を届けた。先月16日に最大震度7の本震が発生。翌17日から1泊2日の強行軍で支援物資を持って茨城から駆けつけた。避難所各所を回り、自分に何ができるかが見えた。1週間、避難生活を送っていた父太実男(たみお)さん(53)母俊子さん(52)とは約5分しか会えなかったが、野菜や日用品を渡し「俺にはサッカーしかない。故郷にいい話題を届けられるのはサッカーだけだから」と強く決意を示した。

 この日はその姿を一目見ようと両親や親族、熊本・大津高関係者ら約30人が集合。大津高の仲間は「植田」の応援ボードを掲げてくれた。試合後には両親と再会を果たし「懐かしい顔が力になった」と感謝の思いを伝えた。太実男さんは「直通が頑張ってくれたら、日本のためにも熊本のためにもなる」と目を細めた。

 試合後の控室。植田は全員へ向けて「熊本のためにありがとう」と頭を下げた。「県民を代表してお礼を言いたかった」。指揮官も「いいリーダーシップだった」とうなずいた。後半は頭を9針ほど縫うけがを負い、テーピングをしながら出場した。それでも「慣れている」と動じなかった。ふるさとを、国を背負って戦う男はやはり強かった。【小杉舞】

 ◆ガーナ代表 FIFAランク38位(アフリカでは33位アルジェリア、34位コートジボワールに続き3番目)。W杯は過去3度出場で06年ベスト16、10年ベスト8、14年1次リーグ敗退。アフリカ選手権は4度優勝。愛称「ブラック・スターズ」。

伊東好クロス連発「結果が出て良かった」
[2016年5月12日8時28分 紙面から]

<国際親善試合:U-23日本3-0ガーナ>◇11日◇ベアスタ

 DF伊東幸敏(22=鹿島)が右サイドバックでフル出場した。

 前半15分にMF矢島の得点をアシストするなど好クロスを連発し、手倉森監督から名指しで評価された。無難な守備でも貢献し、昨年7月のコスタリカ戦(仙台)以来となる先発で再び快勝に導いた。「結果が出て良かった。(負傷者が相次ぐ中で)定位置争いに自分が食い込んでいくべきだと思っている」と巻き返しを狙う。

故郷・熊本に届け!植田がガーナを流血完封、手倉森Jリオへ手応え

テーピング姿で競り合う植田。被災した故郷・熊本に向けて不屈の精神力を見せつけた(撮影・森田達也)

 MS&ADカップ(11日、U-23日本3-0ガーナ、ベアス)リオデジャネイロ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表とガーナ代表による熊本地震の慈善試合を兼ねて行われ、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=がキャプテンマークを巻いて先発出場した。チームとして初めて対戦するアフリカ勢を相手に持ち前の高さを生かして攻守に奮闘。被災地を勇気づける3-0の勝利に貢献した。


相手と接触し、右目付近から流血した植田。仮想ナイジェリア戦で気迫のプレーを披露した(撮影・甘利慈)

 ガーナの攻撃を体を張った守備ではじき返した。故郷・熊本を勇気づける完封勝利。試合後、DF植田は仲間と場内を一周。スタンドから送られる「植田コール」に頭を下げて応えた。

 「チャリティーマッチという位置づけ。熊本のみなさんも見ていてくれたと思う。県民を代表してお礼を言いたい」

 疲労を考慮して招集されなかったMF遠藤(浦和)に代わってキャプテンマークを左腕に巻いてプレー。「熊本のために」と手倉森監督が提案し、選手全員が賛同した。五輪初戦の相手、ナイジェリアを想定した試合では、屈強なガーナ選手を相手に互角以上のプレーで対応。後半35分にはFWアダムスの左肘が右目付近にガツン! 9針ほど縫う裂傷で流血したが、応急処置をしてプレーを続行。その後も味方を鼓舞し、3-0の完封勝利に貢献した。

 普段は寡黙だが、情に厚く責任感は人一倍だ。「(メンバーの中で)熊本出身は僕だけ。戦う姿勢を見せなきゃいけないと思っていた」。熊本から家族を招待し、母・俊子さん(52)もスタンドで観戦。息子のけがを目の当たりにしたが、「けがは慣れてますから」。テーピング姿に注がれた拍手&喝采には「ありがたい。みなさんの気持ちがうれしかった」と目頭を熱くした。


イレブンはTシャツ

 今回の震災で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた熊本・宇土市出身。母校・大津高も被災した。現在は両親ともに家に戻ったが、実家は有明海沿いにあり、4月16日未明の地震では、家族は高台に避難。車の中で一晩を過ごしたという。17日に鹿島での練習を終えるとクラブに直談判をし、熊本で支援活動を行った。空路で福岡に入り、水や肉などの食料品やトイレットペーパーを買い込んで被災地に運んだ。

 ガーナ戦前日には監督、スタッフ、チームメートと試合会場で募金活動を実施。会場では「頑張ってください」とファンの声援を受けた。「(みんなのためにも)結果を出せてよかった」。ファンの思いに応える勝利に安堵(あんど)の表情をみせた。

 手倉森ジャパン発足時からメンバー入りする守りの要で、14年12月14日のタイ戦から続く20戦無敗にも貢献。右腕に喪章を巻き、気迫あふれるプレーで愛する故郷を励まし続けた。 (一色伸裕)


後半、交錯し相手の肘が顔面に当たる植田=ベアスタ


ガーナに快勝し、横断幕を掲げサポーターにあいさつする植田(左から2人目)ら日本イレブン=ベアスタ


試合終了後、声援に応える植田(#5)、矢島(#10)ら=ベストアメニティスタジアム(撮影・甘利慈)


植田 直通(うえだ・なおみち)

 1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U-17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U-23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。

伊東 神クロス!2点目をアシスト「蹴りやすかった」
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)


好クロスを連発した伊東
Photo By スポニチ


 伊東は、右サイドバックでフル出場し、2点目をアシストした。前半15分に野津田からボールを受け、右サイドを切り裂くと、逆サイドの矢島に合わせるクロスを配球。

 「入り方がはっきり見えたので蹴りやすかった。難しいシュートを決めてくれた」と満足げに振り返った。得点シーンだけでなく、前半34分にも浅野にピタリと合わせるなど持ち味の高精度クロスを披露。1月のU―23アジア選手権は選考から外れ悔しい思いもしたが、「大チャンスだと思っている」と大一番で猛アピールした。
[ 2016年5月12日 05:30 ]

熊本出身の植田主将!血染め完封 指揮官の粋な計らいに応えた
国際親善試合 U―23日本3―0ガーナ (5月11日 ベアスタ)


<U23日本・ガーナ>主将マークを巻き、裂傷した右目を止血してサポーターの声援に応える植田
Photo By スポニチ


 不屈の精神を見せた。後半35分。DF植田は激しい空中戦を繰り広げ、相手選手と激突。右まぶたから出血し一瞬、苦悶(くもん)の表情を浮かべた。だが、テーピングを施し、事もなげにプレーを続行。身体能力で勝るガーナを相手に完封を飾った。試合後は9針縫うほどのケガだったが「大したことはない。慣れている」と勝ち誇った。

 魂が震えた。被災地である熊本県宇土市出身。左腕には、手倉森監督から初めて任されたキャプテンマークが巻かれていた。試合前には黙とう。全員が喪章をつけてプレーした。「ハートは熱く、頭はクール。いつもそう思っている」。高ぶる気持ちをコントロールし、初のアフリカ勢“仮想ナイジェリア”にもひるまなかった。「ゼロに抑えられたのはDFとして良かった。前半の勢いを後半も続けないと」と反省も忘れなかった。

 地震発生からわずか4日後の4月18日に、鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らとともに救援物資を持って被災地を訪れた。そこでは苦境に立たされている被災者から「頑張って」と声を掛けられた。「元気を与えなきゃいけない立場なのに激励された」。胸の奥底に突き刺さった言葉は勇気となった。「熊本出身は僕しかいない。まず僕が戦う姿勢を見せないといけなかった」。熊本のためにも負けるわけにはいかなかった。

 試合後に会場を一周すると、植田コールが湧き起こった。久しぶりに見る知り合いや家族の顔に、気迫のこもった表情が少し和らいだ。試合後、チームメートに向かって言った。「熊本のためにありがとう」。故郷に贈る完封劇だった。


<U23日本・ガーナ>相手選手の肘が植田の顔面に当たる
Photo By 共同


<U23日本・ガーナ>後半、流血する植田
Photo By スポニチ


[ 2016年5月12日 05:30 ]

【U23】熊本出身・植田、流血なんの!気迫のプレーでガーナA代表を完封
2016年5月12日6時0分 スポーツ報知


前半、ゴール前でGKオフォリと競り合う植田(右)


負傷した頭にテープを巻き、ガーナの関係者と記念撮影をする植田(中)


 ◆国際親善試合 U23日本3―0ガーナA代表(11日・ベストアメニティスタジアム)

 U―23日本代表は熊本地震の慈善試合でガーナA代表を完封した。初めてゲームキャプテンを任されたDF植田直通(21)=鹿島=は後半35分、相手FWの肘で右目の上を裂傷。頭にテープを巻いてピッチに戻り、リオデジャネイロ五輪1次リーグの初戦で激突するナイジェリアを想定したアフリカの強豪を抑えた。試合後に会場で8、9針を縫う大けがとなったが、フル出場する気迫を見せ、地元・熊本を勇気づけた。

 植田が故郷への思いをプレーで表現した。初めてゲームキャプテンを任され、熊本地震の慈善試合として行われた一戦を快勝に導いた。「熊本県出身は(チームに)僕しかいないし、まずは僕が戦う姿勢を見せないといけないと思った」。後半35分、頭部に8、9針を縫うほどの裂傷を負っても「慣れているから」とテーピングをしてピッチに戻った。DFラインを最後まで高く保ち続け、ガーナに反撃のチャンスを与えなかった。

 宇土市出身で実家や母校の大津高が被災した。試合後のロッカールームでは、チームメートの前で「熊本のために戦ってくれて、ありがとう」と頭を下げたという。鹿島でも口数が少なく、シャイな性格で知られる男が「県民を代表してお礼を言いたかった」と行動に移すほど、欲しかった勝利。リオ五輪で48年ぶりのメダル獲得を目指すチームにとって、そして復興を目指す熊本に向けて、何が何でも勝ちたかった。

 観客席には宇土市に住む両親、親族らが応援に駆けつけた。自宅は地割れなどの被害があり、今でも「すぐに逃げられるように」(母・俊子さん、52)と玄関近くの部屋で寝ている。まだ仕事中も「怖さ」を感じることがあるといい、恐怖はなかなか消えない。もちろん、避難所生活を続ける被災者も多くいる。けがに耐えて完封に貢献し、植田は逆境に屈しないプレーを熊本に発信した。

 父・太実男さん(53)は「(手倉森)監督の復興にかける思いもあり、主将というポジションを与えてくれた。結果が出て監督に少し恩返しできたかなと思う」と目を細めた。「主将はびっくりしました。ありがたい。皆さんに元気を与えられるプレーができれば」と俊子さん。頼もしい息子は「勝利を届けられて良かった」と胸をなで下ろした。植田はチームを、熊本をこれからも引っ張っていく。(内田 知宏)

植田、故郷熊本に届けた流血奮闘
2016年5月12日


 後半、頭に包帯を巻き、ガーナの選手と競り合う植田(撮影・棚橋慶太)

 「サッカー・国際親善試合、U-23日本3-0ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子のU-23日本代表は3-0でガーナ代表に快勝した。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=はキャプテンマークをつけて奮闘。熊本地震の慈善試合として行われた一戦を勝利に導いた。日本は五輪1次リーグB組初戦のナイジェリア戦を想定したアフリカ勢との試合を制し、本番に向けて弾みをつけた。

 傷ついた故郷へありったけの思いを届けた。熊本地震の慈善試合となった特別な一戦。手倉森監督から指名され左腕にキャプテンマークを巻いた熊本県宇土市出身の植田は「熊本県民は僕だけだったので戦う姿勢を見せたかった。勝利という結果を届けられてよかった」と素直な思いを口にした。

 試合後のロッカールームでは「熊本のためにありがとう」と仲間に頭を下げた。「県民を代表してお礼を言わせてもらった」。主将の重責を預けた指揮官も「いいリーダーシップを発揮してくれた」と手放しで称えた。

 試合会場には植田の父太実男さん(53)、母俊子さん(52)ら家族や親戚が駆け付けた。自宅は無事だったが震災直後は車中泊を余儀なくされた。家族は現在自宅に戻っているが、地震の恐怖から今も寝室ではなく玄関に一番近い部屋で全員で寝ているという。

 先月18日に植田らが熊本を訪れ支援活動を行った際には、水や肉、パン、トイレットペーパーなどが届けられた。試合に向けて特別な会話は交わさなかったという太実男さんは「会わなくても気持ちは伝わる。試合に出してもらい、監督の気持ちに応えられてよかった」と胸をなで下ろし、俊子さんも「本当に頼もしかったです」と、息子の姿をまぶしそうに見つめた。

 矢島の2得点などで前半のうちに3点を奪った。植田も体を張った守備で無失点勝利に貢献。「DFとしては良かったが、前半の勢いを続けられない課題も残った」と振り返った。終盤には相手選手との接触で右まぶた上から出血。応急処置で8~9針ほど縫ったが、「大したことない。慣れている」と意に介さなかった、

 試合後には場内を一周しながら「久しぶりに会った人の顔を見て安心した」。高校の同級生で佐賀大に通うボランティアスタッフと記念撮影も行うなど旧交も温めた。熊本への思いを形にし、スタンドから起こった大きな植田コールに誇らしげに手を挙げた。



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先発出場を果たした鹿島勢3人である。
櫛引はクリーンシートを達成し、勝利に貢献した。
ユキは試合を決定づける2点目のアシストを記録。
素晴らしいクロスであった。
植田はキャプテンとしてチームを鼓舞し力強い戦いを魅せた。
三人とも素晴らしいパフォーマンスであった。
勇気をありがとう。


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夢生、ミニゲームにて躍動

2016年05月11日 | Weblog
午前練習


ミーティング後、選手たちはミニゲームやシュートトレーニングを行いました。



チンチロリン


ミニゲームにてシュートを放つ夢生である。
調子は良い様子。
その夢生と組んでおるのは18番の赤。
このところ出場機会に恵まれておらぬが、調子を取り戻しておる様子。
そろそろ出番が来るのではなかろうか。
赤のゴールにてスタジアムに歓喜を巻き起こすのだ。
今季初得点を期待しておる。


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町田・中島、大相撲を観戦

2016年05月11日 | Weblog
[町田]中島裕希、初の大相撲観戦に大興奮


 北陸人と関西人、FWとCBといった具合に何の共通点もないが、中島裕希とキム・ソンギはピッチ外でよく行動をともにしている名(謎?)コンビ。7日のJ2・第12節・讃岐戦(1◯0)後に2日間のオフが与えられたこともあり、二人は9日、両国国技館へ大相撲見物に出かけた。

「知り合いの人から連絡が来て、招待してもらった」(中島)とのことで、彼らが取り組みを見たのはTV中継にも映るような升席。相撲観戦は初めてだった中島だが、「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」とアスリートらしい目線から、興奮気味に語っていた。

 そんな中島は昨日(10日)、大前元紀(清水)や庄司悦大(山口)とともに4月のJ2月間MVP候補へのノミネートが発表された。
「良い順位にいることが一番の理由だと思う。ノミネートされたのはうれしいけど、満足しないで、よりチームのためにハードワークをしていきたい」と謙虚に語った中島。しかしノミネートの知らせはSNS上で知ったとのことで、選考の過程はもちろん、20万円の賞金が出ることも把握してない模様。「アレは何ですか? 詳しいことは分からない」と軽い戸惑いも見せていた。

写真:徳丸篤史
(町田担当 大島和人)



チンチロリン


大相撲を観戦した町田の中島である。
「迫力がすごかった! めっちゃ近くて、お相撲さんの体はマジでヤバかった。ももとか、ひざとか下半身がすごくデカくてびっくりした。ももなんて俺らの腰くらいあって・・・」と語る。
枡席で観る大相撲の迫力はテレビの比ではなかろう。
何事もスポーツ観戦は生に限る。
諸処の事情にてかなわぬ者もおろうが、サッカーこそ生観戦とテレビでは全く異なる。
細部まで確認し、批評家気取りを行いたいのであれば、全体を見渡せ、細かくチェックするに越したことはない。
また、チームを後押しし、一体感を得たいのであればゴール裏に優るものなし。
選手の動きを観るのであれば、メインに陣取りたい。
それから、中島も、大相撲観戦の虜になったのではなかろうか。
相撲から得るものもある。
かつて、岩政が相撲部屋を見学し、多くのものを吸収したこともあった。
中島が攻撃陣を引っ張り、町田に勝利を呼び込んでいくのだ。
楽しみにしておる。


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岳、意外なジャンプ力

2016年05月11日 | Weblog
鹿島MF柴崎岳、やっぱり「跳躍力」がものすごかった


2016/05/11 06:50
Written by 編集部S
Image by Youtube


先週末に行われたJ1ファーストステージ第11節、ジュビロ磐田対鹿島アントラーズの一戦。

試合は55分、56分に金崎夢生と小林祐希がそれぞれゴールをあげ1-1で終了したのだが、前半にはこんなシーンがあった。

動画

27分、柴崎岳がボールを持ち運んでミドルシュートを放つのだが、その前のジャンプの場面にご注目。

上空に飛んだボールをヘディングするのだが、垂直跳びでこの高さである!

Jリーグ公式サイトによれば、柴崎の身長は175cm。この時対峙していた磐田MF山本康裕の身長は179cmだ。

柴崎といえば、先月12日に行われたサンフレッチェ広島戦でも野性味溢れる跳躍からゴールを奪っていた。


知性的なプレーで知られているが、意外にもジャンプ力はものすごいものがあるようだ。



チンチロリン


岳の跳躍力について伝えるQoly誌である。
動画から伝わるが、かなりのジャンプ力である。
隣にいるジュビロの選手をはるかに凌駕しておる。
頭脳派プレイヤーである岳であるが身体能力もとても高い。
岳の力で鹿島に勝ち点をもたらしていくのだ。
楽しみである。


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U-23日本代表・植田、サッカーをできる喜びを感じています

2016年05月11日 | Weblog
【リオ五輪代表】「戦う姿勢を見せるのは当たり前」。植田が秘める故郷・熊本への想い
小田智史(サッカーダイジェスト)
2016年05月10日

「今回のチャリティマッチは、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所だと思う」


前日練習の紅白戦でも、身体を張った闘志溢れるプレーを披露。ガーナ戦に向けて、心身ともに充実している。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 今回の佐賀キャンプに、おそらく選手たちは並々ならぬ想いで臨んでいるだろう。なかでも植田直通は、最も強い想いを持つ選手かもしれない。リオ五輪本大会メンバー入りを懸けたサバイバルはもちろんのこと、11日に行なわれるガーナとの強化試合は、生まれ故郷である熊本の「震災復興支援チャリティマッチ」でもあるからだ。

 キャンプ2日目の練習前に実施した募金活動には、大雨にもかかわらず参加者は約100人を数えた。植田は手倉森誠監督とともに先頭に立ち、笑顔と握手で感謝の気持ちを伝えた。その姿からは「熊本のために、できることをやりたい」という想いが伝わってきた。

「悪天候にもかかわらず、熊本から来たという方もいましたし、来て頂いたみなさんには感謝しています。本来は僕が元気を与えなきゃいけない立場なのに、逆に(僕を)心配して声をかけて頂いたりもしました」

 植田は4月18日、オフを利用して熊本に渡り、鹿島のチームメイトたちと被災地支援活動を行なった。故郷が傷つく姿に心を痛めながらも、改めて気づかされたのは、何不自由なくサッカーができている日々が“当たり前”ではないということ。恵まれた環境でプロサッカー選手として活動している現状に、これまで以上に喜びを感じるようになったという。

「良い環境でサッカーをやらせてもらっているのは当たり前のことかもしれないですけど、これが当たり前じゃなくなることも考えていかないといけない。僕は今、サッカーをできる喜びを感じています。熊本に行った時も、『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらいました。今回はチャリティマッチということで、僕ら熊本出身が勇気を与えられる場所。応援してくれる方たちのためにも、サッカーをできる幸せを感じながらプレーして、良い結果を残したいと思います」

 対戦するガーナに関しては、「ホテルに戻ってから映像を見せるつもり」(手倉森監督)ということもあって、「(相手の情報は)まったくないです」と煙に巻いたが、アフリカのチームのイメージを訪ねると、強い相手を前に武者震いするかのように力強い言葉が返ってきた。

「やっぱり身体能力は高いですよね。日本では味わえないようなことが味わえると思うので、ぜひとも経験しておきたい。(リオ五輪の)グループリーグでもアフリカ勢(ナイジェリア)と戦うので、そこに対しての良いシミュレーションになると思います」

「僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけない。元気や勇気を与えられればいいなと」


「闘う姿勢は絶対に見せないといけない」。自らのプレーで、会場の人々、そして熊本に元気や勇気を与えたいと意気込む。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)


練習前には募金活動を実施。熊本から来たという参加に声をかけられ、元気をもらったという。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)


 直前のリーグ11節・磐田戦でアダイウトンと競った際に左目を負傷した。内出血を起こし、張れた目に対して、ミックスゾーンでは視界の制限やプレーへの影響を問う質問も投げかけられたが、当の本人は「影響はまったくないです。大丈夫です」と、すでに戦闘モードだ。

「明日の試合は家族も、友だちも、知り合いも、たくさんの方が観に来てくれるので、僕は闘う姿勢を絶対に見せないといけないと思っています。それを見せて初めて結果がついてくるものだし、プラスで元気や勇気を与えられればいいなと思います」

 熊本のために――。その想いを纏った植田はいっそう逞しさを増した気がする。明日のガーナ戦、会場となるベストアメニティスタジアムのピッチには、熊本のため、そして日本のために、死力を尽くす若き“サムライ”の姿があるはずだ。

取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

http://www.soccer-king.jp/news/japan/national/20160510/440624.html

対戦相手のガーナについては「リオ五輪のいいシミュレーションになる」と語った植田 [写真]=浦正弘

高尾太恵子
サッカーキング編集部
 熊本地震で被害に遭った被災者への思いを胸に、DF植田直通(鹿島アントラーズ)がピッチに立つ。U-23日本代表は10日、翌日に控えたガーナ戦に向けて最終調整を実施。練習前には募金活動を行った。

 植田の故郷・熊本への思いは強い。地震発生の2日後に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第7節の湘南ベルマーレ戦、特別な思いで一戦に臨んだ植田は試合後のインタビューで目に涙を浮かべた。その翌日には1泊2日の強行日程で現地入りし、支援物資を届けた。「僕が何かを与えないといけない立場なのに、みんなが僕を心配してくれました。『サッカー頑張って』とたくさんの人に声をかけてもらった」。被災地で激励を受けた植田は、改めてサッカーができる喜びを感じたという。

 前日練習のこの日は悪天候にも関わらず、約100名のファン・サポーターが募金会場のベストアメニティスタジアムに足を運んだ。植田は「熊本から来たという方もいましたし、僕の心配をしてくれました。応援してくれる方たちのためにも、明日の試合を頑張りたい」と静かに闘志を燃やす。ガーナ戦には家族や知人も観戦に訪れる。「僕はいつも応援してもらっている。明日はしっかりと元気を与えられるようなプレーをしたい」。次は自分が熊本へ元気を届けるために――。植田は「戦う姿勢を絶対に見せないといけない」と意気込みを示した。

取材・文=高尾太恵子

U23植田、故郷熊本へ恩返し「戦う姿見せたい」
[2016年5月11日7時24分 紙面から]


「がんばるばい熊本」と表示された看板の前で前日練習を行うU-23日本代表植田

 U-23(23歳以下)日本代表が今日11日、ガーナA代表(FIFAランク38位)とベアスタで国際親善試合を行う。先月発生した熊本地震の復興支援チャリティーマッチで、同県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)は、先発が確実。地震後に1泊2日の支援活動を強行した男が、観戦に訪れる家族、友人、被災した故郷へ恩返しの勝利を贈る。

 心からの感謝を、両手での握手に込めた。植田は10日の公式練習前、募金してくれた約100人全員の目を見て「ありがとうございます」と手を握った。手倉森監督、前J2熊本のMF橋本と練習時間ギリギリまで残り「熊本から来てくれた人もいた。ガーナ戦で戦う姿勢を見せたいし、見せて初めて結果がついてくる」と言った。一般公開された雨中の練習では主力組の右センターバックとして、リオ五輪の初戦ナイジェリア戦を想定した試合に備えた。

 代表になって、初めての九州での公式戦。絶対に負けられない一戦になった。先月16日に本震が発生。同日の、湘南戦後の取材では涙を流して故郷を思い、翌17日から1泊2日の強行軍で避難所に向かった。支援物資を配った中で「いい環境でサッカーできることが、当たり前じゃないと分かった」と価値観が変わった。「元気を与える側なのに『頑張って』と言ってもらった」ことが記憶から消えず「結果を出して、少しでも勇気を与えないと」と燃える。

 海辺の家から高台に避難し、車中泊を余儀なくされていた家族も応援に来てくれる。「家族も友人も、いつも応援してくれる」と感謝を力に変え、熊本・大津高の同期で今回は負傷離脱したMF豊川についても「あいつの分まで熊本、九州のために戦いたい」と覚悟した。左目が8日磐田戦での接触で青く腫れているが「影響は全くない」。負傷とは比較にならないほど苦しむ故郷を思い、愚直に勝利へ突き進む。【木下淳】

<日本協会とU-23日本代表がガーナ戦で行う復興支援活動>

 ▼寄付 経費を差し引いた試合の収益全額を熊本県義援金口座、サッカーファミリー復興支援金口座へ。

 ▼募金活動 手倉森監督と選手が公式練習前に、日本協会の岡田副会長や鳥栖の選手が試合当日に実施。

 ▼招待 被災した益城町と西原村の4種登録(小学生)のチームの約200人を試合に招待。計24人がボールボーイ、旗を持つフラッグベアラーとして参加。

 ▼慈善オークション 日本協会オフィシャルショップで後日、ガーナ戦で選手が着たユニホームやTシャツ(各選手1枚サイン入り)、手倉森監督と全23選手のサイン入り試合球などが出品され、売上金を寄付。

植田、故郷・熊本に11日ガーナ戦での白星誓った「結果出したい」


ガーナ戦を前にセットプレーの確認。植田(中央)は故郷・熊本への思いも抱いて試合に臨む

 サッカー・U-23日本代表公式練習(10日、ベストアメニティスタジアム)リオデジャネイロ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表は11日、国際親善試合でガーナ代表と対戦する。8月の五輪1次リーグ初戦で当たるナイジェリアを想定した一戦は、熊本地震の慈善試合となる。10日は試合会場で募金活動と最終調整を行い、熊本出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を勇気づけるため、勝利を誓った。


熊本地震の募金活動を行った手倉森監督(右奥)と植田。きょう勝って被災地を元気づける(撮影・森田達也)

 降りしきる雨を吹き飛ばす。寡黙な男、DF植田が被災地に勇気を与える勝利を誓った。

 「(五輪の1次)予選でもアフリカ勢と戦うのでいいシチュエーション。しっかりと結果を出したい」

 11日対戦するガーナは、8月の五輪初戦の相手、ナイジェリアの仮想敵国となる。チームはこれまでアフリカ勢との対戦がなく、手倉森監督は「(アフリカ勢に)自分たちの身体能力がどこまで通じるか、体感してほしい」。もちろん結果にもこだわり、指揮官は「勝ちに行くことに全力を尽くしたい」と力強く宣言した。

 本番を占う上でも大事な一戦となるが、植田には何より負けられない理由がある。熊本地震で市役所が半壊するなど大きな被害を受けた宇土市出身。4月16日の湘南戦後には「辛い」とお立ち台で号泣し、翌17日には、鹿島での練習を終えるとクラブに直談判。熊本で支援活動を行った。「僕が(何かを)与えなければいけない立場だったけど、逆にみんなが心配してくれ、『頑張って』と。サッカーができる幸せを感じた」という。


練習のU23日本代表・手倉森監督=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)

 ガーナ戦には両親や知人も駆け付ける。「熊本出身の僕が勇気を与えられる慈善試合。熊本の人に僕が頑張っているというのを見てもらえたら」

 故郷・熊本のため、そして48年ぶりの五輪メダルを目指す日本のために。止まない雨はない、と信じて。(一色伸裕)

★この日の練習

 募金活動の後、午後5時半からスタート。前日の公式練習としては珍しく、一般にも公開された。ボール回しなどの後、フォーメーションに配置して後方からパス回しで組み立てながらのシュート練習。その後はハーフコートでの約15分間の紅白戦を行い、最後はセットプレーの確認をして約1時間のトレーニングを終えた。

★募金活動

 この日の練習前に約20分の募金活動を実施した。手倉森監督、植田ら選手とスタッフ全員が参加し、訪れたファンに笑顔を振りまき、丁寧に礼を述べた。約100人から約11万円の義援金を集めた。ベアスタは2万5000人収容だが、ガーナ戦のチケット売り上げは10日時点で6000枚程度。11日も試合会場で募金活動を行い、「くまモン」も参加する。


練習の植田=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)


セットプレーの練習の植田(左から二人目)=佐賀ベストアメニティスタジアム(撮影・森田達也)


植田 直通(うえだ・なおみち)

 1994(平成6)年10月24日生まれ、21歳。熊本・宇土市出身。小3でサッカーを始める。大津高から2013年に鹿島入団。14年3月1日の甲府戦でJ1初出場、昨年4月16日の柏戦で同初得点。11年U-17W杯では過去最高に並ぶ8強入り。昨年1月のアジア杯で日本代表に初選出も不出場。今年1月、U-23日本代表としてリオ五輪最終予選優勝に貢献。J1今季11試合0得点、同通算42試合1得点。1メートル86、77キロ。

被災者を勇気づける!植田 仮想ナイジェリア戦での勝利誓う
国際親善試合 U―23日本代表―ガーナA代表 (5月11日 ベアスタ)


U―23日本代表合宿で軽快な動きを見せる植田(右)と富樫
Photo By スポニチ


 8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日、ガーナA代表と強化試合を行う。熊本地震の被災地復興支援チャリティーマッチを兼ねた一戦。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21=鹿島)が、五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した相手に対し、被災者を勇気づける勝利を誓う。

 ピッチ上では鬼神のような表情を見せる植田が、柔和な顔でサポーターと握手を続けた。公式練習前のベアスタのコンコース。雨が降りしきる中、駆けつけ、募金に応じてくれた約100人の人たちに頭を下げた。「悪天候にもかかわらず、来てくれて感謝している。熊本から来てくれた子もいた。僕を心配してくれたり、応援してくれる人もいた。明日(11日)は戦う姿勢を見せないといけない。(被災地に)元気を与えられるように」と、恩返しを誓った。

 被害の大きかった益城町、西原村の子供たち約200人を、協会として試合に招待することも決定した。相手は身体能力に勝るガーナ国内リーグのトップ選手がそろう。だが、ナイジェリアを想定した相手であることはもちろん、傷ついた故郷の人々の前でぶざまな姿は見せられない。

 4月14日に最初の地震が起きてから、約1カ月がたった。実家や母校の熊本・大津高が被災。同16日のJ1の試合後には「つらい」と人目をはばからず涙した。同18日には鹿島の先輩である元日本代表MF小笠原らと被災地に出向き、被害を目の当たりにした。現在でも車中泊を余儀なくされる人が多数いるなど、いまだ「震災」は終わっていない。「生活全てが当たり前じゃないと知った。良い環境でサッカーをさせてもらっている」と自身の恵まれた環境も再認識した。だからこそ、プロ選手としてやるべきことを試合を通して見せるつもりだ。

 同じ大津高出身で鹿島に同期入団したJ2岡山MF豊川がケガのため離脱。熊本のために戦う同志を失った。「(豊川も)悔しい思いをしている。あいつの分まで戦いたい」。出場したくてもできなかった盟友の分まで被災地へ思いを届ける。


熊本地震の募金を呼びかけるU―23日本代表の(左から)橋本、奈良、植田、手倉森監督
Photo By スポニチ


[ 2016年5月11日 05:30 ]

【U23】熊本出身・植田、被災地へ「勇気を」…熊本地震チャリティーマッチ
2016年5月11日6時0分 スポーツ報知


セットプレーの練習をする植田(右)と岩波

 リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表は11日にガーナA代表と国際親善試合を行う。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)は10日、熊本地震のチャリティーマッチとして開催される一戦で、被災地に希望の白星を届けることを約束した。この日の公式練習前には手倉森誠監督(48)を含めた全選手とスタッフが募金活動を行った。

 小雨が落ちる中で行われたセットプレー練習。「がんばるばい熊本」と書かれた看板を前に、DF植田は向かってくるボールに跳び、何度もはじき出した。熊本地震のチャリティーマッチとして行われるガーナA代表戦では先発が濃厚。「僕は戦う姿勢を見せなきゃいけない。それプラス(被災地に)勇気を与えられるプレーを」と意気込んだ。

 地震からまもなく1か月。宇土市に住む両親を始め、知人が大事に至ることはなかったが、大きなショックを受けた。弱みを見せることを最も嫌う男が、湘南戦(4月16日・BMWス)後のテレビインタビューで涙を流した。「できることなら何でもやりたい」と同18日に熊本入り。避難所に物資を届けるなど、思いを実行してきた。それはこの試合でも同じだ。

 ガーナ戦はリオ五輪1次リーグ初戦で対戦するナイジェリアを想定した試合になる。「(アフリカは)身体能力が高く、日本では味わえない。良いシミュレーションだと思う」。試合には家族や多くの知人が車で約1時間の熊本から観戦に訪れる予定。「僕たち熊本出身者が勇気を与えられる場所」という思いを届けるためにも、リオ五輪で結果を残す上でもガーナ攻撃陣のシャットアウトを目指す。

 練習前の募金活動ではMF橋本とともに最後まで立ち、協力を呼びかけた。約100人のサポーターから11万4182円が集まった。「感謝しかない。僕たちは結果で見せる」。持ち味の恐れない守備でチームに、そして熊本に勝利を届ける。(内田 知宏)

熊本出身DF植田、故郷へ勇気与えたい
2016年5月11日


 募金活動を行う植田(右)ら(撮影・棚橋慶太)

 「サッカー・U23国際親善試合、日本-ガーナ」(11日、鳥栖ベストアメニティスタジアム)

 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23日本代表は10日、熊本地震の慈善試合を兼ねたガーナ代表戦の試合会場となるベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)で前日練習と公式会見を行った。練習前には手倉森誠監督(48)や選手、スタッフが募金活動を実施。熊本県宇土市出身のDF植田直通(21)=鹿島=は被災地を思い、「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい」と決意を語った。

 飾り気のない語り口から、故郷への実直な思いがあふれた。熊本地震の慈善試合となる一戦。植田は「戦う姿勢を見せて勇気を与えたい。それができれば結果は付いてくる」と言葉に力を込めた。

 練習前には手倉森監督らとともにスタジアムコンコースで募金活動を行った。降りしきる雨の中、100人を超える善意が集まった。故郷である熊本から駆け付けた人もいたと言い、「悪天候にもかかわらず来てくれた人に感謝したい。僕を心配して応援してくれた」と頭を下げた。

 震災発生直後の4月16日に行われた湘南戦(BMWス=平塚)後に、傷ついた故郷を思い涙を流した。18日には小笠原ら鹿島の有志6人で熊本を訪れ支援活動も行った。「今の生活が当たり前じゃない。いい環境でサッカーをさせてもらっている幸せを感じながらプレーしたい」と、かみ締めるように話した。

 母校である熊本・大津高の同級生MF豊川雄太(岡山)は負傷で招集を辞退。「悔しい思いをしている。チャリティーマッチで勇気を与えられる場所だった。あいつの分まで戦いたい」と、盟友を思い決意を新たにした。

 入場券の販売状況は10日時点で約6000枚と苦戦している。入場料収入など収益金は義援金として全額寄付されるため、多数の来場が被災地への支援となる。「たいへんな方々もいるので無理にとは言えない。テレビでもいいので、熊本出身の僕が頑張っている姿を見て欲しい」。今、持てるすべてを、植田はピッチにぶつける。



チンチロリン


結果を出したいと語るU-23日本代表の植田である。
リオデジャネイロ五輪に向けてのテストマッチという意味以上に、熊本地震の被災地への強い想いを語る。
辛い生活を強いられる故郷の人々に勇気を与えるためにも、よい結果を出すのだ。
植田の躍動を期待しておる。


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町田・垣田、U-19日本代表選出

2016年05月10日 | Weblog
町田選手、垣田選手 U-19日本代表メンバー選出のお知らせ
2016年05月10日(火)

本日、 2016 Suwon JS Cup(5/16~23@韓国)に向けて、 U-19日本代表メンバーが発表されました。

鹿島アントラーズからは、町田選手、垣田選手が選出されました。



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U-19日本代表に選出された町田と垣田である。
この大会にて実力を示すのだ。
活躍を楽しみにしておる。


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流通経済大学・小池裕太くん、これからどんどん試合に絡めるようにがんばっていきたい

2016年05月10日 | Weblog
鹿島特別指定の流経大MF小池、ボランチ挑戦で守備を強化しプロデビューを目指す

鹿島では同年代の久保田和音や三竿雄斗と一緒にいることが多いという小池 [写真]=平柳麻衣

平柳麻衣
サッカーキング編集部


 左足のキックが冴え渡った。7日に行われたJR東日本カップ2016第90回関東大学サッカーリーグ戦第6節で順天堂大学と対戦した流通経済大学は、開始4分で喫した2失点が響き、1-4で大敗。しかし、鹿島アントラーズの特別指定選手に登録されているレフティーの小池裕太は、豊富な運動量で攻守に渡って好プレーを連発し、存在感を見せつけた。

 アルビレックス新潟U-18出身の小池はもともと左サイドバックを本職とし、昨季はルーキーながら流経大で早々にレギュラーを獲得。スピードを生かした攻撃参加でインパクトを残し、新人賞獲得や全日本大学選抜入りを果たすなど、瞬く間に大学サッカー界で名を馳せた。過去に数十名のJリーガーを輩出してきた名将、中野雄二監督も「左足の精度が高くていろいろなキックを持っているし、状況判断もいい」と太鼓判を押す逸材だ。

 しかし、今季途中からは中野監督が「守備の厳しさを身につけること」を課題に挙げ、ボランチでの起用が続いている。初めて挑戦するポジションに、当初は「前を向いてボールを持てない状況が多いので難しい」と苦戦していた。だが、試合を重ねるごとに順応し、順天堂大戦ではピッチの至るところに顔を出して精度の高いボールを供給。後半途中からは左サイドハーフにポジションを移し、惜しくもゴールにはつながらなかったが、正確なクロスで決定機を何度も演出した。「チームは負けてしまったけど、個人的には良いプレーができたと思う。キックが武器なので、どんどんボールを受けて広い方に展開していきたい」と本人も中盤でのプレーに手応えを感じており、「選手としての幅が広がっている。これをサイドバックに戻った時に生かしたい」と今後へのイメージを膨らませている。

 2日から5日にかけて鹿島の練習に参加し、「常に100パーセントでやらないと自分の持ち味を出せない」とプロの世界の厳しさを体感した。球際のプレーに関する課題は、プロ選手を相手にすることでより一層明確になった。もちろん、練習参加だけで満足する気はなく、「まだまだ自分に足りないところはあるけど、これからどんどん試合に絡めるようにがんばっていきたい」と意欲は十分。この春から大学2年生に進級したばかりの19歳だが、左サイドバックが手薄な鹿島にとっては貴重な戦力の一人であり、今後のチーム状況によっては出場機会が巡ってくることもあるだろう。引き続き予定が合えば鹿島の練習に参加し、チームの戦術理解を深めながらアピールをしていく。

 偶然にも、練習参加中の4日に行われた明治安田生命J1リーグ・ファーストステージ第10節で鹿島と新潟が対戦。小池にとっては“古巣”との対戦に鹿島が2-1で勝利したことについては、「複雑な気持ちはあったけど、今は鹿島の一員なので勝って良かった」と胸中を明かした。新たな道を進む小池は、着々と課題を克服しながらプロの舞台を目指す。

文=平柳麻衣



チンチロリン


流通経済大学の小池裕太くんについて記すサッカーキングの平柳女史である。
大学ではボランチに挑戦し、順応しておること、監督に「左足の精度が高くていろいろなキックを持っているし、状況判断もいい」と賞賛されておることが伝えられる。
左足の精度もいいが、状況判断が良いことはサッカー選手として預手も重要なこと。
ボランチとして育てようとすることも理解出来る。
常に試合展開を読み、ポジションを動かし続けるボランチというポジションは、一朝一夕でものに出来るポジションではない。
鹿島にて小笠原満男が重用されるのもそういう理由がある。
局面の身体能力以上に、画面に映らぬ部分で頭を使い続けるポジションなのである。
小池裕太は、左SBの才能とボランチの状況判断を併せ持った素晴らしい選手として成長しつつある。
また、5月2日から5日まで鹿島の練習に参加し影響を受けたとのこと。
「常に100パーセントでやらないと自分の持ち味を出せない」とプロの厳しさを知ると共に、出来ることも感じておるのではなかろうか。
手薄な左SBとして出場を狙う。
楽しみな若者である。


チンチロリン

サッカーダイジェスト ジュビロ戦寸評

2016年05月09日 | Weblog
【J1採点&寸評】磐田×鹿島|相手を出し抜くプレーとスーパーゴールで魅せた小林をMOMに。連係が光ったカイオ、金崎も最高点の「7」
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年05月09日


磐田――チームに戦う姿勢を浸透させた名波監督も高評価に値。


【警告】磐田=大井(79分)、櫻内(82分) 鹿島=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】小林祐希(磐田)


【チーム採点・寸評】
磐田 6.5
球際、ゴール前での粘り強さと運動量を90分間切らさずファイト。前半は相手の対応に終始したが、後半は失点直後に追いつくと攻撃意識を強めカウンターで好機を作り出した。チャンスの数ではほぼ互角。鹿島相手に熱戦を繰り広げ価値あるドロー。

鹿島 5.5
前半は相手のサイドの裏を突き、決定機を作るも決めきれず。後半早々に先制したが直後に失点して勢いを削がれ、その後はオープンな攻防となる中で運動量も落ちペースを握り返せず。個の力では上回るも磐田の粘り強さと闘争心を打ち破れず、痛い引き分け。

【磐田|採点・寸評】
GK
21 カミンスキー 6.5
決定機をファインセーブで3回阻止し、最少失点に抑えた。最終ラインの裏のカバーも、DF陣との連係も破綻なく安定していた。

DF
3 大井健太郎 6
身体を張り、粘り強い守備を見せた。シューターへの素早い寄せや果敢なアプローチも光ったが、失点場面はカイオに翻弄された。

5 櫻内 渚 6
守備はあっさりかわされる場面もあったが、思い切りの良い攻め上がりでチャンスに絡みクロスで小林の同点弾をお膳立てした。

35 森下 俊 6(90+4分OUT)
読みを利かせ、一歩先んじる守備が目立った。クリアも簡単に蹴らずによく繋いだ。サイドの味方を前に押し出す仕事は課題が残るか。

2 中村太亮 5.5
前半は位置取りが低く担当サイドで相手に起点を作られた。プレスもあと一歩寄せ切れずにかわされ、守備がバタついた。

MF
9 太田吉彰 6(81分OUT)
終盤、走力が落ちた相手を尻目に、カウンター時に最前線まで出て行き自陣ゴール前まで戻る上下動を繰り返し互角の戦いを支えた。

13 宮崎智彦 6.5
危機察知能力を活かした要所要所での守備のカバーだけでなく、攻撃でも相手ゴール前に巧みに侵入しラストパスを引き出す。

23 山本康裕 6
終盤、運動量が光った。自陣でシュートブロックし相手ゴール前へのフリーランで攻撃を活性化。惜しいシュートも。

22 松井大輔 6(82分OUT)
執拗なチェックで相手の攻撃力を削ぎ、攻撃ではキープ力でタメを作るいぶし銀の仕事ぶり。77分は華麗なボレーを放つもゴールならず。

4 小林祐希 7
位置取り巧みにパスワークの潤滑油になりながら随所に相手を出し抜くプレーを見せる。守備面でも効果的な存在に。同点弾は相手に流れを渡さなかった点でも値千金と言える。

15 アダイウトン 6
植田のマークにやや苦しんだが、後半はカウンター攻撃時の仕掛け、スピードに乗った力強い突破で相手の脅威となった。

交代出場
DF
24 小川大貴 ―(81分IN)
攻撃に絡む場面はほとんどなかったが、終盤は相手に押し込まれるなかで、自陣で手堅い守備みせた。

MF
11 松浦拓弥 ―(82分IN)
相手の背後のスペースに飛び出しチャンスをうかがったが、ボールに触れず見せ場は作れなかった。

DF
33 藤田義明 ―(90+4分IN)
アディショナルタイムに森下と交替。クローザーの役割をまっとうした。

監督
名波 浩 6.5
3バックを採用して鹿島の攻めの強みに対応した上で全員に戦闘意識を浸透させた。攻撃的な姿勢を失わずに、格上チーム相手にホームで見応えある熱戦を見せた。

鹿島――個々のパフォーマンスは悪くなかったが、追いつかれたあとに攻撃のギアが上がらず…。

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
失点シーンでは意表を突かれて動けず。それ以外は危なげないプレー。73分には山本康裕の決定的なシュートをファインセーブ。

DF
22 西 大伍 6
主導権を握った右サイドで、前の選手の攻撃力を活かすとともに状況を見極めて攻撃に出た。守備も手堅かった。

23 植田直通 6
アダイウトンに競り負けることがなく、ボールも収めさせなかった。ドリブルやシュートにも身体を寄せコースを切る巧みな対応。

3 昌子 源 6
前半、ミスパスが散見されたが、守備では好プレー。後半は磐田のカウンターに手を焼いたがゴールは割らせなかった。

16 山本修斗 6(82分OUT)
前半は守備重視。同点に追いつかれたあとは磐田を押し込む中で高いポジションをとったが、足がつりピッチを退く。

10 柴崎 岳 5.5
パスを散らしたが、攻撃を厚くし、加速させる点では物足りないプレー。簡単なクロスのクリアをミスして同点弾を浴びた。

40 小笠原満男 6
終始落ち着いたプレーで中盤の“重し”として機能した。隙をつくパスを出し、危険な攻撃の芽を潰した。

25 遠藤 康 6(53分OUT)
右サイドで主導権を握り、敵陣のペナルティエリアの右脇で攻撃の起点になったが、53分に負傷により退いた。

7 カイオ 7
テクニックとスピードでチャンスメイクにシュートに活躍。金崎との連係で崩す場面はゴールシーン以外にも多数。

33 金崎夢生 7
ひとつの動き出し、ひとつのコンビネーションで相手守備を崩し決定機につなげるプレーを随所に見せシュート6本。

9 ジネイ 5.5(62分OUT)
序盤は守備も動き出しもアグレッシブだったが、次第に存在感を失った。後半半ばに土居に替わりピッチを後にした。

交代出場
33 鈴木優麿 6(53分IN)
後半の序盤に出番がきたがスムーズに試合に入り、右サイドで攻撃の起点になるプレーやクロスでチャンスに絡む。

8 土居聖真 5.5(62分IN)
やや下がり目の位置でプレー。守備面での貢献が目立ったが、シュートは0に終わった。ゴール前ではやや雑なプレーも。

6 永木亮太 ―(82分IN)
終盤に右サイドバックに入り、高い位置で相手ボールにチェックにいくなど、守備で貢献。

監督 
石井正忠 5.5
相手両サイドの裏を突く狙いはプレーに出ていた。だが先制直後に追いつかれたあと、攻撃のギアを上げる策はなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。



チンチロリン


サッカーダイジェスト誌によるジュビロ戦の寸評である。
先制点に絡んだカイオと夢生に最高評価が与えられておる。
攻撃の要として躍動したことは明らかである。
その他の選手も講じて高評価を与えられた。
結果だけが不満の試合と言えよう。
これを糧に次なる試合に挑む。
チームは更に進化して行くであろう。
楽しみである。


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ヴァスコダガマ・ジョルジーニョ監督、リオ州選手権優勝

2016年05月09日 | Weblog
リオ州選手権決勝はジョルジーニョ監督率いるヴァスコダガマが2戦合計でボタフォゴを敗って優勝


リオ州選手権決勝はジョルジーニョ監督率いるヴァスコ・ダ・ガマが2戦合計でボタフォゴを敗って優勝。なお、助監督は元横浜フリューゲルスのジーニョ。



チンチロリン


リオ州選手権にてヴァスコダガマを優勝に導いたジョルジーニョ監督である。
勝負師の腕は確かなもの。
ジョルジーニョの率いるチームと対戦してみたいところ。
ジョルジーニョの冴え渡る指揮を楽しみにしておる。


チンチロリン

ジュビロ戦コメント・報道

2016年05月09日 | Weblog
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第11節




鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりから攻撃でいい形を作り、相手を押し込むことができたし、チャンスも多く作った。守備ではアダイウトン選手を中心とした磐田の攻撃を注意すること、また小林選手が攻撃の起点となっているので、ここを自由にさせないことを重視した。前半はチャンスが多くありながら決めきれなかった。先制点はシンプルにゴールへ迫り、決められて良かったが、その直後の失点がこぼれ球から決められ、非常に痛かった。その後はどちらも攻撃して点を取らなければいけない状況でオープンとなったが、それは仕方がないと思う。今日は勝ち点2を失ってしまい、優勝に向けて非常に厳しくなったと思う。だが残り試合、勝ち点3を積み上げることに1試合1試合集中していきたい。

Q 遠藤選手と山本選手の状態は?
A 状態は現時点では把握していない。遠藤は自ら交代を申し出たので、筋肉系の怪我だと思う。脩斗は交代の前から足をつっていた。そこで相手がスピードある選手を入れてきたので、対応するために交代させた。怪我ではない。

Q 3バックの磐田への対応は?
A 3バックの形もあることはミーティングでは話していた。ただ3バックとはいえ、守備時に5人が並ぶ形ではなかったので前半はスペースも空いていて、そこを突くこともできた。予想としていたことなので問題はなかった。

Q チャンスを活かせない試合が続く。何かを変えなければいけないのか、それとも積み重ねが重要なのか。
A 僕としては積み重ねが重要だと思う。今、攻撃のコンビネーションだったりクロスを意識させるという作業をしている。そこで色々な形が出来てきているので、その積み重ねで攻撃が出来てゴールが生まれると思う。その作業は続けていきたい。何かをガラリと変えるということは考えていない。





【山本 脩斗】
磐田が3バックで来ることは分かっていた。こちらの守備は高い位置で出来た。1-0から2-0、3-0としなくてはいけないのに自分たちで難しい展開にしてしまった。1点取るまでは自分たちのサッカーが出来ていた。チャンスはあったので勝ちたかった。後半、足をつってしまった。切り換えて1試合1試合勝っていくしかない。

【土居 聖真】
前半チャンスがあった中、決められなかった。勝ち切れたゲームだと思う。ギャップで受けたり、点を取ってこいと言われてピッチに入った。もう終わってしまった事なので反省するところはして、次に向けて切り換えるしかない。勝ち点0は許されないので、勝ち点1は最低限。残り全勝しないと優勝に届かない。誰が悪いとか個人の責任でなく、チームで意識を統一して上がっていくしかない。

【昌子 源】
アダイウトンは一発を持っている選手だが、結果だけをみれば抑えられた方だと思う。守備でいえば引き分けくらい。浦和、川崎Fが勝っている中、引き分けてしまった。1点を簡単に失って申し訳ない。非常に難しいゲームにしてしまった。守備陣として反省しないといけない。勝負強さがなかった。前節は内容が悪くても勝った。内容がよければ当然、勝つ。それが出来なかった。連戦は相手も一緒。前半で勝負をつけることが出来たと思う。

【永木 亮太】
今日は勝たないといけない試合だったので、勝ちきりたかった。次に向けて切り換えないといけない。SBに入るのは急だったけど、左は出来ないが、右なら出来る。

J1 1st 第11節 磐田戦


本日行われたJ1 1st 第11節 磐田戦は1-1で引き分けに終わりました。

1stステージ 第11節
2016年5月8日(日)19:04KO ヤマハ

[ 石井 正忠監督 ]
立ち上がりから攻撃のいい形を作って、相手を押し込むこともできました。チャンスも多く作っていたと思うんですけど、守備の面で言えばアダイウトン選手を中心としたジュビロの攻撃に対して、そこだけはしっかりケアしないといけないなと。あと、小林(祐希)選手が攻撃の起点になっているので、その2人に関してはしっかり自由にさせないような形で守備をしないといけないと思っていた。

失点場面はこぼれ球を押し込まれた形になってしまいましたけど、チャンスを多く作りながら前半で得点を決められなかったということ(を修正して)、後半には非常にいいコンビネーションからシンプルにゴールに向かう形ができて得点できたので、その部分は非常に良かったと思いますが、その後の失点が痛かったなと。

最後はうちも当然、攻撃をして得点を取らなければいけなかったですし、多少オープンな展開になりましたけど、その辺は仕方ないと思います。本当に今日は勝点2を失ってしまって、(明治安田J1 1stの)優勝に向けては厳しくなってきたとは思うんですけど、残り試合、勝点3を積み重ねることに集中して、1試合1試合、やっていきたいと思います。

--遠藤 康選手と山本 脩斗選手が途中交代したが、状態は?
状態は現時点ではまだ把握していないんですけど、遠藤は自ら交代のサインを出したので、たぶん筋肉系のケガではないかなと。脩斗は交代する前から足をつっていたし、そこで相手はスピードのある選手が交代で出てきたので、そこに対応するために交代しました。脩斗に関しては何かのケガではないと思う。

--紅白戦では磐田の4バックを想定して練習していたが、試合は3バックで臨んできた。その対応について。
3バックの形もあるというのはミーティングでも話してはいた。3バックとはいえ、(守備の際、最終ラインに)5人が引きこもる形ではない守備だったので、非常に前半などはスペースもありましたし、そこを突くことができた。今日のミーティングでは3バックで来るのではないかと予想していたので、その辺は問題なかった。

1stステージ 第11節
2016年5月8日(日)19:04KO ヤマハ

[ 土居 聖真 ]
前半にたくさんチャンスがあって、そこで決められなかったことがこういう結果になってしまった。

--ピッチに入るときはどのような指示を受けた?
裏のギャップで受けて仕掛けろと。点も取ってこいと。自分の中では一度サイドをえぐってクロスを上げた時、中に人が入ってきていなかった。疲れもあったのかなと思うが、それは相手も同じ。勝ち切れたゲームだったと思う。

--1stステージ優勝へ向けて、上位との差が開いてしまったが?
切り替えて、反省してやっていきたい。勝点ゼロ(負け)は許されないし、残り全勝するつもりで戦わないと優勝できない。

追いすがった磐田、価値ある勝点1を獲得
磐田がJ1に復帰したことで、かつての黄金カードが3年ぶりに実現した。

ホームチームの磐田は、明治安田J1 1st第9節の広島戦以来2試合ぶりとなる3バックで鹿島戦に臨んだ。前節の神戸戦は「4-2-3-1」で臨むも、4-1で大敗している。だが4バック、3バックというシステム論は、名波 浩監督にとっては「ナンセンス」なものであり、あくまでも「(鹿島に対して)チャレンジするために」採用しているだけだという。

「数字とかシステムにあまりこだわらずにやっていきたい」と指揮官は言う。ひとつはっきりしているのは、どんなシステムであろうと、目の前の相手に打ち勝つという意思は変わらない、ということだ。

対する鹿島は、いつも通りの「4-4-2」。最前線には金崎 夢生、ジネイの強力2トップが名を連ねた。そして山本 脩斗が復帰し左サイドバックに入り、西 大伍が本来の右サイドバックに戻っている。先に攻め込んだのは鹿島。2分、左サイドのカイオがマイナスに戻すと、金崎がペナルティエリア手前からファーサイドを狙う。これはわずかにクロスバーの上へ。3分にはその金崎が相手ディフェンスラインの裏へ抜け出すも、懸命に戻った森下 俊にブロックされる。

磐田が初めて相手ゴール前へ進攻したのは9分。相手のCKをはね返すとカウンターを発動。アダイウトンがピッチ中央で収めて前を向き、右サイドのスペースへ送る。これを太田 吉彰が受けると、自ら持ち込みシュートを放った。だがこれは、曽ヶ端 準ががっちりセーブした。

鹿島は執拗に磐田最終ラインの裏を狙うも、カミンスキーのタイミングの良い飛び出しや、オフサイドに阻まれる。磐田も集中力を切らさず、3バックのスライドやボールサイドのウイングバックの迅速な帰陣で守備を締める。

戦前の予想通り、磐田は耐える時間が長いものの、35分に再びカウンターを繰り出す。アダイウトンが粘って前を向き、右サイドのスペースを使う。そこに走り込んだ小林 祐希がドリブルからクロスを送ったが、中央の選手には合わなかった。さらに39分、太田が右サイドから上げたクロスにアダイウトンが頭で狙うもクロスバーに嫌われゴールならず。

鹿島も42分、CKをニアですらし、ファーサイドの金崎が詰めるも決め切れなかった。

後半、試合を動かしたのは優勝のためには負けられない鹿島だった。55分、カイオが巧みなステップで相手を幻惑し、ラストパス。これに抜け出した金崎が落ち着いて流し込み、アウェイチームが先制に成功した。

鹿島に流れを持っていかれそうなところで磐田も踏ん張る。失点直後の56分、櫻内 渚が上げた右からのクロスに対する相手のクリアが短くなると、そこに走り込んだのは小林。左足から振り抜かれたシュートは、ゴール左隅へ鮮やかに決まった。これには名手の曽ヶ端も反応することができなかった。

終盤、勝越したい鹿島はセンターバック2人を後ろに残し、両サイドバックが上がるなど分厚い攻撃を仕掛ける。カイオがドリブル突破を図り、金崎は抜け目ない動き出しで相手を揺さぶる。代わって入った土居 聖真もギャップでボールを受けては前を向いた。それでも、磐田は最後まで集中を切らさず守り抜いた。

結果は1-1のドロー。「勝点2を失ってしまった」と鹿島の石井 正忠監督は言い、磐田の名波監督は「どちらがこの引き分けが痛かったかといえばアントラーズだと思う」と述べた。鹿島にとっては優勝が遠ざかる結果であり、磐田としては価値ある勝点1となった。

[ 文:青木 務 ]

【磐田 vs 鹿島】 カイオから夢生!
2016年5月8日(日)



連勝を目指すアウェイの鹿島は55分、抜群のテクニックを見せたカイオのパスから金崎夢生(写真)が決めて先制に成功する。
金崎は今季5点目のゴールとなった。

【磐田 vs 鹿島】 悔しさから顔を覆う小笠原
2016年5月8日(日)



3年ぶりの対戦となる伝統の一戦は、1-1の引き分けで終了して、勝点1を分け合った。

(写真)試合終了後、悔しさから顔を覆う小笠原満男(鹿島)。

3位鹿島はV戦線から一歩後退…磐田MF小林が豪快同点ミドル
16/5/8 21:09

[5.8 J1第1ステージ第11節 磐田1-1鹿島 ヤマハ]

 3位鹿島アントラーズはアウェーでジュビロ磐田と対戦し、1-1で引き分けた。連勝を逃し、勝ち点1獲得にとどまる中、この日は首位の浦和、2位川崎Fがともに勝利。勝ち点差はそれぞれ「4」と「3」に開いた(浦和は消化試合が1試合少ない)。

 序盤から互いに激しく攻め合った。鹿島は前半2分、FW金崎夢生が積極的に右足ミドルを狙うが、ゴール上へ。磐田も同9分にMFアダイウトンのパスを受けたMF太田吉彰がPA内右から右足を振り抜いたが、GKがキャッチした。

 磐田は前半39分、太田の右クロスにアダイウトンが頭で合わせるが、クロスバーを直撃。鹿島も同42分にMF遠藤康の右CKからファーサイドに流れたボールを金崎がヘディングで狙ったが、わずかにゴール左へ外れた。

 両チームがチャンスをつくりながら最後のところで決め切れず、スコアレスのまま後半へ。すると後半10分、鹿島はMFカイオのスルーパスに反応した金崎がPA内に走り込み、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 金崎の4試合ぶり今季5得点目で先制した鹿島だったが、わずか1分後に追いつかれた。磐田は後半11分、DF櫻内渚の右クロスのこぼれ球をPA手前からMF小林祐希が左足ダイレクトで一閃。ゴール左隅に突き刺し、1-1の同点に追いついた。

 勢い付くホームの磐田は直後の後半15分、太田の右クロスにMF山本康裕がフリーで合わせたが、ヘディングシュートはGK曽ヶ端準の正面。同29分にはアダイウトンの横パスを受けた山本が決定的な右足シュートを放つが、これも曽ヶ端に阻まれた。結局、試合は1-1で終了。ホーム連勝を逃した磐田だが、今季初となる連敗は免れている。

磐田、鹿島両GK好セーブで引き分け/磐-鹿11節
[2016年5月8日21時27分]

<明治安田生命J1:磐田1-1鹿島>◇第1ステージ第11節◇8日◇ヤマハ

 ホームの磐田が追いつき、引き分けに持ち込んだ。

 鹿島は前半2分、FW金崎がシュートを放つが枠の上に外れた。同6分には、MFカイオのクロスにFWジネイがシュートを狙うが、磐田DFが体を張った守備を見せた。同11分には再び金崎がシュートを放つが、磐田GKカミンスキーが好セーブをした。

 磐田は前半39分、MF太田の右クロスから、1トップに入ったMFアダイウトンがヘディングシュートを放つが、クロスバーに弾かれた。前半は0-0で折り返した。

 鹿島は後半10分、カイオのドリブル突破から金崎が冷静に決め、先制した。磐田は1分後、相手DFのクリアボールをMF小林が左足で豪快なミドルシュートを決め、すぐさま追いついた。同29分には、MF山本がドリブルからシュートを放つが、鹿島GK曽ケ端が好セーブ。その後は両チームとも決定力を欠き、1-1の引き分けに終わった。

鹿島金崎弾も1分後同点に「厳しくなってきた」監督
[2016年5月9日8時17分 紙面から]


後半、鹿島FW金崎はゴール決め喜ぶ(撮影・柴田隆二)

<明治安田生命J1:磐田1-1鹿島>◇第1ステージ第11節◇8日◇ヤマハ

 鹿島は後半10分にFW金崎が先制したものの、1分後に追いつかれて引き分けた。

 MF柴崎がクロスをクリアし損ね、磐田の小林にエリア外から蹴り込まれた。その後は足が止まって押し込まれる時間帯も長く、引き分けに持ち込むのがやっと。試合後は応援席から怒声が飛び、石井監督は「優勝に向けて厳しくなってきた」と険しい表情だった。

鹿島、先制から1分で追いつかれドロー…石井監督「優勝に向け厳しくなってきた」

後半、先制ゴールを決める鹿島・金崎(左)=ヤマハ

 明治安田J1第1ステージ第11節(8日、磐田1-1鹿島、ヤマハ)鹿島は後半10分に金崎が先制したものの、わずか1分後に追いつかれて引き分け。石井監督は「勝ち点2を失った。チャンスを多くつくった前半に決めておかないと」と悔やんだ。

 柴崎がクロスをクリアし損ね、磐田の小林にエリア外から蹴り込まれた。その後は足が止まって押し込まれる時間帯も長く、引き分けに持ち込むのがやっと。試合後は応援席から怒声が飛び、監督は「優勝に向けて厳しくなってきた」と険しい表情だった。


前半、シュートを放つ鹿島・金崎。右は磐田・森下=ヤマハ


前半、競り合う鹿島・柴崎(左)と磐田・松井=ヤマハ


金崎が先制弾も…鹿島、V遠のくドロー 首位浦和と4差に
明治安田生命J1第1S第11節 鹿島1―1磐田 (5月8日 ヤマハ)


<磐田・鹿島>後半先制ゴールを決め喜ぶ金崎(左)
Photo By スポニチ


 鹿島は、引き分けに終わり第1ステージ優勝が遠のいた。後半10分に日本代表FW金崎がMFカイオと2人で左サイドを崩し、右足のゴールで先制した。しかし、その1分後に追いつかれた。石井監督は「後半はシンプルにゴールに向かう形で得点できたが、(失点は)こぼれ球を押し込まれた」と、声を落とした。

 これで試合消化が1試合少ない首位・浦和に勝ち点4差をつけられる痛いドロー。指揮官は「勝ち点2を失った試合。優勝は厳しくなってきたと思うが勝ち点3を積み重ねることに集中してやっていきたい」と、前を向いた。
[ 2016年5月9日 05:30 ]

【鹿島】第1S優勝遠のくドロー、指揮官も現実を重く受け止める
2016年5月9日6時0分 スポーツ報知

 ◆明治安田生命Jリーグ J1第1ステージ第11節 磐田1―1鹿島(8日・ヤマハスタジアム)

 鹿島は痛恨ドローで第1S優勝が遠のいた。後半10分にFW金崎が先制したが、試合を通じてチャンスを決めきれず、得点から1分後に磐田に追いつかれた。

 1試合少ない首位浦和との勝ち点差は4に広がった。石井監督は「勝ち点2を失って、非常に優勝に向けて厳しくなった」と結果を重く受け止めた。

鹿島、流れ手放す=Jリーグ
 鹿島にとって痛い引き分けとなった。後半10分にカイオと金崎のいい連係で先制点を挙げたが、直後に柴崎のクリアミスから失点。つかみかけた流れを手放し、その後は必死に攻めたがゴールは奪えなかった。DF昌子は「チーム全員で5~10分集中しないといけないところ。緩さが出てしまった」と唇をかんだ。
 1位浦和、2位川崎がともに勝ち、優勝争いから一歩後退。それでも、石井監督は「一試合一試合、しっかり勝ち点3を積み重ねることに集中していきたい」と気持ちを切り替えた。(2016/05/08-22:27)



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「何かをガラリと変えるということは考えていない」と言い切る石井監督である。
これは頼もしい。
このところ上手く行かない試合、勝ち点を落とす試合が続いた。
しかしながら、ここでやり方を変えたり、チームを刷新してはチームが右往左往する。
自分が信じるサッカーをブレずに貫くことこそが指揮官に求められる資質と言えよう。
それは「積み重ねが重要」という言葉に集約できる。
雨の日も風の日も、耐えて忍んでこその実りが来るのである。
結果の出なかった試合は、悪い面ばかりに目が行くもの。
そこの修正はきちんとするとしても、大幅に変える必要はない。
また、脩斗は足が攣ったからの交代であり負傷ではないとのこと。
ヤスは心配であるが、脩斗に関しては一安心である。
ひとまずGWの過密日程は無敗にて乗り切った。
ここで一区切りし、気持ちを切り替えて今週末から始まる5月の過密日程に備えようではないか。
ブレぬ姿勢で勝利を積み重ねて行く。
信じておる。


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山本脩斗、全体でしっかり守る

2016年05月08日 | Weblog
【今節の顔】DF 山本脩斗 古巣相手、攻守活躍誓う
「いい感じに治った」。第8節の柏戦で痛めた右足太ももはもう心配ない様子。復帰戦は2013年まで8年間在籍した古巣の磐田戦。鹿島に欠かせない存在となった左サイドバックは「磐田には今も応援してくれている人がいる。元気な姿を見せたい」と意欲をみなぎらす。

磐田がJ2に降格した14年に鹿島に移籍したため、古巣との対戦は今回が初めて。「全体でしっかり守る」と守備意識を高める一方、「タイミングを見て前線へ上がり、点にも絡む」と攻守両面での活躍を誓った。



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今節の顔として報じられる脩斗であるである。
2試合を負傷にて欠場したが、今日のジュビロ戦にて復帰する様子。
これは頼もしい。
西もよくやっていたとは思う。
がしかし、右サイドのヤスと西のコンビネーションを崩したことが攻撃力の低下を招いたように感じる。
脩斗の復帰により、西が右サイドに戻ることは大きな戦力強化と言えよう。
両サイドの翼を得て勝利を目指す。
楽しみである。


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