会計スキル・USCPA

会計はビジネスの共通語。一緒に勉強しましょ。

米国破産法に修正

2005-04-18 01:33:02 | 英語情報
 ロンドンエコノミスト誌に米国破産法の修正に関する記事が載ってます。エコノミスト誌記事

 America's Congress has passed a new, creditor-friendly bankruptcy bill.

 とのことで、これまでより貸し手に有利=借り手に不利に変更されるようです。

 破産申請の件数が爆発的に増えていることが原因のようで、借り手のモラルに問題があるとされています。エコノミスト誌は、それだけでなく、収入が安定しなくなっていること、合法ギャンブル、高騰する医療費、借り手にアプローチする弁護士、等についても指摘しています。

 個人は簡単にchapter7を申請することができなくなるようで、諸費用控除後で月に100$以上払える人はchapter13を申請しなければならないとのこと。chap13では、5年にわたって負債の一部を返し続けなければなりません。また、収入明細をかなり細かく明示する義務があるようです。

 法人がよく申請するchapter11も変わるようでして、従業員のためのbonusスキームが減らされるようです。また、貸し手の権限も強化されるし、マネジメントがfraud and such likeに関わっていることがわかればtrustyに権限が移るようです.

 この記事ではあまり細かく書かれていないので良くわかりませんが、試験にはあまり関係ないレベルかも知れません。chap7とchap13の違いくらいでしょうか。

 議会も共和党に握られて、破産法にも保守化の流れが来ているということでしょうが、この記事によると、本件後もヨーロッパに比べればまだ甘い、とのこと。

 とは言え、借り手に厳しく修正されることにはいくつか懸念があるそうです。

 また、記事の最後に、a new Chapter 15, which adopts the UN’s model code on cross-border bankruptcy. について書かれています。これは皆が喜ぶ良い法律とのことですが、詳しくは不明。



 
 
 

日本航空のミス続発

2005-04-18 00:30:26 | ターンアランド
 今日も、日航のミスが報じられています。
 油圧系のトラブルとか。

油圧系トラブル

14日には、
ミスの原因についての報道があったばかりです。

 この『定時出発率』は米国のコンチネンタル航空がターンアラウンドの際に、一つのメルクマールとして使った指標で、この指標に関する目標を設定して、クリアしたら、全員にボーナスを配るとCEOが約束して従業員の奮起を促しました。

 コンチのターンアラウンド

コンチ建て直しに日本人活躍

 果たして、JALに定時出発率に必死になる必要があったかどうか。

 コンチはかなりひどかったわけで、これを改善する意味があったと思われますが、JALは遅れたり事後対応がいい加減だったりする評判はむしろ少なかったはずで…。

 JALは外資と違い、安全や、サービスの質が評判なわけだから、そっちに重点をおけばよかったのに、と思うのは私だけでしょうか。

 今回の一連のトラブルでJALはかなり評判を落としました。いわばJALだから安心、という売りを失ったわけで、ちょっと心配ですね。