降格人事・役職交代の進め方
廣岡久生 パル出版04/05/7初版
前回の『クビ論』に続く人事関連本。
本書では、役職定年制、役職任期制などを解説。
その他、日本の人事制度の問題点を指摘。
人事部が力を持ちすぎている等、最近よく話題になる事柄にもページを割いています。
ただ、概論や、問題指摘(こうしないとこうなりますレベル)なので、本書では考え方を整理する程度のところまでしか進めません。ただ、論点がどこにあるか、位はわかります。
あらかじめ降格を考えて、社内では人を呼ぶときに○○部長と肩書きでよばずに、さん付けで呼ぶと良い、とか書かれているところは、中々生生しい感じです。概論が淡々と書かれている中に、時折こうした鋭いアドバイスが入っていると、ドキッとします。
本書で勧めているのは、役職任期制。2年だとか3年に区切ってリーダーを決める。
終わるとまたもとに戻るわけだが、手当ての固定化を防ぐことができます。
(本書はケーススタディがないので、イメージがわかないが、アイディアとして面白い)
おそらく、不調な日本企業で、人材の滞留、若手の不活性は深刻なはず。
こうした制度はターンアラウンド手法の一つとして有効に違いないですね。
廣岡久生 パル出版04/05/7初版
前回の『クビ論』に続く人事関連本。
本書では、役職定年制、役職任期制などを解説。
その他、日本の人事制度の問題点を指摘。
人事部が力を持ちすぎている等、最近よく話題になる事柄にもページを割いています。
ただ、概論や、問題指摘(こうしないとこうなりますレベル)なので、本書では考え方を整理する程度のところまでしか進めません。ただ、論点がどこにあるか、位はわかります。
あらかじめ降格を考えて、社内では人を呼ぶときに○○部長と肩書きでよばずに、さん付けで呼ぶと良い、とか書かれているところは、中々生生しい感じです。概論が淡々と書かれている中に、時折こうした鋭いアドバイスが入っていると、ドキッとします。
本書で勧めているのは、役職任期制。2年だとか3年に区切ってリーダーを決める。
終わるとまたもとに戻るわけだが、手当ての固定化を防ぐことができます。
(本書はケーススタディがないので、イメージがわかないが、アイディアとして面白い)
おそらく、不調な日本企業で、人材の滞留、若手の不活性は深刻なはず。
こうした制度はターンアラウンド手法の一つとして有効に違いないですね。