yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

紀の国での結婚式の条

2010-11-01 01:18:52 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 10月30日の土曜日は紀の国和歌山で教え子の結婚式だった。もうこれで?まだこれで??6人目の結婚式である。これまでに70人ほどの教え子を出してきたがまだうん十人残っている。みんな晩婚になってきて、30を越えてまだ独身なのが一杯いる。誰か何とかして!!



 花嫁代表として挨拶しろということで新郎についで挨拶する羽目に。



 前日までの多忙のため何にも用意していかなかったので大慌てで電車の中から研究室に電話!花嫁の卒論の正確なタイトルを確認して、必死で暗記。
 それがまた小難しくて、「紀氏配下の専業集団に関する一考察-海部を中心として-」でなかなか覚えられない。何度か復唱する内に6年前の今頃、彼女と紀氏をどう評価するかで何度か議論したことが思い出されてきた。
 彼女の実家はかの有名な岩橋千塚の近く。国の特別史跡になっている和歌山県随一の史跡である。そんな古墳群の主が言うまでもなく紀氏である。

 紀氏にも2系統あり、紀朝臣氏と紀臣氏がいる。紀ノ川を挟んでそれぞれ形成する古墳群が異なるのであるが、そうした紀氏の統括したであろう専業集団の中から海部をとりだし、どの様な形で塩生産を専業化し、その過程で王権とどの様に関わっていったかを古墳群の分布などから考えようというものであった。

 卒業後は和歌山県や市の嘱託をしながら採用試験を受けていたのだが、職を得る前に、県庁から伴侶をゲットしてしまったらしい。そんな彼女のお祝いの会であった。


 学友達も勢揃い。

 この頃の結婚式はとても演出が凝っているので、飽きないのだが、ある面懲りすぎて、自然さに欠ける点もなきにしもあらずだが、今回は、花嫁の気性も手伝ってか、とても自然で、楽しい会となった。学生時代からさっぱりしていて、言うことをはっきり言うタイプの学生だったもので、結婚するという話しの時も、「マー、何となくですワ!」「そうなってしまったという感じ」などと、もちろんテレもあるのだろうが、語っていた。

 そんな彼女だが、今日はおとなしく、しおらしくしているのかと思いきや、様々な世卿に大笑い、よくあるケーキの食べさせ合いでも、自分の食べるものは堂々と小さくせい!と命ずる有様。既にお尻に敷いている感が強かった。(笑)

 そんな彼女がちょっぴりしんみりしたのが、彼の弾き語りのギターの時。きっと思い出が脳裏をよぎったのだろう。涙こそ後少しのところで我慢したが、この時ばかりはぐっと来たみたいである。



 そんな彼女を祝って三重や愛知からもたくさんの友人が駆けつけた。同級生の3人はいつもとても仲良しである。もう一人の仲間であった学生は今医師と結婚して奄美大島にいる上、この前の大雨で飛行場に行けないところにいるとかで残念ながら参加できなかったがいろんなメッセージをよこしてくれた。我々も会場から花嫁姿を写メールした!!この頃は便利ですよね。



 またまた凝った研究室仲間からの寄せ書きジグソーパズル。



 夢中でジグソーパズルに挑戦する彼女を心配そうに横から眺める新郎。

 そして、二次会にもこいというから市内の繁華街であった若者だらけの二次会へ!!これまた楽しい出し物ばかりで花嫁は笑い転げる始末。とても幸せそうで,とても嬉しかった。今日からフランスに新婚旅行だそうだ。羨ましい限りだ。







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