yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

【独り言 其の2】 これで人間ですかね

2006-01-16 01:26:27 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
昨日(14日(土))三重県津市周辺は大雨と大風でした。そんなことも知らず(ブラインドの降りた研究室に座っていると外の空気も伝わらないのです)夕食を食べようと1階までエレベーターを降りた。何故かアスファルトが濡れている。手をかざすと冷たいものが触れる。
「雨か?!」
再びエレベーターに乗り5階まで上がる。いつものところに傘は置いてあった。でも、再びエレベーターに乗る気力がなかった。

「もういいや!」

冷蔵庫に冷凍してあるおにぎりを二個、解凍し、買い置きのカレーをかけてチンした。

もうこんな日が何日続いていることだろうか?

友人の掲示板を読むと娘が読んでいた「東京タワー」なるベストセラーが話題になっていた、何とかという多種多芸なカタカナ名前の作家らしい。もちろんそんなものが世の中で話題になっていることすら知らない。最近は生協の書籍部にも行かない。

買う本といえばインターネットの古本市場の論文集ばかり。別に勉強しているわけでもないが、必要に迫られて買うだけ。一部を拾い読みして終わり。

さっきも小川洋子の「・・・の数式」という映画化された小説?が話題になっていた。そういえばいつから映画も見ていないことだろう?「ラストサムライ」が最後かな。
恐らく最後に読んだ小説は「蛇にピアス」ではなかったろうか。

アー、これで人間だろうか。

いつも何してるのかって、?もちろん し ご と !

授業の準備や卒論指導、レポートのチェックや会議の資料。
そしてどこかから舞い込んできた「期日限定!厳守!!の依頼仕事」。

来週末には考古学研究会関西例会での報告があるというのに其のレジュメすらできていない。こちらも読まなきゃいけない論文がいっぱいあるのにまだ手もついていない。さらに同じ日が締め切りのシンポジウムの原稿がまだ手つかずだ。

もちろん毎日毎日あっちこっちの本屋さんから原稿の催促が来る。
とっくの昔に書かなかった私が悪いのだから愚痴は言うまい。結局のところいつになったら小説を暖かい日差しの注ぎ込む窓辺でロッキングチェアーに揺られながら読む日が来るのだろうか。

その日のためにたくさんの本は買ってあるのだけれど・・・。棺桶に入りきらない本が・・・。

人間らしく生きたい!でもやっぱり今夜もおにぎりをチンして遅い遅い夕食が今終わったところ。今日のおかず?は永谷園のお茶づけ海苔。笑ってしまう・・・・

世界考古学大会?が盛況の内に終わったとか。そんなものがあることすら知らなかった。金関大先生が大成功に大満足であったとか。

でも、今の日本考古学の課題は一体何なんですかね。世界中の人々と共同研究すべきテーマとは何ですかね。わからない!

近現代史の戦争、中世史の異界・周縁、資料学のアーカイブズ、ジェンダーやディスアスポラ・・・・、歴史学の各分野で様々な共通課題があるというのに、日本の考古学は何を求めているんですかね。

わからん。