1月14日新国立劇場小劇場で、カール・オルフ作曲の音楽劇「月を盗んだ話」を観た(札幌室内歌劇場、訳詞・編曲・芸術監督:岩河智子)。
グリム童話を原作に、「カルミナ・ブラーナ」で有名なオルフが自ら台本を書き、1幕の愉快なオペラにした。彼独特のリズムが快い。時々カルミナを思わせる所があって楽しい。特に地底で死者たちが浮かれ騒ぐ場面の音楽が面白い。
語り手役の萩原のり子を始め、歌手はレベルが高い。コミカルな演技もいい。
演出(中津邦仁)も巧み。
衣裳は、語り手と子供たち以外は全員白に統一されていて快い。
岩河智子という人は、「魔笛」でザラストロをあくまでも悪者として描いたり、セリフに全部メロディをつけたり・・などという大胆な試みをしてきたそうだ。
最初に出てくる4人の男たちを女たちに変えたことで、ずい分雰囲気が変わったことだろうが、こういう風に変えることは好ましいと思う。舞台にまず登場し、行動を起こすのはたいてい男なのだから、いつまでもそれではありきたり過ぎる。
切れのいい演奏も上質。
全体に、札幌室内歌劇場の総合的なレベルの高さに感銘を受けた。
グリム童話を原作に、「カルミナ・ブラーナ」で有名なオルフが自ら台本を書き、1幕の愉快なオペラにした。彼独特のリズムが快い。時々カルミナを思わせる所があって楽しい。特に地底で死者たちが浮かれ騒ぐ場面の音楽が面白い。
語り手役の萩原のり子を始め、歌手はレベルが高い。コミカルな演技もいい。
演出(中津邦仁)も巧み。
衣裳は、語り手と子供たち以外は全員白に統一されていて快い。
岩河智子という人は、「魔笛」でザラストロをあくまでも悪者として描いたり、セリフに全部メロディをつけたり・・などという大胆な試みをしてきたそうだ。
最初に出てくる4人の男たちを女たちに変えたことで、ずい分雰囲気が変わったことだろうが、こういう風に変えることは好ましいと思う。舞台にまず登場し、行動を起こすのはたいてい男なのだから、いつまでもそれではありきたり過ぎる。
切れのいい演奏も上質。
全体に、札幌室内歌劇場の総合的なレベルの高さに感銘を受けた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます