植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

往診2件

2015年12月26日 21時57分02秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

午前中は下板橋の肺がんのPさんを往診した。脳転移があり、それからのてんかん様発作に見舞われしばらく入院されていたが病状が落ち着き退院されたので往診に呼ばれている。

今年9月から頻回行っているアロマテラピーのレインドロップ、ヴァイタフレックスという手技をびわの葉温灸と併用している。なんか調子が良いようである。ただ今日行ったところ2~3日前から発疹が出ている。主治医と漢方外来療法から大量の薬が出ているのでもしかしたら薬疹か。

 

 昼過ぎ治療院に戻り午後の患者さんの用意をする。

 午後2時に予約の乳がん肺脳転移のQさんは時間になってもお越しにならない。30分経って携帯に電話してもお出にならない。一人暮らしをされている50代の方だからちょっと心配だ。

 

 午後3時、近郊にお住いの悪性リンパ腫で糖尿病のRさんが娘さんと来院。いつも娘さんが「お父さん、シャツをまくり上げて、ズボンの前をほどいて。もっとベッドの先生に近い方に身体寄せて」とかいがいしくお父さんの治療前の準備の世話をしているのを見るのは微笑ましい。彼女は今日は待合室にある竪琴を治療時間中、つま弾いていた。

 

 午後4時は乳がんのSさん。当院の患者さんの会の呼びかけ人をしてくださっており、いい感じの集まりになっている。びわの葉温灸に加えて術後上がりにくくなった腕へオイルを使ってストレッチ。オイルはサイプレス、フランキンセンスをキャリアオイルで薄めて肩周囲に塗布。圧迫を加えながらストレッチをして術後はそうとう腕が挙がるようになる。

 

 夜、緊急往診。昼頃娘さんより依頼される。脳腫瘍と膵臓がんのTさん。都立駒込病院へ夜8時前に着いたのだが病室前にて娘さんから「1時間前に亡くなりました」とのこと。残念だ。

 先回、初診でいらしたその後、本人の思いのほか体調が良くなったそうで今週頭の2回目の当院での治療を本人も楽しみにされていたようなのだが、当日てんかん発作が起きてしまい治療をキャンセルされて緊急入院されていた。

 お身体を看護師さんにきれいにして頂いている間、病室前で待機する。その後招き入れてくださったのでご対面しベッドサイドで竪琴を奏でた。これまでサウルハープだったのだがDavid Rastasさんから譲り受けたちょっと大きめの竪琴を今日は持参したのでそれを奏でた。カノンを奏でている途中から娘さんがハミングで歌いだす。お父さんもきっと喜んでいらしたと思います。

 

 夜10時過ぎに帰宅。

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