植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

在宅ケア

2009年05月20日 12時40分30秒 | 癌治療・緩和ケア
いつものように、練馬の患者さん宅へ往診に行く。

 きょうはちょっと期待に胸が高鳴っていった。それはその患者さんを診ているドクターがどうも僕の中学の同級生らしいということがわかったからだった。彼とはもう30年近く会っていないか。覚えていてくれるかな?

 その患者さん宅へは毎週二回、往診に行っている。その都度、前回の治療後の患者さんの容態を聞いている。

 その際に「今来てもらっている在宅ケア医のT先生がとてもいいんです。代替医療、自然療法で治したいという家族の要望を聞いてくださって。」と言われていた。

 これまでの在宅ケアの医師と看護師さんは痛みが出るとすぐに坐薬などの痛み止めをしたがったそうで、温灸などで痛みを取っているので坐薬はしなくていいですと言うと、「あなた方は医療介入を拒むのですか!?」と言われたらしい。

 確かに医療者としては痛みに対処するのが仕事なんだけど、もうちょっと患者とその家族の要望を聞いてほしい、優先してほしいと感じていたそうで、中心静脈栄養のカテーテルからの炎症による高熱で一時入院時された時を潮に、今のT先生と代ってもらったのだ。

 T先生は里芋パスタの効果を目の当たりにされた。患者さんが一時入院してからまた家に帰ってきた際に少し腹水が溜まっていたのだけれども、それを里芋パスタの手当が取ってしまったのを看護師の奥さまと共に知ってくださった。

 看護師の奥様からはぜひこの手当を学びたい、ほかの患者さんに教えてあげたい、とも言われていたので、きのうは生姜湿布と里芋パスタの手当を患者さんにするところを横で見て頂いたのだ。

 患者さん宅で一目会うなり、お互い「お~っ!」という声が出た(笑)。「わかります?」と聞くとT先生は「すぐわかった。なんとなく面影が残っているから」と。

 いやあ、驚いた。彼は医者の息子で中学時代も成績優秀で学年トップの時もあったろう。だから医者になったのは知っていたけれども、まさか今の自分が彼と会うとは想像もしていなかった。

 在宅ケアという仕事柄か、はたまた彼の良い個性が伸びたのかとても穏やか、ソフトであり、あれなら多くの患者さんから信頼を得ているというのもわかる。良かった、いい医師に出会えたと思えた。

 彼に出会えたのも看護師の奥さまがこういう自然療法の手当などに理解、興味があって彼女がやり方を知りたいと思ってくださったからだけど、彼女もまた患者さんにとても好かれているのがすぐわかった。

 いやぁ、いい先生と看護師さんに巡り合えて本当に嬉しかったよ。練馬地域の患者さんは幸せだな(^o^)/
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『幸せの絆』(木村藤子)を読んだ

2009年05月18日 23時43分56秒 | 癌・病気の意味
 青森の神様と呼ばれる木村藤子さんの『幸せの絆』(主婦と生活社)を書店店頭でぱらぱらと読んで良さそうなので買って帰った。

 優しい本だった。温かい本だった。人柄がそのまま伝わってくる。

 苦しんでいる人は「気づけない」でいるため。「気がつく」ことで事態は好転していく・・・

 地元で有名な霊能者だった彼女の母上と同様に、木村さんは神様の部下として透視能力、除霊力を授かり、併せて気づけないために苦しんでいる方々に「気がつく」ことを教え、幸せに導いている。

 気がつくと変わる。これは本当のようだ。

 最近ご紹介した福岡のかぜさんも、人と出会うとその人の苦しみを受けてその場に倒れ込んでしまわれるようで、出会った方がそこで驚いて自分の心の中の何かに気づくと症状が治まるとか・・・

 たぶん、世の中のすべての見聞きしたことすべてが、自分の魂の向上のきっかけにできるのだろう。すべてを自分に惹き付けて解釈する・・

 (う~ん、それをしっかりやっていた人が身近にいたなぁ。僕はその時はその人の偉大さが分からなかったよ・・・)



 カルマ(過去世からの業)も気づくと変わっていき解消されていくらしい。

「人から欠点を言われた時にこそ、気づく、そして自分を振り返るチャンスだと考えるべきではないでしょうか。
 そして、人の話は注意点の要点をきちんととらえてください。そのためにも、普段から読書などをして読解力を身につけ、また人の話をきちんと聞くように心がけてください。そうやって努力を重ねることが、自分の魂、心の向上につながる一つでもあります」

 ありがとうございます
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『シルバーバーチの霊訓』読書会のご案内

2009年05月17日 18時42分01秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 『シルバーバーチの霊訓』の読書会を行います。ご興味のおありの方は奮ってご参加ください。

【日時】毎月第二火曜日18:00~20:00
    同 第四木曜日10:00~12:00

【次回】2009年5月28日(木)10:00~12:00
    
   
【場所】読書空間みかも
    東京都世田谷区奥沢2ー33ー2
    TEL 03-3718ー2011
    (自由が丘の駅から歩いて8分くらいです。 南口改札口を出て前の道を左にまっすぐ進み、東急ストアを左に見ながら突き当りまで歩きます。突き当たりのT字路を右に曲がり(この道を「自由通り」といいます)、坂を上がって行きますと信号があり、そこの角が奥沢幼稚園・教会です。 奥沢幼稚園・教会の横の道を入っていくと突き当たりの古民家が読書空間みかもです)
  

【参加費】500円

【持参するもの】筆記用具
        『シルバーバーチの霊訓』第一巻(近藤千雄訳、潮文社)

【定員】10名 

【募集期限】定員になり次第、締め切らせて頂きます。

【参加希望の方】下記のコメント欄に参加希望の旨をご記入ください。
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二日続けて午前様

2009年05月17日 01時05分39秒 | 癌治療・緩和ケア
 昨日に引き続き、夜の往診になって帰りが午前様となった。

 明日は休みじゃ、ゆっくりやすもう、バタンキュ
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シルバーバーチの霊訓 読書会

2009年05月14日 00時08分47秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
きのう、自由が丘で『シルバーバーチの霊訓』の読書会を初めて行った。

 場所はびわの葉温灸講習会で使っている「読書空間みかも」にて。

 4人の集まりで皆さん1時間くらいかけて自由が丘までいらしてくださった。
 ありがたいです。

 昔、同じような読書会に出ていたんだけど、とても堅苦しくて結局長続きしなかった。だから今回僕がやるからには堅苦しいのは抜きにして自由に見えない世界のことを語り合う場にしようと思っていた。

 男性二人、女性二人のバランスも良かった。古民家での読書会はいいかんじで時間が過ぎる。お茶をゆっくり飲みながら語り合う。そうだ、ここはスペースがあるから次回には皆で寝転がってヒーリングもしてもらおう.


 参加者の方の話を聞いていて、こういう話を仕事の場でできる僕は本当に恵まれていると改めて気付く。これは前に読書会を主宰していた人にも言われたことだけれども今更ながらにそう思う。僕はそうとう恵まれている・・・

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体を動かす仕事の意味

2009年05月05日 22時07分03秒 | 癌・病気の意味
「人間は活動するように作られています。霊的に活発であること、これが人間の本質であり、体を動かすことは、それに伴う義務です。したがって、永遠の安らぎを運命づけられている霊として、あなた自身の存在の本質に関わる条件を満たしなさい」

「肉体は霊に奉仕するためにあるのであって、あなたの知性に使われる道具でしかないのですよ。学びそして知性を高めなさい。そうすることによって知性は救済のための道具として肉体を使いこなし、みずからの使命を果たすことが可能となるのです。肉体を上手に使いこなすのです。」

「『あなたが憧れている心の安らぎは、肉体による労働の後にしか訪れない』ということを知りなさい。したがって仕事を怠ければそのあいだじゅう不安になりながら待ち続けることになるのです」

「働きなさい。絶えず仕事をしなさい。義務をことごとく遂行するのです。熱意を持って粘り強く根気よく義務を果たすのです。信仰があなたを支えてくれるでしょう」

「誰もが避けるような社会の中で卑しいとされているそうした義務を、朗らかな気持ちで行いなさい。神の目から見てそうした人は他人に義務を押し付けて自分は楽をしている人間に比べて、百倍も千倍も優れているのです」

→私はどこからみても肉体労働者だ。里芋パスタなどの手当はまったくの肉体労働だし、患者さんの訴えを聞き治療をするにあたっては五感をフル稼働し直感によって進めていく。だから患者さんが多い日は一日の治療が終わると治療ベッドの上にごろんと横になり、場合によっては一時間くらい寝てしまうこともある。確かに肉体的には疲れる。でも精神は爽快だ。今日も人の役に立てたかもしれないと思うととても満足できる。

 古来、マッサージなど人の体に手を触れる仕事を卑しむ風潮があった。今でもそうみている人もいるかもしれない。しかし私はこの仕事を誇りに思う。死ぬまで、あるいは病気で倒れるまで私はこの仕事を続けたい。私の体力の続く限り、知力の続く限り、痛んだ人を助け、苦しむ人に手を差し延べたい。そのような機会を与えてくださった神様に本当に感謝している。

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神から見て正当な人間

2009年05月04日 23時53分53秒 | 癌・病気の意味
『アラン・カルデックの「霊との対話」 天国と地獄』を読み始めている。

「人間の目から見て正しい人と神の目から見て正しい人は違う。

人間界では、法律をしっかり守れば正当な生き方だとされる。人の名誉や幸福を奪っておきながら、平然としていられる。しかもそうしたことは法律でも世論でも罰せられない。

神の前で正当とされる人間は、愛を込めて人々にひたすら尽くし、善のために全生涯を使い、同胞の進歩のためにすべてを捧げた人間のことだ。

神から見て正しいとされる人間になるためには、辛らつな言葉を避けなければならない。辛辣な言葉には毒が含まれているために、相手を傷つけるし、またしばしば正しい人間を物笑いの種にしてしまうことがある。

神から見て正しい人間とは、心の中に傲慢、嫉妬、野心のどんな小さな種も持っていない人間のことなのだ。

自分を攻撃してくる人間に対して、忍耐強く、優しくあらねばならない。自分を侮辱した者を、努力することなしに、心の底から許さねばならない。しかもそれを決して見せびらかしてはならない。さらにあらゆる人間を愛し、そのことを通じて神を愛さなければならない。

 つまり、人間の義務に関する次の極めて簡潔で極めて偉大な決まりを守るということだ。

「すべてにまして神を愛し、また隣人を自らのごとくに愛すること」 」

この本はspiritisme(スピリティズム)=「霊実在主義」あるいは「霊実在論」と呼ばれる壮大かつ精緻な理論体系を作ったアラン・カルデックが著したものだけど、次の基礎原理からなる霊実在主義を証明するように、死後の存在達からのメッセージがたくさん実例として挙げられている。上の文章もある一人の老人が他界後の早い段階で孫娘によこした通信の内容からの抜粋だ。

霊実在主義の基礎原理
1。死というのは肉体が機能を停止するだけのことであり、その人の本質、つまり霊(魂)はエネルギー体として霊界で永遠に生き続けている。
2。霊界で暮らしている霊は、ある一定の期間を経ると、肉体をまとって地上に転生してくる。
3。転生輪廻の目的は、魂の向上すなわちより高い認識力の獲得と、より大きな愛する力の獲得である。
4。魂は絶えず向上して神に近づいていく。神に近づけば近づくほど、悟りが高まり、魂は自由となり、よりおおきな幸福を享受できるようになる。
5。霊界にいる霊人たちは、地上の人間にメッセージを送ってくることがある。

3に「魂の向上すなわち高い認識力の獲得」とある。病気は自分へのメッセージと認識し自己変革のきっかけにするということを癌患者さんに勧めているけれども、そのように考えられるようになることは新しい認識力の獲得ということだから、これすなわち魂の向上ということに繋がるのだろう。がんは魂の向上のきっかけになるということだ。

まだまだ至らないが神から見て正当な人間に少しでも近づいていこう。

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虎の門病院へ往診

2009年05月02日 21時24分13秒 | 癌治療・緩和ケア
 午前中は虎の門病院へ往診。

 卵巣がんの患者さんで腹水がたまっているとのことで里芋パスタの手当をしにいく。病院へ里芋パスタやびわの葉温灸の手当をしにいくにあたっては患者さんやその家族の方に予め主治医の許可を得てもらってから行っているのだけれども、病院によっては(というか主治医によっては、か)断られることがある。

 先日の東京医療センター入院の患者さんの場合には往診を断られたので、やむなく外出許可をもらって二日後に自宅に一時的に帰ってそこで里芋パスタの腹水治療をすることをご家族と段取りしていたのだけれども、けっきょく急変して翌日他界されてしまった。患者さんのご家族には手当法をご指導していただけになんとも残念な結果となってしまったのだ。

 幸い、今日の虎ノ門病院ではそのようなことがなかった。患者さん担当の看護師さんも理解のある方で、興味深く手当法を見られていた。手当をしながら患者さんに「癌はいい人を演じていることをやめなさいと伝えにきた存在」「癌を嫌い憎むよりも愛情を送るとよい。そうやって治した人もいますよ」「ありがとうと言うと痛みが収まることもある」などと僕がお話をするのを横で聞いていらして、後で病院の廊下でお会いしたとき「そうですよね」と共感してくださっていたのは嬉しかった。今後、あの看護師さんのような方が増えていってくれるといいな。

 生姜湿布、里芋パスタをした後、マリアを奏でる。病室なので心持ち音を小さめにして奏でた。貴女が愛情に包まれていることを感じて頂ければいいな。

 その後、急いで自由が丘の治療院へ戻る。次の患者さんには時間繰り下げのお詫び電話をし、自由が丘駅で待ち合わせて東急ストアで里芋と生姜を買って一緒に治療院へ向かう。何とも失礼、ごめんなさい。

 小牧の伯父さんの悪性リンパ腫の手当法を学びたいとのことで、やはり生姜湿布、里芋パスタ、ビワの葉温灸をご指導する。この間にも問い合わせの電話などがいくつか入り、今日はやたらと忙しかった。

 前立腺がんの方には大根干葉の腰湯をお教えし、乳がんの患者さんの付き添いでこられた娘さんにはびわの葉温灸の仕方を教える。6時半に今日の予約すべての患者さんの治療を終えた時には部屋の中は各種治療道具が散乱していて、しっちゃかむっちゃか。や~今日もよく働きました。お疲れさまっ!
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豚インフルエンザ

2009年05月01日 22時17分01秒 | 癌・病気の意味
 豚インフルエンザがはやりつつある。いずれこの国の中にも広まるか。

 私は自分が輪廻転生する魂だと思っている。肉体はこの世で私の魂が学ぶためにはなくてはならない物質ではあるけれども肉体が自分ではないと思っている。だからただひたすら肉体を延命させることは重要視していない。

 もし、豚インフルエンザに罹ったときはそれはしようがないことだと思うだろう。そしてそれが重症化してたとえ命を失うに至るとしてもそれを従容として受け入れるだろう。

 良寛和尚の言葉につぎのようなものがある。

「災難に遭いそうになったら、遭う。

 病気になりそうになったら、なる。

 死にそうになったら、死ぬ。

 それが災難よけの最良の方法」

 これを実践していきたい。

 もちろん、だからといって積極的に災難に遭ったり、病気に罹るつもりもないし、まして自分から死を選ぶつもりもない。この世はほんとうに学びが深い場だから、肉体を健康に維持していくことは大切なことだ。



 肉体は精神=魂の表現する器だから、魂が低調になっていると病気になりやすいと考えている。不安、恐怖、恐れ・・・そういう気持ち、雰囲気でいると病気になりやすいだろう。豚インフルエンザに罹るんじゃないか、と不安になり恐れおののいていると波長が低調になりかえって罹患しやすくなるだろうと個人的には考えている。もちろん科学的思考ではないけれども。

 何があっても何が起きても「ただ幸せでいること」。そのような平静な心でいること。これが大事だと思う。これが良寛和尚の言葉であり、そして病よけ、災害よけのキーポイントだと思っている。

 そしてこのような平静な心には、自分という存在が消えない、死後も存続すると考えると至りやすいのかなあと思える。死後存続を考えさせてくれたこの5~6年の学びは本当に意義深いものだった。
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