植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

枇杷葉温圧療法を学びに御茶ノ水クリニックに

2010年12月24日 23時38分54秒 | 癌治療・緩和ケア

午前中2人の患者さんを終え、昼食も摂らずに水道橋に向かう。前に患者さんから今日、枇杷葉温圧療法の講習会があると聞いていた。

水道橋の駅から10分くらい歩いてクリニックに着くが会場は近くのレストランで、とのこと。ユニオンという名前のレトロな感じのレストランに定刻に10分遅れて入るとすでにビデオによる解説が始まっていた。その後、温圧の実演をしてくださった。

ここのやり方は「病気は自分で治す」というスタンスなので、びわ灸も自分でやることが大事ということ。そのほうが「細胞が開く」という説明。実際のお灸のしかたも自分の仕方とは異なっていて興味深い。

自己紹介でもあれば治療でビワ温灸をしている、と素性を述べるつもりだったけれども、参加者が自分のことを述べる機会はなかったのでそのまま受講させてもらった。事前の葉っぱの準備とか棒もぐさの当て方などいろいろ学べました。

帰ってきて3人の方の治療。

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成田へ赤ちゃんの往診に。

2010年12月22日 22時55分54秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

 「1才の娘の顎の下が腫れてしまって医者に見せても原因がわからないとのことなので、不安なので診てもらいたい」と成田に住む方から午前中に電話があった。

 うちは成人の患者さんがほとんどだから子供、それも赤ちゃんの治療は初めてだ。お母さんはマクロビなど食事に気を遣っていて、なるべく薬を使わないで育てたいというお考えらしい。

 近隣の小児科、耳鼻科、内科を回られたのだけれどもエコーを撮ってもらっても原因がわからないと抗生物質だけ渡されたらしく、それなら自分でやれることをしたい、間違ったやり方をしたくないので一度お手当のやり方を教えてほしい、とうちに連絡されたという。

 2時の患者さんの治療を終えてから成田に向かう。関東の東方面は地理に疎くて6時に京成成田駅に行くのにだいぶ手間取ってしまった。

 お宅に伺って娘さんの様子を見ると左の顎の下、顎下腺のあたりが確かにぷくっと腫れて発赤している。患部は少し熱もあるようなので生姜湿布はせずそのまま里芋パスタを貼ることにする。いつものように貼る患部の広さに合わせてネルの生地を切るのだけれども、赤ちゃんの顎の下では5センチ四方にも満たない小っちゃい面積。腹水を取るお手当では30センチ四方のネル生地になることもあるから、それに比べると今回の生地はほんとにちっちゃくてなんとも可愛い。眺めていると思わず微笑んでしまう。

 里芋も一つで十分で、摩り下ろしたものの6分の一くらいを使うだけで生地に広げることができる。その小っちゃい生地にテープをあらかじめ貼っておき、赤ちゃんをお母さんに抱っこしてもらって、顎を上げさせるために鈴を頭の上で鳴らして興味を引かせてから、ささっと顎の下にペタッとパスタを貼る。とたんにビエ~っと泣き始める赤ちゃん。そりゃあ冷たくて嫌だよねぇ(笑)。でも自分で手を顎に持っていって貼りついたおそらく不快だろうモノを剥がそうとはしない。しばらく経つと泣くのも収まっておとなしくしている。「気持ちいいのかもしれない」とはお母さん。やれやれ何とかなりそうである。

 お手当自体は1時間もしないで終わったけれども、片道2時間半はやはり遠い。帰宅したのは夜10時半だった。

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甲府共立病院へ往診

2010年12月21日 23時29分45秒 | 癌治療・緩和ケア

珍しく甲府方面へ。JR甲府駅から5分ほどの甲府共立病院に入院されている患者さんを往診した。

膵臓がんの治療中に黄疸、急性腎不全となられたそう。腹水がたまっているので生姜湿布、里芋パスタの手当てをする。

幸い、主治医がびわの葉温灸の治療も許可してくれたので病室の窓を開けて換気を十分にしてから温灸を行う。温灸を行う前に病室天井についている火災報知機の検知器をビニール袋で覆う。前に別の患者さんで、主治医に許可を受けたのでびわの葉温灸をし始めたらその臭いと煙に驚いた?看護師さんがすっ飛んできて中止させられたことがあったので、そういうこともあるかもと思いながら温灸をお腹にしていたが今回は何事もなくてよかった。

患者さんは気持ちよかったようで、その様子を見たご家族も安心されて良かった。温灸が終わった時点で少し元気になられベッドから起き上がっていろいろお話された。あとでご家族の方に「父があんなに話したのを久しぶりに聞きました」と言われたので、ビワの葉温灸はよく効いたのだろう。これから毎日少しずつやってあげていってほしい。

そのあと生姜湿布、里芋パスタのお手当を行う。お腹の側面には腹水を抜くドレナージ用のチューブが留置されているのでパスタを伸ばすネルは広い面積を取れない。これではなかなか腹水を取るのに時間がかかってしまいそうだが止むを得ない。生姜湿布に使う熱湯も50℃前後の湯しかなかったがこれも致し方ない。あるもので最善を尽くすだけだ。

生姜湿布、里芋パスタの手当てをしてご家族に見て覚えて頂く。2時間強のお手当を終えて9時ころの甲府発の特急かいじで東京に帰った。自由が丘についたころには土砂降りの雨になっていて傘を持たずに往診に出たので治療院までずぶぬれで帰る。

治療院には11時前に着き、メールを開いて大分の男性からのお手当の仕方についての質問などに返信を書く。さてこれからお風呂だ。今日もめいっぱい働いた。明日は珍しく午前中患者さんがいないのでちょっと休めるな…

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浜町 高虎

2010年12月01日 16時16分51秒 | 

大島の江東病院に往診に行き、帰りに浜町駅で降りて手ぬぐいなどを売っている高虎屋を訪ねた。きょうは茶色系の小紋の手ぬぐいを3本購入。

 

高虎には素敵な合切袋がたくさん置いてある。目移りしてしまうが和服を着ない生活には使う時がない。いま、日常着をゆかたにしようと計画中で、手頃なものを探している。

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