植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

健康でいたいなら肉体に捉われない

2007年08月09日 23時52分59秒 | 癌・病気の意味
『あなたは世界を変えられる』(アーヴィン・ラズロ、西園寺昌美共著、河出所書房新社)より。

「今日ほど、健康ブームに乗じて種々さまざまなる健康食品や機具が売れる時はない。一体人類一人ひとりはなぜ自分の健康についてそう深く把われなければならなくなったのであろうか。それほどまでに自分の健康に関して自信が失われてしまったのであろうか。自分の肉体に過剰な関心が寄せられれば寄せられるほど、自分の肉体や生命そのものが逆に過剰反応してしまい、縮まってゆくことを知らないのであろうか。健康に留意することはよいことではあるが、健康に捉われ、縛られ、執着することは間違いである。

 生命それ自体は、自由自在に扱えば扱うほどに輝きを増し、威力を発揮する。健康はもともと自分の意思により操作するべきものではない。自然に、為すがまま、在るがままにさせておくことが健康の秘訣である。健康を追求することほどおろかなることはない。健康を追求すればするほど、肉体は不自由となり、生命エネルギーは滞ってしまう。健康を維持するための努力、肉体への過剰な関心により、人類一人ひとりは新たなる病気を生み出してゆくのである。

 健康でいたければ、肉体に捉われないことである。それよりも、心の健康こそまず為されなければならない。心こそが病気の原因である。心を除いて健康と追求しても無意味である。心が肉体に捉われてしまうから、健康を害するのである。自分が信じられないからこそ、自分の肉体を否定してしまうのである。心に否定的想念が湧き上がり、その想念から否定的言葉が生み出され、吐き出される。

 “病気だ、もう駄目だ、助からないかもしれない、嫌だ、恐ろしい、死にたくない、助けてくれ…”。この言葉はまず幻影となり、自分の肉体にまとわりつき、ついには現実となる。言葉そのものが肉体を変化させていくのである。自分に語りかける言葉そのものが、希望も期待もないまま、不安と恐怖にがんじがらめになり、落ち込んでいく。

 そして自分の肉体のアンバランスの部分を大きく取り上げ、何回も何十回も何百回も肉体の不調や不快感を現す言葉を発し続けるうちに、その言葉は力を持ち、その言葉そのものの幻影を作り出し、ついには病気の状態へと導いていく。

 自分の肉体について語るのなら、一つ一つの細胞や遺伝子に感謝することのほうが、どれほど健康を維持できるか計り知れない。健康ブームに乗じて健康食品に捉われ、心から食べたいと欲するものを控え、食べたくないものでも健康食品だから食べる、といった生き方はそれ自体が抑圧となり、自らをがんじがらめに縛りつけ、ついには健康になりたいがため病気へと導いてしまうのである。

 肉体に良く耳を澄ませば、肉体は叫んでいる。メッセージを毎日発信しているのであるが、意識はそんなことにはお構いなく、巷で言う健康情報に向かっていく。そして人類一人ひとりの肉体は、誰もが決して同じではないのに、同じ健康食品を食し、同じ健康器具を使い、同じ生き方を好むのである。肉体を測定や投影や分析によって決定付けてしまう。数値では計り知れないほどの無限なる可能性が内に宿っているにも拘わらず、である。」

→前は僕はがん患者さんに「玄米菜食すべきです」とか「肉食すべきではありません」と言っていたが今は言っていない。それは上のような考えを持つにいたったから。

「これまずいんだけど食べないと治らないから食うよ」と言って食べる玄米と、「私の体になってくれてありがとう。感謝します」と言って食べる肉だったら、肉のほうが体にいいと僕は今は思っている。否定的な呪いの言葉をかけられて食べられる玄米よりも、感謝の言霊をかけられて食べられる肉のほうが、その時点で波動が高くなっていると思うから。

 否定的想念を伴って摂取するものはたとえそれが玄米菜食、マクロビ、健康食品、サプリメントであっても心の健康につながらないから効果は疑問に思う。

 この本もお勧めだ。

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内科医ががん患者としてやってきた

2007年08月06日 22時53分36秒 | 癌治療・緩和ケア
今日驚いたこと。初めて医師が患者としてやってきたこと。

 大腸がん腹膜播種という状態でいらしたのでびわの葉温灸をした。次回は生姜シップ、里芋パスタをするつもり。

 初診時に最初に書いてもらうカルテの職業欄が未記入だったが別に気にも留めず普通の患者さんとして応対していた。いつもの通りがんを治した寺山先生の話や、魂、心、肉体と癌との関係をクリスティン・ペイジ先生の『チャクラ 癒しへの異道』(サンマーク出版)という本を引き合いに出して、「癌は治る病気ですよ」「ご自分が治すんですよ」「ペイジ先生は『癌になる人は“いい人”』と言っています。癌を治したかったら今からいい人をやめてくださいよ」「今すぐご自分のしたいことをして、ご自分を解放してください。そうするとインナーチャイルドという自分の内なる子供が癒されて、がんも癒されていくから」などとお話しする。

 お姉さんと一緒にいらしていてお二人で話をうん、うん、と頷かれている。ご自分が癌になったのもうつ状態が長くていつも死にたいとかこんな職場はいやだと言っていたから自分が願ったから病気になったと思われている。なんでもマーフィーの法則とやらで言われている「願ったことが叶う」というとおりだとか。

 『チャクラ 癒しへの道』の本名をメモッたり、川竹さんのがん患者学研究所の『いのちの田圃』も購入してみる、とかとても積極的だった。「治ったら○○する、じゃなくて治すために○○してください。例えば旅行とか新しい趣味を始める、とか」とお話しすると「私、仕事でやりたいことがあります」と仰るので「何の仕事をしてるんですか?」と聞いたら「医師なんです」と。「西洋医学以外で治療をしてみたいと」と。

 彼女は内科医だそうでご自分の癌は手術はしたけどその後の抗がん剤は断ったのだとか。「西洋医学では病気は治らないとわかったから違うことをやりたい」とのこと。ご自分ががんを経験する前から医師として働く現場でそう考えていらしたらしい。

 彼女と話をして最近、医師も変わってきたなぁと思った。こういうドクターが増えているのだろう。ちゃんと流れはできているんだね、これからが楽しみです。

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