9:00-10:00 I氏76歳男性。食道がん頸部リンパ節転移。手術、抗がん剤、放射線すべて実施。現代医学的にはもう手がないと医師に言われる。初診時「左頸部のリンパ節が腫れ喉が締め付けられるような感じ。食欲がない、気持ち悪くて食べられない。きのう右胸水を1リットル抜いてもらった」
本日12回目の治療。この間、左頸部にオオバコクリーム(オオバコ軟膏)を添付。家に帰って4~5時間で剥がしてもらう治療を継続。現在、首の腫脹は取れる。出なかった痰が大量に出るようになりその度に首の腫瘍が小さくなっていく感じがする。11回目の治療時に「先日胸部レントゲンを撮ったのだが胸水が半分に減っていて医師から『前より透明度が出ている』と言われびっくりした」と。
オオバコクリームの貼付と肝臓、前胸部、腎臓にびわの葉温灸。
調子がいいので毎週ではなく隔週に治療をしたいと申し出られるが、縮小傾向にあるならそのまま今のペースでしていったほうがいいのではないかと提案し、このままとする。
10:00-11:001 S氏52歳女性。卵巣がん仙骨転移腹膜播種あり。左下腿に軽度なリンパ浮腫。娘さんと来院。
長期にわたる偏頭痛に悩まされているとのことなので、びわの葉温灸よりも肩背部へのオイルマッサージが良いだろうとそれに時間をかける。オイルテラ#”2にヒマラヤ精油フユザンショウを1~2滴加えて上部頸椎から尾骨まで脊柱脇をオイルマッサージ。
小さい頃から妹ばかり母親に良くしてもらっている感じがする、との会話から「愛情」がキーかもしれないと考え、Loveに効くヒマラヤ精油シナモンも併せる。とくにハートチャクラ裏あたりの胸椎3~9番あたりを手掌でストロークした。
11:00-12:00 M氏57歳女性。11:20になっても来院されないので電話をしたところ在宅されていて忘れていたとのこと。来週に振り替え。今日は9人の予定だったので身体がもつかなぁと思っていたのでちょっと助かった気分(^^ゞ
12:00-13:45 2か月ぶりにO氏44歳女性。子宮頸がんで抗がん剤を続けていた。「お蔭様でがんは消えた」と喜んでいらした。今日は母親と来院されて今後の養生法を聞きたいとのこと。仕事も再開したので仕事をしながらの忙しい毎日でもできるお手当法はないかとのことだった。
冷え症が根幹にあるし、びわの葉温灸では家が煙くなること、一人ではできにくいことなどから総合的に判断すると「温熱ひまし油湿布」が良いだろうと考え、説明して提案し急きょ実地体験して頂くこととする。
1時間横になって頂きひまし油湿布をする。その間、ベッドサイドで母子ともにエドガー・ケイシーの略歴を聞いてもらう。患者本人はケイシーの異能やその意味するところを理解していただけたようだけれども、80歳を超える母親には分かり難いようだった。
僕がエドガー・ケイシーの略歴をベッドサイドで患者さんに読み聞かせるのには理由がある。それは透視能力者ケイシーは自分の才能をただ病める人を助けるために使った誠実な人であったことで、ケイシーの根底には人に対する深い愛情があったことを知ってほしいのだ。その動機があったからこそのケイシーの異能の発現だと僕は考える。
動機がすべてだ。
悩める同胞を救いたいという望みが形になったのがケイシーのリーディングであった。効果がないわけがないではないか?そのことを、ケイシー療法を受ける方に知ってほしいと思っている。
この方の場合は母親の過干渉なども相当あるようなので笑ってもらいながら率直に申し上げた。まったく失礼な治療家だなぁと自分ながら思うけれども。
14:00-15:00 N氏46歳女性。肺腺がん。肝臓、骨、脳に転移。痛み。
2回目の治療。前回の治療で前頭部のすっきりしない感、血痰は消失。右肺の痛み自体は前回より軽くなっているかもしれない。しかし起きているときは痛くないが横に寝ると側腹部が痛くなる。横になって1秒で右側腹部が痛み始める。
びわの葉の温灸。自分が好きではなかったかもしれないとのことだったのでLoveのオイル、ヒマラヤ精油シナモンを使う。うつぶせになってもらって背中のびわの葉温灸をした後は、上部頸椎から尾骨までオイルテラ#2をベースにヒマラヤ精油フユザンショウを加えて痛みを取り、背中の部分にはシナモンを加える。びわの葉温灸をした後、試しに左下側臥位になってもらって右側腹部の痛みがどれくらいで現出するか確かめると、3秒くらいもった。1秒からは改善している。
次に上述の脊柱脇のオイルマッサージをした後に同様に左下の側臥位になってもらったところ、なんと10秒ほど右側腹部の痛みが出現しなかった。明らかにびわの葉温灸、ヒマラヤ精油共に痛みを抑える効果があると分かった。次の課題はいかにこの状態を持続させるかである。
前回申し上げた「病気を治すのを目的とするのではなく、病気を治した後に〇〇をしたいという目的を持ち、病気治しは手段とする、だから神様、治療の応援をしてください」という神頼みは聞いて頂き易いという話を真剣にとらえてくださり、目標を持つことにしたとのこと。話した甲斐があります。
15:00-16:00 M氏38歳女性。右乳がん。
2回目の治療。前回は右胸にオオバコクリーム施術。以降、ご自分で毎日オオバコクリームを実施しているとのこと。実家の近くに活きのいい良質のオオバコがたくさん生えている公園があり、実父が毎日採ってくれてそれを手渡ししてくれるというとても理想的な環境。
今回はびわの葉温灸の治療とした。前の病気の影響で腹部が固くなっているのでそちらを中心に。肝臓、腹部、左鼠蹊部にびわの葉温灸をする。さらに加えて臍下の部分にオイルテラ#6+ヒマラヤ精油フユザンショウを刷り込む。オイルテラ#6は没薬(ミルラ)が入ったもの。
16:00-17:00 H氏65歳女性。後腹膜腫瘍脂肪肉腫。 再発肝臓、骨転移。
2回目の治療。娘さんと同席。前回と同様に肝臓、腹部、腹臥位で腎臓、右肋骨、仙骨、腰椎1番あたりをびわの葉温灸する。最近は前回あった左下腹部のちくちく痛む感はなくなっているが右脇はまだ痛い。ビワ温灸の後はケイシーの夏場のオイル(オイルテラ#2+いいちこ20%もの)+ヒマラヤ精油フユザンショウを上部頸椎から尾骨までの脊柱脇に塗布してマッサージ。
本人は達観しており非常に心が安定している様子。
17:00-18:00 O氏73歳男性。悪性リンパ腫。
6回目の治療。毎回娘と同伴。若干痴呆が入っており短期記憶は難しい様子。本人は体調良いと言うが同居同伴の娘によるといろいろ症状があるようす。びわの葉温灸を腹部、背部に施療。この方には全く神霊、心霊的な話はしていない。
18:00-19:00 M氏68歳女性。 右肺腺がん。脳転移。骨転移。
9回目の治療、娘と同伴。脳転移はタルセバにより消失。これまで抗がん剤のあまりの副作用に2回目をするつもりはなかったが、やむを得ず2回目も治療を受けたその直後での来院。幸い前回ほどの副作用は出ていない様子。温熱ひまし油湿布は前に指導し継続して実施している。
ありがたいことにうちにいらっしゃると元気になるとのこと。これまでの来院時にはとうとうと病気の意味、癌の意味、この世に生まれてきた意味などを語らせて頂いた。「治癒は内部から霊的にもたらされなくてはならない、でなければ長くは続かないのである」(『転生の秘密』エドガー・ケイシー・レポート、ジナ・サーミナラ著、多賀瑛訳、たま出版、P138より)。内部からMさんが癒されているならば本望です。