植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

ビワの葉温灸でビワの葉を当てる順番

2018年01月31日 00時03分34秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

ビワの葉温灸でビワの葉を当てる順番

 

温灸を身体に当てる順番をご説明しましょう。これは当院のやり方の説明であり、これが正しくこの方法でないと効果が出ない、というものではありません。

 私のびわの葉温灸のやりかたの特徴をあえてあげれば体幹部だけにしている、四肢にはしていないということでしょうか。

 手足にも効果のあるツボが多数あるのですが、体幹部に併せてそれらすべてにもびわの葉温灸を施すととても時間がかかってしまうのでやっておりません。

<<仰向けの姿勢で>>

<肝臓>

 始めに肝臓にびわの葉温灸をします。すべてのがん患者さんにします
 肝臓は解毒・代謝をする器官です。乳がんでも肺がんでも悪性リンパ腫でも私は肝臓からびわの葉温灸をあてていきます。激しい痛みなどがある場合を除いて基本的にはまず最初に肝臓を温めています。

 人の身体はシンプルであり温めると血管は太くなり血流が増えます。温灸の棒もぐさで肝臓の部分の肌を温めていくと、先端の燃えている炭からの遠赤外線効果もあり身体の芯まで肝臓の奥まで温まっていくでしょう。

 温まった肝臓では血管が多少太くなり血流が増大して、肝臓での解毒・代謝の活動が活発になると思われます。このようにびわの葉温灸によって肝臓を温めることは解毒・代謝を促すのです。

 抗がん剤の治療をされている方は多いのですが肝臓の検査数値が低い(=肝機能が低い)場合は抗がん剤の投与が見送られることになります。これは抗がん剤を代謝・分解する肝臓が働いていないと体内で抗がん剤の悪影響が強く長く続いてしまうためです。

 聞いた話ですがアメリカでは「時間治療」といって抗がん剤の投与を患者さんが寝ている夜中に点滴で行うこともあるとか。これは夜私たちが寝ているときのほうが肝臓の働きが良いので、その時間に抗がん剤を投与すると多めに投与しても肝臓が抗がん剤を昼間よりより多く代謝・分解するので抗がん剤の副作用が少なくて済むからとか。

 びわの葉温灸を肝臓部分にすると抗がん剤の副作用である吐き気、嘔吐、悪心などの症状が軽減されます。それは上記のような理由によるものだと考えています。人によっては治療院にいらした際には気持ち悪くて食欲が無かった方が治療後「お腹が空いた、どこか帰りに寄って食べていきたい。先生、自由が丘でどこか良いお店はありませんか?」と仰って同行のご家族を喜ばせた、といったこともありました。

 

<腹部>

 次にお腹全体をびわの葉温灸で温めます。これはすべてのがん患者さんにしています。なぜこうするかというとお腹を温めると人はリラックスします。これが副交感神経優位の状態であり身体を修復していく環境になりつつあるということです。

 私たちは昼間はアドレナリンを出し頑張って仕事などをします。交感神経優位の状態ですね。このとき、私たちの身体は消耗し壊されているのです。そして夜の副交感神経優位のあいだに修復しています。
 びわの葉温灸はつかの間ですがお腹を温めることで副交感神経優位の修復モードに身体をしているのではないかと考えています。

 初診の際には緊張する患者さんもいらっしゃるのですがびわの葉温灸でお腹を温め始めるとけっこうな確率でうたた寝してしまう患者さんがいらっしゃいます。初診のベッドで寝てしまうなんて、とてもリラックスされているからではないでしょうか?

 

<乳房>

乳がんの方にします。患部側の乳房に。

 腫瘍が乳房の皮膚表面に露出していない状態であれば特段の注意を必要とせずびわの葉温灸をできます。

 この時、脇の下のリンパ節(腋窩リンパ節)にも転移があるようでしたらその場所にもびわの葉温灸を施します。その際には腕を挙げて片手万歳をする姿勢でするとびわの葉温灸をしやすいです。

 腫瘍が乳房の皮膚表面にすでに露出していて出血傾向にある場合や、浸出液などによりじゅくじゅくとしている場合、あるいは腫瘍や白血球の死骸による老廃物が白く固まっているような場所にはびわの葉温灸は適しませんのでしません。しかしその周りはビワの葉温灸をしても大丈夫ですので是非してください。

 

<鎖骨下>

肺がんの方にする場所です。
 肺の病を癒す強い力を持ったツボ、中府(ちゅうふ)、雲門(うんもん)にびわの葉温灸を施します。

 

<のど>

舌がん、歯肉がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、食道がんの方にします。鎖骨上リンパ節に転移したときにもその場所にします。
 のどの部分を温灸する時には温灸の煙が鼻腔に直接かかることもあるので、そのような時には顔を背けていただくとよいです。

 

<うつ伏せの姿勢で>>

<腎臓>

 背中側で最初にするのが腎臓です。全ての方にします。
 腎臓は肝臓と並ぶ解毒の臓器です。腎臓をびわの葉温灸で温めることで血流が増し、腎臓での血液ろ過の作業量が増え解毒を促進すると考えられます。

 

<頚椎4〜7番の脊柱脇>

舌がん、歯肉がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、食道がんの方にします。


<肩甲間部(けんこうかんぶ)>

 肺がん、乳がんの方にします。 肩甲間部とは背骨と左右のそれぞれの肩甲骨に挟まれた部分のことを言います。

 右の乳がん、肺がんの方であれば右の肩甲間部、左の乳がん、肺がんの方であれば左の肩甲間部にびわの葉温灸をします。


<背中の中央の部分>

 胃がん、肝臓がん、胆管がん、膵臓がん、腹膜播種の方にします

 

<仙骨>

 大腸がん(直腸がんを含む)、子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん)、卵巣がん、前立腺がん、外陰部がん、腹膜播種などの方にします。

 仙骨は非常に大事でびわの葉温灸でしっかり温めてください。とくに仙骨上端の第5腰椎とのつなぎ目にある腰陽関(こしようかん)というツボが冷え性を治すのに特別に効果のあるツボです。この腰陽関を始めとして仙骨の部分は7,8秒でなく15秒くらいの長めに温灸をしても多くの患者さんは熱がりませんので患者が熱い!というまで温灸を据えても大丈夫です。

 冷えはがんの原因の一つでもありますから温灸で徹底的に仙骨を温めることを強くお勧めしています。

 
 

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 当院はびわの葉温灸や生姜湿布、里芋パスタといった“自然療法のお手当て”に加え、エドガー・ケイシー療法、アロマオイルテラピー、バッチフラワーレメディーなど主に植物による「身体と心の養生法」をお教えして、がん治療のお手伝いをしている鍼灸院です。

 
 


 

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『愛の法則』の視点で見た病気の意味 (再掲 2014/9/7)

2018年01月30日 20時59分15秒 | 癌・病気の意味

今日、ありがたくもFacebookで過去記事を紹介してくださっていたので、アップしてみました。

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『魂の法則』(ヴィセント・ギリエム著、ナチュラルスピリット、2014)を読んでいる。著者はスペインのバレンシア大学でがん遺伝子の研究をしているスペイン人。妻とともに無償でレイキヒーリングをしたり病気の感情的原因についての講演活動をしている。

 

本書は幽体離脱をした際に出会ったマスターとの対話という形で、様々な解説がなされていてとても興味深い。以下、がんについてのスピリチュアルな視点からの考察に参考になると思われるところをあげた。

( )内は私の意見です。

 

Q.肉体的な病は、特定の感情やそれを抑圧することと関係がある、と何度も言われましたが、それを掘り下げてみたいのですが。

A.そう、感情を黙殺してしまったがために魂が病気になった人は多く、魂が病気になると、肉体も魂と密接に結びついているので、病気になってしまうのだ。

 

Q.肉体的な病気なのに、感情面に起因しているのですか?

A.その通りだ。君たちの世界では感情を抑圧することが、精神的にも肉体的にも病気の最大の原因となっている。


Q.精神病に関してならそれに同意できるのですが、癌はどうでしょうか?癌は遺伝子の異常で起こる、と科学的に証明されていませんか?

A.遺伝子の異常は癌のすべてのケースに認められるが、多くの場合、それが最初の要因ではない。


Q.では最初の要因は何ですか?

A.話した通り、原因は精神的なもので、霊的な内面を抑圧したことと関連がある。人は感情に従って行動しなければ、内部に深い不快感が生じて苦しむ。それが、怖れ、憤り、憎しみ、悲しみといった精神的に有害な「エゴ的感情」を生み出し、それらが病気の原因となってしまう。人生で直面できないような困難な状況に出くわして、気持ちが滅入ることがある。そのような場合を感情的トラウマと呼ぶとしよう。


Q.感情的な不快感はどのように肉体に影響し、最後に病気となってしまうのですか?

A.精神的に調子が悪い時には、霊体とメンタル体との間でショートが起きていて、それがエネルギー体(アストラル体)に伝達されると構造を乱して、波動を下げてしまう。この「エネルギー低下」は、送電系の一部が停電したように、アストラル体の特定の箇所に支障を来たし、そこと繋がっている身体の部分にきちんと活力を与えられなくなってしまう。こうして生命エネルギーが不足して活力をなくした領域は身体の残りの部分と連動しなくなり、その結果、活力を失った組織は他と調和して機能できなくなってしまう。エネルギーの供給が途絶えると、通常の細胞の機能は影響を被り、遺伝子異常が起こり始め、細胞が破壊されて進行性の病となったり、細胞が制御不能なほど増殖し始めて癌を発生させたりする。


(→聡哲注:まず、私たち人間は「肉体」だけの存在ではなく、ほかに「アストラル体」「メンタル体」「霊体」という構造体であるという認識がベースにあります。物質界と霊的な世界との間には濃度の中間的な階層が存在しており、一番濃密なものがから最も希薄なものへと順に物質界(物理的世界)、アストラル界(エネルギー界)、メンタル界、霊界となる。私たちが経験する死というものは物質界の肉体が崩壊するだけのことで、私たちの本質である霊体はそのまま存続し続けている。私たちの感情は魂(霊体)から生まれ、思考は頭脳(メンタル体)から生まれる。)


Q.感情の葛藤を解消すれば病気を治せる、ということについてはどうですか?

A.それは正論だが、問題を解決できるためには、本人にかなり深い変化が起こらねばならない。「エゴ的感情」にしがみついたままで感情を抑圧し続ければ、一つの病気が治ってもまた別の病気なる。それは特定の葛藤を解消できたとしても、同じような「エゴ的感情」を引き起こす別の葛藤が再び現れてしまうからだ。こうして病気の根本的な原因に行き当たる訳だ。

 

(→多重がんの患者さん、例えば20年前に胃がん、5年前に大腸がん、そして今回肺がんと診断されたような方は、その都度、手術やその他の処置で腫瘍巣を取ったかもしれないが、がんを育ててしまう魂や心の状況はずっと継続しているのかもしれない)

 

A.本当に病気を発病させる原因とは、エゴとその顕現形態なのだ。そして、治癒効果があり健康にするのは、愛とそれを表現することなのだ。これは、確かに断言できることだ。

 

(→私たちは魂の存在であり、魂の目的は果てしなく永遠に愛と叡智において進化し続けること。「病気を治すには心構えを変えること」と良くいわれる。この場合は肉体を治すことが目的で、それを実現するための手段として心構えを変える、精神的に向上することを目指している。これは主客転倒ではないか?私たちは魂を向上させるために何度も輪廻転生を繰り返している存在なのだ。「魂の向上を図ることが私たちがこの世に生きる目的であり、それを実現するための手段として病気というきっかけが与えられている」と考えている)

 

Q.しかし僕たちには大なり小なりそういうことが起こるのではないでしょうか?つまり、ほとんどの人に憤りや悲しみや攻撃欲を目覚めさせて不機嫌にさせるような物事が、人生ではいろいろと起こるのではないでしょうか?僕は感情の抑圧についての説明がかなり自分に当てはまると思いましたが、癌になっていないのはなぜでしょう?

A.確かに、君たちはときどき病気になるが、癌のように本当に重い病になるには、感情的な不快感に「囚われて」いなければならない。囚われるというのは、不快感が恒常的な固定観念に変わり、「エゴ的感情」に支配されるがままとなり、相当長い期間そのままの状態でいるという意味だ。長いこと、眠りの妨げとなる場合もある。また、そういう感情を発散させたり表現する、すべての手立てを抑制した場合である。


(→そう。一時的なストレスによって癌になるのではない。恒常的に続いている、自分ではどうすることもできないような環境下にいると癌リスクが高まると考える。または自分でそのように思い込んでいるということも。これなんかは江原啓之さんの言う「肉体の病」「心の病」「魂の病」のうちの「心の病」というやつであり癌が典型的なものな気がする)


Q.では、癌になりやすい性格というのがあるのですか?

A.そうだ。「エゴ的感情」(憤り、憎しみ、悲しみ、怖れ)に流される人と、感情のやり取りや表現が抑圧されていると感じている人だ。


以上

 

 

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ビワの葉温灸のやりかた

2018年01月29日 10時11分52秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

<びわの葉を用意する>

びわの葉を水で洗います。私は洗剤を使っていません。台所用スポンジのスポンジ面で軽く葉の表裏ともに汚れを落とします。ゴシゴシこすらなくてよいでしょう。 とはいっても葉の表には鳥のフン、大気汚染で葉の裏の縁が黒ずんで汚れていたりとかしますので注意してこれらはよく落とします。病人の体に直接当てますからきれいにしましょう。

 このようにして洗った葉の水分をきれいな布などでふき取ります。これで湿らせた葉が用意できました。

 Q.びわの葉を洗うのは使う1時間ほど前でもよいのでしょうか? 直前に洗ったため葉が冷たく病人は不快ということでした。1時間ほど前に洗って乾かして室温に戻したほうが不快感はなくなると考えます。それとも葉が湿ってなくてはならないのでしょうか?(スチーム効果のように)

 A.そうですね、冷たい葉を肌に付けられると仰る通り不快です。ですからうちでは肌に当てる寸前に濡れた葉っぱを赤外線灯にかざしたり、両手のひらで挟んですこし温めてから肌に乗せたりしています。葉は湿っている方が良いと考えています。

 

<紙箱を作る>

びわの葉温灸セットに入っている紙をそのまま使うと、棒もぐさから火の点いた炭が欠け落ちて患者に火傷をさせたり布団や寝具、衣類に焦げを作ったりといろいろ危険です。それを防ぐのに良い方法があり、それが紙を折り畳んで箱にするということです。

 このように箱にすると使用中の棒もぐさから炭がこぼれ落ちることもなく安全に温灸をすることができます。さらに箱の形状の特性を生かして患者の身体の側面にもびわの葉温灸をすることができます。その場合はびわの葉と当て布を絆創膏などを使って身体に貼って固定する必要があります。

 

<棒もぐさに火を点ける>

棒もぐさを1本用意して火を点けます。マッチでもろうそくでもガスバーナーの火でもよいです。

  棒もぐさを火に点ける時は水平にしてもぐさの先端部分をクルクル回して火を点けましょう。 棒もぐさを傾けて火を点けると燃え広がり方が早く、もったいない上に必要以上に燃えて炭が落ちることもありたいへん危険です。

 この時、周りの紙を少し炎で焼くと紙が剥がれ落ちやすくなり、酸素が入る面積が増えるので火力が増してなかなか火が消えない状態を作り出せます。これでしたら棒もぐさ1本で温灸ができます。

 棒もぐさを火から離して煙が勢い良く立ち昇ったらじゅうぶん火が点いた証拠で、使う準備ができました。

 

<びわの葉を肌に当てる>

びわの葉の色の濃いつややかな表側を患部の肌に当て、その葉の上に8枚折りの布、その上に8枚折りの紙を重ねます。

 私は紙のままだと灰がこぼれるので紙を折って箱型にしています。これだと灰がこぼれないため衣服や布団に焦げを作ることもなく、また火傷の恐れも少ないです。
 灰のこぼれを少なくするため高さのある狭くて深い箱にしています。
 箱の下にさらに紙を敷くことはしていません。

 

<棒もぐさを紙の上から身体に押し付ける>

治療したいところの肌にびわの葉の表側をあて、紙の上から肌に垂直に火の点いた棒もぐさを身体に押しあてます。 
 約7,8秒で棒もぐさで押しあてている場所を紙の箱ごとずらし再度押しつけます。このとき棒もぐさの押しあたる面積はほぼ500円硬貨の広さなのですが、それが約1/3重なる感じでずらしていくとよいでしょう。

 たいていのびわの葉温灸のやり方では患者さんが熱くなって我慢できなくなったら「熱いです」とか「はい」と言ってもらってそれから場所を動かしていきます。ですので一か所で20~30秒かかるかもしれません。

 私は独特のやり方をしていて、だいたい7~8秒経ったら患者さんが熱くなくても箱を動かしてしまいます。これくらいの短時間でも効いています。なにより患者さんにとってはいちいち「熱い」と言わなくても自動的に動かしていくので「寝ていることができる」メリットもあります。

 他にもこの7,8秒で動かしていくやり方の長所があります。それは手術痕近辺の神経が切られて温覚や触覚が感じにくくなっている皮膚に対しても火傷をさせずに温灸ができる点です。従来の熱くなるまで据える温灸の仕方だとこのような皮膚感覚の鈍くなっているところでは火傷をさせてしまう恐れが高いです。しかしこの7,8秒で動かしていくやりかたであれば火傷をさせる恐れはほとんどありません。

 これらの手術痕近くの肌は神経だけでなく毛細血管も切られて皮膚の細胞の再生がしにくくなっている場所ですが、温めることにより組織の循環が改善されて皮膚の再生が促されると考えられます。当院ではびわの葉温灸でこれらの場所を温めたのち皮膚の再生を促すエッセンシャルオイルを塗布しています。

 

<温灸中の棒もぐさの先端のメンテナンス>

棒もぐさはもぐさの周りに紙を巻いた作りになっています。この紙はけっこう厚みがあり簡単には焼け落ちません。棒もぐさの火だねをしっかりキープできる作りになっています。

 そのため棒もぐさで温灸をしているとしばらくすると巻いた紙の片側ばかりがよく焼け落ち、そちら側のもぐさばかりが燃えて全体的に棒もぐさの先端が尖った状態になります。鉛筆は使っているとだんだん先端が丸くなってくるのと反対に、棒もぐさの場合はだんだん先端が尖ってきます。

 これは巻いてある紙が燃え落ちた側は酸素がどんどん入るためより高温になり、こちら側の巻いた紙を焼き焦がすのでさらに酸素が入りやすくなってより燃える...という循環に入ってしまうからです。そのためどうしても棒もぐさの先端はだんだん尖ってきます。

 このまま尖ったままびわの葉温灸をすることは患者さんにとって先端の面積が極端に小さくなりあまり気持ちよくありません。さらに尖ったまま温灸を続けると先端が押しつぶされ崩れ、真っ赤に焼けた炭が箱内ではありますが飛び散るのでとても危険です。
 ですので先端が尖ってきた場合は必ず切れなくなったハサミなどで先端を注意深く切り落としましょう。


<棒もぐさの火を消して終了する>
 身体に必要なところにびわの葉温灸をし終えたら棒もぐさの火を消して終了です。
 棒もぐさの火は専用のキャップを被せることで消えます。キャップを被せた棒もぐさを温灸セットの支えの金具の上に横たえてしばらく置いて火が完全に消えるのをまちます。このとき、まだししばらくは触れると熱くて火傷をしますから注意しましょう。

 完全に火が消えて冷めたところでびわの葉温灸セットに収納して完了です。

 

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ビワの葉温灸で用意するもの

2018年01月28日 11時35分57秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

ビワの葉温灸は自宅で簡単にできます。

ただし、家の中がお灸の煙で臭くなることや衣服、髪の毛などにも匂いがつくことなどがあります。また、長期に行っていると部屋の壁などあらゆるものがうっすらと黄ばみますのでその辺はご留意ください。

 

<用意するもの>

・ビワの葉 2〜4枚

 緑が濃くて肉の厚い葉が良いです。薄緑の若い葉は避けます。大きさは関係ありません。大きくても若緑のものは私は使っていません。小さくても良い葉があります。

 一回に使う枚数は患者さんの身体の大きさにもよりますが25cm長の葉で2枚くらい。小さければ多めに。


 なるべく採ったばかりの新鮮な葉を使っています。「あらかじめ採ったビワの葉を水に浸けておく」という説明もありますが私はしていません。

 木から切り離して時間が経って乾いてしまったものは使っていません。(これらはびわの葉茶に転用するのが良いでしょう)


・棒もぐさ(棒灸)1本

・消火キャップ 1個

・八つ折りの布 1枚  和てぬぐい、晒しの布など。

・八つ折りの紙 1枚  箱状に作り上げて使用すると灰がこぼれて火傷や焦げの恐れがなくて便利です。

 

 

温灸セットが売られていますので、それを購入すればあとは葉さえ調達できればすぐにビワの葉温灸ができます。 


購入先の一例
(有)三栄商会東京営業所 
東京都世田谷区成城2-35-13成城ダイヤハイツ401
TEL 03-3415-7317 


ビワの葉温灸セット

 

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びわの葉温灸とは?

2018年01月27日 16時18分14秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)

 びわの葉温灸とは?

 

びわの葉温灸は家庭でもできるがんの手当てとして非常にお勧めです。痛みを止め腫瘍を小さくすることが多々あります。当院ではびわの葉温灸をご自宅で行う家庭療法としてお勧めしています。週1~2回の当院でのびわの葉温灸治療に加えてご自宅で毎日していただくびわの葉温灸がとても効果が高いようです。

 当院ではびわの葉温灸をご自宅で行っていただくため同居されている家族の方に治療を見学して頂いております。その際には写真やビデオを撮ることをお勧めしています。最近ではスマホで簡単にビデオ撮影していかれる方も多いです。治療の最後にはご家族の方に温灸のもぐさ棒を持って頂いて、私がやるように実際に練習して頂くこともあります。

 びわの葉温灸の長所は家庭で毎日行えることもありますが家族の方が病に苦しむ患者さんの助けになれるという点が最も重要な点だと思っています。家族が病に苦しんでいるのを見るのは辛いことです。まして自分が何もできないという状況ではそれはより辛くなります。たとえ少しでも痛みや苦しみを取ってあげられたら本当に嬉しいものです。びわの葉温灸はこれが実際にできます。ひどい痛みがびわの葉温灸で軽くなることはよくあることです。

 

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ホームページを新しくしました

2018年01月05日 23時53分58秒 | 癌治療・緩和ケア

昨夏よりホームページをスマホでもタブレットでも見やすくしました。
併せて内容も大幅に変えています。

 

治療の時間帯も増やし、また治療費も改定しています。 ご高覧いただければ幸いです。

 

聡哲鍼灸院のホームページ

 

自然療法

 びわの葉療法

  びわの葉温灸

  びわの葉こんにゃく湿布

 里芋パスタ

 生姜湿布

 そばパスタ

 生姜灸

 

 

エドガー・ケイシー療法

 がんを癒すエドガー・ケイシー療法

  エドガー・ケイシー療法とは?

  エドガー・ケイシー療法によるがん治療の指針

  ケイシーが勧めるがんの食事療法

  エドガー・ケイシー療法でのがん治療の例

 温熱ひまし油湿布

  温熱ひまし油湿布とは?

  温熱ひまし油湿布のやりかた

  温熱ひまし油湿布の効果

  右脇腹に温熱ひまし油湿布をする理由

  温熱ひまし油湿布に赤外線を使う理由

 灰+光線療法(フラーレン・フォトセラピー)

 オオバコ軟膏・オオバコクリーム

 オオバコ軟膏・オオバコクリーム講習会

 

 

がんを癒すアロマテラピー

 がん治療に役立つエッセンシャルオイルの機能性・有用性

 レインドロップ

 

 

がんを癒すバッチフラワーレメディー

 

 

がんと症状の対処法

 抗がん剤の副作用 

 吐き気・気持ち悪さ・嘔吐、食欲不振

 手足の痺れ・湿疹

 手術後遺症

 痛み

 骨転移の痛み

 腹水・胸水

 腸閉塞・便秘

がんの治し方

 アナスタシア  薬となる植物を自分で育てる

 

 

資料編

 これまでの歩み

  がんへの鍼灸治療を始める

  がんの自然退縮を知る

  玄米菜食を学ぶ

  びわの葉療法を知る

  自然療法を学ぶ

  千百人集会を手伝う

  砂療法・砂浴を体験する

  シルバーバーチの霊訓と出会う

  スピリチュアリズムを学ぶ

  レイキ・霊気を学ぶ

  緩和ケア病棟へ往診する

  オイルマッサージを取り入れる

  ハープによるお祈り

  霊的な治療を体験する

 がん治療からの考察

  がんの意味

  がんの意味エッセイ

  生きる目的

  身体の健康

  病気

  苦しみ・困難

  治療エッセイ

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