植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

 びわの葉を分けて頂く

2010年05月27日 23時12分17秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)
 びわの葉温灸にはびわの葉が欠かせない。

 だいたい一人の治療に4~5枚葉っぱを使う。いまはびわの生産農家から有料で葉っぱを送ってもらっている。毎年3月に入ると多くの農家はびわの葉の出荷を8月末まで中止する。肝心のびわの実の生育に葉を落とすことが影響するからだ。
 だから今時分は葉っぱの供給が細くなる。きょう届いたびわの葉も古い良い葉は少なく若い葉が多かった。

 そんな苦しい状況の中で幸運なことがあった。先日庭木を剪定して頂いた造園業者の方が、僕がびわの葉を必要としていることを知って「それなら他の家からびわの木の剪定を頼まれた際には先生のところへ連絡を入れるよ。捨てる前の切り落とした枝からいくらでもびわの葉を取っていけばいい」と言ってくださった。

 さっそく昨日の夕方、最後の患者さんの治療の後に隣町の造園業者さんのところまで行く。こぬか雨だったのでレインウェアを着込んで。着くとトラック一杯にびわの木の剪定した枝が積まれている。うっほ~宝の山だぁ

 ということでそれらの枝から温灸に使えそうな葉っぱを1時間ほどかけて取り分けて来た。大収穫~。ありがとうございます、造園「哲」さん。

 今回頂けた葉っぱはみんな生きがいい。つやも良くて、取り分けなかった葉っぱもつやがよくて捨てるに忍びないくらいの上玉の葉っぱ達だった。きっと良い環境で育ったんだろうな。こんな葉っぱを常時治療に使えたらと思う。

 これからも自由が丘近辺でびわの木の剪定があったらまた連絡してくださるという。ありがとうございます
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里芋パスタな日々

2010年05月24日 22時38分58秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)
最近、鬼のように里芋パスタをしている。金曜日から数えて4日連続、里芋パスタの連ちゃんだ。明日も夜の往診を含めると3件の里芋パスタの予定がある。

本当に世の中には腹水で困っている患者さんが多い。前から思うのだけれども、簡易な貼るだけの「里芋パスタシート」や「腹水吸水シート」なるものが開発されないものか?

浸透圧の原理で腹水、胸水を取るのだから原理としては難しいものではないと思うのだが。里芋パスタは効果は高いのだけれどもいかんせん手間がかかりすぎるきらいがある。一人暮らしの患者さんや、同居の家族が働いている方などはパスタを4時間ごとに換えるというのは至難の業だ。

僕に余力があればどっかの会社に○○シートというので作ってもらいたいと思っているくらいである。
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再び名古屋へ往診

2010年05月24日 22時21分13秒 | 癌治療・緩和ケア
昨日は本来なら休診日。だけど往診依頼があり一日仕事で遠方まで行ってきた。

名古屋駅から名鉄電車で20分くらいの「前後」という駅の改札口で昼過ぎに患者さんの娘さんと待ち合わせし、藤田保健衛生大学病院という入院先へ向かう。

娘さんは千葉で酵素玄米のカフェをしていらっしゃるそうで、ブログで僕が名古屋へ往診をしているのを見てお母様の往診を依頼されてきた。

生姜シップ、里芋パスタの手当をする。看護師さんに「病室で料理は困ります」と誤解される。そりゃあそうだ、ベッドサイドのテーブルに強力小麦粉や菜箸、里芋、生姜が転がっているのを見ればだれでも料理しているのだと思うだろう。
料理ではなくて手当であることを説明し了解を得て手当を続けた。

2時間半くらいかけて手当を終える。帰りはお腹がすいたので名古屋駅でみそかつ定食というものを初めて食べて、新幹線で帰った。
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春の手作り酵素教室に行った

2010年05月17日 21時58分13秒 | 自然療法・手当て法(ビワの葉温灸)
13日は群馬県水上の大穴スキー場まで、春の手作り酵素教室に参加しにいった。この3年間ほどの間にうちの6~7人の患者さんがここの手作り酵素を作りに行っていたので関心が前からあった。

昨年半年ほど週に二回往診しに行っていた患者さんのところでも酵素を使っていたし、割りとよく耳にしていた。何でも野草を漬け込んでエキスを作るそうで面白そうだ。

今回、患者さんがGWの前に行くことにされていたので僕も急遽、申し込みをしてこの13日に行って来たのだった。

朝10時に大穴スキー場の駐車場集合だったんだが、レンタカーを借りて東京を出たのは7時15分。カーナビを起動すると到着予定時刻は11時5分となっていた。が~ん!大遅刻じゃん・・・みんな説明を聞いて野草摘みを始めちゃってるよな、というかみんなと合流できるのか、自分?

まあ、なんとかなるさと出発し、関越道をぶっ飛ばし、定刻に到着。こぬか雨が降っていてちょっと寒い。駐車場で雨合羽を着ている集団を見つけ、あれがそうだろうと当たりを付け、リーダーと思わしき男性に声をかける。ナカヤマさんだった。彼がこの手作り酵素教室を長年続けているのだった。

ナカヤマ手作り酵素教室

すぐさまスキー場ゲレンデ麓へ車で移動。参加者は32人くらいだったろう。簡単な体操をし、野草摘みの説明を受け、早速作業開始。説明を受けている間に身体が冷えて来た。僕は冷えると身体が動かなくなり、機能停止してしまうので、トレーナーを着込み、さらに腹巻きまで巻いて完全防寒で雨具をして斜面の草摘みに。

野草の種類は問わず、どんどん摘んで黒いビニール袋に入れて行く。今日みたいな雨降りの日の方が摘んだ野草がしおれなくて作業がゆっくりできるのでよいそうだ。でも身体にはこたえる。気温は10℃を下回っていたようだ。遠くの谷川岳が白く霧氷で覆われている・・・えらい時に来てしまったな。

約10kgを目標に摘むのだが僕は9。2kgで終了。摘み終わるのに12時前くらいまでかかったろうか。その後は谷川のせせらぎで野草を洗い、公園の片隅で摘んで来た野草を3cm前後にざく切りにして樽に詰めて行く。白砂糖とよくもみ合わせて。僕は菜切り包丁を持って行かず、ちいさな包丁にしてしまったので作業に支障を来し、3時ころまで作業が掛かってしまった。

でもいちおうは最後まで作業をし終わり、レンタカーに積んで水上を後にした。

肉体労働に終始した一日だったが楽しかった。このあと、四万温泉まで車を飛ばし、ゆっくり温泉に浸かって疲れを癒した。
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