植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

ホピの預言2

2005年04月30日 21時09分58秒 | 神道、預言、13の月の暦
 『ホピ 神との契約』トーマス・E・マイルズ著、徳間書店より
 「霊的箱船」とは迫り来る第4周期の終末を乗り越えていく生活を教えている。

 1.マサウと契約をする。
  マサウとは創造主の言葉を伝えに約1000年ほど昔にホピの人々の前に現れた神である。
  創造主とマサウが私たちに告げているのは、世界人類がいのちと環境への態度を完全に変化させなければならないということである。

  ホピの伝統派がしているように、生まれてから死ぬまで母なる大地に浸るということである。簡単に言えば、私達は命を祝えるよう大地と交わる必要がある。

  2.マサウ自身がそうだったように質素な生活をする。
  3.克己の実践。
  4.自給の実践。
  5.優先順位の変更。
  6.私達を救うことが創造主の願いであり、ホピと共に世界を救えることを心に刻む。

 2以降も細かいところを述べたいが膨大な量に及び、大切なことが丁寧に伝わらない恐れと著作権の点から多くの人に直接この書籍を読んで頂き、理解して欲しいと思う。
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風をひらく

2005年04月29日 20時54分11秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 表題のワークショップに行く。学芸大学で近かったので助かる。北山耕平氏のサイトで知った。

 『虹の戦士』の朗読、インディアンフルートの演奏、北山氏の語りなどとても充実していた。午後3時から9時半までみっちりとした時間だった。参加者も多彩な顔ぶれのようだったので自己紹介の時間があったらもっと素敵だったかもしれない。

 次回の第2の輪を7月くらいにやるそうだ。また出てみよう。
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ホピの預言

2005年04月28日 23時04分40秒 | 神道、預言、13の月の暦
 『ホピ 神との契約』を半分読み終わる。
 現在の文明はこの惑星上に興った4度目のもの、第四周期の世界であり、その終わりが今始まっていると記されている。

 終末預言の書でありノストラダムスやその他のそれとは違っていて、作者(というか)が創造主であるとされていること、預言されていたことが事実と一致していること、教示と警告も付されており、預言の実現回避の努力の方法が提示されていることなどから現時点における極めて貴重な書だと思っている。

 『宇宙心』を読んでいたので、この惑星自体の命脈は保たれることが決まったが生命の道を歩まない人は淘汰されるということは理解していた。

 またシルバーバーチの霊訓も読んでいたので、魂は不滅であるから来るべき生命粛清の時でも粛々とそれを感受する気概を育てようとは思っていた。

 しかし、そのような滅びると決まっている惑星上にいま生れきてきた意味をより深く掘り下げていく必要がいまの私にはある。

 毎瞬毎瞬知識を蓄え、自分の洞察を加えて智慧と化し、その答えを早急に出さねばならない。

 『ホピ 神との契約』の後半には「霊的箱舟」という、これからの私達の生き残る道が示されている。さあ、今からそれを読んでいく。明日か明後日にはそれに対するコメントをしてゆこうと思う。
 
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ホピの予言2

2005年04月26日 22時12分49秒 | 神道、預言、13の月の暦
 『ホピ 神との契約』トーマス・E・マイルズ+ダン・エヴェヘマ著、林陽訳、徳間書店
 『ホピ 宇宙からの聖書』フランク・ウォーターズ著、林陽訳、徳間書店
 『ネイティブ・タイム』北山耕平著、地湧社
 『ネイティブ・マインド』北山耕平著、地湧社
 以上4点をアマゾンで購入。

 『ナチュラル・メディスン』アンドルー・ワイル著、上野圭一訳、春秋社
 楠田清美さんから頂く。ありがとうございました。
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自殺した魂の救済

2005年04月25日 23時53分18秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 午前中は膵臓癌くらくらさんの往診。だいぶ辛そうだったが治療後は少しは楽になられたようで良かった。

 午後は胃癌の患者さんの治療。食べ物を良く噛むことで食物中の抗酸化物質の分子構造が切れ活性化し有効な働きをするようになる。だから癌を治したいのであれば、良く噛むことと「噛んで含めるよう」に説明した。

 夜は自殺した姉のことで知人から相談を受けた。霊的法則からお姉さんの現在での霊界での状況を説明した。(“自殺”は命に対する最大の罪となり、通常は当人に自覚が生まれるまでその魂は土蔵のような真っ暗闇にしばらく捨て置かれることになる)

 その暗闇の中で苦しんでいる方に、現世の我々から愛情の念を送ることで、温かい念波がさざなみのように彼女を包み、彼女の苦痛を和らげること、そしてそれが彼女へ罪の自覚と反省を促し、霊的成長を遂げさせることになること、そしてそれをもって初めてまわりの暗闇が薄暗がりとなり、彼女の視界に先に他界した親族の姿が目に入ってくることで自分が死んだことを理解できるなどといった話をした。

 併せてハープを弾きながら二人で霊界(たぶん幽界)の彼女に念波を送った。また霊査ができる八王子の長江寺の萩原玄明住職の話もしたことで、相談された方は「なんかすっきりした。道が見えてきた気がする」と明るく語られた。

 霊的なことに疑念を抱く人は多い。それは低レベルで興味本位なテレビ報道や週刊誌などのマスコミの取り上げ方も一因だとは思うが、単に勉強不足なだけだと今では僕は思う。

 きちんと様々な文献や見解を見聞きして総合的に自分で判断すればいい。僕はこれまでのところでは死後も我々は消えることはないと思っている。そしてこの世とあの世の人々が手を携えて向上していくのが理想だと知っている。

 であるから自殺した魂を助けてあげられるのはこの世にいて霊界を学んだ者だと思うので、その責務の一端を今日は担ったということだ。知人も今日は良く寝られそうと笑っていた。僕も嬉しい一日となった。
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北山耕平氏のサイト

2005年04月24日 21時22分25秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 ネイティブ・アメリカンの世界観を日本に広めてきた北山耕平氏のサイトをネットサーフィン中に見つけた。

 併せてホピの予言にまつわる書籍も何冊か知ったし、僕と同じような考え方をされている方の
サイト、地球浄化への「目覚め」も知ったのは嬉しかった。

 共に歩む人たちが静かに、しかし確実に増えている。さあ輪になって踊ろう。そして満月の今宵、地球と宇宙と、すべての存在と、神々にともに歩む幸せを感謝する祈りを捧げたい。
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現代医学+自助努力=速やかな改善の一例

2005年04月24日 00時16分34秒 | 癌治療・緩和ケア
 肺癌の患者さんが通院している。彼女は以前、心膜と胸膜に水が溜まって危険な状態になったが吸引とその後のそばパスターで全快していた。が、この月曜にはまた水が溜まってしまい、足もむくみが出始めた。

 そこで利尿剤が出され、それを服用し、かつそばパスター、ビワの葉温灸、大根干葉の足湯を続けたところ水曜にはむくみも取れ、来宅した訪問看護師に問題ないと言われたそうである。

 いちおうリンパマッサージの方法もご主人にお教えしておいた。方法はどうであれ、症状を取って改善していけば良い。

 現代医学、代替医療、東洋医学などと分けること自体がナンセンスではないか?人を治すのに東も西もないだろうと思う。

 4月16日の朝日新聞には「抗がん剤の痛みを鍼で緩和」と題した「もう一つの選択・米国の統合医療」の取材記事が掲載されている。僕のやっていることが当たり前に行われていて保険が利く米国のような医療環境が早く日本にも浸透する日が来て欲しいと思う。
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『人生・愛と美の法則』読了

2005年04月21日 21時58分01秒 | 個人的体験・雑感
 NHK人間講座「美輪明宏」2005年2月~3月を読んだ。

 美輪さんのことは女装の人ということしか知らなかったのだが、3月のある日、ふと点けたNHKのテレビに彼が写っていてエディット・ピアフの「愛の讃歌」について語っていたのを聞いたのが、彼の深い思想に初めて触れた機会だった。

 その時の驚きは感動を伴っていた。なんて素晴らしいことを言う人なんだろうと。さっそくNHKブックスを書店に捜し求め、表題の本を買った。

 この2~3日で読了したのだが、とんでもなくすごい人だということを理解した。これまで成し遂げてこられた仕事の質の高さもさることながら、人として大変霊格の高い人だと思う。

 育った時期、環境が大きいとはいえ、人を差別しない、人を外見で判断しない、本質を見極めようとする姿勢、まったくもって素晴らしい。もっと早く彼の人となりを僕は知るべきだった。

 先日偶然開いた丹波哲郎氏の霊界サロンという名のサイトにも美輪さんはゲスト出演されていて、霊感があり正しい霊的知識も豊富にお持ちなことを知った。
 彼の本をこれからちょっと読んでみたいと思っている。表題のムックも素晴らしいのでもし入手できるのであれば一読されることをお勧めする。

 人を外見で判断してはいけない好例だ。その人が何を語るか、何をするか、で私達はその人の霊格を推し量らねばならない。また一人尊敬する人を見つけた。僕の今生が豊かになる。ありがたい。
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ある人への手紙

2005年04月19日 20時51分13秒 | 癌・病気の意味
Mさんへ

こんばんは。メールを有難うございました。お元気そうですね。貴女がご自分を癒され始めていることが伝わってくるメールでした。

 最近思うのですが、「自分が治す」と肩肘張るのではなく、これまでつらかった自分を癒すと、自ずからエネルギーが入ってきて活力十分となって、自然に病気も治ってしまうのではと。

 たとえば小さい頃親に反対されたりしてやりたくてもできなかったバレエを始めるとかピアノを習うとか、心にひっかかっている、かつて自分が傷つけた相手に手紙を書いて謝るとか・・・

 心の底で癒されていない(=霊的にいやされていない)自分を癒すことで、私たちは生き生きしてくるので、生命力が向上して病気も治ってしまうのではないでしょうか。

 ですからMさんが自己実現への道を歩み始めれば、それが自分を癒すことになるので、癌は自然に治ってしまうということだと思います。
 
 決して癌を治すことが自己実現ではありませんよ。人間は肉体は無くなるけど心のエネルギー(魂)は死ねないのだから向こうに行ってからも自己実現の旅は続くのです。

 この世でほんのつかの間に使うこの体を治すことに一生をかけてはいけません。大切なのは体を使って貴女の神性を発揮することです。それが今生の目的です。

 神性とは愛情、叡智などの神の属性です。私たちは神様の分霊(わけみたま)ですから神様の持つ愛情と同じものを持っているはずです。その愛情をもって周りのものに接することです。

 他者(この場合、人間だけでなく動物、植物、鉱物たちも含む)のために貴女ができることをしてあげましょう。私が拙いながらもハープを弾くのは、多少は人や自然達が穏やかになれるかな、と思うからです。

 今、貴女ができることで人のためになれそうなことを始めればそれが貴女に返ってきてあなたを癒します。困っている人を助けてあげた時、ありがとうとにっこりされれば私たちはなんとも嬉しいじゃないですか、何かとっても幸せになりませんか。

 何かにならねば、何かができねば人生に価値が無いというのは間違いですし、そういう考えは強迫観念となり不幸を招き寄せます。私たちはそのままでいいんです。存在しているだけでいいんです。

 どうぞゆっくり自分を癒す道を歩かれてください。またお会いしましょう。東京にいらしたら寄ってくださいね。

それでは、また

 
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食養手当て法

2005年04月16日 22時57分30秒 | 食養生、マクロビ、玄米菜食、スローフード
 荻窪の「一慧のクッキング」に行き、食養手当て法の勉強会に出る。今日のテーマは「よくみられる便の異常<下痢と便秘>」だった。

 内用として、
  はぶ茶、梅生番茶1,2、梅干の黒焼き入りくず練り、ごま油

 外用として、
  みそパスター、干葉の腰湯、生姜湯

 多くの学びがあった。養生庵の門多先生にもお会いできた。養生庵のホームページの原稿を頂き、帰りにその打ち合わせ。

 帰宅後、腹水治療についてのメール回答。それをホームページに反映。まだ先日分の回答分を反映していないので後先になってしまった。

 『無双原理・易』桜沢如一著、日本CI協会
 『半断食』國清こう史著、リーブル
 『食で癒すガン』
 『一慧の穀菜食BOOK』
購入。
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宿題を頂く

2005年04月14日 21時45分58秒 | 個人的体験・雑感
 休診日。髪を切ったり古いパソコンを廃棄するためリストアしたりと雑用ばかりの一日。

 午後、そばパスターの効果が出ない、仕方が良く分からない旨のメールを頂く。個人的な質問ではあったけれども私のサイトの手当てのところを読んでいる方すべてに共通の疑問だと思うので改めて書き直すことにした。

 さらに大阪の方から生姜湿布のやり方で分からない点を電話で聞かれた。この点も書き改めないといけない。

 自分では手当てに慣れてしまっているのでどうしても文章がはしょり、丁寧さ、正確さに欠けているのでしょう・・・。もっと読者の視点で書き起こさないといけないと反省した。今日は大事な宿題を頂きました。なるべく早く書き改めますのでもうしばらくご辛抱ください。
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今日の一日

2005年04月13日 22時30分39秒 | 個人的体験・雑感
 午前中は相談1件。入院治療中の12歳の女児。脊髄腫瘍脳転移の治療について父親来院。私にも娘がいるので人ごととは思えなかった。往診には主治医の許可が必要なこと、ビワの葉温灸は煙が出るので断る病院があることなどをお話し、びわの葉温灸とユーフォリア(温灸器)の違いを実際に体験してもらった。ユーフォリアの購入先としてガンの患者学研究所を紹介した。

 午後は往診2件。 1件は座間市で往復2時間半かかった。もう1件は川崎市でこちらはビワの葉温灸の説明で1時間、坐骨神経痛の治療で1時間。帰宅は夜10時となった。

 自分を出し尽くした日で充実感あり。ただ今日を生きているだけ。
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カスタネダ

2005年04月12日 20時52分39秒 | 守護霊、前世、過去世、スピリット
 『カルロス・カスタネダ 呪術師と私』(二見書房)を買う。

 『虹の戦士』巻末の訳者後書きで北山耕平氏が次のように述べていた文に惹かれた。
 「ヤキ一族のメディスンマンをとおしてこれまでのものとはまったく異なるインディアン像を提示して見せたカルロス・カスタネダの著す『呪術師と私 ドン・ファンの教え』にはじまる一連のドン・ファン・シリーズほど重要なものはないかもしれない。」
 
 「このシリーズは、アメリカ・インディアンについて私達がそれまで知っていたことのほとんどが間違っていたことを広く世界に示したばかりか、人間の世界の見方を変えることによって世界を変える太古から伝わる方法を現代的にアレンジしなおして提示した最初の本ともなった。」

 「それがフィクションであるかないかはさておくとしても、60年代以降最も重要な本であり、世界を決定的に変えた本であることは間違いない。」

 まだ読み始めていないが表紙のカラスの絵が印象的である。

 併せて『インディアン魂』レイム・ディア口述、リチャード・アードス編、北山耕平訳、河出文庫、『自然のレッスン』北山耕平著、太田出版も購入。
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桜の花見

2005年04月10日 21時16分23秒 | 個人的体験・雑感
 妻と娘とで花見に行く。裏山は桜吹雪の中にあった。2,3組の家族がピンクの花びらの絨毯の上にレジャーシートを拡げてお弁当を食べていた。タンポポや薄紫のスミレが群生していた。

 メタリックパープルの色をしたとかげを久しぶりに土手で見つけた。こちらの気配に気付いてなんとか穴の中に体を隠そうとしているのだけれど、深い穴が無くて頭隠して尻隠さず状態ででじっとしていた。妻がツンツン棒で尻尾をつつくと慌てて飛び出してきて逃げ去っていった。娘は後ずさりして怖がっていた。怖がることはないのだよ。友達なのだから。

 娘も妻もタンポポがたくさん咲いているので摘んでいた。思わず「そのままにしておいて」と声を掛ける。昔の自分ならいっしょになって摘んでいただろう。でも今はいたずらに命を奪うことに痛みを覚える。

 娘には自然の大切さを早いうちから教えてやりたい。そして自然を守る人の一人になってほしいと願っている。
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インディアンの生き方

2005年04月09日 23時26分16秒 | 地球環境、自然保護、エコロジー、ロハス
 『インディアンという生き方』(リチャード・アードス著、仙波喜代子訳、グリーンアロー出版社)
 『虹の戦士』翻案北山耕平、太田出版
 以上2点読了。

 日本列島では縄文時代に人々がインディアン的な暮らし、地球の守護者的な暮らしをしていたことに気付く。縄文時代は巨木の森に覆われ、広大な面積がブナ・チシマザサ林相だったことだろう。

 ブナは縄文人を育んでいた木の一つだと再認識する。ネイティブ・アメリカンにとってのピンニョン・ツリーだったのだ。私が最も好きな木がブナなのもそこから来ているかもしれない。

 私は自然保護協会の自然観察指導員としてブナ林の観察会などに携わってきて、その延長で青森秋田県境の白神山地のブナ原生林の世界自然遺産登録の署名運動もしてきた。ブナ林を守る活動はインディアン的な暮らしを守ることの象徴だったと今思い直している。

 思えば「虹の戦士」という本のタイトルも、20年ほど前に関わったグリーンピースという環境団体の持つ虹の戦士号と同じではないか。あとがきに「グリーンピースは鳥が落ち、鹿が倒れ、海が黒く染まる時、人々を連帯させ、母なる地球を救うために登場するという北米インディアンの神話に登場する虹の戦士たちの末裔として誕生した」と書かれている。そうだったのか、という思いだ。

 すべての根っこは繋がっていた。自然保護運動、環境保全活動から離れていたように思えてやはり私の行動規範の根底には、この現代社会のやり直し、浄化を行うということが流れている。

 今は個人の経済活動が優先される価値基準のため、全体の被害が深刻になるまで規制されない。しかしそれでは立ち行かなくなる。インディアンの行動規範に「この行為は私の7代先の子孫に悪影響を与えるだろうか」と考えることがあるという。

 それを考えれば東京のヒートアイランド現象を食い止めるにはこれ以上ベイエリアに海風をさえぎる高層ビルを建設することを中止するとか、今ある道路のアスファルトを歩道部分はすべてはがして土を露出させて雨水の循環を活発にさせるとか、デメリットももちろんあるだろうがより重要なことが何かを理解して、もっと大局にたって物事を考えてゆけるようになるだろう。

 インディアンの生き方から学ぶものは本当にたくさん、山のようにある。私達は彼らから学ばなければいけない。その智慧にすがって生きていくしかない時代がやってくるのだから。
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