美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

シンボルツリーが倒れた!

2021-04-14 10:20:48 | Weblog
1998年の大森林火災はボルネオのインドネシア領東カリマンタンを中心に
広大な面積を焼き尽くしました。

その面積は、日本の九州と四国を合わせた面積だと知りました。

そんなにも広大な面積が焼けてしまって、その森が抱えていたCO2は何処へ
行ったのだろう?というのが素朴な疑問でした。

このまま放置していては、次世代の人達の住む地球が大変になると感じました。

この山火事のあとの現場のショッキングな情景との出会いがわたしの植林活動の
2度目の出来事です。
始めの動機は樹上動物オランウータンの森の木を切ってしまったことでした。

2000年、商業伐採と山火事そして焼畑農業のあと放置されていた土地での植林
を始めました。


その時にシンブル的に立ち枯れの状態でしっかり立っていたウリンという樹木が
2021年ついに風雨にさらされ続けて20年余り倒れてしまいました。


ウリンという樹木は100年は持つという耐久性の高い樹ですが、残念ながら倒れて
しまいました。

倒れても腐ることなくこの地に止まって、チークの森の行く末を見守ってくれると思います。



ウリンという樹木

みんなで世界中の空き地に植林すれば

2021-04-14 09:34:48 | Weblog
人間の活動や自然災害により植生を失った現場は、
自然の再生復元力だけでは100年単位の時間がかかる。

速く再生を目指すために
それぞれの対象地に人のチカラで「植林」をすることが不可欠です。

みんなで世界中の空き地に植林すれば

人間が排出するより多くの炭素を毎年吸収してくれるというBy DanielVincek

植林活動は気候変動、水資源の確保、生態系の保全などの
環境問題に対する有効な解決策の1つです。

世界中にあるすべての空き地は1兆2000億本の木を植えられるだけの
スペースに相当し、仮に全ての空き地に植林した場合、

植えられた木は毎年「世界中で人為的に排出される二酸化炭素(CO2)などの炭素」

を上回る量の炭素を吸収してくれるという研究結果が報告されています。

トーマス・クロウサーさんはイェール大学在学時に博士課程の一環として、

人類が植物に与える影響を測定するという研究を行いました。

この研究によると、地球上にはおよそ3兆本の木が存在していますが、
毎年約150億本もの木が伐採されており、

約1万2000年前に人類が農業を始めた時期と比較すると、
世界中の木の本数は46%も減少しているとのことです。

クロウサーさんはスイスのチューリッヒ工科大学の助教授に就任した後も、
「人類が植物に与える影響」に関する研究を続けており、

世界の炭素の大部分が北極圏および亜寒帯地域に存在していることなどを明らかにしてきました。

その研究によると、
地球温暖化が進むとこれらの地域の土壌から二酸化炭素が放出され、
気候変動を17%加速させる可能性があるとのことです。

この問題に対してクロウサーさんは
「植林が気候変動に対して最も有効である」と発表しています。

世界中に存在する空き地すべてに植林すると、
1兆2000億本の木を植えることが可能
で、
その効果として世界中で排出される二酸化炭素を含む炭素を上回る量を
毎年吸収してくれるとのことです。

クロウサーさんの算定によれば
「1.2兆本の植林を行うと、人間が排出する二酸化炭素の10年分の量を吸収してくれる計算になる。」

「植林は都市環境の改善だけでなく、大気汚染、水質汚染、
食品品質、生態系のバランスを改善してくれる、
シンプルかつ具体的で誰もが参加できる取り組みです」

と語っています。

※下の写真は火山爆発被災して159年間放置されてきた
土地で、2008年に私たちが植林を始めました。
11年後の2019年12月にはここまで植生が再生されています。
 自然のチカラ+人間力=再生の鍵