美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

スギの木1000本分、CO2削減???

2009-10-13 18:48:05 | Weblog
「日本航空が搭載品の軽量化や燃料消費の少ない航法
などさまざまな手段を駆使して二酸化炭素の排出量を
減らす「究極のエコフライト」を
ホノルル発関空行きの便で実施した」と言う記事を見ました。

そして、その結果通常の機種で飛行する場合よりも
ドラム缶29本分の燃料の節約が出来て、
スギの木1014本が1年間に吸収する量に当たる14,196㎏の
CO2を削減したと伝えられていました。

この件に限らず、太陽光発電や他のエネルギー消費型製品
について「スギの木○○本分」に相当という表現がよく
使われます。

削減される対策を進めることはいい事ですが、このような
「植林木」と比較する表現は止めて欲しいといつも思います。

前にも書いたと思いますが、日本の森林だけでも、
その価値は年間70兆円に相当すると日本学術会議が算定して
います。

これは貨幣に換算できる部分だけですから、貨幣に換算されない
森林の価値はさらに膨大です。

CO2だけですと日本の森林の価値、70兆円の価値のうちの僅か
1.7%、約1兆2400億円の価値しかありません。

森林には他に生物多様性の維持や土砂崩れ防止、土砂流出防止、
水源涵養、酸素供給などさまざまな機能があります。

そして、「森がなければ海も死ぬ」といわれているとおり、
森からの栄養がなければ、植物性のプランクトンがなく、

それを食べる動物性プランクトンがなく、それを食べる小魚が減り、
小魚を食べる大型魚も減ります。

ご存知の通り、人間が食べる魚の種類が変わり量が減っています。

木材やCO2以外の価値は、自然にある物だと一般に認識されて
きたために、経済の枠組みに入っていないために、お金になりません。

ですから、社会経済の中で認識が低いのです。
しかし、人類が持続的に地球上で生き残るためには、

森林はなくてはならないという認識を社会の常識にしないと
世界の森は早晩なくなります。

その森林が世界的に大幅に減り続けている事がわれわれ人類
生存を左右するほど大変問題なのです。

ですから、ただ単なるCO2の削減とスギの木を比較する
ような表現は止めて欲しいと願っています。

だから、わたしたちは植林の必要性を伝えているのです。

地球上で人類が平和に生きるためには、物質万能、
人間中心主義から

自然との調和ある文明に還る必要があります。

その精神文化を取り戻す根源には、
地球を緑豊かにする人類の活動があります。

1本の木を植えることは、心にももう1本植える事につなが
ります。
そうだ!植林をしよう!!!
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