あすからの夏のウインドーを前に、移籍のニュースがますます騒がしい。
札幌はネコタク移籍が決まらないと身動きがとれないのかな・・・
そんな移籍のニュースの中で、ワタシの目をひいたのがこちら。
明治大FW佐藤恵允が独1部ブレーメンに加入
佐藤恵允と言えば、パリ五輪をめざすU22代表の常連。
昨年6月のU23アジア杯では馬場や大嘉のチームメートにもなった。
副主将を務める明治大では、試合前のルーティンとして
「バスで田中克幸(札幌内定)の隣に座る」ことを挙げていたので、
「そのまま田中の隣に貼り付いて北上してもかまわんぞ」とか考えていたが、
今月末に退部し、かつて奥寺康彦や大迫勇也が在籍したクラブ入りを選んだ。
本日は、その田中克幸の明治大・木戸柊摩の大体大・岡田大和の福岡大を語る。
札幌期待のホープ3人が在籍する大学の戦績の中間報告である。
- 明治大(10戦5勝4分け1敗・関東5位)
関東1部でいまだ1敗だが、引き分けが多く、5位にとどまっている。
一方で、今季もJ内定者が輩出しており、田中以外にも
DF井上樹主将が甲府に、DF村上陽介副主将が大宮に、
DF岡哲平がFC東京に、FW太田龍之介が岡山に内定した。
4人すべてが加入先のアカデミー出身選手であり、
有望株の「放流先」として、変わらぬ存在感を示している。
- 大体大(10戦6勝1分け3敗・関西3位)
こちらも3位にとどまるが、3年生の10番FW古山兼悟(立正大淞南卒)が
14得点を挙げて得点王レースを独走(2位7得点)。進路が注目されている。
なお、同学年の木戸は2得点&リーグ3位の6アシストを記録。
札幌U18からの後輩MF佐藤陽成も4アシストをマークしており、
大体大はこのトリオが攻撃の中心と言えるかも。
ちなみに、東京V内定の京産大(2位)の食野壮磨(ガンバ食野の弟)は
3得点5アシスト。なるほど好素材である。
- 福岡大(11戦11勝・九州1位)
以前も言及したが、福岡大は前半戦11戦をすべて勝ち、
2位九産大に勝ち点5差をつけている。
岡田はDFながら1得点2アシストをマークしたが、
現時点ではU22代表に招集されたFW重見柾斗(福岡内定&特別指定)の
注目度が勝るようだ。
なお、上記の3大学はリーグ戦では上位を争っているが、
総理大臣杯はそろって地区予選で敗退して全国切符を逃したorz
明治大は関東3部の城西大に延長戦に持ち込まれ、まさかの初戦敗退。
大体大は4回戦の桃山学院大戦で、福岡大は3回戦の日経大戦で
PK戦に持ち込まれて敗退した。残念。冬の選手権の巻き返しを期待する。
- NPBオールスター
第1戦@バンテリンは、全パ8対1全セ
全パは初回先頭から4連打。六番栗原にも適時打が出て4点を先取。
3回にはギータが2年連続の一発を放ち、2年連続のMVPをGET。
「久々に勝ててうれしい」という自虐コメントに苦笑い。
一方で、田中ジャスティスは29歳の誕生日おめでとう
近藤含むホークス勢とベンチに並んだ姿に「よかったなあ」としみじみした。
- 新日本仙台大会
G1の4日目。C・D各ブロック4戦を消化。
CブロックはフィンレーとEVILが2連勝。
タマとヘナーレが初白星を挙げた一方で、鷹木と石井が痛恨の連敗。
Dブロックはザックとコブが2連勝。
棚橋と内藤が初白星を挙げた一方で、矢野とコグリンが痛恨の連敗。
今のコンサの育成方針、戦略としてはユースっ子を長い目で見て大学サッカーで“托卵”しつつその大学とのコネクションづくりに勤しんでいる、ただ送るだけではなく足を運んでこれという逸材をピンポイントで狙う(金子がそうですね)段階とみています。
駿汰の大阪体育大をはじめとして徐々にネットワークを拡げているのは良い傾向かな、と。大学側もJクラブとより多くのコネを作れればwin-winでしょうし。
大学サッカーでも競争はありますが、プロのスカウトが見ていてくれるというのを知っているといないとではモチベも大きく違います。ミシャが健在のうちに優良素材、特選素材を確保しておきたいですね。
以前からありましたが、武藤や三笘の成功例から
すっかりJクラブのセオリーになった感があります。
札幌の場合、近隣にJクラブが無く、下部組織から
トップに上げても、なかなかハイレベルな実戦経験を
積ませてあげられない、という事情があるので、ますます主流になるのでは。
出間にしても「良い大学を探してあげて」というサポが
多数派のようですし<ワタシもこちら派