ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

どうなる熱パ

2022年09月06日 | 野球
きのう言及した2001年のパ・リーグ終盤戦の三つどもえ。
最後に制したのは近鉄・ダイエー・西武のどの球団でしょうか?
と問いかけたところで、本題の21年後の三つどもえを語る。

結論は「三つどもえとみなすのは早計ではないか」
Aクラス3球団の残り試合は以下の通り<カッコ内はホーム・ビジターの試合数
  • ソフトバンク(H10・V13)西5・オ5・楽7・ロ5・日1
  • 西武(H12・V6)ソ5・オ1・楽5・ロ3・日4
  • オリックス(H10・V8)ソ5・西1・楽5・ロ3・日4
ワタシはペナントレースを分析するうえで、
「ゲーム差の争いではなく負け数を減らす争いなんだ」
という監督時代の王会長の金言を重視している。
現在の負け数は、ソフトバンク55・西武57・オリックス58。
この金言に照らすと、ソフトバンクが優位に映る。
残り試合も他の2球団より5戦多く、突き放しの余地があるように見える。

だが、終盤戦で残り試合が多いのは「過密日程が控える」の裏返し。
事実、ソフトバンクは10日から「地獄の11連戦」が待ち受ける。
大阪→福岡→仙台→大阪→札幌と長距離移動を交えるうえ、
西武・オリックスとの直接対決8戦を含む。
もしも負けが込めば、優勝争いから真っ先に脱落する事態もあり得る。

そして順位表と残り試合を眺めて気が付いたのは、
Aクラス3球団と計17戦を残す4位楽天を軽視できないということ。
まだ3球団と3.5ゲーム差に過ぎず、上位が潰し合うスキを突いて
「漁夫の利」をさらうケースがないとは言えない。
上位のゲーム差なしに目を奪われがちになるが、
現状のパ・リーグは正しくは「四つどもえ」と称するべきだろう。
まずは「Aクラス対Bクラス」の構図になる今夜からの3連戦に注目だ。

なお冒頭の問いの答えは近鉄 近鉄として最後のリーグ制覇だった。
北川博敏の「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打」の記憶が今も鮮烈である。
今季の大混戦にも、こんなドラマチックな幕切れがあるのだろうか。

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