本日は終戦の日。日本武道館でおごそかに戦没者追悼式が開かれる。
3日後には同じ場所でDDTが馬鹿騒ぎをやらかすわけだが
思うに、プロレスとはアメリカ直輸入のエンターテイメントである一方で、
力道山の出自などを考えると、日本の戦後の光と闇を色濃く映したジャンルでもある。
ひとつ言えるのは、プロレスがこの島国でこれだけ発展・多様化してきたのは、
この67年間の平和あればこそ。そのことに感謝しながら、2日のドラゲーを語る
<五輪にかまけて、エライ遅れた。4日後には博多でサマー・タッグ決勝戦というのに
サマー・タッグ公式戦第1戦では、
大阪06+岸和田兄さんの南大阪トリオがMBの「ソルティ・ドッグ」に圧勝。
汚水攻撃を食らった問題龍は、ガンマ様に一騎打ちを無理やり要求。
22日の後楽園大会で、入場曲を賭けた「ムチ打ちランバージャック戦」が決定した。
ちなみに、南大阪トリオの在住地は、CIMA曰く「三大下品都市」だそうなw
<CIMAが堺市、ガンマ様が和泉市、兄さんがまんまの岸和田市
CIMAのセンス、ガンマ様のインサイド・ワーク、兄さんのパワーが融合した
このトリオ、ちょっと死角が見当たらない<現時点で19日の決勝戦進出が決定
久しぶりのお笑いゲート戦では、アラケンがスト市にジャイアント・スイング連発。
4回にわたり、計43回も回した。3カウントは奪われたが、観客の拍手では圧勝。
このタイトルは、試合の勝敗とは無関係に、観客の反応が良かった方が王者になるw
よって、アラケンが王座奪取。西口プロレスのハードコア王座(右)も持っているため、
アラケンは晴れてお笑い二冠王に輝いた。 STYLE-Eの王座も持っているはずだが
現ブレイブ王者のキッドとカゲトラのシングル戦では、
ウルトラ・ウラカン・ラナをかわしたカゲトラが、一瞬で影縫を決めて3カウント奪取。
この勝利でブレイブ挑戦をアピールしたカゲトラだが、ウインドウズに合流した
大阪プロの政宗や、MBのKzyも乗り込んできて、リング上は混乱。
結局、22日の後楽園大会で、キッド・カゲトラ・政宗・Kzyの4WAY戦が決定
<キッドの他に勝った選手が出た場合、その選手がブレイブ次期挑戦者になる
絶倫コンビとススム・神田のタッグ戦では、もっちー&フジイさんのベテラン2人が
好調ぶりをアピール。オリジナルM2Kで配下だった2人をもっちーが蹴散らす場面も。
サマー・タッグ公式戦第2戦となったマライサ注意とブランキー・イエローの試合は、
注目の「タニザキ対決」が実現。
MBの谷崎がジミーズの谷嵜をインプラントで沈めるという皮肉な結果になった
<ブランキー・イエローも19日の決勝戦に駒を進めた
メーンは鷹YAMAに土井吉が挑むツイン戦。ドリーム次期挑戦者を決める
「CIMAロワイヤル」も兼ねており、勝ちを奪った選手が挑戦権を得る。
ツイン防衛・奪取にはチームワークが大事だが、パートナーが決めてはダメという神経戦。
序盤は土井吉が優位に立つ。連係技では王者組を圧倒した。
鷹YAMAは個の力で反撃。ダブル・ブレーンバスターを仕掛けた土井吉を
鷹木がひとりで投げ返してみせた。
しかし、いざ相手を追い詰めてしまうと、王者組は上のようにギクシャク。
土井吉も明らかな仲間割れこそなかったが、「オレがオレが」の微妙な雰囲気。
上は、YAMATOにトルベジーノを仕掛けた吉野のスキを突いて、
土井がバカタレを放ち、自分が3カウントを奪おうとした場面。
終盤はそれぞれの必殺技が不発。土井がマスキュラー、鷹木がラスト・ファルコンリー、
吉野がソル・ナシエンテを狙って失敗。しかし、残るYAMATOにはコレがあった。
CIMAやライガーを沈めた「奥の手」のスリーパーがとび出した。
そして、このスリーパーからのギャラリアで、熱戦に終止符を打った。
試合後にリングに上がったCIMAは、このツイン戦を大絶賛。
そして、ベルトを手に、YAMATOに「いつ挑戦する?」と問いかけた。
観客は9月23日の大田区体育館大会を後押ししたが、
YAMATOは「だがしかし、それじゃあ遅すぎる!」と驚きの答え。
なんと22日の後楽園大会での挑戦を表明した。これは予想外。
ワタシは、CIMAは12月の福岡国際大会まではドリームを防衛するとみている。
だが、08年にその福岡でCIMAを絞め落とし、10年に両国でドリームを奪取した
YAMATOをこの目で見てきただけに、王者交代にも少しだけ期待している。
ちなみに、この2日の後楽園大会はワタシと4号の2人連れだったが、
22日の後楽園大会は2号と4号が観戦に出かけることが決定。
4泊5日の十勝旅行をはさみ、月2回も後楽園に赴く。4号の宿題の行方やいかに?