昨夜の「金J」は川崎1対2横浜M
川崎らしからぬ北辺のJクラブのような序盤の安い失点。
谷口が去ったシーズンの初戦で、車屋負傷&ジェジエウ退場で
CB2枚を欠くとは、いきなりの苦境である。
さて、よそ様の試合はここまで。2時間後に迫った今季開幕戦の広島戦を語る。
リーグ3位・ルヴァン杯V・天皇杯準V
この昨季の戦績に加えて、戦力の流出の少なさを理由に、
順位予想では横浜M・川崎の2強への「刺客」として
優勝候補に挙げる評論家も散見された。
また、今季はEスタを使用する最終年でもあり、
クラブも選手も「特別な一年」と位置付けているようだ。
トルコでキャンプに臨みながら、例の大地震を間一髪で逃れた
格好になったことにも、ある種の「ツキ」を感じなくもない。
札幌は昨季、その広島とルヴァン杯を含めて4戦対戦し、
1勝2分け1敗と五分の星を残した。
特にJ1残留を決める白星を挙げた一方で、広島のホーム最終戦の
セレモニーを微妙な空気にした「10・29」は記憶に新しい。
まだ4カ月足らず。2季ぶりの開幕戦勝利をもくろむ札幌に対して、
広島もリベンジへの思いは強いとみる。
双方の布陣はおそらく同じ3・4・2・1だろう。
ただ、広島は藤井の移籍や柏の故障もあって、
両WBに新戦力を起用しそうな気配だ。
左は福岡から移籍した志知孝明。右は大卒ルーキーの中野就斗。
桐蔭横浜大の選手権初Vを手土産に広島に加入した中野だが、
実は特別指定選手だった昨季も、途中出場ながら開幕戦を経験済み。
ただ、札幌にとっては、昨季の天皇杯で番狂わせを許しかけた相手だけに、
今度こそ「プロの洗礼」をお見舞いしたいところだ。
なお、札幌の焦点のひとつだったスタメンGKは、
ソンユンのブランクを考慮し、菅野に決まりそうだ。
「10・29」は勝利に貢献しながらも、終了間際に負傷交代を
余儀なくされただけに、今回はフル出場&クリーンシートを期待したい。
ルヴァン杯をソンユンの「リハビリ」に当てる構えかな・・・