ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

「Jリーグ・チャット」必見なり

2020年05月19日 | コンサドーレ
シンスケ・ナカムラが表紙を飾ったAERA最新号。
インタビュー記事もざっと読んだが、
「プロレスがエッセンシャル・ワーク(注)に認められている」
と米国のプロレス事情を語った言葉が印象に残った。
注:医療や銀行、食料品店のようにライフラインを支える業務
ハウスショーよりもネット配信が中心になっている状況や
トランプとマクマホン一家のつながりを考慮してもうらやましい。
棚橋よ。便乗して自分が表紙のAERAを宣伝している場合じゃないぞ。

さて本題。Jリーグ公式CHが17日に公開した「Jリーグ・チャット」
名古屋GKランゲラック。柏FWオルンガ。
そして、われらがジェイ・ボスロイドが登場し、近況その他を語り合っている。
振り返ると、ブラジル人選手同士のトーク企画は多かったが、
豪州・ケニア・イングランドの違いこそあれ、英語圏のJリーガーの
鼎談は珍しい。ホスト役を英語が堪能なハリー杉山が務めたので、
3人ともストレスなく語り合えたと察する。

以下に、印象に残ったジェイの言葉をいくつか。
  • 新型コロナ
今は我慢が肝心。とにかく健康が最も大事。
日本人はもともと真面目でルールを良く守る。
イングランドよりも状況は良いのではないか。
食事に気を遣い、大好きなデザートやチョコを我慢している。
食料品店で握手を求められたが、ひと言謝って、ひじタッチした。
  • 日本の経験
もともと日本食が大好きなので、日本の文化にもすぐなじめた。
日本のファンはフレンドリーで最高。乱暴なファンがいない。
  • Jリーグ
質が高いとずっと言い続けてきた。イングランドのファンは
Jリーグの映像を見る機会が無いから知らないだけだ。
テクニックやスピードは欧州と大差ない。差があるのはフィジカル。
イングランドのファンはMLSを知っているが、
僕たちはプレシーズンのハワイの大会(パシリム杯)で圧勝した。
プレミアリーグには平均以下の選手も多い。
彼らは走り回って相手を蹴っているだけだ。
日本の選手はテクニックがあり、サッカーを十分に理解している。
J2でもJ1でもプレーしたが、それほどの差はない。
プレミアとチャンピオンシップ(イングランド2部)は明らかな差がある。
日本の選手はどんどんプレミアに挑戦してほしい。
イングランドの若い選手もJリーグでプレーしてほしい。
リネカーの後に日本でプレーしたイングランドの選手は僕だけだからね。
  • 印象に残った選手
フォルラン(元C大阪)・家長(川崎)・川辺(広島=磐田時代に共闘)
家長はロールスロイスのようだ
常に余裕があって、汗もかいていないように見える。
  • ランゲラックへの質問
Q:僕やオルンガのようなFWとPKに臨む時は準備をするの?
A:事前に過去の試合のPK映像を分析しておく
(ジェイは相手の研究はあまりせず、本能的に対処するタイプとか)
ジェイ「事前に僕のPKを分析したのに読めなかったの?」<18年の対戦
ランゲラック「次の対戦への伏線さwww」

ジェイはしばしばJリーグのレベルを母国メディアに力説しているが、
その姿勢を貫いていることに感謝する。
家長を母国の名車に例えるウィットもさすがだ。
確かに家長は、どんなタフな厳しい試合でもスタイルを崩さない。
その泰然ぶりはロールスロイスに通じるものがある。勉強になるわあ。